稲が青々と生長し初夏の風になびいている。

2019/08/14

そんな田圃の中の国道を一人、車を運転し、ふる里の墓参に向かった。
あれこれ思いに耽って運転していると、過ぎ去った想いが甦る。
そんな思いに、まだ高校生だった頃の彼女を思い出した。
あれから三十年が過ぎている。
すると彼女は四十八歳となっている。
無性に気になってきたあの頃の彼女は、セーラ服がよく似合う高校三年生だった
襞のある紺のスカートに包まれたヒップ…、
その豊かに膨らむヒップが男心を惹き付け、いつの間にか彼女に恋をしていた毎朝七時三十八分発の列車で通学する彼女に
一目会いたくて自転車で家を出て
歩いて駅に向かう彼女に、駅近く竹藪のある曲がり角で追いついた
姿を見て「おはよう…」と交わすたったその一言…
顔を合わすだけだったが、それで心はなごらいだ。
初恋の人…それは顔を合わすだけで良かった
男女の関係にまでなろうとは考えてもいなかった卒業した彼女は、その頃、僕が勤める農協に採用される…という。
それを聞いてビックリした
二人一緒に働ける。それを思うだけで心が弾んで嬉しかったしかし、それはほんのつかの間のこと、僅かに二週間だけだった
その頃の僕は、公務員採用の知らせを待って待機していた身だったが、
心弾んでいたそんな時に、採用の知らせが届いたのだった出発の前日、階段を下りていく彼女に声をかけて呼び止め、
「これ…」と一言いって、そっと二重封筒を渡した
僕の気持ちを綴ったラブレターだった出発の日、職場の人が駅まで見送ってくれた
その中に混じっていた彼女は、駅のホームの片隅で見送ってくれた
ボッ…と汽笛が鳴って、SL列車はゆっくりと動き出した。
見送ってくれた人の姿がだんだん小さくなっていく…
ホームの片隅で手を振る彼女の姿も小さくなっていく…
列車がカーブすると駅も見送る人も、もう見えなくなった
急に、切なくて胸が張り裂ける思いにかられた見慣れ親しんだ懐かしい景色が、後へ後へ流れ去っていく
その朝、彼女がくれた手紙…。ポケットから出して封を切った
彼女も、秘かに僕を慕っていてくれたことを知った
胸にこみ上げてきたその後、月に二回は手紙を出したが、家族に見られるのを恐れて、
その文通は次第に遠のいていった月日が流れて、僕も結婚し、子育てや仕事にに追いまくられ、
初恋の彼女を思い出すこともなく、すっかり忘れていたあれから三十年…、子供も成長して手から離れ、
職務も管理監督の地位になって余裕ができていた
春の河原で水の流れを眺めていると、ふと過ぎ去った彼女が思い出された
同窓会名簿で彼女の住所を知り、農家に嫁いでいることを知った
胸が騒ぐ 会ってみたい…墓参をすませたその帰り道…、
激しい胸の動悸を抑えて、思い切って電話してみた。
受話器の向こうから女の声が聞こえてきた
「まぁ!、本当…!、本当にお久しぶりで………」
突然の電話に彼女はビックリ!していた
それもそのはず…、三十年もの間、なんの音沙汰もしなかったのだから…
女を泣かせる罪な男だ…三十年ぶりにあった
主人は出張で帰りは深夜になるという
居間に通され、座卓をはさんで昔話に花が咲き
時の経つのを忘れていた
ふと時計を見ると、なんと二時間も話し込んでいた
「そろそろ失礼します…」
「えっ!、もう帰るんですか…?」
「……」
別れる侘びしい気持ちがお互いの顔に表れていた立ち上がり手を差し伸べた。
彼女も手を出してくれて、二人は握手した
柔肌を通して女の温もりが伝わってくる
暫くそのまま握っていた…
柔らかい女の感触が伝わる
その温もりが男心を目覚めさせ、男が膨らむのを覚えた
上目づかいに見つめた彼女の瞳は涙で潤んでいた
切ない愛しさがこみ上げてくるそのまま抱き込んだ
彼女は僕の胸にうずくまった
しかし、すぐその後、彼女は逃れようとして抗った
逃しまいと強く抱きしめる
「ダメです…」
拒否されても男の昂ぶりは止まなかった
そのまま抱き込んで彼女の唇に…
顔を左右に振って、拒み、逃れようとする彼女…
「イヤッ!、やめてください…」
止めなかった…。さらに強く抱きしめる。
股間の男が彼女の太腿に触れた。それの固さを彼女は感じたのだろう…
暫く続いた口づけ…、
やがて、そのまま転げ込んだ
覆い被さったが、彼女は足をばたつかせ激しく抗う
「ダメです、あたし主人が…」激しく抵抗される
諦めようか…と思った
しかし、ますます固くなる男の本能がそれに勝っていた…太腿の間に手を忍ばせ女の昂ぶりを誘う…
足をばたつかせる抵抗を抑え込んで、
五分、六分と…、
股間一体をまさぐり続けると次第に抵抗が弱まってきたジーパンのチャックに手が触れた。
それをを下げ、そこに手を忍ばせ、薄い布の上から愛撫し続ける…
薄い布を通して陰毛の茂みが…、更に手をずらすと柔らかな肉襞に触れる指は彼女の急所を掴んでまさぐる
次第に彼女の抵抗が弱まった
そのうち全く、抵抗しなくなったすると彼女が
「ちょっと待って…、ここでは…」
抱いていた手を緩めると彼女は起き上がって、襖を開けて次の間に…
押し入れからお客用の布団を出そうとした。手伝って敷く。布団に転げ込んで、四十八歳熟女の股間の肉襞に手が触れる
再び本格的なキス…、股間を愛撫する……
上半身は早くも意のまま…、触られ揉まれるままになっている…、やがてジーパンを下げ、白く薄い布の上から擦り、
そして布をずらそうとすると腰を上げて協力してくれた
すべて脱ぎとる…
四十八歳とは思えない滑らかな肌…
股間に拡がる黒いかげり…
極度の興奮で焦っていたそこは十分に潤んでいた
覆い被さり、そこに触れ、肉襞に埋め込んでいく
案外、すんなりと迎えてくれた
律動を繰り返す
極度の興奮のあまり、五~六回突いたら白濁は飛び出し奥に注ぎ込んだ
あまりの早さに取り残され、まだ達していない彼女…
射精した後の気怠さに、暫く放心状態となる…、数分して…再び指先で彼女に触れ、愛撫し続けていると
からだを捩り、次第に昂ぶる女の表情が顔に表れ
それを見て男は再び固まり、完全に甦った…妻と違う女の感触に興奮し急所を愛撫しつづけていると、
何度か体がビックッ!…ビックッ!…と反応し、硬直していた
その時、何回か静かに逝っていたのだろう…!「いい…?」と小さな声で囁くと
「……」
彼女は無言でうなずいた
グッ…と腰に力を入れると、柔らかく温もりのある肉襞に包まれる
浅く…深く…急所を掠めながら…力を込めて奥も掻き回す…
上から彼女の表情を見つめながら、深浅強弱を繰り返す…
一度射精しているので、こんどは律動が続けられる
声こそ出さないが必死に耐えているようだ…
三十回、イヤ…五十回は突いたろうか…
その間、数回彼女の顔がひきつった…イヤイヤするように顔を左右に振りながら強く絞り込まれた。
それに堪えられず、ついに発射…
彼女も力尽きて体を投げ出した…
放心状態の彼女…動かない…
果てた彼女の顔の表情が愛おしい…可愛いい…
妻とは違う女の感触を知った…愉悦して彷徨う彼女の顔を眺めながら思った
田舎のことで、おそらく彼女は、主人以外の男性を初めて迎入れたのだろう…と
失神して投げ出す彼女の太腿を拡げてテッシュで拭いたまた会いたい…、
そう思いつつも、堅い職業柄が重たいブレーキとなって
あれから再び会うことはなかった…

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