今夜、実際どうなった?

2018/03/22

母は徒歩15分位の大きな温泉旅館で仲居のパートをしている。
今日、9時前に、どしゃ降りの雨が降って来たので僕が迎えに行った。
入口のリビングでTVを見ながら待ってると、入って来たコワイ系の男達に
囲まれる形になり、脱出できなくなった。
50歳位のエネルギーの塊の様な組長らしき男が、母の姿を目で追い「あの仲
居イイ体してるなぁ?。
今夜抱きたいから、女将を呼べ!」と言った。
呼ばれた女将さんは話を聞き「あの仲居はパートの主婦ですよ。
寝たりしま
せん。
」と言ったが「是非、抱きたい!」と若い男に母を呼びに行かせた。
呼ばれた母は、さすがに緊張して男のソファーの前に膝まずいた。
「悪いネ!、あんたの色気に参ったよ。
床代は弾むから今夜、相手をしてく
れ!」と言うと、母は「いいえ、私は...」と俯いた。
親分は母の手を取り、さすりながら「ヤクザとSEXした事は無いだろう?
腰が抜ける程よがらせて、泣きながら何度も極楽往生させてやるぞ!」と呟
くと母は真っ赤になり、「すいません」と小走りに去って行った。
この母の様子を親分の横で見ていた超イケメンの男が「あの女、慌てては要
るけど、口説かれて”感じてる”よ。
相当の”好き者”だ。
社長、あの女間
違い無く今夜抱けますよ!」と言うと、「おおっ?、そうか!お前が言うな
ら間違い無い。
もう一度あの女に話を付けて来い」と若い者を走らせた。
30分位して、男達が部屋に入った隙に僕は飛び出し、母を捜したが姿が
無く、仲居に聞くと「とっくに帰ったはずよ」と言われ、安心して帰った。
家に帰ると父から「今日、団体客が入り忙しいので旅館に泊まる」と母から
TELがあったと聞いた。
僕は驚き、飛んで旅館に戻って、女将に全部話すと、女将さんはしばらく考
えた後、真顔で「子供が関わる話じゃ無い!お母さんは、ただ、忙しいだ
け!」と、恐ろしく落ち着いて言われたので、僕は一言も返せず帰った。
帰り道、母は本当にヤクザに関わっていないかマジ気になった。
女将さんは、少し間を置いて何を考えて、僕に返事をしたのだろう?
今、帰宅しても心配です。

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