どす黒い欲情と愛する妻ゆかり[後編・第3章]

2018/03/10

一週間後、私と妻は久しぶりにX医師の病院を訪れていました。
Kが妻に受けろと言った検査のためです。
本当に妻は願いを叶えることができるのが、一度、きちんと検査をしてもらおうということになったのでした。
X医師は、Kからすでに色々と聞いていたようでした。
「赤ちゃんができない理由は色々ありますが、奥様の場合、以前にもお話しましたが、アクメの強さが決め手です」
X医師の言い方はストレートです。
細かい専門的なことは良く分かりませんでしたが、説明の間、妻はじっと下を見ていました。
「でも、Kさんとお付き合いをされて、そちらは随分と開発されたんじゃありませんか」
開発という言葉に私は逆上しそうになるのを、必死で堪えました。
「ハワイでも、たっぷりと手ほどきを受けたとか・・・。Kさんも、奥様ほど飲み込みの早い方は、あまりいないと言っていましたよ」
いったい、KはX医師から紹介されて、何人の人妻を餌食にしているのでしょうか。
妻は、真っ赤になっています。
とても、私と目を合わせることができない感じです。
「まあ、それはともかく、今日は奥様に検査を受けて頂きましょう。簡単に言いますが、アクメの強さを検査して、今後のプランを考えます。いいですね」と、X医師は決め付けるように言います。
「ゆかり、いいのかい?」
「・・・」
心なしか、妻の顔は青くなっているようです。
ハワイでの日焼けも少しずつ落ちて、元の白い肌に戻りつつありますが、顔に血の気がありません。
「ど、どんな検査ですか」
妻は蚊の鳴くような声で聞きます。
私も、それが不安になってきました。
もし、X医師が自分で妻と交わって、その感触で決めるというような、とんでもない検査だったら、私はきっぱりと断ろうと思いました。
「ご心配はいりませんよ。アメリカ製の最新鋭の機械を使います。いくらなんでも、生身の男性を使ったりはしませんよ。奥様がお望みでもしない限りはね」
妻は、キッとX医師を睨みつけて、「とんでもありません」ときっぱり言います。
私も、妻の言葉を聞いて安心しました。
「それでは、検査室へ行きましょう。申し訳ありませんが、ご主人は待合室で待っていて下さい」とX医師は言います。
「一緒にいてはいけないのでしょうか」
「生身の人間は使いませんが、ご夫婦とはいえ、医師以外の男性が目にされるべき検査ではありません。内診のようなこともしますので、旦那さまには外で待って頂いています。その方が、奥様も安心して検査を受けられるのです」
妻も、「私、大丈夫だから、待っていて」と言うので、私は待つことにしました。
悪い胸騒ぎもしましたが、私はその場に残って、妻とX医師が診察室の奥の扉から消えていくのを見送ったのです。
私は40歳を過ぎたような看護婦に案内されて待合室に戻りましたが、30分ほどぼんやりとしていると、また、看護婦が現れました。
「旦那様が見ていると、たいていの奥様は検査に集中できないので、見ていないことにしているのですが、もし、ご心配なら、隠し部屋から検査の様子を見ることはできます。どうされますか」と聞くではありませんか。
私は、「ぜひ、見せてください」と言いました。
なんだか、とても悪い予感がしていたのです。
看護婦は、「こちらへどうぞ」と言って、私を待合室の裏側の隠し部屋へ案内します。
片方の壁のカーテンを開けると、そこに鏡が現れましたが、看護婦が明かりを消すと、その鏡は透き通ったガラスに変わり、隣の部屋の検査が覗けるようになっているのです。
なんということでしょうか。
妻は、全裸にされ、黒いレザー張りの婦人科の診察台のようなものに、両手両脚を拘束されています。
すらりとした両脚は大きく開かれ、その間にX医師が入り込んで、なにやら作業をしています。
驚いたのは、妻の体に無数の電極が繋がれていることでした。
胸から、乳首、おへその周りや、贅肉の無いすっきりとした下腹部などに、直接、無数の電極が差し込まれています。
「あ、あれは・・・」
「あれはステンレスでできた電極ですが、髪の毛よりも細いので、直接差しても全く痛みはありません。あの電極から、微弱な電流を流して、奥様の性感帯に刺激を与えているのです」と看護婦は説明します。
たしかに、それらの、電極はすべて、ひとつの機械に繋がっています。
そして、X医師は、その機械の摘みを微妙に操って電流の強さを調節しながら、妻の反応を調べているのです。
「それでは、私は失礼しますが、何があっても、絶対に大きな声を出したりしないでくださいね」と言うと、看護婦は隠し部屋から出て行きました。
私はガラスに顔をつけるようにして中の様子を窺います。
良く見ると、妻の額には薄っすらと汗が浮かび、半分開いた唇の間から、「あ、あ」という切ない声が漏れ始めています。
そして、妻の体は次第にピンク色に染まっていくではありませんか。
私の股間は、もう、熱くなっています。
しばらくすると、明らかに妻の息遣いは荒くなってきました。
妻の体は小麦色から、次第に元の白さに戻りつつありましたが、その白い肌がピンク色に染まっています。
体の光沢が増しているのは、薄っすらと全身に汗をかいているからなのでしょう。
心もち、診察台から背中が持ち上がってきて、仰け反るような姿勢になっています。
「奥さん、いい感じになってきましたね」とX医師は言うと、機械の摘みをひねって、電流を強めます。
妻の口からは「あぁ~・・・」という声が漏れ、眉間にしわが寄り始めました。
唇が渇くのか、時折、舌を出して唇を舐める姿があまりにも刺激的です。
「これからが、本当の検査ですからね、頑張ってください」
X医師はそう言うと、どこからか真っ黒いディルドのようなものを取り出しました。
良く見ると、そのディルドにもコードが繋がっていて、機械と結ばれています。
X医師は、そのディルドのような器具を持って、妻の蜜壷に狙いを定めると、ゆっくりと挿入し始めたのです。
「あ、あっ」と妻は声をあげ、思わず腰を浮かします。
でも、X医師は妻の反応にはお構いなしに、そのディルドを根元まで挿入し、機械のスイッチを入れました。
ディルドは、ブーンという音を立てながら振動し始めます。
X医師はそのディルドを、妻の蜜壷に出し入れしながら、機械の画面に映るグラフを見つめています。
いつの間にか、妻の秘密の花園はすっかりと蜜で満たされたのでしょう、ディルドの出し入れもスムーズになってきました。
ブーンという機械の音に混じって、ヌチャッ、ヌチャッという音が聞こえてきます。
妻の体に出入りしている黒いディルドもぐっしょりと濡れて、妖しげな光沢を放っています。
X医師が一段とディルドの出し入れを早めると、妻の腰も微妙に動き始めます。
X医師は少し驚いて、「奥さん、動かなくていいですよ」と声を掛けますが、妻がもはや目を閉じて歯を食いしばり、ほとんど口も聞けない様子になっているのを見て、これは妻の意志とは関わり無く、Kに仕込まれた結果だというのを悟ったようです。
やがて、その半分開いたピンク色の唇の間から、「だめ、だめ、あぁぁ」と、うわ言の様な声が漏れると、妻の体はガクガクと震え、小刻みに痙攣してアクメに達してしまったのでした。
X医師は、妻が汗びっしょりになって体を震わせている様子に満足したようで、「奥さん、今、絶頂ですね」と声を掛け、機械の画面に見入っています。
妻は、もはや何も答えることができず、大きな息をつくのが精一杯なのでした。
しばらくして、妻は少し落ち着いてきたようですが、まだ時折、体をぶるっと震わせています。
すると、X医師は、「これで機械での検査は、終わりです。必要なデータは、大体、揃いました」と言います。
ところが、それに続けて、「本当は生身の男性とセックスすることで、データも完璧になるのですが、奥さんは嫌ですよね。奥さんさえ宜しければ、用意もしてあるのですが」と言うではありませんか。
生身の男性とのセックスはしない約束で検査を受けているというのに・・・。
妻は、虚ろな目でX医師を見ながら、「は、はい、もう終わりに・・・してください」と、息も絶え絶えに答えます。
すると、なんということでしょうか。
X医師は、機械の摘みを上げ、妻の性感帯に送り込む電流を強めているではありませんか。
電流が強められた途端、妻は、「あ、あっ」と声をあげて仰け反ります。
なんとX医師は、だんだんと摘みを上げ始めたのです。
「奥さん、本当に終わりでいいんですか?」
X医師は、そう言って、さらに摘みをあげると、意地悪そうに妻を見下ろします。
なんと、さっきの検査のときよりも電流を強めているようです。
妻は、再びその体をピンク色に染め、全身を汗まみれにしながら、押し寄せる性感に必死で耐えています。
しばらくすると、X医師は自分の人差し指をペロリと舐め、妻の蜜壷に挿入したではありませんか。
そして、ゆっくりと出し入れを始めたのです。
驚いたことに、妻の腰も微妙な動きを始めたではありませんか。
妻の腰の動きを見たX医師は、その指をすっと抜いてしまいます。
すると、妻の腰は無意識のうちに、その指を追って微妙に動くのです。
「奥さん、意地を張らなくていいんだよ。生身が欲しかったら、そう言いなさい」
X医師は意地悪そうに言います。
「そ、そんな・・・」
「なにも心配しなくていいんだ。
この検査を受けたら、ほとんどの奥さんた…

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