最愛の嫁が性感マッサージで…3

2023/10/01

沢木は指を動かしながら続けた。

「やあ、これは素晴らしい弾力と蕩け具合だ。
10代の女の子の性器と比べてもなんの遜色もございません」

指の腹でクリトリスを押しつぶし、素早く上下する。
ちゅくちゅくと湿った音が部屋に響き、優良は腰を浮かせた。

「あうんっ!うっ、んんぅ、こんな、こんな事……」
「これでよろしいのです。性的な快楽を得る事によって下垂体が刺激され、ホルモン分泌が正常化されます。さあ、ご自分を解放されてください」

二本の指が優良の陰唇を左右に押し開いた。
くぱぁと膣口が開き、ピンク色の内部が露わになる。

「ああっ!そんなっ!」
優良が恥ずかしさに身悶えた。

「お覚悟を」

じゅぶうぅぅぅ。
沢木の指が根元まで挿し込まれた。

「はあっっっ!」

目を見開き仰け反る優良。
じゅぶり!
更にもう一本挿入されると、優良はピクピクと痙攣した。
「一度、絶頂されるのがよろしいでしょう」

悶絶する優良の肢体を眼下に、沢木が冷静に言い放つ。

「そ、そんな……あううっっっんん!!」

指がズップズップと前後し始めた。
その動きは優良の快楽部位を刺激する。

「うんっ!あっあっあっ、はあんっっ!」
優良は髪を振り乱して声を上げた。
一方沢木は、陶芸家のように淡々と作業に取り組んでいた。

「ひぐぅっ!」

沢木の指がカギ状に曲げられ、Gスポットを探り当てた。

「だ、だめっ、そこはダメっ!死んじゃう、死んじゃいますぅっ」

ふるふると首を振り、優良は懇願の表情を浮かべた。

「はい、一度死にましょう。そして生まれ変わるのです。わたしの手で」

「あぐっっ!ううううんっっ!」

指がぐりぐりとスポットに食い込むと、優良は自分の声を遠くで聞いた。
沢木の責めは苛烈を極めた。
高速で出し入れされる二本の指に、愛液がダラダラとまとわりつく。

右手が乳房に這い、乳首をギュウギュウと搾る。
沢木が優良の股間に顔を埋め、クリトリスを口に含んだ。
コリッ。
もっとも敏感な蕾を甘噛みされたとき、優良の脳髄に電流が駆け巡った。

「うんっっっ!」

優良の目の奥に一点の光が生まれた。
それが瞬く間に広がり、全身を押し包む。

「あっっ――――っっっっ!!!!」

絶頂による絶叫。ビクン!ビクン!と体がわななく。
この瞬間、優良は生まれて初めて深いオーガズムを迎えていた。

(あ……あ……優良さん……)
真の手が前方に伸びた。
しかしむなしく空を切る。
虚無。優良とは正反対に、真は深い絶望感に包まれていた。

「うっ、うっ、うっ……」

布団の上で、優良がぐったりと絶頂の余韻に浸っていた。
しばらくその姿を観察していた沢木だったが、おもむろに立ち上がると衣服をすべて脱ぎ去った。

露わになる沢木の裸体。
盛り上がる胸筋。引き締まった腹筋。
その肉体に無駄な贅肉など一切ない。
そして股間のペニスは隆々と天を衝いていた。

ギリシャ彫刻を思わせる沢木の肉体は、男の目から見ても美しく感じられる。
「さあ、最後の仕上げです」

沢木は身をかがめると、優良の膝に手を乗せて左右に押し開いた。
改めて露わになる、優良の秘部。

口を開けた淫唇がヒクヒクと収縮し、淫らなヨダレを垂らしている。

「……」

沢木は無言で優良に覆いかぶさった。
怒張が優良の中心部にあてがわれる。

「……え、な、なに?」
優良が虚ろにつぶやいた。

「わたしのペニスで直接、奥様の性器内部をマッサージいたします」

つぷり。
沢木が腰を進めると、膣内に亀頭が潜り込んだ。

夫以外の男性器の挿入。
禁忌中の禁忌であるその行為に、優良は一気に覚醒した。

「あっ!ダメッ!そ、それなら真さんに、主人にしてもらいますから!」
「いや、それでは効果が薄いのです」

ずぶり。
肉茎が中途までめり込む。

「ご主人だけでなく、不特定多数の男と性交渉を持てばホルモンの分泌は正常になり、子供を宿しやすくなるのです。それではいきますよ」

沢木は優良の両肩を掴むと、一気に腰を突き出した。

ずっぶうぅぅぅ!

肉棒が膣肉をかきわけ、互いの陰毛が合わさると同時にペニスの先端が子宮口をノックした。

「ううう――――っっっんんんん!」

正常位で貫かれた優良は、歯を食いしばりながら叫んだ。
真のそれとは比べ物にならない、圧倒的なまでの異物感。
犯された!と思う一方で、次の行動を待ち望む自分。
優良は、倒錯した淫らな感情に翻弄されていた。

「奥様。わたしの大きさに慣れるまでの辛抱です」

沢木は優良の乳房に顔を埋めながら言った。
その腰はぴったりと優良の股間に密着し、動きを見せない。

「こ、こんな所、しゅ、主人に見られたら……」

「まだ時間はあります。それよりも奥様に収まっているわたしのペニスに意識を集中してください」
沢木はそっと優良を抱きしめた。まだ腰は動かさない。

「……微かに脈動しているでしょう?私の鼓動です。いま、奥様とわたしは一つになっているのです」
「ああ、こんな……ええ、確かに、沢木さんが入っています……」
沢木は静かに顔を上げた。

「奥様は素晴らしい女性です。肌を合わせなければ分からなかった……それがうれしい」
髪を撫で付けながら沢木がつぶやく。
真以外の男に組み敷かれているのに、優良は奇妙な感覚に包まれていた。
つまり、不快ではないのである。

「そ、そうですか……。喜んでいただければわたしも……」

優良は頬を赤らめながら俯いた。
それは、禁忌を犯しているとは思えない乙女の仕草だった。
不意に沢木の唇が優良の唇に重ねられた。

一瞬驚くも、優良はそれを受け入れた。
二人の舌が絡みう。
最初は遠慮がちに、次第に濃密に。
互いの唾液が混ざり合い、優良の口元から一筋の線が伸びた。

(ゆ、優良さんが、ボクの優良さんが……)
真の額に嫌な汗が道を作っていた。
この計画を実行した以上、想像はしていた。覚悟もしていた。
だが違う。これは断じて違う。
二人は単にセックスをしているのではなく……その……愛し合って……いるようだ……。

「奥様。そろそろ……」
沢木がようやく優良の唇を開放した。
二人の間に唾液の線が伸びる。

「は、はい……」

優良がコクリと頷く。
それを合図に、沢木がゆっくりと腰を動かし始めた。

「んあっ!」

途端に甘い痺れが優良を襲う。

初めての経験だった。
肉棒を挿入したら、果てるまで腰を動かし続ける真のセックス。
それが当たり前だと思っていただけに、優良は戸惑いを隠せない。

「こっ、こんなっ!、うんんっ、はじめてっ!ああんんん」

次第に激しさを増す沢木の動きに、優良は喘いだ。
「わたしも、とても気持ちがいいです」

優良の乳房を揉みあげながら沢木がつぶやく。
汗が滴り、優良の肢体で弾けた。

緩急を付けた肉棒の動きが、容赦なく優良を責め立てる。
時には浅く、時には深く。
膣口辺りまで引き抜き、浅く何度か突いた後、ズドンと奥底まで突き入れる。
まったく予想できない沢木のピストン運動に、優良は酔いしれていた。

「あうんっ!だめえっ!あっ!あっ!いっちゃう、優良、いっちゃうっ!」
優良の腰がせりあがり、両足が沢木の腰に巻きつく。

「どうぞ、ご自由に」
沢木の腰の動きに激しさが増す。

ぱんぱんぱんぱんぱん!!
子宮口がゴツン!ゴツン!とノックされ、優良は我を忘れた。

「あっっ――――いいっ!すごくいいっっっ――っっ!!きて、優良にきてぇぇぇ!!」

優良が沢木にしがみつく。

「んっっっっ!!!あぐっっ!!!い、いっくぅぅぅうぅうううぅう!!」

目を見開いて背中を仰け反らす優良。その指が沢木の背中に食い込む。

「くっ……わ、わたしも……」
優良に密着すると、沢木はぶるりと腰を震わせた。

ペニスが激しく脈動し、白濁したエキスが優良の子宮を満たしていく。

「出てる……、沢木さんの出てる……」

うわ言のようにつぶやく優良。時折からだがビクビクと震える。

「ええ、出してます。奥様の中に、たっぷりと……」

沢木は精を放ち終わると、再び優良に唇を重ねた。

優良うっとりとした表情を浮かべ、両手を沢木の首に巻きつける。
沢木の肉棒は未だ収められたままだ。
二人はお互いの舌をむさぼりあった。
唾液の交換が行われ、周囲にチュパチュパと音が響く。

「ん……」
優良が声を漏らすと、沢木が唇を離した。

「……これ、本当はマッサージじゃありませんよね?」
「あ、いや……まいったな。でも、まったく出鱈目ってわけじゃないんですよ」

慌てる沢木を見て、優良は微笑した。

「いくらわたしでもそれくらい分かります。……あっ、また大きくなってきた」
「……ええ、奥様。一回では収まりそうもありません。こんな事はじめてです」
「沢木さんはお若いから……」

「それは違います。奥様があまりに魅力的だからですよ。世の男なら誰でもこうなるでしょう」

優良は沢木の首を引き寄せて耳元で囁いた。
「お上手なんですね。よろしかったらもう一度お相手しましょうか?」

妖艶な笑みを浮かべる優良。その表情を、真は知らない。
「おお、それは願ってもないことです。ぜひ」
沢木が再び腰を動かし始める。

「あ、ちょ、ちょっと、……んっ、冗談、冗談ですよ、ああん」

「奥様。言っていい冗談と悪い冗談があるんですよ」
沢木は優良の乳房を口に含んだ。

「そ、そんな、あんっ、だって……すぐに出来るだなんて、ううんっ、思わなかったから……」
「ふふ、奥様がお相手なら何度でも。さて、懲らしめて差し上げましょう」

沢木はペニスを一旦引き抜くと、優良を四つん這いにさせた。
「では二回戦の始まりですよ、奥様」

優良の双臀を鷲づかみにして左右に押し開く。
その股間からドロリと精液が零れ落ちた。

「あっ、いやっ!許して!こ、こんな格好、恥ずかしい……」
顔を赤らめる優良。

「いいえ、許しません。約束どおり、きちんとお相手願いますよ」
沢木は後背位で優良を一気に貫いた。

「ああ――――んんっ!んっ――!!」

獣の姿勢で犯される優良。
浅黒い沢木のペニスが機械的に抽送を繰り返す。
部屋中にパーン!パーン!と乾いた音が鳴り響いた。

「あんっ!あんっ!あんっ!ああんっっ!」

尻を差し出しながら優良は歓喜の声を上げ続ける。
その手は敷布団を握り締め、乳房はユサユサと揺れ動く。

「いいっ!すごく、いいっっ!もっと、もっと――――!!」

――二人の夜が、また始まった。

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