一日に二人からアタックされて[後編]

2017/06/12

むせ返るような空気の中で、二人はベッドに倒れ込んでいた。
ウトウトして目を覚ますと、もう日付けは変わって日曜日になっていた。
携帯に着信の光。
夕方までここにいたTだった。
『今日はホントにありがと。なんかまだ変。また遊ぼうね』
俺の横には夜から一緒にいるS。
どちらがいいのか。
いいや、どちらもヨイ。
まだ決められなかった。
横で寝ていたSが俺の気配で目を覚ました。
「誰から?彼女?」
俺はSに軽くキスして「いいや、彼女なんていないよ。友達」と言った。
「それより、さっきは良かったよ。とっても」と、Sの小さめの弾力のある胸に指を這わせながら、さっきの話に戻した。
「Aさんのも良かった。まだ入ってるみたい」
Sも俺の胸に手のひらを這わせながら返事をしてきた。
俺の股間にはまだ、拭き取った後の二人の分泌液の感触があった。
彼女の手のひらの温かさと、さっきの感覚が甦り、俺のは再び大きくなってきた。
俺の横にいる小西真奈美似のこの娘とさっき・・・と思うとたまらなかった。
二人は向かい合わせに横になり、お互いの身体を愛撫した。
俺はSの小さいがしっかりした胸の中心で硬くなったものを口に含み、舌で転がした。
Sは俺の股間の先を指先で弄んでいた。
また気分が盛り上がった俺達はだんだんエスカレートした。
「Aさん、まだ2回しか出していないから、まだできるよね?」
俺は『本当は3回なんだけど』とか思いながら、適当に相槌。
夜も遅くなってまったりとした気分で二人でイチャイチャしている。
俺は舌でSの胸の中心の硬い部分を転がしたまま、片手の中指をSの股間に伸ばし、淡い茂みの中心に沿ってゆっくりとさすった。
「クッ」っと小さく声を上げたSは、首を後ろに折って目を閉じた。
俺の指はSの谷間の中に入り込み、その中央の入り口を探った。
先程俺を受け入れたそこは、さっきの俺の液体の名残りと彼女の快感の証で潤っていた。
俺はその中に指を差込み、ゆっくりと出し入れした。
俺の指はネバネバした液体に包まれ、その部分からはクチュクチュと独特の音が出た。
小西真奈美に似たその顔は気持ち良さそうに歪み、「ア、ア、ア、」と可愛い声をあげた。
イヤイヤをするように黒髪が乱れ、顔にかかり首にかかり、俺の興奮を盛り上げた。
横向きのSの上になっている片脚が次第に上がり、股間が開いてきた。
俺はそのまま彼女の上に覆いかぶさり、彼女の股間に俺の脚を入れた。
俺は彼女の小振りの乳房を両手で包み、その中心を交互に舌先で転がした。
それから両手で彼女の顔を挟み、上気した可愛い顔を眺めた。
彼女が小さく目を開けて俺をうっとりと眺め、それからゆっくりと小さく唇を開いた。
俺はその唇に上から自分の唇を重ねた。
彼女が下から俺の口の中に自分の舌を差し入れてきた。
俺はそれを受け入れ、俺の唾液が彼女の口の中に流れ込んだ。
彼女は俺の背中に両手を回して、俺の身体を引き寄せていた。
俺は唇を離すとまっすぐに彼女の黒い瞳を見つめた。
「入れるね?」
俺はそう言うと、俺の先端で彼女の入り口を探った。
彼女も腰を動かしてそれに協力した。
俺の先端はしばらく彼女の谷間を上下し、そして入り口を探り当て、俺は腰を進めた。
俺のペニスはムニュっと彼女の股間に入り、そのまま奥まで進んだ。
最後まで収まったところで、二人同時に「ふうー」と息を吐いた。
二人で目を合わせて「ふふ」と笑った。
彼女が俺を締め付けて合図をした。
俺も股間に力を入れ、前後に軽く動かした。
さっき俺が快感を解き放った彼女の中は、再び熱を帯びてしっとりとしていた。
俺は深く結合したまま彼女の股間に擦り付けるようにグリグリと動かした。
それに合わせるように彼女の中がグイグイと締め付け、俺を締め付けた。
彼女は「ンフ、ンフ」を声を出しながら、俺の動きに協力した。
俺はもっと動かしたくなり、彼女に密着したまま身体を前後させて、全身で彼女の中心に俺を打ちつけた。
彼女の中が快感で脈動し、次第に俺の根元を締め付けるようになってきた。
俺はその部分がうまく亀頭のカリの部分から順に付け根までを刺激するように、動きを調節しながら彼女の全身を擦り付けた。
当然彼女の硬くなった乳首を俺の胸が刺激する。
彼女の「あー、あー」という声が大きくなって、脚が上がるようになり、やがて俺の尻の上で彼女の脚が組まれて下半身がぴったりと密着するようになった。
俺の身体でこの可愛い彼女が感じているのが嬉しくて、俺は一生懸命動いた。
俺も我慢出来なくなって、声をあげるようになっていた。
やがて俺の中心部からも快感が沸き上がり、それが股間に集まって溢れそうになった。
「いくね?」と俺は彼女に声をかけた。
「うん」と彼女が同意した。
先程中で出しているので、もう受精の事は関係なくなっていた。
俺は黒髪を乱した小顔の彼女の唇に自分の唇を近付け、舌を差し入れた。
彼女は両手で俺の顔を引き寄せ、それを受け入れて吸い込んだ。
俺の股間に集まった快感は、もう溢れそうだった。
俺は彼女に密着したまま腕に力を入れて彼女の身体を力一杯はさんだ。
彼女は絡めた脚の力をいっそう強めて、俺の股間を密着させた。
彼女の中に埋没している俺は、いっそう硬く大きくなり、彼女の内部に密着した。
俺の中で爆発した光は、その彼女の内部に何度も打ち出され、溢れ出た。
彼女に身体を預け、余韻にひたっていた俺は、息が収まるとようやく身体を引き離し、彼女の中から俺を抜いた。
ズルリとした感じで俺のペニスが抜けたあと、白い液体が彼女の股間からダラダラと溢れてきた。
すでに4回目の放出であったが、まだまだ結構な量が溢れてきた。
俺はもう疲れていたので、後始末する気力もなく、そのまま彼女の横に倒れこんだ。
彼女もそのまま動かないで、力が抜けているみたいだった。
俺達は仰向けのままで手を握りあって、相手の快感を確かめあった。
「気持ちよかったよ」と俺が言うと、
「あたしも」と彼女が答えた。
俺は汚れるのも構わず、二人の上に布団をかけ、再び二人で手を握りあったまま眠りに落ちた。
疲れ果てて眠りに落ちたが、名残りの感触が残っているので熟睡もできずに小一時間程度で目が覚めた。
隣のSはまだ寝ていた。
俺はそっと起き出しシャワーを浴びた。
布団のカバーは明日洗えばいいか。
ユニットバスから出ると物音でSが起きていた。
「あたしもシャワーしてくる」と言って、入れ代わりにシャワーに行った。
身体を拭いて寝巻きを着てベッドに寝転んで、ぼやっとシャワーの音を聞いていた。
さすがにもうその気にならなかった。
(今日はえらい1日だったなー)などと考えていると、そのまま眠りに落ちた。
下半身の妙な感覚で目が覚めた。
俺の股間にSが顔を埋めていた。
絶妙な動きだった。
6時間程前の感覚が甦ってきた。
俺が目を覚ましたのがわかり、一度行為をやめて顔をあげた。
ギラギラした目つきだった。
「Tちゃんがここに来たでしょ?」
突然の予期せぬ質問に俺は防備がなかった。
思わず「グッ」と詰まってしまった。
「隠さなくてもいいですよ」
「ゴメン」
「いや、別にあたしAさんの彼女じゃないし。あたしが誘ったンだから」
「ゴメン」
「実はTちゃんと競争したんだ。どっちが最初に口説けるかって」
「えっ?」
「2人で同じ人好きになっちゃったのがわかって。で、早い方が勝ちッて」
「はーあ」
「絶対あたしの方が早いって思ったんだけどねー。あの娘バージンみたいだったから」
「うーん」
「意外と勇気あるねー。で、どうだったんですか?」
「あー、それはー」
「先輩も意外と好きなんですね。日頃はそういう話とかあまりしないのに」
「うーん。別にいいじゃない。どうでも」
「ま、いいですけどね。Tちゃんはウブだから、ちゃんと大切にしないとダメですよ」
「あー、うん」
「まさか中に出したりしてないですよね」
「ヴッ」
「えー、初体験で妊娠なんてシャレにもなりませんよ。私達学生なのにー」
「ごめん」
硬くなっていたはずの俺は、あまりの会話に小さくなってしまっていた。
「Aさんすっかり可愛くなっちゃった。ごめんね」
それに気付いたSは、再び俺を握り、口に含み、空いてる手も使って行為を再開した。
俺はSに愛撫されながらTとの事を思い出して、あそこはどんどん興奮状態になった。
ふと思い付いて携帯で撮ったさっきの写真を開いてみた。
Sが「見せて」と言うので見せた。
「ふーん。あたし自分のは見なかったから。こんなになってるんだ。これがなくなっちゃったんだね」
画像を見てSも興奮したのか、俺の上に馬乗りになってきた。
俺のものはすでに充分大きくなり、先端からの分泌液とSの唾液で充分濡れていた。
白い細い脚が俺の脚に沿って投げ出され、手で持って自分の中心に俺の中心をあてがった。
「やっぱり長いよ、Aさんの」
そう言いながら俺を飲み込み始めた。
俺はSの白く可愛い腰に手を添えて、後はされるがままに任せた。
Sは俺を完全に飲み込むと「はぁー」と息をつき、自分の腰を2、3回前後に揺らした。
Sの奥の堅い穴に俺のが当たって、ゴリゴリする感じがした。
Sが再び「はぁー」と深い息をすると、俺の上に倒れかかってきた。
長い黒髪が俺の顔にバラバラとかかる。
ちょっとくすぐったい。
俺は顔…

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