全裸いじめ1

2021/06/01

舞台は中学校1年1組の教室。
この学校に入学して4ヶ月程経つが、ここはとんでもない学校だった。
噂は入学する前から聞いてはいたのだが、まさかこれ程とは。
その噂とはいじめである。
しかし中学校はそもそもイジメはあるのが普通で、むしろ無い方がおかしい位に思っていたので其れほど気にはしていなかったのだが、そのいじめは想像を遥かに超えるものだった。
何と女子が男子を日常茶飯事的にいじめているのだ。
しかもそのいじめ方がえげつない。
性に興味津々の女子達は、休み時間や放課後などにターゲットの男子を集団で取り囲み、素っ裸に引ん剥いて慰み者にしているのだ。
教室にいる女子全員が大はしゃぎで男子のおチンチンをからかって遊ぶ。
他の男子は見て見ぬふりをするだけ。
注意したりすると今度は自分が同じ目に合わされると恐れているのだ。
現に今まで、普段から気に入らない男子や、女子に対してちょっとでも生意気な態度をとった男子は一人残らず全裸にされている。
スカートめくりをした男子などは言うまでもない。
だから僕は、とにかく出来るだけ目立たない様に学校生活を送って来た。
そのお陰で入学してから今まで、僕自身いじめの被害はない。
ところがある日、とうとう恐れていた事が来てしまう。
全ての授業が終わり筆記用具をカバンに入れ、帰ろうとした時だった。
とにかく僕は机の周りをよく探した。
すると「何探してんの~、ひょっとして鞄じゃない」と後ろから一人の女子が声を掛けて来た。
「た、滝沢さん」僕に声を掛けて来たのは、このクラスのリーダー的存在の滝沢魔由美と言う女子だ。
「校舎の屋上に男子の鞄があるけど、もしかしたらあんたのかもね~」魔由美が僕をからかう様に言う。
正直、僕は魔由美が怖かった。
魔由美が女子集団の中心になって男子のパンツを脱がしている場面を何度も目にしている。
身体も僕より大きいので、喧嘩しても多分勝てないだろう。
「あ、ありがとう」僕は嫌な予感を感じながらも鞄が無いと困るのでとり合えず屋上へ行く事にした。

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