思い出
2019/10/31
大学生の息子が、まだ小学生だったころの、昔の話です。
学生時代、私がどんなに誘っても、見向きもしなかった彼から、突然の電話がありました。
自称陶芸家の共通の同級生から、個展に誘われたので付き合って欲しい、とのことです。
承知すると、案内状が送られてきました。
要は、売れない陶芸家のKが、彼の優しさに乗じ、生活費稼ぎのために作品を買わせようとして、自宅での個展を企画したもののようです。
菓子折りを土産にすれば、買い上げる必要はなくなるよ、と入れ知恵すると、彼は喜んで菓子折りを求め、二人で陶芸家の家へ行きました。
本当はこのままホテルに行ってしまいたいのですが、彼の方はまっすぐ、陶芸家の家を目指します。
癪に障りましたが、そっと手を出すと、びっくりしたような顔をしたものの、彼もすぐ手を握り返してくれました。
もしかしたら、帰りに秘テルへ誘ってくれるかも、と期待は膨らみます。
狭い借家いっぱいに、独りよがりの作品が、並んでいます。
しばらく売れない作品に囲まれながらあれこれ話をしていると、陶芸家が突然私の身体をデッサンしたいと言い出しました。
もちろん裸を。
彼を見て、目顔でどうしようとたずねると、面白そうに、やれやれとけしかけてきます。
彼が胡坐を組み、その上に裸の私が膝を抱えて座り、股間は彼の手を置き隠してくれるという条件で、二人の前で脱ぎ始めました。
まだ独身の、童貞丸出しの売れない陶芸家は、目をぎらつかせて脱ぎだす私を見ています。
私は、彼がうれしそうな顔をして私がだんだん裸になるのを見ていてくれるのがうれしく、彼の方に股間を向けながら、全部脱ぎました。
陶芸家が、隣の部屋にスケッチ帳をとりに行ったすきに、彼の目の前にこかんを近づける都、そっとキスをしてくれ、どうなってもいいと思うような幸福感を覚えました。
彼の胡坐の上に座り、立てた膝を抱えて脚をそろえると、実際には股間はデッサン帳を抱え、目の前に座る陶芸家からは見えません。
でも彼は私の太股の間を無理やり広げて手を入れ、秘毛を包み込むように掌を当ててきました。
どうも不自然だ、お前も脱げ、と陶芸家は彼に言います。
彼もOKといって、上を脱ぎ、下も一気に脱ぎ捨て裸になると、私を抱え込みました。
綿つぃの背中に彼の熱く太いものが触ります。
腰を挙げ、彼のこかんを御尻の下に抱え込むようにして、私が据わりこみました。
秘処に挟み込んだ彼の股間は、ますます太くなっていく感じ。
陶芸家はデッサンなどそっちのけで、私たちの股間を食い入るように眺めています。
思い切って私は、彼の先端を秘孔の口に持ってきて、自分から押し込み、彼の肉棒を挿れました。
夫の求めに応じて身体を大股開きしたときとは全く違う快感が、私の身体全体に広がります。
もっと激しい快感を求め、私は畳に手を付き、腰を彼の方に押し付けます。
彼も私の身体を強く貫き始めました。
いつの間にか彼も膝立ちし、四つんばいの私の身体に何度も何度も身体を打ち付けてきます。
三人目の子供を生み、避妊にリングを入れている私も、彼からの聖なる液を注ぎ込んで欲しく、激しく腰を使いました。
そんな私の身体の中に、彼が小さなうめき声を上げながら、聖なる液をたっぷりと出してくれ、私も彼の太いままの肉棒をしっかりと包み込みました。
聖なる液を出した後も彼の肉棒は衰えを知らないようです。
私はすっかり満足するまで、彼の太さを愉しむことができました。
やがて、童貞君にも、私たちの行為が一段落したことがわかったのでしょう。
そばににじり寄ってきて、俺にも、とかすれた声を掛けてきました。
私を愉しませてくれた彼は、君はどうする?と聞いてきます。
過疎の彼の手は、私のあまり大きくない乳房を、ゆっくりと揉みながら愉しんでいるようです。
もう一度、今度は正常位でしてくれたら、その後で、と答えると、彼は私を抱えるようにしてから私の身体を捻じ曲げ、股間を離すことなく、正対させ、ゆっくりと畳の上に横たえ、再び腰を使い始めました。
うれしくて私も一生懸命、彼が喜ぶよう、腰を突き上げます。
長い喜びの後、彼が二度目の放精。
たぶん、白い液体が流れ出ているであろう私の股間を見下ろしながら、彼が離れます。
童貞君の、売れない陶芸家は、慌ててパンツを脱ぎ始め、私の身体に覆いかぶさってきました。
その行為は、全く夫と同じ。
私を気持ちよくさせようとする工夫もやさしさも無く、ただがんがんと腰を打ち付けてくるだけ。
おまけにほんの数回の動きだけ、10秒もしないうちに出してしまい、しかも縮こまってしまうところまでおっとと同じ。
欲求不満だけが残りました。
もう一度彼に抱いて欲しいとお願いしました。
彼も事情がわかっているらしく、ゆっくりと抱いてくれます。
緩急を付けて腰を回し、挿出入を繰り返して私の身体を刺激し、私が最高の興奮を感じて身体が硬直したときに合わせ、最後の激しい腰使いをしてくれました。
そして、さすがに少し柔らかくなった如意棒を、私の股間が十分満足するまで体内にとどめてくれています。
大きなため息とともに、彼の身体に回していた腕を解き、身体を起こしました。
さっきまでの童貞君が、もう一度と、私の身体を求めてきます。
彼も仕方ないだろう、もう一度だけ抱かれてやれ、という顔をしているので、また横になりました。
横になっても、もう私の身体の方は、全く反応しません。
今度も、さっきまで童貞だった陶芸家君は、真っ直ぐに一気に奥まで挿入し、それでも今度は20秒くらい持ったでしょうか。
再び、縮こまって終わりました。
ティッシュで股間を清めている間も、陶芸家君の印象はほとんど残らず、彼の如意棒の圧倒的存在感充足感だけが思い出されます。
後日、私の方から誘い、彼と二人きりでホテルで過ごしました。
彼の優しさ、力強さ、そして圧倒的な充足感は変わりませんでしたが、何か物足りません。
彼も同じように感じたようで、三度目のときは、陶芸家君の家を借りることにしました。
夫と同じように、自分だけの楽しみに浸る陶芸家君の存在が、優しさと力強さを備えた彼のテクニックに、私の身体がより強く反応し、私の感受性を高めるとともに、私の身体を引き締め、彼の感じる喜びも大きくなっていくことがわかりました。
それ以来、三人で逢うようになりました。
最初のうちは、まず彼に抱かれ、十分満足してから、その満足のための刺激となった陶芸家君に、抱かれてやっていましたが、そのうち、見よう見まねで彼の腰つきを真似る陶芸家君の努力を、前戯代わりとし、陶芸家君がぎらぎらして見つめる前で彼との本番の合体を愉しむようになりました。
でもそれは三年ほどの間だけ。
陶芸家君が修行に行くとインドに出かけ、二人きりになるとなんとなく喜びが浅くなってきたような気がして、いつの間にか彼と会うことも少なくなってしまいました。
今の私にとって夫は、十分な喜びを与えてはくれない、不完全なオナニーマシーンといった感じです。
自分からは利用する気になれず、自分勝手に愉しむだけの夫の求めに応じるときだけ、彼に抱かれたときのことを思い出して自分を慰めている、寂しい妻です。
心乱れるままの乱筆、お許しください。