吉子の処女喪失

2019/01/17

私はその場にいなかったので伝聞ばかり。
彼男:私の婚約者。社会人。
吉子:中学生。彼男のアパートの大家の親戚の子。
私と彼男は長く付き合っていて、私が体を壊して退職したのをきっかけに、結婚することにした。
しかしちょうど彼男の身内に不幸があったので、挙式も入籍も喪が明けてからってことになっている。
彼男は大学時代から、ずっと同じアパートに住んでいた。
私も何度か出入していたが、よく小学生だった吉子が「お兄さんゲームしよう」と遊びに来た。
それも夜の8時過ぎとかに。
吉子は私がいると「今日はやめた」と帰ったけど、その時の私を見る目がすごくきつい。
自分も子供の頃に近所のお兄さんに憧れたことがあったので、吉子が彼男を好きなんだろうなと察した。
しかし昔と違ってロリ犯罪も多いし、親も心配だろうし、変な噂が立たないようにした方がいいよと彼に忠告した。
彼も吉子と部屋で二人きりになることをやめたと言っていた。
確かにそれ以来、私が彼男の部屋にいるときに吉子が来た事はない。
話が戻るけど、婚約が決まり、同棲するため彼男のアパートを引き払うことにした。
大家さんに一緒に挨拶に行き、引越しの日程を告げ、当日はご迷惑をおかけしますと菓子折りを渡した。
その翌日、彼男にメールしたがなかなか返事が来ない。
残業かお風呂かなと思って放置している間、彼男は修羅場だった。
彼男の婚約を知った吉子が母親に「彼男さんに処女を奪われた」と言い出したらしい・・・。
吉母は大家さんと一緒に彼男の部屋に怒鳴り込み、慰謝料を払うか告訴か選べと要求。
大家さんは長い付き合いなので、彼男がそんなことする人間ではないと吉母に説明してくれたけど、
実際に吉子は夜に彼男の部屋に入り浸ってたこともあるので、状況的に彼男が不利。
彼男は自分は潔白なので、警察沙汰でもかまわないと言い切った。
ただし自分は婚約しており、このことで婚約破棄などになったら、相応の責任を取ってもらうと宣言。
吉母は怯み、大家さんにたしなめられて「吉子にもう一度確認する」と言って帰った。
ここまでを修羅場の翌日に聞いた。
次の修羅場はその数日後、彼男が泊まりに来た弟と部屋でまったりしていると、夜なのに吉子襲来。
「彼男さんに責任とってもらう、その証拠にあたしは処女じゃない」
・・・そんなの、誰が相手かわからないだろうが。
彼男と弟君もそう言い、大家さんに連絡して吉子が来ていると連絡。
すると吉子、トイレに立てこもる。
彼男はすぐ私に電話し、今から来てくれと頼み、弟君は吉子との会話を携帯に録音。
そうこうしているうちに、大家さんが到着。
大家さんが吉子の名前を呼ぶと、トイレから吉子が登場。全裸で。
「彼男さんと弟にレイプされた!」と泣き叫ぶ。
でも弟君の録音で、それはないことがバレバレ。
しかも服は全部トイレの中、襲われた際に飛んだと主張する服のボタンもトイレの中。不自然すぎる。
大家さんは吉子に「そんなことしても、彼男さんはあんたを嫌いになるだけだよ!」と叱った。
吉子はめそめそ泣いて、彼男とはじめてのエッチについて語りはじめる。
でも、それがエロ小説とかエロ漫画のような、ねぇよっていう内容だったらしい。
録音聞かせてもらったけど、必死に彼男との情事について語ってる、それがもう明らかに嘘。聞いている方が痛々しい。
最中に彼が言ったと主張する台詞も、それなんてエロゲ?だし、弟君が途中で何回か噴いてたのが聞こえた。
この後、吉子の両親が来たが、全裸で泣いている吉子を見て両親が彼男を殴りかけたらしい。
親としては当然だけど、彼男にとってはただのいい迷惑。
録音はここで終わってたので、また伝聞。
吉子も両親も話にならないので、吉子が唯一懐いている大家さんの娘さん(既婚者遠方住まい)を呼び出した。
夜なのに車で駆けつけた大家娘さん、徹夜で吉子から話を聞いたらしい。
親より親戚のお姉さんを信頼してるってところで、もういろいろアウトだと思った。
そしてわかったことは、吉子のキチっぷり。
吉子、母親に「お前が嘘ついたせいでお母さんは恥をかいた」と言われてムキになったのか、嘘じゃない証拠に
処女を失おうとして、吉母の部屋にあった大人のおもちゃを突っ込んだらしい・・・。
なんでそれが彼男に襲われた証拠になるのか、さっぱりわからない。
娘さんによると、彼男とのことは嘘だと自覚している時間と、本当にあったことだと自分で信じてしまってる時間が
交互に来ているような状態で、現実と妄想がいりまじってるみたいだと。
吉子はカウンセリングに行かせたいが、吉子の両親と大家さんも古い人間のため渋っているらしい。
子供のことだし、慰謝料は請求しなかった。
代わりに、吉子のためにちゃんとカウンセリングを受けさせることを要求した。
彼男の引っ越しの際、吉子が母親の監視を逃れて会いに来たらしい。
私は吉子が来たら危ないからと、手伝いには呼ばれなかったんだけど、正解。
大家さんが来たので逃げていったらしいが、吉子は白いひらひらしたワンピースを着て手に花束を持っており、
事情を知らない手伝いに来た友人は「お別れに来た?」と思ったそうだが、事情を知る彼男と弟君は
ウェディングドレスとブーケのつもりなんじゃないかと血の気が引いたそうだ・・・。
いちおう詫びに来たけど、「女の子を男の一人暮らしの部屋に入れる方も悪い」みたいなことを言われてた。
彼男も失礼なんだけど、「吉子が可愛かったら、ロリ容疑が怖いから部屋でゲームなんかしなかった」だって。
そういう問題じゃないとは説明し、〆ておいた。
以上、中学生だからって、子供と思って付き合えないという修羅場でした。

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