どす黒い欲情と愛する妻ゆかり[後編・第5章]
2018/03/10
妻が戻ってくると、Kと妻は並んでベッドに座りました。
Kが妻の肩に手を回すと、妻は「今日はだめよ。ひろこさんと頑張ればいいじゃない」と言って、Kの手を払います。
Kが、「なんだ、嫉いてんのか」と言うと、妻は「知らな~い」と言って、そっぽを向きました。
Kに嫉妬する妻を見て、私自身が激しい嫉妬に駆られていました。
やがて、ひろこが真っ白なバスローブに身を包んで現れました。
年は妻より少し下でしょうか、でも、すらりとした手足と長い髪が、妻に良く似ていました。
ひろこと入れ替わりにKがバスルームに消えました。
ひろこが妻に尋ねます。
「ゆかりさんは、妊娠されるまで、どれくらいかかったんですか」
「一年ちょっとかしら」
「最初のときは、ご主人が立ち会われたんですか」
「そうよ」
「いいですね・・・。私の主人は、見ていられないから勝手に行けって言うんです。たぶん、本当はこのことに反対なんだと思います」
Kは、すぐに戻ってきました。
いつもなら、腰にバスタオルだけというKが、きちんとバスローブを身に着けています。
やはり、今日が初めてなのでしょう。
「僕らだけバスローブで、ゆかりさんが服を着ていては、ひろこさんが恥ずかしがるから、ゆかりさんもバスローブに着替えてください」と、Kが言います。
憎らしいほどに丁寧な口調です。
妻がシャワーを浴びている間、Kはひろこに色々と話しかけます。
テレビの話題など、どうでも良い世間話ばかりですが、ひろこは緊張しているのか、上の空という様子です。
Kは、あくまで、丁寧でソフトですが、その目は新しい獲物を捕らえたライオンの目をしていました。
妻が戻って来ました。
Kは「そろそろ始めましょうか。いいですね」と、ひろこに話かけると、そっと口付けたのです。
ひろこは傍目にも分かるほど、身を固くしています。
若妻のひろこと並んでベッドに腰掛けたKは、そっとひろこに口付けた後、バスローブを脱がせにかかりました。
片方の手でひろこの肩を抱いたまま、もう片方の手で難なくバスローブの紐をほどきます。
ひろこは少しばかり身を捩って抵抗する素振りを見せましたが、バスローブの前を大きく開かれると、力が抜けたようにKに体を預けたのです。
その美しい顔は早くも上気していて、額には薄っすらと汗が浮かんできました。
Kが、ひろこの上半身を剥き出しにすると、淡いピンク色のブラジャーが現れます。
ちょうど、私の妻が初めてKに会った夜、バスローブの下にブラジャーを着けていて、Kの苦笑を誘ったように、ひろこもブラジャーをしていたのでした。
Kは、ひろこの耳元で「いけないなぁ、こんなものを着けていちゃ」と囁くと、片方の手を背中に回して、簡単にホックを外します。
ひろこが、「あっ」という小さな声をあげてブラジャーを押さえようとしたときには、Kの素早い動きがひろこの胸からブラジャーを剥ぎ取り、ベッドの反対側に放り投げていました。
そして、再び、Kはひろこに口付けると、今までとは打って変わった激しさで、その唇を貪ったのでした。
Kはひろこをベッドに押し倒しました。
小ぶりながらも形の良い乳房は、ひろこがベッドに横たわっても崩れません。
そして、小さなピンク色に透き通った乳首もツンと上を向いたままなのです。
Kは一方の乳首を口に含みます。
そして、もう一方の乳房を片手で揉み解しながら、吸い付いた方の乳首に、ねんごろに唇と舌の愛撫を加えるのでした。
ひろこは早くも背中を軽くブリッジするようにベッドから浮き立たせ、「ああ」という切ない声をあげ始めます。
バスローブもあられなく乱れ、ブラジャーと同じ淡いピンク色をしたショーツが剥き出しになりました。
驚いたことに、Kが私の妻に目配せすると、妻は、後ろからそっと、ひろこに近づいて、そのバスローブを剥ぎ取ったのです。
ショーツ一枚にされたひろこは、恥ずかしげに身を捩ってKから逃れようとしますが、Kは太い二本の腕で、ひろこを押さえこみ、胸からおへそのあたりへ、そしてショーツ越しに下腹部へと舌を移動させるのでした。
Kは、「そろそろ、これも脱ごうね」と言って、ショーツのゴムに手を掛けます。
ひろこは「いやいや」をするように身を捩っていましたが、私の妻が「ひろこさん、頑張って。私がいるから」と声を掛けると、観念したように、少しばかり腰を浮かしました。
すると、ショーツはあっという間に下ろされて、ひろこの早春の若草のような淡い茂みが露わになったのでした。
ひろこは両手で顔を覆い、恥ずかしげに身をくねらせます。
ひろこのショーツは片方の膝に引っ掛かっていましたが、私の妻がすらりと伸びた脚からそれを抜き取ると、人妻であるはずのひろこの生まれたままの姿が、Kの目の前に晒されたのでした。
Kは、ひろこの両脚を広げさせると、その間に入り込んで、蜜壷に舌を這わせます。
ひろこは、体中を電流が走りぬけたかのように全身を痙攣させ、切羽詰まった声で「だめ、だめっ、そんなことされたこと無いのっ」と叫びます。
しかし、Kはそんな事にお構いなしに、舌と唇で、きれいなピンク色をした亀裂に愛撫を続けるのです。
そして、ひろこの蜜壷が十分に潤ったのを確認すると、自分もバスローブを脱ぎ捨てて、全裸になりました。
Kの肉棒は例によって醜悪なまでに充血し、どす黒く屹立しています。
Kは、ひろこの手を取って、肉棒を握らせます。
ひろこが「きゃっ」と言って、手を引っ込めるのを愉快そうに見ながら、Kは、「いよいよだからね」と言い、改めて、ひろこの両脚をローマ字のMの形に広げさせます。
そして、その長大な肉棒に手を添えると、若妻の蜜壷にじわじわと挿入したのでした。
Kの醜悪な肉棒が杭のようい根元まで打ち込まれると、もはや、ひろこには、何もなす術はありません。
Kは、最初はゆっくりと、しかし、次第に勢いよく、ざくっざくっと腰を打ち込み始めます。
その間、妻は優しく、ひろこの髪を撫でているのでした。
Kが力強く腰を打ち込むにつれ、ひろこの体は桜色に染まっていきます。
全身から汗が噴き出し、しっかりと閉じた目尻からは、涙が流れ始めます。
食いしばった真っ白な歯の間から、「あ、あ」という喜悦の声が漏れ始めました。
「お、お願いです。Kさん、は、早く、く、ください」
ひろこが切羽詰った、絞り出すような声で哀願します。
「くださいって、何を?」と、妻が意地悪そうに聞くではありませんか。
「い、言わせないでください」ひろこの目は真っ赤になっています。
「言わなきゃ、分からないわ」
「あ、赤ちゃんの素をください。は、早くしないと、私、いっちゃいます」
ひろこは、荒海に漂う小船のように体を揺すられながら、涙を流します。
「いいのよ、ひろこさん。いっていいのよ」と妻が答えます。
「だ、だめ、主人に絶対にいかないって約束したの」
それを聞いたKは、ますます勝ち誇ったかのように、激しく腰を打ち込みます。
「だめよ、ひろこさん、いかなきゃ。ひろこさんがいくまで、Kさんは何もくれないわ」と、妻は優しい声で囁きます。
「そ、そんな、ひ、ひどい・・・」と言いながら、ひろこは押し寄せる絶頂感と必死で戦っているのでした。
ひろこの抵抗も時間の問題でした。
ついにひろこに陥落の時が訪れたのです。
ひろこは、突然、その桜色に上気した体を仰け反らせると、「だめっ、だめっ、あなた、私、いっちゃう。ごめんね、許して、許して」と声を出し、Kの体にしがみついて全身を痙攣させたのでした。
Kは、無垢な若妻が、夫への贖罪の言葉を口にしながらも、激しく昇り詰める様子を満足そうに見下ろしています。
そして、息ひとつ乱さずに腰を打ち込み続けるのでした。
一度昇り詰めたひろこは、もう、Kの思うがままでした。
時には激しく、時には焦らすようなKの腰の動きに翻弄され、幾筋も涙を流しながら、繰り返しアクメに達したのです。
頭からお湯をかぶったように、びっしょりと汗に濡れ、ジェットコースターから振り落とされまいとするかのように、Kにしっかりとしがみついて、何度もガクガクと体を痙攣させるのです。
次第にKの腰の動きも早くなってきました。
さすがのKの額にも汗が滲み始めます。
すると、私の妻がティッシュで優しくKの額の汗を拭うではありませんか。
そして、あぁ、何と言うことでしょう。
妻もベッドの上で膝立ちになると、ハラリとバスローブを脱ぎ捨てて、全裸になったのです。
妻の滑らかな下腹部には、まだ、妊娠の兆候は殆ど現れていません。
妻は、激しく体を揺するKの背中に覆い被さります。
そして、愛しくてたまらないという様子で、Kの首筋に熱いキスをした後、ちょうど乳首で平仮名の「の」の字を書くように、Kの背中の上で体をくねらせ始めたのです。
Kは、無垢な若妻の秘密の粘膜で怒張した肉棒をもてなされながら、私の妻のピンク色の乳首が、背中を微妙に這う感触を楽しんでいるのです。
そして、柄にもなく、「おぉ」という呻き声を出すのでした。
私は、妻が目を閉じて、Kの背中の上で全裸体をくねらせる姿を見て、ズボンを下ろして、自分の肉棒を慰めずにはいられませんでした。
やがて、Kの動きは一段と早くなります。
そしてついに、Kが肩を大きく震わせ、「うぅぅ」という声と共に、大量の白い粘液を解き放ったとき、ひろこも一際激しく仰け反って、今までに経験したこともない高いアクメに達したのでした。
そして、私もマジッ…