逆襲のホームレス(1)
2018/02/25
この話を読んでいるあなたも、一度は早朝に空き缶拾いをしてお金を稼いでいる人を見た事があるかと思う。
この話はそんな人の中で、その日の飲食代を稼ぎ、その日暮らしをしているあるホームレス達を、蔑みの目で見たある人妻の物語である・・・ 木島香奈子は、夫である宏と、高校1年になる一人息子、明と三人で生活をしていた。
香奈子は38歳になるが、バストは88cm、ウエスト65cm、ヒップ90cmの身体からは、まだまだ女の色気を醸し出す魅力的な女性であった。
専業主婦である香奈子だが、規則正しい生活をしていて、朝は洗濯、買い物は開店時間の10時に自転車でスーパーに向かい、昼食後に掃除を行うなど規則正しい生活をしていた。
5月の連休が終った頃、この日も香奈子は何時もの日課通り 買い物に出掛けた。
香奈子は、自分が買い物に行く時に、酒屋の販売機前で屯(たむろ)して酒盛りをしている2人のホームレス達の姿を見かける度に、眉根を寄せて不快な表情になる。
何処かで調達したのか、5月にしては二人共薄汚れた黒いダウンジャケットを来ていて、下は紺色の作業着を着ていた。
(まったく、この人達は毎日毎日こんな朝から酒盛りして・・・少しは真面目に働こうと思わないのかしら?) 香奈子の家のある町内は、元々工業地帯だった為、住宅もそんなに建っておらず、店も疎らで、あるのは酒屋が2、3件のみ、空き缶などを売りに来るホームレス達にとっては、正にこの辺に住み着くのに格好の場所であった。
ホームレス達は、香奈子のそんな表情に気づかず、香奈子の身体を嘗めるようにいつも見つめていた。
「ヘへへ、相変わらず良い身体してるな、あの女はよぉ・・・」 背が低く出っ歯の男が仲間に話し掛ける。
この男は、酒も好きだが、それ以上に女に目が無く、落ちているエロ本を拾っては、目にする女達をオカズにし、時には我慢出来ず覗きも行う姿に、仲間からは出刃亀と呼ばれていた。
香奈子は知らないが、出歯亀は香奈子の下着を拝借してオカズにした事もあった。
「お前は女なら誰でも良いんじゃねぇか?だが、女何か何時抱いたかすら覚えてねぇな!」ワンカップの酒をチビリチビリ飲みながら、白髪交じりの長髪に髭面の男が呟く、この男は出刃亀から酒造と呼ばれていた。
女より酒の方が生き甲斐だが、酒が入ると気が大きくなるのか、女を犯してぇと言うのが口癖だった。
50前後の二人は、香奈子の話題をつまみに、Y談で盛り上がるのだった・・・ 買い物を終えた香奈子は、自転車をこぎながら再び戻って来るも、相変わらず酒盛りをしている二人を見て眉間に皺を寄せて不愉快そうにする。
二人も香奈子が戻ってきたのに気付くと、酒の勢いもあってか、香奈子に絡み始めた。
「奥さぁぁん、こんちはぁ!へへへ、どう?奥さんも一杯?」
「こっちに来て一緒にどうだい?」 香奈子は益々不愉快そうな表情を浮かべ、「結構です!あなた達、昼間からお酒何て・・・少しは働こうとする気は起きないのかしら?」 香奈子の言葉に、出歯亀はヘラヘラ笑いながら、酒を飲んだりエロ本読んだり出来りゃ良いと言うものの、酒造の方は顔色を変えると押し黙ってしまった。
香奈子は、フンと言った表情で再び自転車をこいでその場を後にした。
「あの野郎・・・誰が好きこのんで・・・」酒造も元々こんな生活をしていた訳では無く、リストラにあっても働く意欲はあったのだが、年齢がネックになり中々職が見つからず数年、職探し中に出会った出歯亀と出会い、空き缶集めならその日の生活には困らないからやろうぜと言われ、その場凌ぎで始めた事が切っ掛けであった。
嘗ての出来事が甦ったのか、香奈子に対し、憎悪にも似た感情が沸き上がるのだった。
「おい、出歯亀!お前、あいつの家知ってたな!今からあいつの家に行って・・・犯してやろうじゃねぇか!!」
「本気か!?・・・良いぜ!たっぷり可愛がってやろうじゃねぇか!!」 出歯亀も同意すると、二人はその場にワンカップを投げ捨て、香奈子の家へと向かった・・・ 時刻は午前11時前、買い物を終えた香奈子は、一時の寛ぎをしていた。
TVを付け、再放送のドラマを見ながらも、今日の献立を考える香奈子だった。
「此処の家は、トイレの窓が少し換気の為に開けてあるんだ。此処からなら中に忍び込めるぜ!」出歯亀の言葉に頷いた酒造、トイレのある窓は、隣の家との死角になっているようで、二人は辺りを警戒しながらも中へとその姿を消した・・・ ドラマも終わり、昼の支度をしようとした香奈子は、突然口を塞がれ驚愕する。
目の前には、先程の二人の男が居た。
出歯亀は香奈子の口を右手で塞ぎながら、左手で香奈子の豊満な左胸を揉み、酒造は台所にあった出刃包丁を香奈子の前にちらつかせ、「騒げば・・・刺すぜ!!」 狂気の表情を浮かべニヤリとする酒造を見て、香奈子は身の毛がよだつのだった。
「まあまあ、そう奥さんを怖がらせるなよ・・・ねぇ、奥さん!」 香奈子の服の中に左手を入れ、直に香奈子の胸を触ろうとする出歯亀、香奈子は嫌々をするも、再び酒造が出刃包丁をちらつかせ、香奈子を威嚇した。
香奈子は恐怖で身が竦み、出歯亀は満足気に香奈子の豊満な胸を揉み扱いた。
「おお、可愛い乳首だねぇ・・・どれどれ!」 指で香奈子の乳首を弄ぶ出歯亀、香奈子は激しく暴れると、抑えられていた手が擦れ、「イヤァ!止め・・・ウゥゥン」 騒ごうとした香奈子の口を再び慌てて塞ぐ出歯亀、酒造は徐に服を脱ぎ始めた。
薄汚れたダウンジャケットを脱ぐと、中はボロボロの薄汚れたクリーム色の長袖が現われるや一気に脱ぎ去り、紺色のズボンを脱ぐと、穴が開いて見るからに悪臭を放ちそうな、青いラインが入ったトランクス一丁になった。
酒造は脱いだ長袖を取ると、香奈子近づき、その口に巻き付けた。
(イヤァ、臭い、臭い!!) 激しく抵抗しようとするも、出歯亀に抑えられて思うように身動きが出来なかった。
(誰か、誰か、助けてぇぇ!あなたぁぁ!!) 香奈子の瞳から涙が零れてくる・・・ こんな奴らに私は犯されてしまうのか?そんなの絶対嫌・・・ だが、この場所に香奈子を救う者は現われない。
香奈子は居間に移動させられ、テーブルに両手を突き出されると、酒造はハサミを使い香奈子の衣服を切り始める。
出歯亀は、香奈子のスカートを掴むや無理矢理吊り下ろし、香奈子の薄い紫のショーツが露わになる。
「ヘェ、紫のパンティ何て・・・奥さん、欲求不満何じゃないの?」 このショーツを選んだのは香奈子では無く、夫の宏であった。
宏と香奈子はいまだに仲が良く、週に一度は性行為に及んでいた。
マンネリにならないように、宏は、何枚かは派手な下着も有った方がお互いの刺激になると、通販で取り寄せていた。
(あ、あんた達に見せる為じゃない・・・見るなぁ、見るなぁぁ!!) そんな心の叫びも空しく、上着も切り裂かれ、少しセクシーなメタル系の紫ブラが露わになる。
「やっぱ、欲求不満だな・・・可愛がってあげるよ!!」 香奈子の耳を舐めながら、ブラを外しに掛かる出歯亀、香奈子が抵抗しようとすると、酒造が髪を引っ張り威嚇する。
(イヤァァ、イヤァァ、見ないでぇぇぇ!!) 激しく首を振る香奈子だったが、無残にもブラは外され、出歯亀はブラの匂いを嗅ぎ、舐め、悦に浸った。
「おいおい、下着よりオッパイでも見学させて貰えよ!!」 酒造が香奈子の向きを変えると、二人の前に香奈子の豊満な胸が露わになる。
慌てて隠そうとする香奈子の腕を押さえる酒造、「出歯亀、お前から可愛がってやれよ!」
「良いのか?ヘヘヘヘ、悪ぃな」 出歯亀は酒造に感謝しながら、香奈子の豊満な胸に顔を埋め悦に浸った。
「ああ、想像してたより柔らかいぜぇ・・・プニプニしてやがる!」
(止めてぇぇ!誰か、お願い・・・お願い) その時だった・・・ 香奈子の願いが叶ったのか、廊下から声が聞こえてくる。
「ただいまぁ!」 その声は香奈子の一人息子、明であった。
明は、明日からの中間試験が始まる為、授業が午前中で終わっていた。
(明、助けてぇ、お母さんを助けてぇぇ!!!)
「お、おい、息子が帰って来やがった!」 慌てて逃げようぜという出歯亀に、酒造はニヤリとすると、「なぁに、息子にも見せてやろうぜ!自分がどうやって生まれて来たかをな!!」 酒造は舌をペロリと舐めると、居間の入り口付近に身を隠した。
「ただいま!・・・お、お前、何を!?」 居間のドアを開けた明が驚愕する・・・ 目の前には、薄い紫のショーツ一枚の母が見ず知らずの男に胸を鷲掴みにされているのだから・・・「や、止めろぉぉ・・・・エッ!?」 止めようと中に入った明だったが、背後から酒造に殴られその場に倒れ込む。
(明、明ぁぁ!!) 口を縛られ呻き声しか出せない香奈子が暴れると、酒造はニヤリとしながら明を蹴り飛ばし、明の目の前に包丁を突きつけると、「騒ぐんじゃねぇよ!お前の手の指が10本無事で居たいならな・・・」 酒造の凄みを受け、明の闘争心は消え失せた。
明の心に恐怖が沸き起る。
明は震えながら何度も頷くと、酒造は荒々しく明の頭を撫でると、棚に置いてあったガムテープで明の口、両手両足を縛り上げた。
酒造はスッと立ち上がると、「奥さん、見ての通りだ!息子が五体満足で居たいなら・・・俺達の言う事を聞くんだな!!」 酒造の凄みに全身が震えてくる香奈子、出歯亀は優しく香奈子の胸を愛撫しながら、そっと香奈子の耳元に囁き始めた。
「あいつをこれ以上怒らせない方が良いぜ!何をするか分からないからさ!!」 香奈子はガックリ項垂れると、小さくコクリと頷くのだった・・・ 「おい、出歯亀!オナニーでもさせて身体を火照らせたから抱くか?」
「それも良いなぁ・・・奥さん、オナニー見せてよ!」 そう言うと…