俺がホスト業から足を洗う原因となった出来事…2

2024/06/27

ホスト業は最初は楽だと思っていた。女の相手をして酒を飲んでいればいいだけだと。だがそれは間違いだった。ホストで稼ぐためには指名をたくさんとらねばならない。

先輩に習い、風俗店に行く。

だが部屋ではなにもしない。本当になにもしない。しちゃだめ。

懸命に時間いっぱいつかってお店に遊びに来てくれるよう口説く。

もちろん自腹で払う。週3回くらい誘いに行く。かなりの出費。

また、街で女の子に声をかける、いわゆるキャッチも欠かせない。

好みの女の子に声をかけているようでは上に上がれない。

可愛くない、暇そうな、かつお水・風俗っぽい女の子を狙って声をかける必要がある。

俺が愛しているのは真理だけ。だからどんなに見栄えしない子でもおばさんでも客として、ビジネスとして声を掛けてた。

その成果があって、入店半年後には30人近いホストの中、No.6にいた。

童顔好みのおばちゃんに投資いていただいた結果だ。

だが、俺より下位のやつが明らかに俺より金を持っている。これはどういうことなのだろう・・・。No.2の先輩からある日呼ばれた。
「お前は○○さん(投資していただいたおばちゃん)があったからここまできた。だが運だけじゃずっとやっていけないだろうな。ホストの本職を覚えろ」

そう言われてもピンとこなかった。本職って・・・?

話を聞いて愕然とした。

街で女子大生やOLなど若い子を口説いて本気で惚れさせる。離れられなくなった後、

(店に借金が出来て辞められない。
この借金を返したら足洗ってお前と暮らす)

こんなベタベタ話で金を作らせるというのだ。当然学生やOLにしょっちゅう店に来る経済力はない。

そこで未収というのを使わせる。いわゆるツケ。女の子が気がついたときには膨大な額。風俗に落ちるしかない、という罠。

実際風俗嬢の3割くらいはこうして落ちていったケースが多い。

青いといわれようが、甘いといわれようが俺には無理だった。

好きなのは真理だけ。本気で他の女を惚れさせるなんてできなかった。

成績もぼろぼろになり、○○さんも他の店のホストに投資を変え、俺はノルマも達成できずに罰金で本当に店に借金が溜まっていった。

俺は真理に毎日店での出来事や客の話を前部話していた。真理に隠し事はしたくなかった。だから先輩から聞いた”本職”の話も店への借金の話も全部真理は知っていた。真理はだんだんふさぎ込むようになっていった。

ある日真理は突然俺にとんでもないことを打ち明けた。

「私、風俗やる」

死ぬほど驚いた。付き合いだしてからも純真で今でも俺の裸に恥ずかしがるような真理が・・・。

「バカいってんじゃねー!! 何考えてんだ!?」

「倫くんが他の女の子を本気で惚れさせなきゃいけないくらいなら私が稼いでお店の借金返す!そしたら二人でやりなおそうよ。ちゃんとした仕事で。」

「だけど・・・ だけど・・・・・・・・・!!!!」

どっちもできない。どっちもできない・・・。

その夜一晩中話し合った結果、真理が俺の店の紹介で風俗店に入ることになった。

俺はバカです。

最初はヘルスのはずだった。真理が他の男のモノを咥えるだけでもおぞましいのに。

なのに、お店の社長(やくざ)が「稼ぐんならソープだよ ヘルスじゃ何年たっても貯まらねえよ」などと話し出し、強引にソープに決定してしまいました。

俺も真理ももう怖くてその場では逆らえなかったのです。

そのまま彼の経営するソープに連れて行かれました。研修を行うというのです。

俺は店の前で待っているつもりでした。

なのに社長は俺に中に入れ、という。しょうがなく一緒に入りました。

そこで地獄がまているとも知らずに・・・。

俺はしばらく事務室で待たされ、ほどなくそこの店員に呼ばれました。

この部屋に入れ、と言われ俺が足を踏み入れた先には真理がいました。

バスローブを着せられた真理。おそらくあの下には何も着けていないんだろう・・・。

嫌な感じが頭をよぎる。

「じゃあ始めるぞ」そういって社長は自ら服を脱ぎ始めた。

「っちょ、ちょっと彼は・・・!?」真理が戸惑う。

「倫、見とけ。ホストになるってのはこういうことだ。」

俺はもう頭が真っ白になり体もいうことが効かなかった。

社長は全裸になると真理のローブを剥ぎ取り顔を抱え込むようにキスをした。

「い"や・・・む・・・・・ぶ・・・や・・だーーーーー!・・・・・・む・・・・」

俺の真理が 大好きな真理が目の前で男に唇を奪われている。

真理の可愛い小さな舌が汚らわしい舌に弄ばれている・・・。

真理の目から涙が溢れ出し体を伝っている。

「おぉー!形のいい胸してるねー!!人気でるよー!」

ヤツは正面から両手で真理の胸を揉み、ちろちろと舌先で乳首を転がす。

「んっ・・・・ぐっ・・・・・うっ! ・・・・・・んんぅ」

真理は懸命にこらえている様子。真理は俺のほうには絶対に目を向けようとしない。

だがヤツの指が真理の膣口を捉えたとき

「あぁっ!!」

真理の口が大きく開いた。そのまま真理の声が途絶えることはありませんでした。

「あっ!! あ・・・・あぁ・・・・んぁあ!!・・・・うんっ!!!」

ヤツの指が真理の膣を犯している間、俺は何もできずただじっと見ていた。

「やぁーーーーー=-!!!!やだぁぁあああああああ!!!!!」

はっと我に返るとヤツが真理をマットに寝かせ、その上に馬乗りになっていた。

俺よりも大きいモノが真理の膣に添えられていた。

「ぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

真理の悲鳴の大きさとヤツの腰の進みが比例していた。

くちゅっ という音と共にモノは完全に真理の膣に飲み込まれていた。

M字型に真理の足を抱え、ゆっくりと深く突いていました。

「う"・・・・やんっ あっ!!・・・・・・あぁ・・・・」

真理の抵抗が弱くなっていくのと同時に俺の中で俺の心が弱っていきました。

「あっ!・・・・あっ!!・・・・あっ!!・・・・あぁっ!!!!」

真理は四つん這いの格好で後ろからされていました。

ヤツは真理の白いお尻を両手で掴み激しく腰を前後しています。

パシッ・・・パシッ・・・パシッ・・・・パシッ・・・・・・

・・・くちゃ・・・くちょ・・・くちゅ・・・・くちゃっ・・

肌がぶつかる音と粘膜の粘る音が交互に部屋に響きます。

何時間・・・いや数十分・・・ひょっとしたら数分のことだったかもしれませんが、俺にとってこの音は永遠に終わらないような気がしていました。

真理を再び仰向けに寝かせると、体をクの字に曲げるような形で突き始めました。

「あぁっ!! あん!・・・あん!!・・・・あんっ!!!」

「うぅんっ!!・・・はっ!・・・・あぁ・・あぁ・・・・」

「・・・・・もち・・あんっ!・・・いいっ!!・・・・あっ!」

真理は完全に快楽に身を委ねてしまっていました。

気がつくとおれはぼろぼろと涙を流していました。

拳をぎゅっと握って。でも動けない。視線も逸らせない。

「いく・・・ぞっ!」

ヤツは真理の肩をしっかり抱くと自分の方へぐっと引き寄せました。

「ぁっ!!・・・・・・あ・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・」

肩を引き寄せられ首だけが後ろに反り返っていました。

真理は膣からモノを抜かれたとき小さく「ぁっ!」と漏らしぐったりしていました。

どうやらゴムはちゃんとつけていたようで、ヤツが立ち上がりそれを外したときにすこしこぼれたのが見えました。

それは真理の黒い長い髪にかかり、美しいコントラストを描いていました。

「俺・・・帰ります」

真理にバスローブを着せ、肩に担ぐように車まで運びました。

ヤツは何も言いませんでした。

車の中で俺と真理はお互いにずっと

「ごめんね・・・ごめんね・・・」

と繰り返すだけだった。

まずい、泣きそうになってきた・・・

結局これは研修でもなんでもなく、俺への試練(?)ってやつだった。

店の上位のホストはみんな通った道だそうで・・・。

俺は親父にすべてを話し金を借りてホスト業から足を洗いました。

親父には何度も殴られたけどこの時ほど効いたことはなかったです。染みました。

俺と真理は別れました。お互い好きだという気持ちはかわらないつもりだったのですが、どこか心が別のところへ行ってしまったかのようにギクシャクしてしまい・・・。

今は俺ももう30前。地道に働いて平凡に暮らしてます。

もう十年近く前の出来事・・・。

でも・・・

優しく、そう、優しく真理の髪を撫でてあげることはもう二度とできません。

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