女子刑務所での誘惑
2022/12/06
俺はある衣料品製造メーカーに勤めているんだが、ある日主任に呼ばれておごそかに宣告を受けた。
「○○君、すまないけど刑務所に行ってくれんかね。」
・・・・。
もちろん、「はい。分かりました。」とは言えず、何のことか分からない俺はポケッと突っ立っていた。
どうやら俺の会社が刑務作業を指導することになったらしく、その指導員として刑務所内で受刑者に仕事を教えてくれ、ということらしい。
で、俺が指導にあたる刑務所というのが女子刑務所だった。
会社のすぐ近くにその女子刑務所がある、というのがそもそもの理由らしい。
なんたるアバウトな理由。
てか、男が女子刑務所の指導員でいいのか?それでいいのか?
いや、俺はいいよ。
男だらけのむさ苦しい男子刑務所より、女子刑務所のほうが断然いいに決まっている。
しかし刑務所側としては色々問題とかないのかねえ。
俺の思いは色々あったものの、昨年4月から、俺の指導員としての生活は始まった。
指導員とはいっても一日中刑務所にいる訳ではない。
刑務作業で出来上がった製品の出荷と材料の納入も兼ねている俺が、そのついでに小一時間ほど刑務所内にある縫製工場に入って、こまごまとした指示を与えるだけだ。
むろん刑務所なんだから当然外部との通信手段である携帯などは一端没収され、変なメモを持っていないか、など厳しくチェックを受けたうえで刑務所の門を通り、運搬に使うハイエース内もチェックされ、看守と一緒に工場に入る。
ちなみに看守は当然全て女だ。
しかし、そろいも揃って不美人だ。
これは厳然たる事実である。
刑務所側が、あえて不美人ばかりを採用しているとしか思えない。
受刑者への何らかの配慮があってのことなんだろうか。
例えば、美人な看守だと受刑者からのやっかみがひどくて職務に差し障りが出る、などの。
刑務所内にいくつかある工場のうち、俺が担当することになった縫製工場では約50人ほどの受刑者が働いていて、ミシン台が30機稼動している。
受刑者は、下はまだ20代と思われる若いのから上は70超の熟女まで大きな幅があり、印象としては若い人が多いかな、という感じだ。
明るいグリーンで無地の受刑服を着た彼女たちは、最近の監獄法改正とやらで若干の薄化粧が認められるようになったらしく、想像してたよりも地味な印象はない。
むしろ街で目に付くわけの分からない化粧をした女よりも清楚な感じで、色っぽくさえあった。
髪は当然黒一色で、ショートにするかまたは後ろで軽くまとめるかのどちらかしかないが、後ろで髪をくくるゴム(なんていうんだ、あれ?)に女らしい個性を出していて、そこは刑務所側も大目に見ているらしかった。
工場には常時看守が張り付いていて、受刑者が真面目に作業しているかを監視している。
担当看守はAさんというまだ20代としか思われない人だが、バリバリに厳しい女性看守だ。
不美人ひしめく女看守のなかではまだ見れるほうで、髪と服、それに化粧でごまかしたらそこそこの女性に見られるはずの女性だ。
しかしいかんせん刑務所という環境ではそのごまかしをする方法もなく、濃紺の制服と制帽から見える彼女を、ただ厳しいだけの女性にしてしまっていた。
受刑者間で少しでも私語をしようものなら、たちまちAさんの怒声がとぶ。
「佐伯、担当台まで来い。」
顔を引きつらせた佐伯受刑者(仮名)が担当台まで歩いていく。
終わった。
そんな感情が見て取れる。
「Bさん(もう1人の看守の名)、斉藤をお願いします。
」
もう1人の看守、こちらは助務とよばれている担当の補佐役に向かって、佐伯受刑者と私語を交わしていた斉藤受刑者を工場の隅に連れて行かせる。
要は私語を交わしていた2人の受刑者を一端引き離し、それぞれから事情を聴く、ということだ。
これは警察が現場などで事情聴取する場合にもやる基本なんだろう。
私語なのか業務に必要な会話なのか、それは注意して見ていれば簡単に分かる。
俺でも見分けがつく。
表情やら仕草やらで、今、仕事の話だな、あ、今、くだらないことしゃべっているな、などだ。
仕事の話をする時は、手をあげて担当看守に申し出なければならない。
「345番佐伯、交談お願いします。」
「よし。」
これが交談、つまり業務に必要な会話をする時の規則だ。
だが、そこは人間のこと、私語をしたくなる時もある。
受刑者は悪知恵を働かせ、さまざまな手段で看守の目を盗み、私語を交わす。
「交談お願いします。」
「よし。」いったん、看守の許可を得、そこから私語を始めるパターンもある。
堂々としているから見分けるのが困難なのでは?と思われるかもしれないが、これもやはり見ていたら分かる。
製品や手元を見ながら視線がぶれていない、目に笑いがない、こういう場合はちゃんと仕事の話をしている。
ところが一見製品を見ていても、仕事の話を装っている場合、目が泳いでいて、表情に笑いが隠されている。
一目瞭然だ。
Aさんはそこをつき、一気呵成に取り調べそして懲罰へと持っていく。
Aさんの迫力にビビって、しらばっくれて反論できる受刑者は、ほとんどいない。
いたとしても、元極妻あたりの受刑者が担当抗弁で懲罰覚悟の喧嘩を吹っかけるのが堰の山だ。
どっちにしても、懲罰が待っている。
佐伯受刑者も、担当台に呼ばれた瞬間、そんな運命を一瞬のうちに悟ったのだろう。
Aさんの激しい叱責をおとなしく聴いている。
もうひとりのB看守が話を聴いている斉藤受刑者も観念したらしく、やがて2人の受刑者はB看守に連行されて工場を出て行った。
これから事務所にて上官の取調べがあり、そして懲罰を受けることになるのだろう。
そんな刑務所の工場という非日常な光景も見慣れた昨年の7月、俺はいつもどおり会社を出発し、ハイエースで刑務所の門をくぐった。
助手席に看守を乗せ、工場までハイエースを転がす。
縫製工場に着き、工場の鉄扉を開錠する看守。
ミシンの音が響く見慣れた光景があった。
クーラーがないんだよな、刑務所って。
これはつらい。
外はセミの鳴き声で、今が夏なんだということを主張しまくっている。
なんか変だった。
どうやらこの縫製工場で結構な数の受刑者が取り調べに上げられたらしく、人数が減っている。
最大50人、常時45人前後は作業しているこの工場に、その時は30名ほどしかいなかった。
いぶかしげな俺の表情を察したA看守によると、土日の休業日(土日祝は刑務作業が休みで受刑者は居室でのんびりしているらしい)、雑居(共同室)で喧嘩があり大勢の受刑者が取り調べに付されたという。
共同室には同じ工場で働く者が入っているから、必然的にその工場の人数が減ったというわけだ。
まあ、人数が何人であれ俺の仕事が変わることはない。
各ミシン台をまわり、製品をチェックしていく。
衣類の改変箇所を受刑者に指示し、最初は俺がミシンを操ってその手本を見せる。
受刑者間のリーダーにまず指示し、そのリーダーが各受刑者に伝達していく。
川原というその縫製工場のリーダーは、30代後半くらい、黒髪を後ろで束ね、170cmの俺と向かい合うとちょうど彼女の頭のてっぺんが俺の鼻の高さにくるから、150もしくは140cm台しかないかもしれない。
とにかく胸が大きくて、夏用の半袖受刑服の一番上まできっちりボタンをはめているのにもかかわらず、それに収まりきらないバストは深々とした胸の谷間を作っていた。
それに対して身体はごく細く、細いのに胸だけが巨大であるというなんとも目の保養、いや、目の毒な身体だ。
アイシャドーを薄くひき、綺麗に弧を描いた眉の下から俺を見上げる猫のような眼は、おそらく元お水の女に間違いない。
色白のきめ細やかな肌にこれは少々規則違反とも思える濃いめの口紅を塗った厚ぼったい唇。
看守は注意しないのか?完全に色っぽいよ、この女。
工場には倉庫というものがある。
材料や、未使用のミシン、出荷待ちの製品を置く。
倉庫にも全て鍵があり、その鍵は看守が持っている。
倉庫に入る時は、
「倉庫の開錠お願いします。」
といって許可を得、看守の立会いのもと、倉庫での作業をする。
その日は新しい材料を搬入したので、それを倉庫に仕舞う必要があった。
衣料品の材料だから軽いとはいえ、いくつものダンボールを倉庫に入れる作業を女性受刑者だけにさせるのは、男として抵抗がある。
本当は受刑者の作業を俺たち指導員が手伝うことは一切禁止されているのだが、こういった搬出入の時だけは例外として看守も見て見ぬふりをする。
「倉庫お願いします。」
川原受刑者がA担当看守に申し出た。
「よし。」許可がおりる。
Aさんが倉庫を開け、ちょうど倉庫の中と工場の両方を見渡せる位置に立つ。
首を左右にひねるだけでどちらの状況も即座に把握できる位置だ。
川原受刑者と俺、それにもうひとりの受刑者で計20個ほどのダンボールを倉庫に仕舞っていく。
全てのダンボールを倉庫へ入れ終えた。
だがひとつ問題がおこる。
ダンボールの数が多すぎて、倉庫内の見通しが悪いのだった。
倉庫内の見通しが悪いと、何がいけないのか。
看守の目が届かないのだ。
看守は倉庫の中まで入って監視できない。
必ず工場と倉庫の両方に目を配らなければならない。
だから倉庫は常に見通しよく、奥まで死角をつくらないようにモノを配置する必要がある。
看守が2人いる時は、それは問題ではない。
1人が工場、もう1人が倉庫を監視すればよい。
しかし、刑務所も暇ではない。
看守の数は限られている。
工場に常時2人の看守を付けるのは難しい。
A看守が川原受刑者に指示を出す。
「倉庫内を片付けて死角がないようにしなさい。」
「はい。」粛々と指示に従う川原受刑者。
川原受刑者(以下川原さん)が俺を見上げる。
哀願するような眼。
「手伝って。」と訴えかけている。
俺はAさんの方を見る。
彼女は一瞬困った顔を見せたが、
「すいませんが、手伝ってあげてくれません?」と言った。
やはり大きなミシン台なども動かす必要から、女だけではしんどいと判断したようだった。
俺、川原さん、もうひとりの受刑者の三人で倉庫内の整理が始まった。
暑い。
ただでさえ暑いのに、倉庫内には窓がない。
三人とも汗だくだった。
彼女たちの受刑服が見る間に汗染みを作っていく。
それはたちまち全身に広がり、受刑服の下に直接付けていると思われるブラジャーとショーツの形や模様までくっきり見分けられるほどになる。
川原さんの巨大なバストを包んでいるブラジャーは、もちろん白なんだろうが、花の刺繍がほどこされているようだった。
胸の上半分は全然包みきれておらず、乳首がとりあえず隠れている、そんな感じだった。
パンと張ったヒップに貼り付くショーツは小ぶりで尻の半分ははみ出ている。
そんな光景が汗という水分によって、全て露わになっていった。
汗まみれで作業しながらも、俺の下半身がうずいてくる。
独身である俺は、たまに行く風俗が唯一の慰めだ。
いつもはAVを見ながらのオナニーで我慢している。
そういや、ここしばらくオナニーしてないな。
そんなことを考えた。
しかし、これほどいい女は普通でもめったにいないぞ。
顔は高級ホステスで、身体は巨乳グラドルってか。
おい、どこの馬鹿男だ?こんないい女を犯罪に走らせたのは。
俺だったら、一生手放さない。
妄想が脳内で爆発する。
彼女たちを盗み見ているうちに、もはや下半身の膨張は止まらなくなっていた。
会社の作業着は紺色でごくありきたりのものだ。
濃い色だから汗染みは目立たないとはいえ、ズボンの不自然な膨らみを隠し通せるものではない。
俺のペニスは勃起時12cm(定規で測った)と小ぶりだが、硬さがハンパない。
角度的には「下腹を打つほど反り返る」わけではなく90度くらいでも、少し上から押さえただけで痛みを感じるほどカチコチになる。
硬さだけなら中学生とも渡り合える。
反り返らない、90度の角度でその硬さ。
これはもっともズボンの前の膨らみを目立たせることになる。
ガチ勃起でも、反り返るのならペニスを上向きにセットしてごまかしようもある。
しかし90度となると、これはもう横から見たら、なんだ三角定規でも入れているのか?となる。
内心、やはりあせった。
やばいよやばいよ。
受刑者にこんな醜態見られて、後で彼女たちの話のネタにされるんだろうか。
雑居で、彼女たちはいつも何を話してるんだろうか。
エロいことばっかじゃねえのか?女の性欲は、男よりも奥が深いと聞いたことがある。
しかも何百人と男を食ってきたであろう女たちが一同に会しているこの女子刑務所という異様な世界。
シャブなんかも打たれてセックスに狂った女もザラにいるはずだ。
シャブを打つと、セックスが何百倍にもよくなるらしいじゃないか。
何百倍とか、いったいどんなだよ。
男なら何もしないでも射精に至る。
女なら。
こればっかりは、分からん。
想像を超えている。
そんな想像外の話しを、女が寄り集まってエロ談義してんだろうなあ。
ふと気付いた。
もう1人の受刑者が消えている。
どうやらA看守の指示で工場内での作業に戻ったようだ。
そんな時、上官が見回りにやって来た。
「異常ありません!」
即座に敬礼をしつつ大声をあげるA看守。
そのまま上官の前まで小走りに走っていき、報告する。
「第4工場、総員32名、うち医務1名、面会1名、現在員30名、勤務中異常ありません!」
上官とA看守はそのまま担当台まで行き、何やら話し出す。
おそらく大量に出た取り調べのことだろう。
彼女たちは担当台で工場の方を注視しながら会話している。
はっきりいって倉庫内の監視は皆無状態だった。
厳格なA看守にしては珍しく、工場の人員が大幅に減ったことで気の緩みがあったのだろうか。
上官も上官だ。
倉庫をほったらかしにして担当台にいくなんて、ダメだろ。
しかし、そんなスキを受刑者が見逃すはずはない。
川原さんがここぞとばかりに声をあげた。
「あっつーーい!!ちょっと休憩しようよ。」普段なら絶対に敬語である彼女たち。
しかし監視がいない今、素を出してきた。
「ねえねえ。○○君って、何歳?」隅に立て掛けてある畳まれたダンボールを床に敷き、横座りになりながら、俺に聞いてきた。
てか君づけかよ。
まあ確かに年下かもだけど。
「29歳です。」俺は敬語だ。
正直ビビっている。
相手は海千山千の裏社会を生きてきた女だ。
「やったー!!わたしの勝ちだあー!」
なんのこっちゃ?
「あのね、みんなで賭けてたんだ。○○君が何歳かって。で、私が一番近かったの。」なんだそういうことか。
しかも刑務所で賭けって。
懲りない女どもだ。
「やったー、日曜のコーヒーゼリーあたしのだ。ウフフ。」
そうか。
食い物を掛け金がわりにするのか。
そういや受刑者にとって一番の関心事は飯だそうだ。
今日の昼飯が何で、夜が何で、日曜のデザートが何、と彼女たちはそれを楽しみに生きている。
いつのまにか倉庫の入り口にさっき消えた受刑者が戻っていて、さりげなく工場と倉庫を見渡せる位置にいる。
なるほど。
看守が動いたら即合図を送るわけだな。
「ねえねえ、そんでさあ、○○君って最後にオナニーしたのいつ?」
キャハハハっ、と笑い転げる川原さん。
俺はもう完全に真っ赤っ赤だ。
「は?いや、その・・・」
「なに?なに言ってんのかわかんないよ。ねえ、やっぱ童貞だよね。」この一言はこたえた。
確かに29歳にして童貞(素人童貞)だったが、俺としては女の前でそんなことを曝け出されるのは、あまりにも恥ずかしすぎた。
「なにぃ?傷ついたの?ごめんねぇ。」黙ってしまった俺をみて彼女は半笑いで謝ってきた。
「いや、いいけど。別に。ホントのことだし。」
「なんだ、やっぱ童貞なんだ。彼女つくんないの?」
「作らないというか、作れないというか・・・」
「ふーん。正直なやつ。」
ふいに真顔になった彼女が俺に命令した。
そう。
命令だ。
有無を言わせぬ迫力があった。
ぬるい世界を生きてきた俺に、反抗する度胸などない。
「ちょっとチンチン出してみなよ。あんたさっきから立ちっぱなしでしょ。ほら、早く。」
操り人形のように、俺は彼女の言葉に従う。
ベルトをはずし、ジッパーを下げる。
立小便する時のようにチャックの間からペニスだけ出そうかとも思ったが、童貞がばれた今、そんなみみっちいことをする意味はない。
俺はズボンとパンツを一気に太ももまで下げた。
「けっこういいもの持ってんじゃん。かわいいよ。」赤い舌を出してこれみよがしに上唇をなぞってみせる。
メスだった。
「来なよ。」
横座りの彼女に向かって、これから起こることへの期待で充血しきった一物を丸出しにしたまま、俺は近づく。
「立ってなよ。」静脈が透けて見えるほどきめの細かい白く長い指を袋に絡ませる。
やわやわと撫でさすり、もう一方の手を尻に回し、やさしくゆっくりと尻全体を撫で回しはじめた。
尻に回した手はやがて肛門へと至り、そのままアナルをゆっくりともみほぐす。
袋をもんでいたいた手を一端はなし、受刑服のボタンを外し始める。
三つ外した。
「ここまでよ。」ここまでで十分だった。
大きなメロンほどもある乳房だった。
やわらかそうだった。
もみたくて、触りたくて、しゃぶりつきたくて気が狂いそうになる。
「ほんとわかりやすいのね。」透明な前触れが滴り落ち始めたペニスを見て、そうつぶやく。
「いいよ。触っても。」手を伸ばす。
ブラを力任せに下へ押し下げた。
重力に反したような形の、そのやわらくて気持ちのいいやつは、俺の両手を性器と化した。
もみまくった。
きもちいい。
たまらん。
時は既に遅かった。
射精が始まった。
手から伝わるやわらかさ、俺を見上げる目、赤い舌、濡れた唇、そしてアナルをやわやわとほぐす白い指。
全てが一体となり夢精のような感覚で射出がはじまる。
ああ、きもちいい・・・・。
信じられない。
こんな気持ちいいなんて。
なんてきもちいいんだ。
触られてもいない亀頭の先からドクドク精液があふれ出す。
精液が尿道を通るたびに腰が震えるような快感で気が狂いそうになる。
「わーお。やるじゃん。触ってないのに。すごいよ。」
綺麗な顔で射精を受け止めながら、平然とつぶやく。
射精の第一陣は彼女の前髪から額、鼻梁、口唇、そしてあごにまで白い筋をつけた。
第二陣は睫毛にかかりそのまま睫毛からぶら下がる。
第三陣はわざと開けた口からいっぱいに伸ばした舌に降り注ぎ、第四陣以降はそのまま舌に向かって射出されていった。
「すごーい。どんだけ溜め込んでたのよ、ホント。」ためらいなく舌に溜まった精液を飲み込むと、睫毛から垂れた精液をそのままに、俺をいたずらっぽく見上げた。
「しょうがない子ね。もっと良くしたげる。」
亀頭が包まれた。
熱い。
溶ける。
「溶けないって。」
いやでも。
ああ、きもちいい。
死んでもいいよ、俺。
こんな気持ちいいフェラチオ、巣鴨のピンサロでも味わったことないよ。
ジュプジュプ。
亀頭だけを包み、ローションのような唾液をまぶしながら舌を蠢かしつつローリングしつつ前後にゆっくり動かす。
ああ、ああ。
「あんま、声出さないでよね。看守来んじゃん。」
入り口を見張っている女も、気付けばじっと俺たちを見ている。
担当台から死角になる方の手を受刑服のズボンから中へ差し込み、自分の性器を愛撫しているようだった。
目が濡れていた。
俺を包んでいる女は、両手で俺の尻を抱え込み、そのまま喉奥までペニスを咥え込んだ。
ねろねろと舌を操りながら同時にゆっくりとしたピストン運動を行う。
喉で亀頭が包み込まれ、俺は気を失いかける。
なんだ。
なんだ。
この気持ちよさは。
ナンダ。
コノキモチヨサハ。
ああ、だめだ。
またでる。
でるよ。
もうだめだ。
あああああ。
「だーめ。」
気がふれたかのように身悶える俺をあやすように、口を離す。
俺の両手を掴み、下へ引っ張った。
「寝てごらん。」
ダンボールの上に横たわる。
作業着のボタンを全て外された。
上から覆いかぶさるように俺を抱きしめる。
俺も下から彼女を抱きしめる。
「かわいいよ。天国にイカせてあげる。」
キスした。
ちゅっちゅっと上から顔面にキスの雨を降らせる。
ちなみに彼女の顔にかかった精液はそのままだ。
だが彼女は巧みに口だけを操作し、俺に口付けする。
舌が潜り込んできた。
熱い舌。
俺の口内をゆっくりと掻きまわす。
己が出した精子の匂い。
彼女が飲み込んだ俺の唾液。
俺の舌を捕らえる口唇。
ねぶる。
あやす。
はさみこみ、蹂躙する。
ねろん。
舌が舌を這い回る。
抱き締め、抱き締められる。
髪を掻き毟る。
胸の間でつぶれたメロン。
やわらかな太ももでやわやわと圧迫される陰茎。
いつのまにか彼女のズボンは足首まで下りている。
ムッチリした大人の女の太ももが、ペニスをなぞり上げた。
手で撫でられるより、激しい快感が走った。
だめだ。
やばい。
「だめ。いく。」
舌をきつく吸われながら、射精する。
二度目の射精は彼女のフトモモに全て排出された。
「ンフフ。しょうがないわねえ。」
二度の射精で萎えるかに見えたペニスに、顔を近づける。
「こっからよ。天国は、まだまだ先。」
見ると入り口に立っている女が倉庫内に入っている。
4人目の女が入り口で見張る。
入った女はおおっぴらに自慰を始めた。
「ああ、あああああ。」
虚ろな目をこちらに向けながら、ズボンに突っ込んだ手で自分の股間をまさぐっている。
涎をたらし、その涎を手に取り股間になすりつける。
目の焦点が合っていない。
川原は2度目の射精でやわらかくなったペニスを再び口に咥えた。
ペニスの全てを口内に納める。
ありったけの唾液を出し、ペニスにまぶす。
そのまま舌だけでマッサージし始める。
やわらかかった。
やさしかった。
母のようなやさしさで、俺のペニスが満たされる。
「てんごくにいきますよ。」咥えながらぶつぶつ呟いている。
信じられない。
二度も出したばかりのペニスが一瞬で怒張した。
俺の中に三度目の射精衝動が甦る。
なんだこれは。
おかしいよ、この女。
食われる。
溶ける。
「だから、溶けないって。」
大きく開いた俺の脚を立たせ、左手の中指にたっぷり唾液をまぶし、アナルをまさぐりだす。
ペニスを奥まで飲み込むのと、アナルをまさぐる中指が直腸深く差し込まれるのが同時だった。
死ぬ。
ああ、天国だ。
そうよ、天国よ。
腸内で蠢く指。
喉奥でしゃくられる亀頭。
やさしく揉み解される玉袋。
じゅぽじゅぽじゅぽ。
ぬぽぬぽ
ねろん。
ぎゅぽん。
ぞろり。
天国が見えてきた。
そうよ、ここが天国。
じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ溶けるよ。
とける。
あああ、きもちいい。
涎がでる。
ああ、しんでしまう。
シンデシマウ。
意識が混濁する。
じゅるじゅるじゅる。
ねろねろねろねろん。
れろんれろんじゅぱじゅぱじゅぱ。
くちゅくちゅくちゅ。
ちゅばちゅばちゅば
ああああああ。
熱い。
熱い。
溶ける。
チンチンが溶ける。
なんだよこれ。
喉のやわらかい部分に亀頭がしゃくられた。
同時に蛇のような舌が茎に絡みついた。
同時にアナル奥差し込まれた中指が前立腺をひと押しした。
どぴゅ。
どぴゅ。
どぴゅ。
どぴゅ。
どぴゅ。
ああああ。
射精の律動に合わせ、やさしく喉でしゃくられる。
精液の射出に合わせ、やさしく舌であやされる。
快楽の頂点に合わせ、やさしく前立腺をくじられる。
天国だ。
確かに天国だ。
そうよ、ここが天国。
4人目の見張り役も、もはや見張りの役を果たしていない。
看守が動き出す。
ペニスを咥え込みながら、看守を見上げる川原。
全ての精液を飲み込み、中学生なら見ただけで射精しそうな乳房をふるわせる。
「天国には、いけたの?」
やがて駆けつけた大勢の看守に囲まれ、俺も言った。
「うん。いった。ありがとう。」