従姉と

2021/09/18

*冒頭にある「前回のご報告」はdat落ちして発見できませんでした。

前回のご報告の後しばらくして、比較的最近の話です。
腰を痛めて仕事を辞めたいとこが祖父母の家に来る事がありました。
お盆や正月と違って家族総出ではなく邪魔も入りにくいので、私も足を運ぶ事に。
居間の戸を開けて顔を覗かせて祖父母と談笑するいとこを確認し
「よぅ、久しぶり」と声をかけると
「うん、久しぶり」と返ってくる。
祖父母には解らなかったようだが、前回以降やはりどこか表情も硬くぎこちない。
それでもその場は不自然に見えないように繕い、祖父母が凝っているお茶の話などをして時間を過ごしていた。

その夜。
例によって一晩祖父母の家に泊まる事にした私は、風呂上りにホールのソファでいとこと並んで話していた。
お互いに酒も入らず、またTVもついてはいるが真剣に見ているわけではない。
話の内容もあまり軽いものではない事もあって、お互いにそのくらいぼかした空気の方が都合が良かったのだろう。
結論から言えばその日話したのは、これからのお互いの身の振りだった。
ひとしきり話し終えると、お互いに大きなため息をつく。
だが、結論が出るまで話した事で互いに胸のつかえが取れたのか、その場の空気は話す前よりもずっと軽いものになっていた。

緊張の糸が解けたのだろう、いくぶん緩んだ表情でいとこが話し掛けてくる。
「いろいろあったよね、ここ何年かさ」
「そうだなぁ…って、まだ落ち着いちゃいないけどな(笑)」
「まぁね、でも今よりはマシになるよ。○○もアタシもね」
(そんなもんかねぇ…ま、今はいいか)
話の成り行き上いろいろと思う所はあったが、見えてもいない結果の事で今口論するのも馬鹿馬鹿しいと思いその場は黙っておく。
一息ついて見つめ直すと、いとこの顔にはいつかの柔らかさが戻っていた。
(ああ、やっぱり安心するな。こいつがこういう顔してると)
思い返せばいつもそうだったが、いとこが表情を緩めて機嫌よくしているのを見ると私の気持ちも不思議と安らいでいく。

そんな私の様子を見て取ったのか、いとこはさらに表情を笑み崩してにじり寄ってくる。
ある種の予感を感じ「ん?」とこちらも逃げずに微笑み返してみると…
パジャマの上からガシっ!と股間を鷲づかみにされた。
「うっ…」ゾクゾクっと湧き上がってくる快感に思わず声が漏れる。
予兆はあったもののまだまだ完全に勃起したわけではなかった半勃ち以下のモノが、ぐにぐにと無遠慮に揉みしごかれる。
(こいつは…相変わらず直球だなぁ)
とは思うが、乱暴ながらツボを心得たいとこの手の動きは気持ちよく、私のモノもパジャマ越しにぐんぐんと体積を増していった。
責める方も受ける方も好き者だけにこういう事は恐ろしく話が早い。
すっかりその気になった私は体ごといとこの方に向き直り、しばらくの間揉まれるに任せて手の動きを愉しむ事にした。

ぐにぐにと弄られ続けたペニスは次第に硬度を増し、今やパジャマの股間部分で盛大にテントを張っている。
それを確認しつつもいとこの手の動きは未だ休まる事は無いが、勃起した頂点部分が生地を突っ張らせてもう幹の部分をしっかり握る事はできなくなってしまっていた。
気持ち良い事は気持ち良いのだが、パジャマ越しに亀頭部分をさすられるだけの刺激に物足りなさを覚えた私は、ここらで反撃に移ろうと横たえていた上半身を起こしにかかる。
が…
「待って、そのまま」
の声がかけられ、後ろ手に肘を立てた状態でストップする。
(…?)と、意図が読めずに目線だけ下に向けると
「腰、浮かせて?」と指示がきた。
言われる通りにするとパジャマの下半身部分がズルっと下着ごと引き下げられ、いとこの手で勢いをつけられたペニスがブルンッと顔を出した。

抜き取ったパジャマと下着をソファの横に放ると、いとこは再び下半身に覆い被さるように身を沈めてきた。
ビクッ ビクッと脈打つペニスに顔を近づけ、やんわりと左手で包み込む。
柔らかい手のひらが軽く握りこむように動くと、その部分にぞわぞわとした快感を走らせた。
そして、少しの間無言でペニスをさすっていたいとこがぽつりと口を開く。
「あんたも大きくなったね…」
「…」
私は、とっさにどう答えていいか解らなかった。
無論、勃起の事を言っているわけではないだろう。
おそらくはもっと昔の、何の邪念も無く一緒に風呂に入っていた時分の事が思い起こされているはずだ。
しかし、手の中に欲望をみなぎらせた男を包み込んで、いったい何を思うのだろう。

答えを考えあぐねていると「クスッ」と小さな笑いが聞こえ、新たな感覚がペニスに生じた。
さきほどまでの幹をさする動きとは違う、根元から亀頭まで全体をシュッシュッとリズミカルに扱く、明らかに快感を与えるための動きに変わっていた。
ごく軽い握力でシュカシュカとペニスを扱かれると、まるで全体をくすぐられているようでとても気持ちがいい。
たまらず「んっ…くっ…」と声を漏らすと
「ふふっ…気持ちいい?」と返ってきた。
隠す理由も無いので、「あぁ…うん、気持ちいい」と素直に答えておく。
すると「んふふっ…」といとこは小さく笑い、空いた右手で睾丸の周りをさわさわと撫でまわす動きも追加してきた。
「おっ…んん…」と声が漏れ、新たな快感にブルッと身震いしてしまう。
その反応も嬉しいのか、愛撫する手にますます技巧が込められていく。

亀頭のみを手で包むようにし、しゅるしゅると手のひらでこね回す動きで敏感な粘膜を責められ、かと思えばカリ首のあたりで筒状にした手を高速でシュコシュコと上下される。
男の、と言うより私のツボを知り尽くした動きにたちまち快楽がほじくり出され、先端からテラテラとガマン汁がにじむ。
ほんの4?5分前までは快感を愉しむ余裕すらあったものが、今では「あっ…くっ…」と声を漏らしながら不意の暴発を防ぐのに手一杯のありさまだ。
どのみちこのままでは成すすべなくイカされてしまう。
気持ちは良いので不都合は無いが、それではあまりに格好がつかない。
なんとか手を止めてもらおうと話し掛けるが
「ちょっ…待って、手加減してもらわないと、俺、すぐに出ちゃうから…」
これでは降伏宣言だ。
しかしなんとか意を汲んでもらえたらしく、手の動きがゆるゆると優しいものに変わる。
それはそれで気持ちいいのだが、先ほどよりは暴発の危機が遠ざかったので少し安心した。

「なぁ、俺ばっかり一方的にされるのも何だからさ…そっちもホラ、下脱いでこっち向きにしなよ」
「だーめ、このままでいいの」
「いやでも、このままじゃ…」
「いいの」
とりつく島も無いほど簡潔に却下されると、またしゅるりとペニスが指で巻かれた。
今度は両手で、優しくねじるように動かされる。
無論表皮のみを軽くねじるような動きだが、力のベクトルが違うだけでほれほどと思わせるような快感が湧きあがり、強烈な射精感となってペニスの根元に溜まり始めた。
「ちょっ!ホントにダメだって!俺もうガマンが…」
「わかってるよ。これだけガマン汁ダラダラなんだもん。イキそうなんでしょ?」
「そ…だよ、解ってるならなんで…」
「…いいの。○○ちゃんのおちんちん、おねーちゃんが気持ちよくしてあげるんだから」
(………はい?)

一瞬何を言われたか解らず、軽い錯乱状態に陥る。
(おねーちゃん?…誰が?)
(しかも「○○ちゃん」って、それ小さい頃に呼び合ってた言い方じゃ…)
そんな風に思っていると、表情から困惑が読み取れたのだろう、いとこが続けて喋りだした。
「小さい頃は"△△ねーちゃん△△ねーちゃん"って髪の毛掴んで離れなかったのに…」
「ちょっと大きくなったと思ったら無愛想で一緒に居るの嫌がるようになって…寄ってくる時はエロい事ばっかり」
「………」
「けっこう…寂しいって言うか、複雑な思いはしてたの」
(…だから何だと言うんだろう?確かに思春期の頃はそういう事もあったかもしれないし、小さい頃のように無心で遊ぶ事も無くなったかもしれないが…)
(しかしそれは自然な事のはずだ。それに例の件以来ここ数年はかなり親密な関係を保っていられたはず。第一、それとこれと何か関係があるのか?)

いまさら思春期の事を蒸し返されて…いや、蒸し返されたとしてもこの状況は意味が解らん。
尚も"わけわかめ・ちんぷんかんぷん"といった私の状況を見て取ったか、いとこによる不条理な説明が続けられた。
「だからさ、こうやって余裕が無くなるキワキワまで追い詰めれば…ちょっとの間だけでも昔の可愛い○○ちゃんに戻るかなぁ?って」
(…そんな無茶な)
「いや、確かにもう余裕どころか一ひねりでギブアップって抜き差しならないところだけどさ、だからってそれで昔のようにとは…」
と言いかけたところで、ふっとペニスから圧迫感とぬくもりが消え
「…ふぅん、じゃあここでストップ」と拗ねたような言葉が聞こえた。
「へ?」不意に与えられるはずの快感を奪われて狼狽する私。
「屁理屈こねて素直じゃない子には、気持ちいい事してあげない」
と、両手をひらひらと振って見せるいとこ。
「えぇっ!?そんな…ここまでしておいて!?」

悲痛な講義の声を上げるも、いとこは"我関せず"といった表情で
「何がぁ?アタシ好きなようにちんちん弄ってただけだし、飽きたらやめるよ」
「……っ!!」と、一気に突き放されて言葉にならない。
(あんまりだ!急に訳のわからん言いがかりをつけてきたと思ったら今度は寸止めで「はい、おしまい」?発狂するぞ!?)
と頭の中では思っているが口から出る言葉はまとまらず「あっ…えっ…」と単語になっていない。
「何よ、何か言いたい事でもあるの?」
「あるよ!」ようやくそれだけ言えた。
「なに?」「いや、だから…このままは無いだろう?」
と、切なげにヒクつく自分のモノを指差して言ってみるも
「あらら、そんなにしちゃって苦しいでしょうねぇ。早く出しちゃえば?」
などとわざとらしくそらっとぼけられる始末。

「いや、だから…」
(ここまできて最後は自分でなんて…あまりに酷すぎる)
「だから、ちゃんと最後まで…」
「最後って何よ?ちゃんと言わなきゃおねーちゃんわかりません」
「…(こいつは…)」
この時点でもう他に選択肢の無い事は明らかではあるのだが一連のやりとりの後だけに素直に言い出すのもためらわれ、またいとこが完全にこの状況を愉しんでいるのが解るだけにこちらから折れるというのも癪だった。
そんな調子のまま依然として欲求を言い出す事ができずにいると
「あっそ。残念ね?。ちょっと素直になればスッキリできるのに」
と言われると同時に股間に電撃が走った。
再び右手で握られ、鈴口を人差し指でクリクリと弄りまわされているのだ。
「!!っっっくぅぅぅぅ」
元々限界寸前まで高められていたペニスにこの刺激はたまらない。
再びぐうっと臨界まで張り詰め、カウパーがにじみ出るのが解る。

もはや勝利を確信したのだろう。
いとこはにんまりと笑みを深めると
「ねぇ、どうする?素直にお願いできたらおねーちゃんの指で天国に連れてってあげる」ときた。
もう質問ではなく拷問だ。
輸精管いっぱいに精液が満ち満ちて一秒でも早く射精を果たしたい状況で拒否できるはずもない。
「お、お願い…もう…」「もう…なに?」
「イカせて…」完敗だ。
完全勝利を確認したいとこは先ほどまでの『にやにや』笑いから一転、『にぱっ』と天使のように微笑むと両手の指をしゅるしゅるとペニスに絡ませ始めた。
もう堪えきれないくらいに張り詰めたペニスはさらに透明な液を溢れさせていとも簡単に絶頂を迎えようとするが、なんとか奥歯を噛み締めて阻止する。

「んっ…ふぅ…」と呼吸を整える私にいとこが
「ごめんね、こんなに焦らしちゃって。すぐスッキリさせてあげるからね」と優しく告げる。
そして、カウパーでぬるぬるになったペニスを両手で包み込むようにすると、そのまま手の内に閉じ込めるようにして揉み動かし始めた。
途端に、私は手の動かすリズムに合わせて「うあっ うっ うっ あっ あぁっ…」と情けない声を上げてしまう。
それもそのはず。カウパーでぬるつきを与えられ、絶妙なリズムと力加減で揉み、上下する手指の動きは、まるで膣の中に挿入しているかのような感覚を伝えてきたのだ。
(えっ…うわっ、なにこれ…すっごい気持ちいい…)
歯噛みして耐えながらも、『にゅっ』 『にゅっ』 『にゅるっ』 『にゅるっ』と次々に送り込まれてくる快感に意識がぼかされていく。
「ねっ、○○。これ気持ちいいでしょう?」
「あうっ…んっ…気持ちいっ…」

「じゃあ、<△△ねぇちゃん、射精させて>って言って?」
「えっ…それっ…」
「いいから、ほら」の声と同時に圧搾感が増し、『にゅるにゅるにゅるっ』と膣壁が絡みつくような動きが再現され、急激に射精感が高まる。
限界を感じた私はぐいっと腰を浮かせ
「あぐっ!△△ねぇちゃんっ!射精させてっ!」と短く叫ぶ。
それと同時に堰を切ったような射精が始まり、「あっ 出た あっ あっ」と小さくつぶやくようないとこの声を遠く聞きながら
『びゅぐっ!びゅっ!びゅっ!びびゅっ!』
と大量の汚液を閉じ合わされた手の中に放っていった。

少しの間そのままぐったりとし、呼吸を整えてから改めて下を向く。
そこには案の定と言うか、大量の粘液にまみれて横たわったペニスと、さらにその先、足の向こうでぺたんと座って手のひらの精液を弄ぶいとこの姿があった。
もっとも両手を閉じ合わせた状態で最後まで噴射を受けきっただけあって、手のひらどころか指の先や又に至るまでドロドロに汚されており、こぼれ落ちんとする精液を持て余しているようにも見えた。
やがてこちらの視線に気づき
「あ、大丈夫?」と声をかけてくる。
「うん」と短く答えると再び自分の手に視線を戻し
「すごい…いっぱい出たね。溜まってた?」と聞いてくる。
「まぁ、人にしてもらうの、ずいぶん久しぶりだったし」
「なぁ、あの、△△。さっきの…あのイク時のだけど…」
「あ、うん。ありがとね」 「え…あぁ」
「汚れちゃったし、お風呂行って流そうか」
「ん、あぁ、そうだね」

手近なティッシュ箱を引き寄せ両手と股間を粗方拭うと、脱衣所に入る。
「どうせ流すんだから拭かなくてもいいんだけど、床とかに垂れちゃうと困るしね」
「あぁ、そっか。明日になっておばあちゃん達に見つかったりするとマズいもんね」
適当に言葉を交わしつつ服を脱いでいく。
もともと半裸だった私は先に脱ぎ終わり、いとこの脱ぐ様子を観察していた。
あらわになった肌は少し高揚し、ブラジャーが取られると乳首が硬く上を向いている事も解った。
そして下着をずり下げられると、離れた布地と股間の間を"ついっ"と細い糸が繋いだ。
(あ…やっぱりこいつも濡れてたんだ)などと感心してしまう。
いとこもこちらの視線に気づいたらしく「ん?なに?」と問い返してくる。
「あぁいや、それ…」とシミの広がった下着を指差すと
「あぁ、そりゃあんな事してれば濡れるでしょ」と事も無げに答えた。
「そっか、そうだよな」などと奇妙に納得させられていると
「ほら、冷えるから早く入ろう」と声がかかる。
「うん、わかった」軽く応じて、二人して浴室に入った。

浴室に入るといとこはシャワーの取っ手を掴み、ジャバジャバと温水を出しながら温度調節を始めた。
同時に私も浴槽の中に手を突っ込んで温度を確かめ、
(ん?、ちょっとぬるいかな?)と思い、ボイラーに再点火のためにレバーをひねる。
数瞬の間を置いて『ボッ』と小さく火のつく音を確認すると、私は立ち上がっていとこの方を振り返った。
「……(ジャバジャバ)」
割に真剣な顔をして温度調節に余念が無いようだ。
「どう?」と、こちらから声をかけると
「あ…うん」と言ってシャワーをこちらに向けてきた。
ほどよく熱せられた水流が胸元で跳ね返る。
「熱くない?」
「うん、丁度いい」
そう答えるといとこは満足そうに微笑み、私の体をジャバジャバと首元から洗い始めてくれた。

既に一度入浴している事もあってボディーソープは使わずにシャワーと手で軽くこするように洗っているだけだが、その分いとこの体温や手の柔らかさが不純物無しで感じられてとても心地よかった。
全身を撫でるように洗われ少しうっとりしていると、当然の事だが最後に残った陰部にも手が伸ばされた。
まだ先ほどの行為の残滓がこびりつくそれも、いとこの手によって包皮を剥かれ丹念に洗われていく。
それで放出したばかりのモノに血液が集まる事は無かったが、柔らかな手で『こしこし』と汚れを落とされるのは、思わず「ふぅ?」とため息を漏らしてしまうほど気持ちのいい事だった。
ひとしきり洗い終わるとシャワーと手が離れ、いとこは自分の体を流しにかかった。
私にしたのと同じように、首元からジャバジャバと手で洗っていく。
今流行りのスレンダーな体型ではないが、肉付きが良く凹凸の激しいまさに'女'といった体の上を透明な水流が滑り降りていくのを、私は心から美しいと思って見ていた。

そうして見ているうちに、急激に'触れたい'という欲望が湧きあがってくる。
既に一度の放出といとこによる奉仕で気が大きく(開き直り?)なっていた私は、欲望に忠実に手を伸ばした。
両胸の巨大な果実を鷲づかみにすると「んあっ」という甘い声と共にいとこがビクッと体を震わせたが、それ以上抵抗も無かったので『むにっむにっ』と心地よい弾力を両手の平で味わう。
硬くなった乳首を手の平で転がすようにしたり、親指と人差し指でつまむようにして軽く擦ると、いとこは「んっ…ふうぅ?…」と息を吐きながら身を震わせて応じた。
次第に自らを洗う手もおろそかになり、うつむき加減で目を『とろ?ん』とさせて軽く息をつく。
言葉を発する事もやめて与えられる快楽を貪ろうとするその姿は、私にオスとしての強烈な征服感を与えてくれた。
(こいつ本当に良い反応するなぁ、勃ってもないのにむしゃぶりつきたくなる…)

(こいつをもっとよがらせたい…)
そんな欲望の下さらに技巧を込めようとした手が『きゅっ』と掴まれた。
(ん?)と思い、うつむくいとこを見つめ返すと
「……」片手で私の手を止めたまま無言でシャワーを壁掛けに戻し…
そのまま体を滑らせるように抱きつき、私に身を預けてきた。
思わず抱きとめる格好になり、少々面食らいつつもいとこの背中を撫でる私。
そのままの形で「ん?どーした?」と優しく問い掛けるも
「…んうぅ…はぁ…」と返事は要領を得ない。
…と、思わずニヤリとする事態に気がついた。
全身を押し当てるようにしながら私の片足を挟むようにして抱きついているいとこだが、その腰が『くいっくいっ』と不可解な動きを示している。
そして太ももに当るざらついた茂みと柔らかい肉の感触…つまりは、そういう事だ。

考えてみれば先ほどのホールでの行為で満足したのは私だけ。
いとこにしてみれば、跨って捻じ込みたいモノを目の前にしながら'おあずけ'を食らっていたのと同じ事なのだ。
そして、脱いだ下着が糸を引くほど濡らしていながら平静を装っていたのが今の胸への愛撫で均衡を崩したらしい。
尚も「ん?、ん?」と言いながら股間を押し付けてくるいとこを、私は心底可愛いと思った。
抱きとめたままいとこの耳に口を近づけ
「ねぇ、△△…我慢できなくなっちゃった?」
と、弄うように問い掛けてみる。
すると半泣きのような顔をしたいとこが顔を上げ、「ふうぅ?…」と言葉にならない訴えをしてきた。
すかさず僅かに体を捻って空間を作り、腿に押し当てられた股間に右手を忍ばせる。
『にゅるんっ』と何の抵抗も無く指が肉壷の中に滑り込んだ。

「ああっ!…あはぁぁぁぁぁぁ…」
吐息とも弱い叫びともつかない声を漏らしながら、いとこは私にしがみついてガクガクと震える。
指を挿れてみて解ったが、内部は既に灼熱し、溜まった愛液でドロドロになっていた。
見る間に指に手に、溢れ出た愛液が伝わってくる。
(うわぁ、すごい熱いし…うねくって指ぎゅうぎゅう締め付けてくる…)
挿し入れた指は待ち構えていたかのように『ぎゅっ!』と膣口でロックされ、『ぎゅるぎゅる』とうねくる膣壁に翻弄されている。
何枚もの熱い舌で舐めまわされるような感覚は指であってもかなりの快感を覚えさせ、しばしの間私に指を動かす事を忘れさせた。
(これ…凄すぎるだろ…)
膣のうねりに圧倒されながらも指を進ませ、指の腹で入り口近くのざらつくポイントをグリグリと刺激する。
すると「ひぐっ!…ひっ!」という間歇的な声と共に、『とぷっとぷっ』とさらに大量の愛液が滴り落ちた。

快感を得た膣内はそれを逃がさないようにするためか、さらに『ぐにゅう』と動いて私の指を締め付けてくる。
あまりのうねりに挿れているのが指ではなく自分のペニスであったら、あっという間に射精させられていただろうと確信すらできてしまう。
膣というのが精子を搾り取るための器官だという事を強烈に認識させられた。
ふと気になって
「△△、これ、凄い事になってるけど…知ってる?」と聞いてみるが
「んー、あぁー…はぁ…」
どうも答えられる状態にはないらしい。
「そかー、そんなにイイか」
一声かけて左手も尻の割れ目に滑らせる。
「ああっ ん…」
と小さく抗議の声のようなものも聞こえたが、かまわず敏感な内側に指を這わせた。

ムズムズとした感じでもするのか、浅く内側を触るとお尻で「イヤイヤ」をする。
(ほんと可愛いなぁ…)
そう思いながら膣の中の指をぐうっと前進させ、指の先でぷりぷりとした感触の部分をくすぐる。
「はあっ!」と反応するのを確かめると同時に、左手で菊門をカリカリっと弱く掻いた。
「んいっ!」という声と共に膣が『ぎゅっ』と締まる。
「ほら、こっちも気持ちいいでしょ?」
返事を待たずに指の先で『く?りく?り』と小さく円を描くように肛門を弄る。
いとこは私にしがみついたまま、指が肛門をゆるゆるとなぞるたびに『ぶるっ』と震え
「ふうっ…んっ…ふっ…」という声を出して応じた。
(アナルの快感は入り口に集中してるからな。こう弄られちゃたまらんだろう。さっきのお返しだよ'△△ねーちゃん')
密かに底意地の悪さを発揮しながら両手の指を動かし、粘膜の感触と優越感を味わう。
このまま指で陥落するかな…と油断していた所に思わぬ反撃がきた。

依然うなだれたままのモノが睾丸ごと『ふわっ』と包まれる感覚。
胸に顔を埋めるようによりかかっているいとこに遮られてよく見えないが、下の方に伸ばした右手がもぞもぞと動いているので偶然当ったわけでもなさそうだ。
そのまま『ぐにぐに』と乱暴に扱かれ始める。
が、射精してからさほど時間が経っていないためになかなか勃起の兆候が見られない。
もどかしいのだろう、過剰なまでに刺激を与えようと『ぐにぐに』と揉みつぶすようにすら圧迫、摩擦を繰り返してくる。
が、やはり私のモノが首をもたげる事は無く、くいっと上を向いたいとこに
「…(なんでぇ?…)」とでも言いたげな目で見つめられた。
(ん?…まだ復活しないんだけど待てる状態じゃないよな、これ。だったら…)
'我慢も限界'といった顔のいとこに『ちゅっ』と軽くキスをして
「舐めてあげるから、壁にもたれなよ」と告げる。
「あ…ん、足…あんま力入らない…」
「はいよ、わかった」
抱きかかえるような体勢のまま2歩ほど移動し、いとこの背を壁に預けさせるようにする。

「そのままね?」
と声をかけていとこを立たせたまま、自分は下にずり下がっていく。
陰部を目の前にする位置まで下がり、膝をつくと『ぺろり』と筋に沿っていきなり一舐め。
それだけでも「ふあっ!う…」と声を漏らしてブルブル震える。
(かなりキテるみたいだし、これ以上焦らすのも可哀想だな。一気にイカせてやろう)
決意すると同時に両親指で陰唇を軽く広げ、敏感な内部を舐め上げる。
声は小さく「っっっっかっっっ」と小さく聞こえた程度だが、そのまま両手で頭を陰部に押し付けるようにロックされた。
(うわぁ、さすがにもうヌルヌルだぁ)などと思いながら陰部に下を這わせ、快感のポイントを逃さないようにゆっくりと舌を上下させる。
左右に開いた陰唇、そのヒダの一枚一枚まで愛液をこそげ取るように丁寧な舌使いを忘れない。
もちろん'こそげ取る'と言っても後から後から湧いてくる愛液のために、かえってぬるつきが増すのだが。

(もうまともに物考えられないくらいになってるんだろうなぁ)
と、ぼんやり思いながらフィニッシュに向けて『ちゅっ』とクリトリスに吸い付く。
目一杯の吸引力で吸っても意味は無いので、ごく弱く僅かに吸い出したクリを唇で挟みながら舌先で弄るように。
「はああっ!ああっ!ああっ!」
とあられもない声が聞こえ、さらにグイグイと頭を押さえられる。
いよいよ絶頂も近いと確信し、愛撫も最終段階へ。
あくまでゆっくり、悪魔的なスローペースでクリトリスの周囲から中心へ『くる?り くる?り』と舌でなぞっていく。
すると「ふっ…くっ…」という声と共に『ビクビクッ』と痙攣が伝わり、いとこが崩れ落ちた。
タイルにぺたんとお尻をつけて、うつろな視線のまま『ぴくっ ぴくっ』と余韻に身を震わせている所を見るとどうやら絶頂に導いてやれたようだ。

いとこの呼吸が整うのを待って、目の焦点が合ってきたところで声をかける。
「大丈夫?」
「あ? あー…うん」
「気持ちよかった?」
「…凄かっ…て言うか途中からわけわかんなくなってた」
ご満足いただけたようで、こちらも奉仕のし甲斐がある。
「そっかそっか。…えーと、立てる?」
「あー…と、手ぇ貸して」
「はいはい、こちらへどーぞ」
いとこを支えながら浴槽までたどり着き、二人してお湯に浸かる。
未だ力が入りきらない様子のいとこを後ろから抱きとめるようにして浴槽のへりに背を預ける、顔が向き合わない形での'だっこ'だ。
もたれかかるいとこの体重を感じるが、お湯の中という事もあってそう重くはない。
今更ながら(信用されてるんだなぁ)などと思って幸せに酔っていた。

少しして「ねぇ」と声がかかる。
「ん?」
「小さい時、ず?っと昔に一緒にお風呂に入ったの覚えてる?」
「ん?…小2くらいの時?」
「そうそう、そんくらい」
「何となくはね。※※(いとこの妹)も一緒だったっけ」
「よく覚えてるじゃん」
と言ったあと、クスクス笑い始めるいとこ。
「ん?なに?」
「アンタさ、水中メガネ持って入って必死でアソコ見ようとしてたよね(笑)」
「あー…多感なお年頃だったもので…」
(って言っても、あの時はキャッキャ騒ぐのが楽しかっただけって気がするけど)
「クスクスクス(笑)…昔っからエロかったもんねぇ」
「お前なぁ、人の事ばっか言ってるけど自分はどうなんだよ?」

「は?アタシ?」
「そうだよ、しっかり覚えてるぞ。
お前、その頃3階の物置に俺連れこんでマ○コ弄らせてたろうが」
「うわ、覚えてたんだ?」
「今の今まで忘れてたけど、ハッキリ思い出したよ。
性に目覚めてもいない子供に何やらせてんだ」
「はぁ?アンタ嬉しそうに触ってたでしょうがぁ」
「阿呆、ありゃシブシブだ。お前が'触れ'って言うから意味も解らんと弄くってただけ」
「えー、うっそだぁ」
「ホントだって。俺が目覚めたのって小3だし」
「えぇ?…って'アレ'小4くらいまではやってたよね?やっぱエロガキじゃん(笑)」
「それは…まぁ、そうかも」
(しかし、よくよく考えてみると昔からけっこうヘビーな事してたんだなぁ…)

「てか'アレ'さ、※※がうちのお母さん(私の叔母)達にチクってなかったっけ?」
「あ、言われてみれば…確か'ほっときなさい'って言われて戻ってきたんだっけ?」
「あぁ、うん。なんで止められなかったんだろ?」
「現場見てなかったし、子供同士だから大した事してないと思ったんじゃない?
それか、最初から※※のチクリを信じてなかったか」
「うん、そうかも…」
「にしても、スレスレな状況だけどね…今思うと冷や汗出るな。
(時代が時代なら隔離されててもおかしくない事だよな、これ…)」
「そだね。でさ…コレどういう事?」
湯船の中でお尻が『ぐりんっ』と動かされた。
「あっいや…」尻の下で半勃ちになっていたモノがムクムクと膨張していく。
「やっぱり、大きくなってきてる」
復活に要する休憩が十分に取れていた事と、昔のエロネタ、さらには柔らかいお尻に当っている事の相乗効果なのか、膨張しはじめたモノは一気に限界まで張り詰めた。

「硬い…」
いとこは、後ろ向きのままお尻を『うにうに』と動かして感触を確かめるようにしている。
「思い出して勃っちゃったの?」
「それも、あるかも」
「ふーん」
そこまで言うと『ざばっ』と湯を滴らせて立ち上がり、こちらに向き直る。
そして、壁を背に向かい側のへりに腰掛けるようにすると『どんっ』と片足を横のへりに乗せて股間を見せつけるように開いた。
そのまま薄笑いを浮かべて
「スケベ」
と、一言。
あからさまな挑発を不快に感じる事も無く、誘われるように湯船を膝立ちで移動して陰部に舌を伸ばしてしまった。
先ほどのように淫裂に沿って舌を這わせ『ちゅっ ちゅっ』と音を立てて啜る。

舌と唇に当るぷにぷにとした感触が気持ちよく、思わず鼻先まで埋めるように密着する。
そうしてピッタリくっついた状態でより深く割れ目の内側を舐め上げると、ふっと頭に手が置かれた。
(頭固定して逃がさないようにしたいのかな?)
と思っていると、すうっと手櫛を通すような感じがした。
(…?)と思いつつも『ぴちゃぴちゃ』舐め続けていると、また二度…三度…と手櫛が通され、時おり髪を撫で付けるようにもされる。
(頭…撫でてくれてるのか)
理解できると妙に嬉しくなり、調子に乗って舌を挿し入れてみた。
先ほどの余韻か新たに分泌したのか、『とろっ』と暖かい愛液が舌に乗る。
とにかく感じてくれている事がまた嬉しく、それをクリトリスや大陰唇にべろべろと塗り広げて見せた。
さらに、テラテラに濡れ光らせると大きく口を開け、陰唇全体をカバーするように吸い付き開いた口の中で『べろべろ』と舐め上げたり『ぐりゅっ』と中に挿し入れたりして遊ぶ。
そうやって膣のうねりを舌で感じて愉しんでいた。

やがて、私の口元もいとこの性器もベトベトになった頃『ポンポンッ』と頭を叩かれた。
つられて見上げる視線の先には、上気したいとこの顔。
その口元がゆっくり動いて、ほとんど声は出さずに
「お・い・で」
の形をする。
'許可'と'おねだり'が半々くらいに混ざり合った表情を見つめ返しながら、私もゆっくり立ち上がった。
そのまま勃起物がいとこのお腹に当るのもかまわず、抱きつくようにして唇を奪う。
最初は唇を軽く触れ合わせるだけのバードキス。
それを2?3度繰り返して見つめあい、互いの視線が絡み合ったところでディープキスに移る。
キスとは言うもののその実態は、互いに舌を絡め、口蓋を舐め、唾液を飲ませあうという酷く野蛮なもの。
互いの口を舌と唾液で汚しあいながら、私はいとこの胸に触れ、いとこは私の陰茎に指を絡ませ、情欲を高めあっていった。

口での陵辱合戦が一段落し、息を整える。
が、その間もいとこによる陰茎への愛撫は止まず、今やはちきれんばかりに膨張したモノが『ぞくんっ ぞくんっ』と脈打つような感覚すらある。
そんな私の状態を見抜いたかペニスを扱く動作が止み、スッと両手で支えられたかと思うと先端が柔らかくぬるんだ場所にあてがわれた。
先端から伝わる温かさとぬるつきに身震いし「ふうっ」と息をついていると、こちらを真っ直ぐに見つめるいとこと目が合った。
'お膳立てはしたから、望みを叶えてくれ'という事らしい。
私はゆるく微笑み返すと目を合わせたまま両手でいとこの脚をひろげつつ腰を捕まえ
『ごりゅっ!』と一気に挿入した。
突き入れた瞬間
「ああっ!はあっ!」と声が上がり、いとこがビクビクと痙攣する。
そして内部に侵入したモノが『ぎゅっ!』と掴まれたように締めつけられた。
「んぐっ!」と声を漏らして耐えたが、かなり危ない。
一歩間違えば声だけでなく種まで漏らしてしまいかねない状況だった。

動かないようにして波が引くのを待ち、暴発を回避する。
落ち着いてきたところでいとこに目をやると、「ふぅー、ふぅー」と目を閉じて細い息を吐き、時おり『ぴくっぴくっ』と小さな動きが混じる。
(…あれ?もしかして…)
そう思った私は上半身を傾けていとこの耳元に口を寄せた。
「ね、もしかして挿れただけでイッっちゃった?」
「ふぅー、んっ、ふっ、ふー…い、言わなくていい…」
一瞬、感激のあまり気が遠くなった。
(イッてくれた!俺のモノで、挿れただけでイッってくれた!)
嬉しさが自信に変わり、挿入したままのモノがさらにグッと張り詰める感じさえする。
「んんっ…んうぅ?…」と声が漏れるところを見ると、あながち気のせいでもないらしい。
再び上半身を起こして元の体勢に戻ると、私は自信と欲望をみなぎらせて抽送を開始した。

『ぐっぐっ』と突き入れるたびに、凄まじい負荷がペニスにかかる。
挿入した直後から感じていた事だが、今回はいつにも増して締めつけがきつい。
愛液の量も多いので痛みを感じる事は無いが、内部でも手で掴まれたように締め上げられ、入り口に至ってはリングでも嵌められたかのように『きゅっ!』と根元が締めつけられている。
(こいつも久しぶりで狭くなってるのかな?
いや、それにしては濡れ方がいつも通り凄いし…)
などとくだらない事を煩悶している間にも、膣壁の締め上げは容赦無く襲ってくる。
ローションたっぷりで手コキされているような、それでいて温度は口の中よりもずっと高い、ある意味'快楽地獄'とも言える膣内で、突き入れたペニスが蹂躙されていく。
次第に高まる射精感を意識しながらも『ぐっぐっぐっぐっ…』と一突きごとに
「あがっ!はっ!あっ!イクッ!くふっイクッ!」と甘い声に応じられ
さらに『ぐりゅぐりゅ』と膣壁に絡みつかれる快楽に腰を止める事ができない。
『ずぶっずぶっ』と愛液を掻き出しながらピストンを続け、吸い付く膣の感触に
(ずっとこうしてたいなぁ)と本気で思ったりしていた。

少しでも長持ちさせるため、大きなストロークはせずに『ぐうっ』と置くまで突っ込んで小さく『ぐりぐり』動かす。
しかしこの快感を抑えるための動きすら、いとこには強烈な刺激になるらしく
「ううううぅぅぅぅっ…あぁはっ!ひぐっ!ぃぃぐっ!」
と、首をのけぞらせて甘い声を放ち続けていた。
(もしかしたら、もうイクの通り越して辛いのかな?
でもゴメン。気持ちよすぎて止められない…)
心の中で妙な述懐をしつつも、再び『ずうっ…ぐっ ずうっ…ぐっ』と大き目のストロークに切り替える。
「んぐうっ!ふううぅぅっ!くぁっ!いっっ!あああっ!」
と腰を突き入れるたびに上げられるあられもない歓喜の声が一層私の嗜虐心を掻き立て
(もっと…もっと鳴かせたい!もっと狂わせたい!)
そんな欲望のままに『ずんっずんっ』と抽送を繰り返させた。

「いいいっ!ひぃっ!きぃ…ぁっ!」
途絶える事の無い嬌声を最高の報酬のように、腰を打ち据え快楽を貪る。
(もっと…ずっと…)
ぼんやりとした頭でそんな風に思いながら乱暴にいとこの体にペニスを突き立てていたが、ついに限界が見えてくる。
『ぞくぞく』と疼く塊がペニスの根元で沸き立ち、先端に向けて駆け上ろうとしている感覚…射精が近く、もうこらえきれない。
「ああっ!くそっ!ダメだっ!…もうイッちまう!」
この快楽が終わってしまう事へのたまらない悔しさをそのまま声に乗せて吐き出し、最後のスパートに入る。
『ずりゅっ!ずりゅっ!ずりゅっ!ずりゅっ!』と歯を食いしばりながら突き上げ
「あぎっ!あっ!いぐっ!いくっ!いくっ!」という声を耳に最後の快楽を味わおうとペニスを膣から抜きにかかる。
が、いとこの行動によってそれは阻止された。

あと僅かでペニスを抜き去り最大の放出感を味わうという瞬間、いとこの両手が私の首に回され、腕を伸ばして抱きつくような形をとった。
自然と体も引き寄せられ、ペニスを抜くほどの距離も取れなくなる。
(えっ!? なんだ!?)
と思って下を向くと、快楽に震えながらも真剣な眼差しでこちらを見つめるいとこと目が合った。
(理由は解らない。私の勝手な解釈かもしれない。
しかし、私はこれを'中でイケ'といういとこの意思表示だと取った)
覚悟を決めた私は、いとこの視線に負けぬ強い眼差しで見つめ返しながら再びペニスをうねくる膣深く埋没させていく。
そして何度目かの抽送の後、「んくっ!」というくぐもった叫びと共に
『どびゅうっ!びゅるっ!びゅっ!びゅっ!』
と大量の精液を、見つめ合ったままいとこの中に撃ち出していった。

射精の律動が続く中、私からは目を逸らさず、いとこからも目を逸らさない。
最後の一滴を出し終え、受けきるまでお互いの状態をつぶさに観察できてしまう。
放出の瞬間私の表情がだらしなく緩む事も
撃ち出された精液を受けきるいとこが「ぉぉぁ…ぁぅぅ…」
と、こらえきれない声を漏らす事も
全てがお互いに筒抜けになり、それがたまらない快楽にもなった。
一滴残らず吸い取られてしまうような射精、私が味わったのはそんな感覚だった。
そして、どちらからともなく顔を近づけ『ちゅっちゅっ』と優しいキスを交わす。
やがて萎えきったペニスが抜け落ち、膣から子種がこぼれ出してもそれは続いていた。

翌日、軽い疲労感を覚えながらコーヒーを啜る私といとこ。
「腰、大丈夫?」
「ん?ん?…腰はもう治ってるから大丈夫だけどちょっとだるいかな。
てか、腰心配するなら昨日しなさいよ」
「ごもっとも…」
「△△、いつまで居るの?」
「ん、○○が帰る時一緒に出るよ」
いとこが薄く微笑んだように見える。
「始めの頃は先に帰ったりしてたのに、甘えん坊になったね」
「世間の冷たさと○○の暖かさがよく解ったからね。
よく味わっておきたいんだよ、こういうの。今みたいな言われようも好きだし」
「マザコン(笑)」「どっちかって言うとシスコンじゃない?(笑)」
気の置けない間柄の人間ととりとめも無く話す。
しばらくの間そんな贅沢を満喫し、午後二人してそれぞれの帰路についた。

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