男の後輩に。第2話 (学校での体験談)
2019/07/03
あぁ。
あたし酔ってる。
どうかしてるよぉ。
後輩にこんなこと。
でも、一旦タガが外れたら、自制心なんて機能しないの。
『こんなんでも出ちゃうの?』
「マジ、出ちゃいます。」
『そっか。出していいよ』自分の口から出たセリフ。
耳を通して再び自分に戻ってきたときに、その響きの淫靡さが数倍になって、身体の中で膨らんだ。
火に油を注ぐが如く、さらにいたずら心が首をもたげる。
「マジっすか?でも、かなり恥ずかしいんっすけど」
『じゃ、やめるか?』
「悪魔やぁ。この人、悪魔やぁ」
『ふっ^^今頃気づいたか。』
「あのぉ。リクエストしていいっすか?」
『えっ?何?』
「えっとですねぇ。」
『うん、何?』
「怒んないって約束してくれますか?」
『男らしくないわねぇ。何よ?』
「んじゃ、言います。胸、触ってもいいっすか?」
『ぷっ!触る勇気あんの?』
「ひゃぁ。姐さん、マジこえぇ。」
『いいよ。でも、服の上からね』
「マジっすか?マジ触っちゃいますよ?」
『2度も同じこと言わせんな』子供みたいだなぁ。
龍平は、女の子の経験があるのかなぁ?さっきは、さも経験豊富なような言いっぷりだったけど、女の子の扱い方、分かってないよなぁ。
「ごっつぁんです^^あ、それから。もう1つ」
『何よ?まだあるの?』
「俺のチンポ。直で触ってもらっていいっすか?」
『なっ!それはイヤ^^;』
「ケチ。」
『ふーん。そう言うか。なら、胸も取り消し』
「あーーっ!そんなぁ!!」
『しっ!!!大声出すな!!』
「すんません^^;んと、チンポはいいです^^;」
『よしよし^^良い子^^』ちゅっ♪龍平のほっぺたにキスをして。
人差し指と中指で龍平のソコを軽く挟み込むようにして、下から上へと。
その形を確かめるように撫で上げる。
撫で上げるたびに、龍平のソコは脈打ち、硬さが増していく。
龍平の手が恐る恐るあたしの胸元に近づいてきた。
まだ触れていないのに、あたしの全身が泡立つ。
子宮の辺りがボワっと暖かくなって、腰がゾワゾワする。
龍平のソコは、ズボン生地の伸びの限界まで中から押し上げそれでも、まだ、さらに飛び出そうという力を外へ向けて発している。
ソコの先端を、中指の先でクルクルクル。
ビクッビクッ。
ソコとお腹が連動して波打つ。
龍平の手の平は、すっぽりあたしの右胸を包んでいる。
愛撫というよりも、胸の形を確かめているような動き。
とってもモドカシイ感触。
もっと直接的な刺激が欲しい。
でも、そのたどたどしいタッチでも、あたしを濡らすには十分だった。
「姐さん、ちょー柔らけぇ」
『龍平、ちょー硬い^^』
「あぁ。幸せ。生きててよかった^^」
『あんたさ。元カノとはよくエッチしたの?』
「えっ。なんでですか?」
『うーん。あまり慣れてないっぽい』
「あちゃぁ。分かりますか?」
『まぁ?ね。子供がお母さんのオッパイ触ってるみたいだもん』
「いや。ぶっちゃけ、俺、童貞なんすよ」
『え?だって、さっき。元カノは1ヶ月エッチ我慢できないって』
「あ。あれはウソっす^^;」
『何よ?そうなの?』
「元カノって言っても高校の時の彼女で。俺、すげぇオクテで、エッチする勇気なかったんすよ」
『そーなんだぁ。』
「オッパイ触るのも、これで3回目なんですよ。」
『それにしちゃぁ。ずいぶん積極的だったよね^^;』
「いや。そりゃもう。清水の舞台ってやつです^^;」
『飛び降りちゃったんだ^^』やっぱりねぇ。
目隠しされて、闇雲に敵陣に猛進してくる雑兵のようだったのに、いざ、目の前の敵に遭遇して。
それが敵の大将だと知ったら。
腰を抜かして、手当たりしだい周りの小石を大将にぶつけている。
そんな感じだったよ^^戦地に赴くの、初めてでしょ?って感じ。
『んと。胸以外は触ったことあるの?』
「ないっす^^;例えば、おま。んこですよね?」
『はっきり言うな^^;』
「すんません^^;」
『そっかぁ。ホントに童貞なんだぁ』童貞という響き。
これも、火に注ぐ油となって自分に戻ってきた。
この子に対して、女体の何たるかを教えたくなった。
ガツガツ触ってこられたら、恐らくテンションが急降下してた。
胸を触ってもいいよと言った時、あたしは愛撫を想定していた。
でも、龍平のそれは、愛撫とは程遠い。
持てる勇気を最大限に振り絞って、やっと手を胸に置いたという程度。
それがとても可愛らしく。
母性本能をくすぐる。
この場であたしのすべてを見せ、触らせてもいいと思った。
でも、状況を考えると。
もし隣で寝ているケンや美里が起きてきたら。
別室で寝ているコーが起きてきたら。
そう考えると。
こうやって胸を触らせるのが限界。
『ねぇねぇ?ホントに出ちゃいそう?』
「はい。その予感が。」
『よし。出せ^^』
「うっす♪」3本の指を使って、ソコを優しくつまんで。
ズボンごと上下にしごく。
人差し指だけをソコの先端に乗せて。
先端はクリクリ。
他の指で全体を上下に。
龍平の手は、相変わらず単調なリズムで乳房全体をニギニギ。
アンダンテ。
くらいかな。
メトロノームのような正確な動き。
どのくらい時間が経ったんだろう。
お互いに無言のまま。
お部屋の中には、お互いの衣服が擦れる音。
そして、時計の針が時を刻む音。
龍平のアンダンテのリズムに変化が出てきた。
すっと速度が落ちて。
ラルゴになったと思いきや。
むにゅむにゅむにゅっと、思い出したように速度を上げ。
しばらくして、また、パタっとフルストップ。
おや。
今度はレガート^^この触り方は好み^^あれ?。
デクレッシェンド。
変化を付けることを覚えたのかしら。
あれれ。
でも、またフルストップ。
あっ!落ちた!突如。
龍平の手がストンと下に落ちた。
ストンと落ちて、あたしの太股の上に。
え?もしかして、そっちを。
触るの?うわ。
それはマズイ。
あたし結構濡れちゃってるし。
今は、もう拒む自信ないし。
が、それは杞憂だった。
ストンと落ちた手は。
そのまま動かず。
あたしの手の中の「彼」は。
みるみる萎んでいく。
『あれ?龍平?ねぇ?』
「。」
『ねぇ?』
「。」スースーと寝息をたてている。
こいつ。
寝やがった。
まったく。
そのまま龍平を横にして。
さて、あたしはどうしたものか。
そろそろ終電はなくなる頃だろうし。
このまま一人で朝まで飲むのも悲しすぎる^^;腹いせに、龍平の枕もとで派手にオナってやるか!なんて。
そこまであたしは変態にはなれない。
とりあえず。
あたしも寝転んで。
残ったジンをチビチビ飲みながら、読書でもするか。
バッグの中から読みかけの本をゴソゴソと取り出し。
うーん。
煌々と電気が付いてちゃ。
龍平も寝苦しいかも。
とりあえず電気は消しておくか。
廊下の電気が付いてれば、その灯りで本は読める。
電気をパチンと消して。
廊下から漏れてくる灯りを求めて、その灯りの筋の方へ身体を向ける。
龍平に脚を向けて、ケンと美里が寝ている部屋に頭を向ける格好。
かなり古い本。
吉行淳之介著「浮気のすすめ」こんな一節があった。
「女性は楽器であるか」太鼓のバチは太鼓に恋する。
マンドリンの弦は弾く指に恋する。
女性は楽器であって、弾き手によって、良い音色も悪い音色も出すものだ。
ふむふむ。
確かに、女と男の関係で言えば、女は楽器なのかも。
抜群の演奏技法を持つ奏者の手に委ねれば。
いくらでも良い音色が出るものね。
バイオリンの弓で弦を滑らせるように。
繊細な指先で鍵盤を弾くように。
太いバチで、ズンズンと叩き込むように。
女は楽器かぁ。
なんか、とってもエロチックな響き^^15,6ページほど進んだあたりで、あたしにも睡眠のお誘いがかかった。
敢えて寝まいと抵抗する必要もなく。
そのまま本に頬を乗せるようにして、眠りの淵に引き込まれていった。
ケンがあたしの横で寝ている。
あれ?美里は?美里と一緒に寝てたんじゃなかったの?じっとあたしの顔を覗き込んでいる。
ケンに言葉を投げかけたいのに、声が出ない。
ケンの顔が徐々に近づいてくる。
えっ!えっ!ちょっと待って。
何?わっ。
顔がくっついちゃう。
ねっ!ちょっと!美里がいるでしょ!それはマズいでしょ!はっ!やっと身体に自由が戻り、バッと頭を上げる。
暗闇にぼんやり浮かぶお酒のボトルの陰。
カチ、カチ、カチと。
時計の音。
ケンの顔などどこにもない。
はぁ。
夢かぁ。
びっくりしたぁ。
しかし、あたしってば何て夢見てんだろ。
龍平のせいで、すっかり色ボケしたか^^;?カチ、カチ、カチ。
カチ、カチ、カチ。
今何時なんだろう。
ちょっと身体を起こして、壁に架かっている時計を見る。
んとぉ。
3時半?カチ、カチ、カチ。
カチ、カチ、カチ。
コショコショコショ。
んっ。
ちゅっ。
はっ。
ん?なんだ?ケンと美里?起きてるの?襖の向こうから聞こえてくる。
聞き取れないけど、寝息などではないのは分かる。
話し声のような。
はっ。
んっ。
話し声のような?え?違うよねぇ?あんっ。
違うねぇ。
これは。
いくら愛し合っている者同士と言えども、「んっ」とか「あんっ」だけで意思疎通ができるわけない。
これは会話ではない。
単に声だ。
しかも。
この声が出る場面は、一つしかない。
あららぁ。
やってますかぁ。
襖一枚隔てた向こうで。
なんとも。
聞こえない、聞こえない。
あたし、また寝るし。
何も聞こえない。
再び本に頬を乗せて。
寝る態勢に入る。
ちゅっ。
んっ。
ぁん。
ィやっ。
眠くなーる。
眠くなーる。
眠くなーる。
やだ。
声出ちゃう。
眠くなーる。
眠くなーる。
眠くなーる。
んんっ。
あっ。
気持ちいい。
うぅ。
全然眠くならない。
参ったなぁ。
頬杖ついて、襖を睨む。
これが、あたしができる最大限の抗議。
うぅ。
始発まではまだずいぶんと時間がある。
どうしたものかぁ。
襖の向こうから聞こえてくる悩ましい声。
そして時計の音。
時計の無機質で正確なリズムに。
ソプラノの不規則で艶っぽい肉声。
全く質の違う音のコラボレーション。
そこに、新たに別の音が加わった。
あたしの足元の方で。
なにやら、ゴソゴソと音が。
あ、そういえば、そっちに何かが転がってたっけ。
あたしの愛撫で寝たばか者。
そのばか者。
ノソノソ床を這って、あたしの真横にやってきた。
「姐さん。」
『しっ!!!』とっさに、龍平の口を手で塞いだ。
もう一方の手を使って。
襖の方を指さして。
小刻みに首を横に振る。
首をかしげる龍平。
目をパチパチさせて。
しばらく眉をひそめてじっとしている。
んっ。
あっ。
龍平の目がカッと大きく開いた。
そして、女の子みたいに、自分の口を手で押さえて。
頭を大きく上下に振って。
事態を把握したらしい。
依然と続く、楽器の音色。
たとえるなら。
美里の声はバイオリンかな。
ピチカートの音。
しばらく2人して。
その演奏に耳を傾ける。
ステージ前、S席っといったところ。
龍平が携帯を取り出して。
なにやら打ち込んでいる。
【やってますねぇ】コクコク。
うなずくあたし。
【さっきから盗み聞きしてたんですか?】貸せ!とばかりに龍平から携帯を奪って。
【ばか!困ってるんだよ!】【マズイっすね。
下手に動けませんよね】コクコク。
【やべ。
またチンコ勃ってきちゃった】キッ!と睨んで。
【勝手にしろ!もうやってやんない】【すんません。
反省してます】はっ。
あーん。
【まだ挿入はしてないですかね?】コクコク。
【挿入までいきますかねぇ?】【知るか!】【ですよねぇ。
】2人して何やってるんだろ。
他人のエッチに耳をソバダテテ。
でも、安っぽいアダルトビデオなんかよりもずっとリアルで。
こんなの一人で聞かされたら。
気がおかしくなっちゃう。
その意味では、龍平には感謝かな。
龍平が、ジンのボトルを持って。
音をたてないようにグラスに注いだ。
すっと耳元まで顔を寄せてきて。
「姐さん、ゆっくり移動しません?」
『そうね。』
「そっと音立てないように、逆サイドまで」
『うん、分かった』ゆっくりと半身を起こし。
慎重に膝を立て、そぉ?っと膝を伸ばし立身する。
その途中、膝がパキン!と鳴った。
しまった^^;と思い、体勢をそのままに、しばらくフリーズ。
うっ。
あっ。
襖の奥の声が、気づかれていないことの証。
そっと、そっと。
抜き足差し足で、襖とは逆サイドへ。
ここまで来れば、万が一ケンと美里が行為を終えて、あたしと龍平が寝ているか確かめる為に、あの襖を開けたとしても。
襖の前で、2人揃って頭を並べているよりは不自然ではないだろう。
「飲んでなきゃ、やってらんねぇ。」
『ホントね^^;』龍平と交互に。
グラスに口をつけ。
瞬く間に1杯を飲み干す。
そして、またグラスに新たに注がれる。
そうやって飲み交わすうちに。
一旦覚めた酔いが、再びもどってきた。
龍平が突然。
あたしのほっぺにキスをしてきた。
キッと睨んで。
しばらくじっと見て。
なんとも言えない、屈託の無い笑顔。
怒る気も失せて。
ついつい微笑んじゃう。
龍平、安心したのか。
再び、ちゅっ♪続けざまに。
あたしの側面に抱きついてきた。
『こら。』
「姐さん。もう俺我慢できないっす」
『我慢しなさいって。』
「お願いします。おっぱい。」
『お前、寝るくせに』
「もう寝ません!」
『でも、もう触ってあげないよ』
「いいです。俺が触ります」
『え?自分のを?』
「じゃなくて、姐さんの。」
『まったく。』この返答は。
OKと受け取られるのが普通よね。
では早速、という感じに龍平の手が伸びてきた。
また、さっきみたいな。
単調な。
「姐さん。ブラジャー外してもらっていいですか?」
『自分で外せないの?』
「俺、外したことないんすよ」やれやれ。
本当に手のかかる子。
後ろ手にホックを外し。
ゆっくり肩から抜いて、Tシャツの前からスルっとブラを抜き取った。
恐らく、ブラを取ったことで。
龍平の手の平に、乳首の突起の感触が伝わったのだろうか。
それまではただ手の平で包むような動きだけだったのに、乳首に指先を這わせるように。
動きが変わった。
これは人間の本能なのね。
乳首に意識が集中するのは、本能なのね。
指先でコリコリ。
コリコリ。
Tシャツの上からでも。
その刺激は鋭く伝わってくる。
目を閉じて、そこの刺激に意識を注いでいる自分に気づいた。
龍平の手が、あたしの胸から離れた。
その手は背中に回り。
腰に絡みつき、やがてはお尻に。
あたしは、黙ってそれを許した。
お尻全体を大きくつまむように。
お尻から太股の付け根までを往復して。
手の平に下着のラインを感じたのか、そのラインを伝って。
お尻の奥まで指が落ち込んでくる。
そのまま進むと。
あたしの濡れた場所。
龍平の腕を掴んで。
首を左右に振る。
捕まった手は、その場でじっとしているが、指先だけは、微妙に前後に動いている。
指が伸びきった時に。
その指先はあたしのアナルを通り越した所まで達する。
下着越しであれば、たぶん、そこの熱を帯びた湿りは指先に伝わるはず。
まだ龍平の手はスカートの上。
「姐さんの。なんか熱くなってます」コツンと。
龍平にゲンコツ。
「姐さん。ここも触りたい。」うーん。
困った。
あたしだってできることなら触ってもらいたい。
ステージ前、最前列の特等席からは幾分後退したと言えども、襖の奥からの美しい演奏は未だ聴こえてくる。
そんな非日常の中、お酒も入ってほろ酔い。
あたしの楽器も。
調音済ませてスタンバイだもの。
あたしの楽器に、ミュート機能が付いてれば。
『ちょっとだけなら。』思わず出てしまったセリフ。
「下着の。?」
『上からよ』
「ですよねぇ。」わずかに理性が働いた。
龍平の手の拘束を解いた。
頭1個分ほど、龍平が身体をあたしの下半身の方にずらした。
そして、龍平の手がスカートの中に入ってきた。
その手は太股の内側を這い上がり。
そして付け根へ。
セックス経験がない子って。
こうなんだ。
核心に至るまでの間、色々と寄り道する場所がある。
性感帯と言われる場所。
経験のある男性ならば、一応、そこにも手を止める。
龍平は違う。
猪突猛進のごとく。
核心までノンストップ。
オリモノシートなどの小細工をしていなかった。
龍平の指が、下着の表面に触れた。
そのまま、指は動かない。
「なんか、濡れてます。」
『それが愛液ってものなの。おしっこじゃないのよ』
「愛液って初めて触った」
『ヌルヌルしてるでしょ?』
「はい。」スルっと手が抜けたと思ったら。
その指先を自分の鼻先まで持っていった。
とっさに龍平の手をねじ伏せて。
ゲンコツ!「匂いってしないんですね。」
『もうっ!変態!!』
「味はどうなんだろ」
『お前ぇ?。殺す』童貞君の好奇心には参る。
再び、ゴソゴソとスカートの中を這い上がる手。
やっぱり、現場直行。
濡れている所をしきりに引っ掻いている。
なんだかくすぐったい。
「クリトリスってあります?」
『あります?ってどういうこと?。なかったら悲劇よね』
「どこにあります?」
『探してみ』龍平の指。
前後左右に動き回っている。
さすがに位置関係は分かっているようで、熱いヌメリが湧き出る所を起点として。
溝を伝って指先が降りてくる。
もうちょっと。
もうちょっと降りてきて。
あれれ?迷子になった?再び指が起点へと戻る。
そうね。
迷ったら元に戻る。
基本ね。
頑張れ^^そうそう。
そのまま真っ直ぐ降ろして。
もうちょい。
あ。
行き過ぎ。
「分かんない。直でいっていいっすか?」
『下着の中ってこと?』
「はい。」やれやれ。
いいよ。
のサインの代わりに、両脚をすっと開いた。
龍平の指。
再び基本の位置へ。
そこから真横に移動して。
下着の淵から裏側に。
指が潜入。
うっ。
やっぱり直でいかれると。
刺激が強い。
いそがしい龍平。
再び指を抜いて。
「すげ!マジ。ドロドロになってる!」
『もっと綺麗な表現ないのか!』
「見事な潤い」
『70点』判で押したように同じ動作。
そのドロドロの場所。
その窪みには目もくれず。
溝を伝って。
指が下りてくる。
そこは。
尿道口。
もうちょいよ。
そうそう。
もうちょっと下。
そこじゃないって。
もうちょい下だって。
あーーっ!じれったい。
思わずクイっと腰を上げて。
自らクリを龍平の指にくっつけた。
はうっ。
龍平の指がそこで止まった。
ゆっくりゆっくり。
クリの周りを動いている。
指の周回の周期に合わせるように、反射的に腰がビクビクと律動する。
くぅ。
すごい刺激。
龍平がぐっと顔を近づけてきて。
あたしの耳元で。
「ここ?」
『うん。』
「すげぇ。コリコリしてる。気持ちいいんすか?」
『うん。ヤバイくらい。』
「結構堅い。」
『男の子のおちんちんと同じだもん』
「見てみたい。」
『ダメ』
「どうしても?」
『今はダメ。』
「じゃぁ。今度はいいですか?」
『うん。』
「マジ!やった!」
「あぁ。すげぇ。すげぇ濡れてる。」
『だって、マジでヤバイもん。』
「ヤバイって。イっちゃいそうってこと?」
『うん。』
「イカせてもいいっすか?」
『ダメだよぉ。声出ちゃうもん。』なおも止まらない指先の動き。
そろそろストップかけないと。
今なら、まだストップかけられる。
止めるなら今。
あぁ。
でも、すっごく気持ちいい。
もうちょっとこの快感を味わっておきたい。
あぁ。
でも、もうそろそろ。
そんな、官能と冷静の行ったり来たりをしていたら、龍平がぐいっと顔を近づけてきて。
唇を塞がれてしまった。
あたしの唇を割って入ってくる舌。
なんの躊躇もなく受け入れ。
あたしも舌を絡める。
あぁ。
今ストップしないと。
ここを逃したら、自分の意志では引き返せなくなる。
はぁ。
気持ちいい。
腰が抜けちゃう。
身体が溶けちゃう。
『ねっ。もうやめて。』
「もうちょっと。」
『もうヤバイから。お願い、イッちゃうからやめて。』
「俺が口塞ぐから。声漏れないように。」
『ダメだよぉ。もうヤバイ。ねっ。お願いだから。』
「姐さんのイクところ、見たいっす」
『ダメ。ホントに。もう我慢できない。』
「姐さん。イって。」
『ダメッ!。あぁ。ヤバイ。お願い、もうやめて』
「姐さん。」ぎゅっと抱きしめられた。
それが分厚い壁のシェルターの中に身を隠したような錯覚を呼び起こし、バラバラになりそうな身体のパーツを、しっかり繋ぎ止めてくれる。
そんな、漠然とした安堵感を呼び起こし。
あたしは龍平の胸に顔をうずた。
『んっ。んっ。』
『龍平っ。うっ。ねっ。ダメ。もうイキそっ』
「イって。イっていいよ」
『んーーっ。ダメっ。ヤバイっ。ヤバイっ』
「姐さん。すげぇ綺麗だよ」
『龍平っ。あっ。イクっ。イクっ』
「姐さん。俺、愛してます。姐さんを愛してます」龍平の指のひと掻きの度に、グイっ!グイっ!とメーターが上がっていく。
意識が頭のてっぺんから、さぁ?っと加速して抜け出していくような感覚。
お腹の奥から、細胞一つひとつを細かく激しく振るわせるような泡立つ感覚が、池の中に落とした石から広がる波紋のように。
やがて全身に行き渡り。
そしてその波紋が束になって集まって、頭のてっぺんに向かって一気に押し寄せる。
『龍平っ。龍平っ。イクっ、イクっ、あっ。イっ。』
『んーーーーーっ!!』このあと数十秒間の記憶がない。
ほんのちょっとだけ。
失神したのかもしれない。
気がついたら、龍平の腕の中にいた。
なんだかんだ言っても、こいつは男なんだなぁ。
そして、あたしは女なんだ。
こうして腕の中に抱かれていると。
それを実感する。
「姐さん。すげぇ可愛かったっす」
『うるへー』
「初めて触ったのに、イカせることができた。」
『イってやったんだよ。』
「あはは。いつもの姐さんに戻ってるし」
『お前、絶対にこのこと人に言うなよ。』
「言いませんよ!絶対に言いません」いつのまにか。
襖の向こうの演奏会は終わっていた。
思いがけずのジョイントコンサート。
今晩は、2つの楽器が競演。
あたしの演奏者は、今晩初めて演奏した。
初めての演奏にしては、なかなかの腕前。
それとも。
あたしが名器なのか^^なんてね。
龍平が元の位置に戻り。
「二人は」何もなかったかのような構図を作り。
あたしは、イッたおかげで深い眠りに。
『おはよー!』
「うぅ。頭痛いぃ。」
『コー大丈夫?お薬、あげようか?』
「あぁ。助かります^^;」襖が開いた。
出てきたのは、美里。
『美里♪おはよ^^昨日はよく眠れた?』
「はぁ?い^^ぐっすり^^」
『そっか^^』龍平。
まだ寝てるし。
ん?何、この子。
手を口元に置いてるし。
まさか、こいつ。
寝ながらあたしの匂いを?ササっと龍平に近づいて。
みんなに気づかれないように。
手をどけた。
『ケン^^おはよ^^』
「姐さん、おはよございます!!元気っすねぇ♪」
『よく眠れた?』
「はい^^」
『そっか^^じゃぁ。お座りっ!!!』
「えっ!!なんでお座りなんですかっ??」
『いいからっ!はいっ!お座りっ!』
「はいっ!ワンワンっ!!」