へっ? なんで…??

2018/08/09

『はい!』という声とともに、誰かが俺の背中をポンと叩いた。
ハッと我に返る。俺は自宅の居間でソファに腰掛けていた。
隣に座った奈津美が、つぶらな瞳で俺を見上げてる。
奈津美は高校の同級生。半年くらい前から付き合ってる。
かなり可愛くて、AKBの「たかみな」似…と俺は思ってるんだけどな。
『ほら、彼女もシタがってるよ。ヤッてあげな』
頭の中で誰かの声がする。抱き寄せたら、奈津美の方からキスしてきた。
2人とも性欲旺盛な16歳。まあ、人並みにやることはやってるわけで、
奈津美がかなり発情してるのは分かった。俺も何だか興奮状態。
キスの雨を降らせながら彼女のTシャツを捲り上げ、ジーンズを脱がせた。
奈津美は日ごろ、柄入りの可愛らしい下着を愛用してるんだが、
今日はグレーの地味なやつだ。抱かれると想定してなかったんかな。
ちょっとオバさん臭いけど、これはこれで新鮮な感じがする。
ブラを外すと白いオッパイがこぼれ出た。
Cのはずだけど、今日は1…いや2カップくらい大きくなったみたい。
そういや、生理前は胸が張るって言ってたよな。何だかいつもよりエロい。
柔らかなオッパイを揉みながら舐め回す。乳首を咥えながら舌先で刺激すると、
口の中でどんどん大きく硬くなるのが分かった。
「ああぁ…いい…オッパイ気持ちいい…」
甘い声を漏らしながら、奈津実が白い肢体をくねらせる。
股間に手を這わせ、濃いめの陰毛をかき分けると、指先にねっとりした感触。
俺の技量不足もあって、普段はそれほどお汁の多い子じゃないんだけど、
今日は相当興奮してるらしい。ここまで濡れてるのは初めてだ。
俺も急いで服を脱ぐと、肌を合わせて再び指先でアソコを愛撫した。
ヌチャっという淫らな音が、たまらなく興奮させる。
中指を膣に出し入れしながら親指でクリをこね回す。
片方の乳首を咥えて舌先で刺激し、もう片方の乳首は指先でつまんでクリクリ…
「あああぁ?っ! すごい! イクッ! イッちゃううぅ??っ!」
渾身の3点攻撃に、奈津美はブルブルッと全身を震わせる。
指を包み込む膣がキュッと締まり、手のひらに生温かな液体がかかった。
彼女とは何度もやったけど、こんな激しいイキ方は初めてだ。
奈津美は荒い息のまま、トロンとした目でこっちを見て体を起こす。
うずくまるように俺の股間に顔を寄せると、ペニスを口に含んだ。
奈津美はあまりフェラが上手じゃない。初めてが俺で経験が少ないせいか、
いつもは舌先でペロペロ舐めたり、遠慮がちに先っぽを咥えたりするくらい。
俺は俺で女を仕込むほど経験豊富じゃないから、こんなもんかなと思ってた。
だけど、この日は全然違う。フル勃起したペニスを愛おしそうに唇に含むと、
口の中で円を描くように舌を亀頭に絡める。初体験の濃厚な舌技。
いつの間にこんなテクを…。俺は体をのけぞらせ、鋭い快感に身悶えした。
『ほら、彼女のアソコも舐めてあげな』
また誰かの声がした。奈津美の下半身を引き寄せ、顔をまたぐような姿勢にする。
顔の前には、柔らかそうな毛に包まれたエロい割れ目がパックリと口を開けてる。
俺はためらうことなく、愛液をしたたらせたアソコにむしゃぶりついた。
「あああぁ…すごい…すごいぃ??」
ペニスを咥えながら奈津美が下半身をくねらせる。69は初めてだったが、
俺は必死になってクリを舐め上げ、次々と愛液が溢れる膣を2本指でかき回した。
「だめえ! またイクッ! イッちゃううぅぅ??っ!」
奈津美は両太股で俺の顔を挟み、尻を激しくバウンド。
上半身を反り返らせ、再び全身をブルブルッと震わせる。
同時に股間から生温かい液体が再び噴出し、俺の顔をベットリ濡らした。
ぐったりとソファに横たわる奈津美。丸いオッパイが呼吸に合わせて上下する。
俺は仰向けになった奈津美に覆いかぶさると、両脚を広げ体を重ねた。
…と、ここでゴムを着けてないことに気が付いた。興奮しすぎて忘れてた。
ええと、確か俺の部屋にあるはず。でも、この状況から取りに行くのもなあ。
どうしよう…と考えた時、また頭の中で例の声が響いた。
『そのまま入れちゃいな…』
ベトベトに濡れた膣の入り口に、唾液と先走り液にまみれた亀頭をあてがう。
奈津美が股間に手を伸ばし、ペニスを引き込むように迎え入れる。
ゆっくり腰を突き出すと、青筋の浮き出た勃起がズルリと体内に滑り込んだ。
「うわっ」と声を上げたのは俺の方だ。何なんだ、この感触は…。
奈津美は中肉中背だけど、膣のつくりが小さいみたい。
勃起時17cmで先端も大きい俺のペニスだと、今までちょっと窮屈に感じてた。
なのに今日は、普段より濡れ方が激しいせいか、ちょうどいいフィット感。
といって緩くなったわけじゃない。これまでの「締め付ける」感じじゃなく、
アソコの入り口から奥まで全体で、俺の肉棒を優しく包み込む感覚だ。
「あああぁ…すごい…硬くて太い…」
ゆっくり前後に動かすと、奈津美がうわ言のように喘ぐ。
どっちかと言うと奥ゆかしいというか、あまり派手に喘がない子だけど、
今日は人が変わったみたいに悶えまくる。それだけ気持ち良いらしい。
それは俺も同じ。セックスがこんな気持ち良いなんて、今まで知らなかった。
ペニスと膣の粘膜が擦れ合うたび、脳味噌が爆発しそうな快感。
奈津子の両脚を抱える体勢になると、俺は腰をガンガン打ち付けた。
ピストン運動に合わせ、結合部からプリュ、プリュと淫靡な水音が漏れる。
あまりの気持ち良さに、いつもより早く限界が訪れそうだ。
「あうっ、もうすぐ…イキそう…」
「来て! 中に…中にちょうだい!」
えっ? 耳を疑った。中にちょうだいとか、エロ漫画でしか聞かないセリフだし。
だが、奈津美は両脚を俺の腰に巻き付けるように絡め、体を擦り寄せる。
この時点で俺も正常な判断力を失ってた。もうどうなってもいいや。
「イクッ、イクよっ!」
「すごい! ああぁ! イクッ! イクウウゥゥゥ??ッ!」
奈津美が俺にしがみつき、唇を重ねる。絡まり合う舌と舌。
思い切り突き出したペニスの先端から、勢いよくザーメンが噴出した。
ドクッドクッ…脈動とともに、濃厚な粘液が膣内に広がっていく。
俺の体の下で、奈津美は意識を失ったようにぐったりしてる。
アソコだけ別の生き物のように、時折ヒクッヒクッとペニスを締め上げた。
ああ、たまらない。小学6年で初めて射精して以来、仮に2日に1回なら
全部で1000発くらい出した計算だが、こんな気持ち良い1発は初めてだ。
大した女性経験もない俺が言うのも何だけど、相性が良いってこれなんだな。
もちろん奈津美のことは人間的にも大好きだけど、俺、体も彼女に溺れてる。
どうしようもなく愛しくなって、柔らかな体を抱き締めた。
激しいセックスの余韻に浸ってると、頭の中でまたさっきの声が聞こえた。
『それでは術を解きます。3、2、1…』
『はい!』という声とともに、再び誰かが俺の背中をポンと叩いた。
興奮と快感でボーッとしてたのが、ハッと我に返って下を見る。
組み敷かれて恍惚の表情を浮かべてるのは、どこからどう見ても俺の母だった。
へっ? あれっ? なんで…? 事情が全くのみ込めない。
上気した目で俺を見上げてた母も、「えっ?」という訝しげな表情になった。
「ち、ちょっと良一、あんた裸で何やってんのよ?」
「か、母さんこそ…。さっきまで俺、奈津美と…なんで母さんが…?」
「ええっ? あたしは、その…お父さんだとばかり…」
母はもうすぐ40歳。たかみなというより「たかみお」…よく知らないんだが、
高橋美緒とかいう巨乳系のAV女優に似てる、と友達に言われたことがある。
母もかなり取り乱してたが、ようやく自分も全裸だと自覚したらしい。
慌てたように片手で大きなオッパイを隠しながら、もう片手で俺を押し返した。
「と、とにかく、まずどきなさい」
「えっ? あ、うん…」
玄関の方でドアの閉まる音がした。誰か来たのか? それとも出て行ったのか?
そんなことより今は、とにかくこの状況を把握するのが先だ。
体を起こすと、ズルリとした感触とともに、ペニスが母の体内から抜けた。
母も違和感を覚えたんだろう。ハッとした表情で股間に手をやると、
指先についた粘液をまじまじと見つめ、それから臭いをかいだ。
「何これ? うそ…いや…いやああああああぁ????っ!!!」
この期に及んで、ようやく俺も洒落にならない事態だと理解した。
つまりその、奈津美だと思って中出しした相手が…実の母親…ええ?っ!?
いや、あり得ないだろ。でも、だとしたら今の状況は何なんだ??
「なんでよお?、なんでこんなことするのよお?」
「知らねえよ! こっちが聞きたいよ!」
母は両手で顔を覆い泣きそうな声。というか実際、泣いてたかもしれない。
泣きたいのはこっちも同じだ。いったい何が起きたんだ??
ええと、そうだ。今日、家に戻ったら母がいて、あと客が来てたんだよな。
占い師じゃなくて、ナントカ心理士? カウンセラーだっけ?
確か母の説明だと、このところ親子仲が険悪だから相談して来てもらったとか。
高校生が親とうまく行かないなんて普通なのに、まったく余計なことしやがる。
で、そのカウンセラーと話した…ような気がする。なんで思い出せないんだ?
何か明るい物…ええと、ペンライトだっけ? いやロウソクだ。
確かロウソクの火を見せられながら、何か聞かれたんじゃなかったか。
彼女いますか、とかそんな質問だったかも…ああ、ダメだ、思い出せない。

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