兄嫁の種馬になった僕[後編]

2018/07/21

僕はのぼせるんじゃないかと思っていると、ようやく義姉さんが入ってきた。
4年ぶりに見た、いやあの時は関係を結ぶことに夢中でほとんど見ていないに等しいから、じっくりと見たのは初めてかもしれない。
むちゃくちゃ綺麗だった。
色々悩んだが、この裸を見れただけでやはり兄嫁の申し出を受け入れてよかったと思った。
兄嫁「あんまり見ないで。恥ずかしいんだから」
僕「こんな綺麗な人を目の前にして見ない奴はいないよ」
義姉さんは、「しばらく話さなかったらお世辞も上手になったのね」と笑って返してくれた。
ようやく義姉さんから緊張感が消えたようだった。
僕「早くおいでよ」
兄嫁「二人で入るの。狭いわよ」
僕「いいから」
そう言って兄嫁の手を引っ張って二人で入った。
僕の前に後ろ姿を見せる形で。
やはり正面から見られるのがまだ恥ずかしいのだろう。
僕は後ろから抱きついた。
僕「ああ、義姉さん、夢みたいだ」
そう言いながらうなじにキスし、優しく胸を揉んだ。
兄嫁「ああ、優ちゃん」
必死で感じないようにしているようだったが、それは恐らく兄に対する罪悪感からだろう。
でも体の震えから、この禁断の関係が余計に兄嫁を興奮させていることは明らかだった。
脇、腰、太もも、そしてあそこに到達するとお湯の中でもはっきりとわかるほど濡れているのがわかった。
ただ、キスしようとするとうまくかわされた。
2、3度そういうやりとりがあって、僕が、「義姉さん」って言うと諦めたのか、少し寂しそうな目をしてやがてまぶたが閉じられた。
僕は夢中でその可憐な唇をしゃぶりつくした。
夫婦の寝室に入った兄嫁は、自分で言い出したにも関わらず、少しばかりの抵抗を示した。
やはり心から僕を望んでいないことを実感させられた。
その分、余計に燃えた。
キスはさせるが自分から舌を絡めてもこない。
反応はしているが、感じているような声は極力抑えていた。
『体は許しても心は兄さんのもの』とでも言いたいような態度に、必ず兄さんでは感じられないような快感を与え、心も奪ってやると誓った。
逸る気持ちを抑えることが出来たのは、一度兄嫁を抱いているからなのか、それとも今でも心から兄嫁を好きだからかは自分でも判らなかった。
1時間は愛撫に費やしたと思う。
たぶん兄さんはクンニなんてしないと思う。
俺はあそこだけでなく、足の指、脇の下、ひざの裏、そしてアナルとありとあらゆるところを愛した。
声を抑えようとしていた兄嫁も、「ああ、ああーん」と言う声がひっきりなしに聞こえるようになった。
だが、決してイカせはしない。
高みに追い上げられてはイケない、そんな状態がずっと続き、耐えられなくなった兄嫁は、とうとう言った。
兄嫁「優ちゃん、お願い」
僕「え、何を?」
兄嫁「もう、お願い」
僕「わからないよ」
兄嫁「いじめないで」
僕「いじめてなんかいないよ。義姉さんに気持ちよくなって欲しいから。まだ足りないんだ」
兄嫁「もうそれはいいから」
僕「じゃあ、どうしたらいい?」
兄嫁「ください」
僕「何を?」
兄嫁「おちんちん」
兄嫁は恥ずかしそうに、そして少し悔しそうに言った。
僕「誰の?兄さんのか?」
兄嫁「・・・ちゃんの?」
僕「聞こえないよ。やめようか?」
兄嫁「ごめんなさい。優ちゃん、優ちゃんのおちんちんをください」
僕「よし。兄さん以外の、旦那以外のちんちんを入れてやる」
そうつぶやき、一気に兄嫁さんに押し入った。
兄嫁「ああーーー」
感嘆とも悲嘆ともとれる叫び声だった。
兄嫁にすれば、体を差し出せばすぐにでも挿入し、単なるSEXで終わるつもりだったのだろう。
でも自分から要求してしまった事は、単に子供を作るだけのSEXではなく、愛情を伴った二人のそれに違いない。
欲求を抑えていただけに後の乱れ方は凄かった。
僕「そろそろイキそうだ。どこに出せばいい?」
兄嫁「お願い。中に、中に出して」
僕「危ないんだろう。子供ができちゃうよ」
兄嫁「いいの。子供が欲しいの」
僕「でも兄貴の子じゃないんだよ。それでもいいの?」
兄嫁「いいの。お願い優ちゃん」
僕「誰の子供が欲しいの?」
兄嫁「優ちゃんの、優ちゃんの子供です」
僕「子供は愛の結晶だよ。義姉さんは僕を愛してるんだね」
兄嫁「それは」
僕「愛してないんだ。それじゃ子供が出来たら可哀想だ。外に出すよ」
兄嫁「駄目。中にお願い優ちゃん」
僕「義姉さんは誰を愛してるの?」
兄嫁「優ちゃん。優ちゃんです。あなたの子供を産みたいの」
僕「なら、永遠の愛を誓え」
そう言って兄嫁にキスをしながらラストスパートに入った。
今度は兄嫁も積極的に舌を絡めてきた。
僕「美貴、俺の子を産め」
そう叫びながら、とうとう兄嫁の中で果てた。
こうして僕と兄嫁との関係は始まった。
最初は当初の目的通り、危険日あたりを狙ってしか関係を持てなかったが、そうそう兄嫁の目論見通りにはならず、4ヶ月を過ぎたあたりからは頻度を増やす事に同意した。
「僕も協力しているのだから、義姉さんも協力して」と、僕の性処理の為に、いわゆる安全日にも関係を持ち、今では絶対に兄より僕とのSEXの方が多くなってきた。
そして精神的な面も指摘して、お互いに愛しあった方が絶対にできる確率が高くなると説き、子作りの為と言うより本当に愛し合っているようになってきた。
体も僕に馴染んで来て、以前よりもずっと早くイクようになった。
そして8ヶ月が経った頃、ようやく兄嫁は妊娠した。
兄嫁「優ちゃん、ありがとう。やっと妊娠したわ」
僕「本当。僕の子だよね」
兄嫁「ええ、そうよ。あの人は無精子症だけど、安全日にしかしてないの」
僕「どうして」
兄嫁「私もどうしてか分からないけど、あなたにお願いした以上、やっぱり誰の子かちゃんと確信を持ちたかったのかも」
僕「おめでとう。そしてありがとう。愛してる義姉さんが僕の子供を産んでくれるのは最高の幸せだ」
兄嫁「私の方こそ。でも当初の約束は守ってね」
僕「わかってるよ。でもひとつだけ心配がある」
兄嫁「何?」
僕「産まれてくる子を本当に可愛がれる?」
兄嫁「もちろんよ。どうして?」
僕「義姉さんが愛している兄さんの子じゃないんだよ」
兄嫁「確かにそうよ。でも好きでもない人の子なんて、いくら子供が欲しいといっても産めないわ」
僕「それじゃ、義姉さんも僕のことは好きだったの?」
兄嫁「それはそうよ。でも愛しているのはあの人だけだったのに」
僕「え。じゃあ義姉さんも僕の事を愛してくれてるの?」
しばらく無言だったがようやく・・・。
兄嫁「あなたの子供を授かって本当に幸せよ。でも、お願い」
僕「約束は守るよ。ただの種馬ではなく、義姉さんも僕を愛してくれてるとわかったから」
兄嫁「優ちゃん、本当にありがとう」
僕「そのかわり僕のお願いも聞いて」
兄嫁「何?出来ることならするわ」
僕「子供が産まれるまで兄さんとは絶対にしないで欲しい。僕達の愛の結晶を汚されたくないから」
兄嫁「わかったわ。『やっと授かった子供の為』と断るわ」
僕「それと産まれて最初の処女は僕にください」
兄嫁「ええ。必ずあなたにあげる」
僕「美貴、愛してるよ」
兄嫁「私も愛してる、優ちゃん」
そして僕たちは熱いキスを交わした。
でも、兄嫁の気持ちが僕にも向いてきたとわかった今、僕は兄からこの人を奪いとると決心してさっきの約束をさせたことを兄嫁は知らない。
兄嫁もようやく安定期に入った。
今までは口で我慢していたが、やっとやれると思ったのに、挿入だけは拒否された。
「どうしてもそういう気持ちになれない」と。
僕もかなりイライラしてきたが、兄はペッティングすら拒否されているので、相当欲求不満だろう。
そこで、僕のセフレの由美を近づけさせた。
由美はいい女だが、エッチが好きで誰とでもやるから彼女にはしていない女だ。
とは言え、顔も綺麗だし体も抜群の由美を兄貴と関係させるのは少々癪だが、うまく兄貴と引っ付いたら生涯僕の浮気相手として続けられそうでいいかもと思った。
由美も兄貴を高収入、高学歴、容姿もいいと結構気に入ってこの話に乗り気だった。
偶然を装って兄貴に道を聞き、「友達がいないみたいなので食事にでも付き合って」と持ちかけ接触させた。
兄貴の趣味なんかも当然インプットしているから話は合うに決まってる。
それから3度目のデートで関係を持った。
それからは独り暮らしの由美のマンションに入り浸り、家に帰って来ないことも度々だった。
兄嫁は浮気に感づいているはずなのに、俺には一切言わなかった。
でも、俺を家に呼ぶ頻度が増えてきた。
俺は頃合いと見て言った。
僕「この頃頻繁に義姉さんと会えるのは嬉しいけど、兄貴は?」
兄嫁「最近、大きなプロジェクトを任されているみたいで忙しいの」
僕「そんなの嘘だろ。義姉さんも疑ってるんだろ?」
兄嫁「信じてるわ」
僕「嘘だ。だったらそんなにイライラしていないし、僕をこんなに呼ぶはずがない」
兄嫁「・・・」
僕「確かめてみよう」
こうして会社帰りの兄貴を二人で尾行した。
当然、由美のマンションに行く日にね。
マンションの前で兄貴を待っていた由美が、兄貴を見て抱きついた姿を目撃した兄嫁は、予想はしていただろうが相当ショックを受けていた。
そして二人でマンションに帰った。

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