彼女が旅先で味わった超肉食絶倫4Pセックス

2018/07/10

俺は浮かれていたんだと思う。
中学高校と暗い青春時代を過ごしてきた俺は、大学入学前に心に決めていたんだ。これからの大学生活は絶対に楽しく充実したものにするんだと。
地元から離れてわざわざ遠くの大学を選んだのは、全てを1からスタートさせたかったから。
初めて住む街、初めての1人暮らし、ここには過去の俺を知っている人間はいない。全てが新しい。
過去を脱ぎ去って、生まれ変わりたかったんだ。
大学に入学して、俺は自ら周囲にいる人達に積極的に話し掛けた。
明るく振る舞って、早く大学の雰囲気に馴染もうとできる限りの努力をした。(出しゃばり過ぎて大学デビューだと思われないように、その辺りはコントロールしながら)
するとどうだろう、あっという間に俺には何人もの友達ができた。
一緒に飯を食べる友達、一緒にバイトをする友達、毎日のように夜遅くまでふざけ合ったりできる友達。
驚いた。友達ってこんな風に簡単にできてしまうものなんだ。
どうして高校時代は同じようにできなかったんだろう。
俺は高校時代クラスには居なかった。いや、正確には教室の席には座っていたし居たんだけど、たぶん他のクラスメイトからすれば居ないのと同じだったんだと思う。
当然女子から名前を呼ばれるような事はなかったし、男子でも俺に話しかけてくる奴はどこか俺を見下しているような人間ばかりだった。
態度のでかい奴にパシリに使われて、俺がそれに嫌気がさしてそいつらを無視していたら、気付いた時には誰にも見向きもされなくなって、クラスで孤立していた。
それが大学に入ってからは皆が「直樹!」「直樹今日空いてる?」「今から〇〇行くんだけど直樹も来るよな?」と声を掛けてくれる。
皆が俺を友達として扱ってくれる。
全てが変わった。世界が変わった。俺は生まれ変わったんだ。
そしてさらに大学に入る前には想像もできなかった事が起きた。
なんと、俺に彼女ができたんだ。
本当に信じられなかった。俺が女の子と恋愛ができるようになるなんて。
彼女の名前は亜紀と言って、近くの大学に通う同い年の学生で、バイト先で知り合った。
初めて見た時から可愛いなぁとは思っていたけれど、俺は大学でできた友達と同じようになんとか亜紀とも友達になろうと思って積極的に話し掛けた。
亜紀は優しい子で、そんな俺に対して笑顔で接してくれた。
亜紀とはシフトが同じ事が多くて、俺は亜紀と同じ時間を過ごす中で次第に亜紀に惹かれていった。
そして気付いたら好きなってた。
で、周りの友達に背中を押してもらうような形で俺は亜紀に告白した。
今まで女の子と付き合った事のなかった俺はどうにも自信が持てなくて、どうせ振られるだろうと思
い込んでいた。
周りの友達にも「後でみんなで慰めてくれよ」と前もって言っていたくらい。
ところが亜紀からの返事はOKだった。「よろしくお願いします」と。
これは夢か?
そう思うくらいに驚いた。
亜紀みたいな可愛い女の子が俺の彼女!?
信じられないけど現実なんだから凄い。
友達も皆自分の事のように喜んで祝福してくれた。
「良い彼女ゲットしたなぁ!大切にしろよぉ!」って。
それからというもの、俺は毎日が楽しくて楽しくて仕方なかった。
亜紀と一緒に過ごす時間はもちろん、友達との時間も大切にしたかったから、もう忙しくて。
こんなに幸せな時間、寝るのが勿体無いと思うくらい。
亜紀とデートして、亜紀とバイトして、友達と遊んで、その繰り返しの生活。繰り返しだけど全く飽きない。
ああ楽しい。ああ幸せだ。これが幸せって事なんだなぁ。
これが一生続いたらいいのに。
こんな感じで俺は完全に浮かれていたのだと思う。
ある政治家が言ってたっけ。
人生には上り坂もあれば下り坂もあります。でももう1つあるんです。
?まさか?
まさか俺が留年するとは思ってもみなかった。
考えてみれば、これも原因の一つだったのかな……。
2
俺は大学生活を楽しむ事だけに気を取られていて、学生としてやるべき事をやっていなかった。
ちょっとヤバいなとは思っていたけれど、それでもついついやるべき事を後回しにしてしまって、気付いた時には手遅れになっていた。
浮かれていたというか、気が緩んでたというか。
でも別に留年したからって友達を失うわけじゃない。
皆俺が留年したことを結構ネタにして笑ったりしていて、極少数だけど俺と同じように留年した奴もいて、傷を舐め合ったりしていた。
留年は確かにダメだけど、そういう周りの雰囲気もあってか、俺は物凄く落ち込むって事はなかった。(もちろん少しは落ち込んだけど)
やっちまったよー、みたいな。(たぶんこの時点でも尚、浮かれていたんだと思う)
でも亜紀は違った。
俺がその事を伝えると目を丸くして
「どういう事!?ホントに?」
「うん。」
「うんって……どうしてそんな事になっちゃったの?」
「どうしてって言われても……単位がその……」
この時の亜紀の表情はなんと言い表せばいいか。
怒っているのか、呆れているのか。兎に角俺が今までに見た事ない表情をしてた。
そんな亜紀を見て、俺は急に自分が留年してしまったことを実感し始めた。
ズドーンっと脳と心臓に何かが圧し掛かる感じ。
重くなる2人の間の空気。
「……ごめん。」
「私に謝られても困るよ!もうご両親には伝えたの?」
彼氏彼女であるはずの俺達が、この時は出来の悪い生徒と担任の先生みたいになってた。
亜紀は見た目おっとり系だけど基本的に真面目でしっかり者だし、通ってる大学のランクだって俺の大学よりもいくつか上だ。
「いやまだ……これから。」
「親に学費払ってもらってるんでしょ?早く言わなきゃ。どうしてそんなにのんびりしていられるの?これって大事な事でしょ?」
「そう、そうだね。親にもちゃんと言うよ。」
亜紀の前でどんどん小さくなっていく俺。
その後俺は実家に電話して、当然だが親にかなり怒られた。
そして後日一度実家に帰ってそこで直接話し合い、残りの大学生活をしっかり真面目に過ごす事を親に約束してなんとか許してもらった。
実家から戻ってくると、なぜか亜紀は申し訳なさそうな顔をして俺に謝ってきた。
「直樹が留年しちゃったの、私の責任でもあるよね。ごめん。」
「なに言ってるんだよ、亜紀に責任なんてないよ。俺がだらしないだけで。」
当たり前だけど実際俺の事なんだから俺が全部悪い訳で、亜紀が謝る必要なんてない。
でも俺は正直嬉しくもあった。
周りの友達はいくら仲が良くても他人事だから笑っていられるんだろうけど、亜紀は本気で俺の事を心配してくれているからここまで言ってくれるんだなぁって。
この一件で俺は亜紀の事をさらに好きになったし、亜紀の事を大切にしよう、もっとしっかりしなくちゃ、という想いが強くなった。
気持ちを引き締めて、大学生活を再スタートさせよう!
と、俺はそんな気持ちで心機一転させたつもりだったのだが、俺の留年が決まって以降、俺と亜紀との間には微妙な空気が流れ続けていた。
というのも、亜紀にデートを断られる回数が増えた。
今までは殆ど断られたことなかったのに(寧ろいつも喜んでくれていた)、俺が次の休みどう?って聞くと亜紀は必ずと言っていいほど「私と遊んでて大丈夫なの?」と聞き返してくるようになった。
別にデートしたくらいでまた留年する訳がないのだけれど、亜紀は俺の生活についてかなり神経質になっているようだった。
よく考えてみれば、俺が1年留年したって事は、亜紀が大学卒業して社会人になった時、俺はまだ学生って事だ。
そうなれば2人の間の色んな事にズレが生じるだろう。
そういう2人の将来の事を考えて亜紀は心配していたのかもしれない。もしもう1年留年するような事があったら終わりだ。
でも、それにしたって亜紀は俺に厳しかった。
デートだけじゃなく、俺が友達と遊んでるって言った時でもいい顔はしなかったし、バイトも減らした方が良いんじゃない?と言われたり。
今は学業に専念した方がいいよ、と。
「別にさぁ、亜紀とデートしたり友達と遊んだりバイトしてたりしてても単位は取れるって。去年は寝坊が多かっただけだから。大丈夫大丈夫!」
一度俺がポロッとそう言ってしまった時には珍しくケンカになった。
亜紀はカチンと来たらしい。
「大丈夫大丈夫って何よ!私は直樹の事心配して言ってるんだよ!?そんな事言っててまた留年したらどうするの!?」
「留年留年って、そればっかり言うなよ。大体そんな簡単にするわけないだろ?」
「だって直樹は現に1年留年しちゃったじゃない!どうして大丈夫なんて言ってられるの!?もっと危機感持ってよ!」
「……なんか母さんに怒られてるみたいだな……」
「か、母さんって……直樹が子供っぽいからこうなっちゃうんでしょっ!!もうヤダッ!!」
そして仕舞には亜紀が大泣き。俺が土下座する勢いで謝りまくってなんとか事が収まった。
100%俺が悪い。
こんなケンカをしてしまったのは初めてだったけれど、それでも俺達の間で「別れよう」という言葉は出てこなかった。
俺は亜紀がいない人生なんてもはや考えられない程亜紀の事が好きだったし、亜紀も俺の事が大切な存在であることは変わらないと。
そのお互いの気持ちを再確認して、これからも2人で協力してしっかりやっていこう、という事で話がついた。

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