武勇伝115-62 そいつは痴漢やってねえよ
2018/04/27
武勇伝スーッとするか分からないけど俺は都内の学校通ってて電車通学だったんだが、その日も電車に乗って学校に向かう途中だったんだ。
んで、その日も電車ん中は満員でぎゅうぎゅう詰めだったんだ。
俺は基本、痴漢の冤罪とかが怖いんで毎回入口のそばに居て体を入口に向けているんだ。
そしたら、急に「こいつ痴漢です!」といきなり俺の手をたからかに掴んでそんな事を叫ばれた。
一瞬俺は頭が真っ白になったね、なんで入口向いてたのにそんな事言われたのかわけがわからなかった。
体勢的に俺の腕を無理矢理上げてるので痛いし驚いたしで内心穏やかじゃなかった。
ちなみに、痴漢扱いした女は一言でいえばゴム毬みたいな体系の女だった。
スーツを着てたから多分OLかなんかだろう。
周りの乗客もなんでこんな女に痴漢を? みたいな感じの目で見ていた。
コミュ障+他人に注目されるのが嫌いな俺はますますパニックになり涙目になっていたゴム毬は痴漢!だの変態!私の熟れた体にフジコフジコ!とか叫んでいたが正直、それどころじゃなくて頭に入らなかった。
続きます「駅に着いたらKに突き出してやる!」とかそんな感じの事を言われて俺は人生終わったと思った。
美人ならまだしもこんなゴム毬に人生終わらせられるとか不幸すぎると絶望してた。
「そいつは痴漢やってねえよ」と、俺が呆然としてると聞き覚えのある声が聞こえる声のした方を見るとAがおっさんの襟首掴んで立っていた。
「このクソ親父が痴漢だからそいつは関係ねえよ」話しを聞くとAもたまたま同じ車両に乗っていて女の声でそちらを見たらあからさまにコソコソ逃げようとするおっさんを見つけてピンと来たAはおっさんをふん捕まえてドスの聞いた低音ボイス(Aはハスキーボイス)で"質問"したら速攻でゲロったらしい。
ゴム毬は「紛らわしいわね!キモイ見た目だから誤解されんのよ!」と謝るそぶり無し、きもい見た目なのは自覚してたが面と向かって言われればやはりへこむそこでAがブチ切れた続きます「ふざけんなよテメェ!間違ったら謝るっていう当たり前のこともできねえのか!体ん中に無駄な肉詰め込む前に常識詰め込みやがれ!」とか、そんな感じの事を言う誰から見てもそいつは太り過ぎだったのでその言葉で周りの人間が思わず吹き出してしまうゴム毬は真っ赤になって「何よ!私の体が羨ましいから妬んでるんでしょフジコフジコ!」と見当違いな発言をかます。
その発言で周りの乗客は耐えきれず大爆笑。
ゴム毬はいたたまれなくなったのか駅に着いたら捨て台詞吐いて下車。
残された俺とAは捕まえた痴漢を突き出して事情聴取した後で学校へAに何で助けてくれたかと聞くと間違ったことは許せない母親ならあの時絶対ああしてたと話してくれた実はAは小学生の頃に父親と死別しており片親、女で一つで育ててくれたらしいが、小学、中学とあほなガキどもに片親を馬鹿にされて苛められてたというそれで近所の兄ちゃん(あとから聞いたら地元では有名な不良らしい)に相談したら舐められないような人間になれと不良教育されたらしい結果、見た目や言動は不良っぽくなって苛められなくなったが、基本の性格が間違ったことが許せない性格なのかタバコもやらないし授業も毎回出て勉強もするという変な不良が出来上がったとの事ちなみに補導云々は、たまたまバイトで遅くなった日にKに補導されたのが噂になっただけとの事久々に同窓会に行って嫁の武勇伝で盛り上がったので思いだしカキコこれを嫁に話すと真っ赤になって忘れろとポカポカ殴ってくるので超かわいいああ、やべえ素で間違えたwsageって入れてたつもりがsagaになってた酒飲んだ次の日はボケてていやねゴム毬はマジ勘弁Aが俺の今の嫁です痴漢騒動きっかけに話すようになって仲良くなってって感じ完全に惚気になるからそこは省略スポンサーリンク