事実は小説より奇なりとは、よく言ったものだ
2018/04/17
父が57歳で脳出血で亡くなって2年め、母は55歳。
長男夫婦と実家で同居して
いる。
僕は次男、隣の県に一人で住んでいる。
今年の5月の連休に兄の家族は
嫁の田舎に旅行に出かけた。
僕は連休も仕事だった。
配達の帰り実家に寄る
ことにした。
母が一人で寂しいと思ったからだ。
実家に寄ると見慣れない
バイクが停まっている。
お客さんなら帰るまで裏庭でタバコでも吹かそう
と思い、実家の裏に回った。
しばらくしてのどが渇いたので、台所の
勝手口から入ろうと思いそっとドアを開けた。
かすかに人の声が聞こえた。
よく聞くとそう思ったのは、母のあえぎ声だった。
一旦外にでて、母の
部屋を窓ガラス越しに覗いてみた。
母が上になり、誰かが下から母の
たわわな乳房を吸っていた。
見るに耐えられなくなり、表に回った。
車を離れた場所に移動して待っていた。
相手が誰か確認したかったからだ。
日が落ち始めあたりは暗くなってしまった。
ここからは顔が確認できない。
そう思ったときに、実家の玄関の外灯が点灯した。
今だと思い、車を実家に
滑らせた。
母と一緒に男性が出てきた。
母は僕に近づき、どうしたのと聞い
た。
配達で近くに寄ったと言った時に、玄関に立っていた男性が声をかけ
た。
武じゃないね?どこかで聞き覚えのある声だった。
顔を見て一瞬顔が
引きつってしまった。
幼馴染の同級生だった。
彼は父親のあとを継ぎ農業を
していた。
1キロほど離れたところに実家があった。
母は、気まずそうに
彼が野菜を届けてくれたのだと言っていた。
彼が帰り、僕は居心地が悪い
ので、ノドの渇きを癒して帰ろうと思い家に入った。
母は冷蔵庫に飲み物が
あるからと言ってトイレに入っていった。
身支度を整えているのだと思っ
た。
飲み終わると時間がないからといって僕は急いで実家を後にした。
それ以来、母の姿が目に焼きついて、オナニーの回数が増えた。
同級生の彼とどういういきさつがあったのか、想像できないけど、彼をうらやましく思う今日このころです。