肉体労働でヘルニア入院

2018/03/31

建設現場で日雇いのバイトをしていました。
日給1万円もらえる仕事だったのでそれなりにキツイ内容です。
マンションなどを建てる際に必要な資材の石膏ボードをひたすら運び込むというものです。
新入りの頃は一枚持つのがやっとでしたが、作業を重ねるに従い、一度に運べる量が二枚・三枚と増えていき、貧弱な僕もだんだん体力がついていくのが実感できてそれなりにやりがいを感じていました。
僕はあまり体力に自信のあるほうではありませんが、1人暮らしを始めたばかりでお金が必要なこともあり、ほぼ毎日仕事に出てがんばっていました。
その仕事に就き出して三ヶ月めの06年8月2日、仕事中から腰に違和感があり、今まで経験したことのないようなだるさ・重さを腰に感じていました。
夕方、仕事を終えてバスで帰る道中、腰の違和感ははっきりとした痛みに変わっていました。
座席に座っていることができません。
まだ立っているほうがましです。
部屋に帰ってもその痛みはますます酷くなり、激痛といってもよい程になっていきました。
ただの腰痛だと思っていたので、とりあえず横になって痛みが引くのを待つしかないと思い、次の日の朝まで寝るつもりでした。
ところが夜中になるにしたがい痛みは増していき、もう我慢できるレベルを超えていました。
それでも、油汗をかきながら朝まで我慢し、トイレに立つこともできない僕は救急車を呼ぶ決心をしました。
なんだか恥ずかしかったです。
生まれてはじめて救急車を呼びました。
担架で運び込まれる時、近所の人が野次馬になってじろじろ見ていました。
近くの総合病院に着き、ストレッチャーでとりあえずレントゲン室まで運ばれました。
技師が仰向けの僕に向かって脚を曲げろだの横向けになれだのいろいろ指示をとばしてくるのですが、どんな体勢でも激痛が更に増し、無理でした。
仰向けで脚を上に上げようとした僕は、身体全体をつらぬくような鈍い痛みに思わず叫び声をあげてしまいました。
技師もあきらめたのか仰向けのレントゲンだけ取って終わっようです。
レントゲン室を出ると、若い看護師が僕の叫び声を聞いたようで、「なんでこんなになるまで放っておいたの?」といわれてしまいました。
それに答えることもできない僕の手を、その看護師が握って「私も前にヘルニアやったからどんな痛いかよくわかるよ。」と、慰めてくれました。
診察室で仰向けになったまま医師の診断を受けました。
仰向けのレントゲンしか取れなかったわりに腰椎椎間板ヘルニアの特徴である椎間板のはみ出し具合が顕著だったらしく、即入院ということになりました。
入院が決まった時、それまで入院なんかしたことなかった僕は正直びびりました。
ヘルニアってそんなに重い病気なのかと。
しかもTシャツにパンツの格好で運び込まれ何の用意もなかったし、どうなるんだろうと思いました。
ぼくが運ばれたのは整形外科の6人部屋です。
僕の他は40くらいのおじさんと、中学生の男の子と70くらいのおじいさん2人でした。
8月2日入院初日、ベッドに寝たまま看護師から色んな説明を受けました。
酷い痛みの中で聞いたのでほとんど頭に入りません。
小林さんというその看護師は30才くらいでこれからぼくの担当になるということです。
とりあえず優しそうな女性だったのでほっとしました。
説明が終わり、最後に「オシッコとか大丈夫?」と聞かれました。
大丈夫じゃありませんでした。
夜中からトイレに立つこともできず今まで我慢していたのです。
「すいません。オシッコしたいんですけど・・」
「ちょっと待っててね。」小林さんはすぐ戻ってきました。
手には尿瓶を持っています。
何も言わず僕のトランクスを全部脱がせました。
僕は腰を上げて協力しようとしましたが痛みでどうにもならず小林さんにまかせました。
僕のペニスはこれ以上ないぐらい縮こまっていました。
もともと仮性包茎で亀頭が隠れているのに今は包皮が完全にかぶってしまって、象の鼻みたいになっていました。
そんなペニスを見られるのは恥ずかしいものです。
「自分でやります。」僕はそういって尿瓶を受け取るとペニスにあてがおうとしました。
ところがちょっとでも身体を起こすと激痛が走ります。
無理でした。
「ほらー。無理でしょ。こういうのも全部仕事のうちなんだから恥ずかしいなんて思わなくていいのよ。」小林さんはそういうなりペニスを持って尿瓶をあてがいました。
ペニスが小さいからずっと支えていないとすぐはずれてしまいます。
小林さんは排尿の間ずっと支えてくれていました。
長い排尿が終わり、尿瓶を床におくと、小林さんはウエットティッシュでペニスを拭いてくれました。
包皮もめくって亀頭のまわりも優しく拭いてくれます。
女性に触られたのは初めてだったので立っちゃうかなと思いましたが、それよりも激痛のほうが勝ってピクリともしませんでした。
小林さんは拭き終わると包皮をまたもとに戻しました。
そして袋や腿の付け根もついでみたいに拭いてくれました。
「今井クン、パンツいちいち履いてたらたいへんだから、これ付けとこうね。」そういうと、ふんどしみたいな帯をつけてくれました。
尿瓶を片付けに行った小林さんはまたすぐ戻ってきて「痛み止めの座薬いれるね。」さっきのT字帯を取って僕を横向けにさせました。
「すぐ済むから我慢して!」座薬を奥のほうまで突っ込んできます。
うんこが出そうな感覚がしましたが我慢しました。
「痛みが我慢できないようだったらこのボタンを押してね。」小林さんは戻っていきました。
それから2時間くらいすると、徐々に痛みがやわらいできました。
ほっとした僕は試しに起き上がろうとしました。
ダメでした。
ちょっとでも腰を曲げると激痛が走ります。
ただ仰向けに寝ている分には痛みがないというだけでした。
それでも痛みがやわらいだことで心が随分軽くなりました。
昼ごはんはおにぎりでした。
寝ながら食べられるようにとのことでしょう。
左手に点滴をしながら、小林さんに時おり手伝ってもらいながら、食べました。
「とりあえず寝ている分には痛みがなくなったけど、まだまだ絶対安静だからね。無理に起き上がろうとしたら駄目よ。」そう言いながら口の周りや手を拭いてくれました。
この日、昼間ずっと眠っていたせいで夜中に目が覚めました。
おしっこがしたくなりナースコールを押しました。
やってきたのは三十代半ばの初めてみる看護師です。
この人も優しそうな雰囲気でした。
「今井さん、どうしましたか?」ささやき声で聞いてきます。
ハスキーで色っぽい声です。
見ると白衣の胸やお尻の所がパンと張っていてグラマーな人でした。
「すいません。オシッコしたいんですが。」その人、川上さんは、うなずくとすぐに僕のT字帯を取り、ベッド下から尿瓶をとりあげて、ペニスをあてがいました。
昼間、小林さんにやってもらった時はすぐ排尿できたのに、なぜか今回はなかなか出ません。
オシッコしたい感覚はあるのにです。
それでも川上さんはジッと出るのを待ってくれています。
ようやく小便が出始め、ほっとしました。
「よかったね。」そういって戻っていきました。
8月3日入院2日目、朝食の後、清拭がありました。
近藤さんというまだ学校出たばっかりな感じの看護師が僕の身体を拭いてくれました。
熱い湯に浸したタオルで力強く拭かれるのはとても気持ちの良いものでした。
「オシモのほうは洗いますね。」そういうと、お尻の下に差し込み便器を置いて、ぬるま湯と石鹸で洗い始めました。
袋の皺の部分や、お尻の穴まで丁寧にやさしくこすってくれます。
包皮もむいて亀頭部分もゆっくりと洗ってくれました。
勃起しそうな感覚はありましたが、とても恥ずかしく、また入院したばかりの不安な精神状態だったためかペニスはやわらかいままでした。
8月4日入院3日目、依然として起き上がれず、つらいです。
入院してから一度も大便をしていません。
8月5日入院4日目、まだ、ウンコが出ない。
看護師さんが浣腸しようとしたが強硬に断りました。
そんなの恥ずかしすぎます。
8月6日入院5日目、今日こそベッド上で排便しようと試みました。
でもだめです。
いくらきばってもでません。
「浣腸しよう。もう限界よ。恥ずかしがってちゃだめよ。」小林さんが浣腸してくれました。
初めての浣腸です。
浣腸した直後から鋭い便通がきました。
「5分我慢してね。」とのことだったので必死で我慢しました。
小林さんは僕のお腹をさすりながら「まだよ。まだよ。」と囁いています。
5分後、差し込み便器めがけてシャワーのように排便しました。
大量のウンコです。
差し込み便器にはおさまらず、下に敷いたビニールシートにもウンコが垂れました。
小林さんはさすがに排便の間カーテンの向こうにいてくれましたが、すごい音やニオイは隠しようもありません。
他の入院患者に対しても恥ずかしく、申し訳なく、もう死んでしまいたい気持ちでした。
「おー、いっぱい出たねー。よかった、よかった。」小林さんは笑顔で僕の汚いウンコを始末してくれます。
ほんとに穴があったら入りたい気分でしたが彼女の笑顔に救われたように思います。
「お尻洗うね。」なんだか汚いウンコも見られたせいか恥ずかしいとかいう感覚がなくなったようです。
パンパンに張っていたお腹もすっきりして心まで軽くなりました。
小林さんに洗ってもらってる間ペニスが半立ちになってしまいました。
こんなことは入院以来初めてです。
スッキリしたせいでしょうか。
これはこれで別の恥ずかしさがあります。
必死で違うことを考えて勃起をしずめようとしました。
「今井クンは本読むの好きな…

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