どうしてくれよう・・・前編「来週も女房が浮気します」
2018/03/21
女房が浮気しやがった。
携帯もほとんど使っていないようだったし、2才になった息子の世話で忙しくて、そんな暇など何処にもないと思っていたのに。
それは俺専用のノートPCが壊れてしまった事から始まった。
久し振りに家のPCを触ったら、何とそこには男とのラブメール。
確かにここ一年ほどは自分のPCばかりで、家のPCなど触った事もなかったから油断していたのかも知れないが、こんなフォルダまで作って後生大事に保存しやがって。
俺を舐めとんのか!せめて見つからないように、もっと複雑に隠せ。
『女友達』というフォルダを開けると、中には見覚えのある男の名前がずらり。
道理であまり携帯を触っていないはずだ。
「食事ぐらい付き合ってよ。何でもご馳走するから」
「何度言ったら分かるの?結婚前とは違って、私には主人も子供もいるのよ」
「結婚する前だって彼がいたのに、食事は付き合ってくれたじゃない」
これはまだ良い方で、もっと露骨な奴もいる。
「エッチさせてよ。毎日送り迎えをして、ご褒美にキスさせてくれた時『今度ね』と言っておいて、もう7年も経つぞ」
「昔の事は忘れたわ。そんな事ばかり言っていると、もうメールしない」
「ごめん。ごめん。もう少し待つから怒らないで」
他の男も似たようなもので、結局女房を抱きたい奴ばかり。
しかし、それらは女王様気分を楽しんでいるだけに思えたが、『特別』というフォルダを開けてびっくり。
だいたいが『特別』なんてフォルダを作るな。
特別?何だ?と思って開けてしまうじゃないか。
そもそも、こんな女を女房に選んだ俺が間違っていた。
女を顔やスタイルで選ぶものじゃない。
あの日俺は、8年も付き合って結婚まで考えていた彼女に、別れを告げられた後だった。
それも彼女の横には新しい彼が。
32才になって突然世間の荒波に放り出され、人生真っ暗闇のところに信号待ちで後ろからゴツン。
「さっさと降りてこんか!」
気が立っていた俺は暗くてよく分からずに叫んだが、降りてきたのは若い女で、彼女を見た瞬間固まってしまった。
サラサラヘアーは肩甲骨の下まであり、顔は俺の半分くらいしかなくて、はっきりとした二重瞼の大きな瞳。
鼻筋は通っていてその下には小さな口があり、口元にはスケベボクロのおまけ付き。
何より一番目を惹いたのが90はあろうかという大きなオッパイで、大きく胸の明いたサマーセーターを着ていたので、そこから覗く谷間に危うく吸い込まれそうになる。
それで慌てて下に目をやると、括れた腰に細く真っ直ぐに伸びた脚。
それも普通のミニスカートなら2着は作れそうな超ミニを穿いていたから、思わず傷付いたバンパーを見る振りをしながら、体勢を低くして覗いてしまったじゃないか。
「ごめんなさい。お怪我はなかったですか?」
「僕は、どこもお怪我はございませんでした」
彼女に笑われ、その笑顔を見た俺は警官署で状況を聞かれていてもそれどころではなく、外に出るなり駄目でもともと破れかぶれで誘ってみた。
「お詫びに、お食事でもご馳走させてください」
「お詫び?私が追突したのに?楽しい方・・・。今夜は駄目だけれど、日を改めて是非またお会いしたいわ。でも彼女に怒られちゃうかな」
「僕には彼女なんておられません」
元カノよ、よくぞ振ってくれた。
次の土曜の夜、会うなり彼女は腕を組んできて、俺の腕に大きなオッパイを押し付ける。
すぐに反応してしまった俺は、ずっと腰を引いて歩いていたので、海老が歩いていると思った人もいただろう。
「実はあの日、付き合っていた彼と別れて、考え事をしていて事故を・・」
(おー!神よ。)
俺は初めて神の存在を信じた。
「実は僕も、彼女と別れたばかりでした」
「そうなの!こんな事ってあるのね。お食事だけで、このまま別れるのは寂しいわ」
「飲みに行きます?」
「それよりも・・・もっとあなたを知りたい」
彼女は20代前半だと思っていたが、実際は俺より一つ下の31才。
流石に大人の女性だけあって話も早く、早速ラブホテルへチェックイン。
こんないい女をどう料理してやろうかと涎を垂らしていたら、いつの間にやらパンツまで下ろされていて、彼女の巧みなフェラでベッドまでも辿り着けずに敢え無く口の中へ。
「たくさん出たね。溢してしまいそうになったわ」
顔色も変えずに飲み干してしまった彼女を見て、俺は呆然と立ち尽くしていたが、その間に彼女は服を脱いでしまい、小さな下着だけの姿で手招きする。
「洗ってあげるから来て」
俺の下半身は彼女の下着姿を見て早くも元気を取り戻し、バスルームに行くと彼女の巧みな指使いでオチンチンを洗われ、同時にタマタマまで洗われては堪らず発射。
ベッドに行っても彼女のペースで事は進み、俺の顔を跨いで逆さになって重なってきた。
「恥ずかしいから、そんなに見ないで」
そんなに見ないでと言われても、目の前に押し付けてきたらオマンコ以外何も見えないぞ。
「そんなに激しくしないで。紀子また逝っちゃう」
そんなに激しくしないでと言われても、あんたが俺の口に押し付けてきて、勝手に腰を使っているのだろ?
お蔭で俺の口の周りはベチョベチョじゃないか。
彼女は何度か悲鳴に近い声を上げ、ようやく俺の上から降りるとオチンチンの先端にコンドームを乗せて、口だけを使って器用に被せた。
(プロ?)
彼女は俺と会う数日前にOLを辞めたと言っていたが、プロ顔負けの腰使いを見ていると、やはりそちらの仕事をしていたのではないかと疑いながらもまた発射。
3連射した俺は、流石にこれ以上は無理だと思ったが、目の色が変わってしまっていた彼女はその程度では放してくれない。
「お願い。何もかも忘れさせて」
その後も彼女の連続攻撃で2発も搾り取られ、合計5発も発射させられて、俺は何もかも忘れさせられてしまった。
しかし冷静になると、プロ並みのテクニックを持つ彼女を喜んで良いものかどうか悩む。
(どうしてこんなにエッチが上手いんだ。)
しばらく付き合っている内に彼女のプロ疑惑は晴れたが、それなら誰に仕込まれたのかと気になる。
しかし、自在に締め付けてくるオマンコと、前後左右上下に器用に動く腰使いを経験してしまった俺は、彼女から離れられなくなっていた。
彼女を他の男に渡したくないと言うよりは、具合のいいオマンコを他の男に使わせたくないのが本音で婚約。
追突されてから1年後には式を挙げたが、その頃はよくぞこんないい女を今まで残しておいてくれたと神に感謝して、女房を頂く前には必ず神に祈りを捧げたものだ。
『頂く』と言うよりは、『頂かれていた』と言う表現が正しいような気はするが・・・。
「お掃除は苦手なの」
そんなものは俺が休日にやるから、夜に備えて昼間は休んでいればいい。
「お料理はあまりした事がないから下手なの。ドライブの時に持って行っていたお弁当は、本当はお母さんが作ってくれていたの」
なんて正直な女だ。
料理なんか下手でも、オチンチンの扱いが上手いからいいじゃないか。
「その代わりお洗濯は好きよ」
洗濯は主婦の基本だ。
こんな家庭的な女が他にいるだろうか?
しかし、結婚して3ヶ月もすると、妻の携帯代が急に跳ね上がり、昼間何人かの男友達とメールばかりしている事が分かる。
「孝司って誰だ!」
「ごめんなさい。以前勤めていた会社の先輩で、お昼ご飯はほとんど彼が・・・」
「清彦は!」
「ごめんなさい。以前よく服を買っていたお店の店長で、お洋服はほとんど彼が・・・」
「和雄は?」
「ごめんなさい。中学の同級生で、送り迎えはほとんど彼が・・・。淳は高校の同級生で、よく夕食を・・・。真司は車を買ったディーラーの・・・」
「もういい!」
「みんなただのお友達。あなたが嫌なら、二度とメールしないから怒らないで」
女房は立ち上がると、俺の目をじっと見ながらミニスカートの裾を徐々に上げる。
するとそこに現れたのは、俺が大好きな白いTバックだった。
「ごめんね。今夜は何でもするから許して」
こんな事を言われては、俺の変態の血が騒ぐ。
「それなら『恥ずかしいから嫌だ』と言っていた、オナニーするところを見せてもらおうか」
彼らとは過去にも身体の関係は無く、今もメールだけで会ってはいなかったようだったので、俺は許してしまった。
そして、翌年息子の優が生まれ、息子が1才の時に実家に泊まりに行った女房が、夜に男と会っていた事が分かる。
「相手は誰だ!」
「達也という、実家の近所に住んでいる幼馴染み」
「やったのか!」
「ファミレスで話していただけです」
「深夜の1時までか!」
「本当です。達也も結婚しているし、私はあなた一筋なの。信じて」
女房は立ち上がると、俺の目をじっと見ながらミニスカートの裾を徐々に上げる。
するとそこに現れたのは、俺が大好きな赤いスケスケパンティだった。
「ごめんね。今夜は何でもするから許して」
こんな事を言われては、俺の変態の血が騒ぐ。
「それなら『恥ずかしいから嫌だ』と言っていた、オシッコするところを見せてもらおう」
彼に恋愛感情などは無く、本当に話をしていただけだったようなので、俺は許してしまった。
話を戻すが、今回だけは絶対に許さん。
こんなメールを見てしまっては許せるはずがない。
「別れてからも、部長の事は一日も忘れた事はありません。あんな昼間の病院で再会するなんて、きっと神様が引き合わせてくれたのね」
メールから…