婚約者を御曹司に肉体改造された2

2017/12/07

図書館で、大学のレポートを書いている僕。友達も少ない僕は、いつも一人で寂しくそれをしていた。
でも、ふと顔を上げると、同じようにレポートを書き続けるさとみさんがいる。
相変わらず、オシャレとは縁遠い眼鏡に、毛玉の浮いたセーターを着たさとみさん。そんな野暮ったいさとみさんだけど、生まれて初めて僕に出来た彼女だ。僕はレポートを書く手が止まり、ついつい見とれてしまう。
こんな風に、図書館に行ったり、公園で散歩をしたり、映画館に行ったりするくらいの、本当に地味なデートばかりだが、僕は幸せだった。
すると、さとみさんも顔を上げた。そして、見つめていた僕の視線に気がつき、少し驚いた顔をしたあと、ニコッと微笑んでくれた。
『サボっちゃ、ダメだよ』
さとみさんは、少しはにかむように言う。そんな仕草が本当に、可愛いと思う。
僕は、慌ててレポートを書き始める。でも、レポートを書いていても、さとみさんのことばかり考えてしまう。
公園を歩いているときに、恥ずかしそうに手を繋いでくるさとみさん。緊張で、すぐに手のひらが汗でベタベタになるさとみさん。
そんなことばかり考えてしまう。
そして、ふと顔を上げると、さとみさんは僕を見つめていた。目が合うと、慌ててレポートを書き始めようとするさとみさんに、
「サボっちゃダメだよw」
と言うと、少し頬を赤くした。
『ねぇ、のぞみくん、家に来る?』
さとみさんは伏し目がちにそう言うと、みるみる顔が真っ赤になる。
僕らは、付き合い始めて1年近く経つのに、まだお互いの家に行ったことがない。図書館や公園、映画館、カフェには行くが、部屋には入ったことがないということだ。なので、必然的に処女と童貞だ。といっても、僕は受け入れる側は経験済みで、処女ではない……中学高校時代の、女として扱われていた日々……僕は結局それを受け入れ、その快感の虜になっていた……黒歴史と呼ぶには、ヘビーすぎる過去だと思う。
でも、そんな暗くて辛い過去も、さとみさんと過ごす日々が忘れさせてくれた。
僕は、さとみさんが初めて家に誘ってくれたことの意味を想像して、ドキドキし始めていた。もしかして、とうとう結ばれる? そんな期待に胸がいっぱいになる。
そして図書館を出て、二人で歩き始める。歩き始めて、しばらくは手を繋がないさとみさん。繋がないというよりは、繋げないというのが正解かもしれない。微妙に、さとみさんの手の甲が、僕の手の甲に触れる。そんな事を何度か繰り返した後、おずおずと手を繋いでくれる。僕の方から手を繋げば良いのだけど、僕も未だに緊張してしまう。
そんな心配はないとわかっているのに、繋ごうとして振りほどかれたらどうしよう……そんなことを考えてしまう僕がいる。
さとみさんの方がかなり背が高いので、手を繋いで歩いていると、何となく気恥ずかしい。もしかして、遠くから見ると、母親と子供みたいに思われていないだろうか? そんなコンプレックスめいた考えにとらわれてしまう。
『ねぇ、や、薬局に……寄らない?』
顔を真っ赤にして、ドモリながら言うさとみさん。僕は、まったく意味がわからなかった。それでも、一緒に薬局に入る。
「なに買うの?」
僕が聞いても、うつむいて何も言わないさとみさん。それでも、僕のシャツの裾を持ち、ある棚まで引っ張っていく。
鈍い僕は、その棚の前に来てやっと理解した。僕は、真っ赤になってうつむいているさとみさんの前で、棚のコンドームを手に取りレジに向かった。棚から取るとき、種類が多くて戸惑ったが、一番買いやすい地味なパッケージのものを選んだ。
生まれて初めて買うコンドーム。でも、僕はこれを使った……いや、使われたことが何度もある。一瞬よぎったそんな過去の記憶を振り払い、会計を終えた。
店の外で待っていたさとみさんと合流して、
「ゴメンなさい。気が回らなく……」
と謝った。女性にこんな事まで気を使わせるなんて、彼氏失格だと思った。
『わ、私こそ、はしたなくてゴメンなさい……』
さとみさんは、耳まで赤くして謝る。
「さとみさん、僕、ちゃんと責任取ります……」
『うん! のぞみくん、ずっと好きでいて下さい……』
さとみさんは、僕を真っ直ぐに見てそう言うと、力強く手を握ってきてくれた。
そして、さとみさんの家まで歩く間、緊張であまりしゃべれなかった。さとみさんは、いつも以上の手汗だったし、呼吸も粗めだった。
デート終わりに、家まで送ったことは何度かある。木造の、古い2階建てのアパートは、かなり年季が入っているけど、手入れは行き届いている感じだ。めぞん一刻みたいな感じで、なかなかいい感じだと思う。
そして、2階の彼女の部屋に入る。初めて入った女の子の部屋は、良い匂いがした。ぬいぐるみとか、アイドルのポスターとか、ステレオタイプの女の子の部屋ではなく、物が少なくてシンプルな部屋だった。
さとみさんの実家は、普通の会社勤めだそうだ。それほど余裕があるわけではなく、さとみさんも奨学金とか、バイトで大変みたいだ。
『お茶、入れるね……』
その微妙に震える声が、さとみさんの緊張を伝えてくる。そして、それにつられて僕も緊張する。
でも、僕はセックスは経験済みだ。キスも、数ヶ月前にさとみさんとしたが、僕はファーストキスではなかった。
でも、それは全部僕が女の子として扱われて、男にされたことだ。雅治君にファーストキスもお尻の初めても奪われた僕は、いつの間にか雅治君のことを好きになっていた。女として扱われることに、喜びを感じていた過去……僕は、ちゃんと男としてさとみさんとセックスが出来るのだろうか? そんな不安にとらわれる。
そして、その不安を振り払うように、さとみさんに抱きついた。そして、キスをした。急な動きで、いつもと違って荒々しくしてしまったキスだけど、さとみさんは目を閉じて受け入れてくれた。
さとみさんとのキスでは、一度もしたことがない、舌を差し込むキスをした。口の中に飛び込んでくる異物を、一瞬舌で押し返そうとしたさとみさんだったけど、すぐに受け入れてくれた。
僕は、雅治君に仕込まれたキスをする。一方的に、僕が舌を差し込み、動かすようなキスだ。さとみさんは、ギュッと僕に抱きついてくる。幸せだと思った。
でも、キスを続けているうちに、自分が受け身のキスをしたいと思ってしまった。雅治君に、荒々しく舌を突っ込まれて、舌を吸われ、歯ぐきまで舐められ、唾液を飲まされるようなキス……それを思いだしてしまった。あんな風に、熱烈に求められて、愛情を込めたキスをされる喜び……思い出すだけで、お尻の奥がうずいてしまう。
僕はそれを振り払うように、さとみさんをベッドに押し倒した。
『のぞみくん、電気……消して下さい……』
さとみさんが、緊張気味に言う。さとみさんは、付き合い始めて1年近く経つのに、年下の僕に敬語で話すときがある。そんな所も、可愛いと思う。
そして、電気を消してさとみさんに抱きつき、服を脱がせていく。さとみさんは、不安そうな顔で僕を見つめ続ける。
『ゴメンね、胸、小さいから……』
恥ずかしそうに言うさとみさん。さとみさんは、170cmと身長が高いのに、胸は服の上から見ても小さいのがわかる。でも、僕は胸の大きさにはそれほど関心がない。
僕は、大きさなどではなく、さとみさんの胸だから好きなんだと言った。さとみさんは、うるんだ目で僕を見ながら、
『のぞみくん、好きです……』
と言ってくれた。
そして、さとみさんのその野暮ったい眼鏡を外す。眼鏡を取ると、急に美少女になる……と言うこともなく、さとみさんは、はれぼったい一重まぶたで、美少女ではない。
でも、少しゴツ目のアゴのラインも、太めの鼻のラインも、すべてが愛おしく思える。恋は盲目ということなのかもしれないが、本当に愛おしくて仕方ない。
そして、ブラを外すと、小さな胸の膨らみと、可愛い乳首が姿を現わした。生で同世代の女性の胸を見るのは初めてで、凄くドキドキした。
そして、ショーツを脱がすと、少し濃いめのへアが見えた。まったく手入れしていない感じで、そこが妙にエロく思えた。
初めて見るさとみさんの全裸。確かに胸は小さいと思うが、スタイルは良いと思う。背が高いので、モデル体型と言えるのかもしれない。
僕もすぐに全裸になると、さとみさんにキスをした。さっきみたいに、僕が責めるキスだ。こんな風に僕もキスされたい……そんな雌の感覚がわき上がってきてしまう。
『キスって、凄いんだね……のぞみくん、したことあるの?』
さとみさんは、どこか悲しそうな顔で聞いてくる。
僕は、
「いや、ないよ。女の子とキスするなんて、さとみさんが初めてに決まってるよ!」
と言った。ウソはつきたくなかったので、そんな言い方をした。確かに、僕は女の子とキスをするのは、さとみさんが初めてだ。でも、雅治君とは数え切れないくらいキスをした。初めは、嫌で嫌で仕方なかった。嫌悪感を覚えていた。でも、高校時代の僕は、自分から雅治君にキスをせがんだりしていた……雅治君に唾液を注ぎ込まれて、狂おしいほどに興奮していた……学校の休み時間に、屋上やトイレ、放送室の中や図書準備室の中で、何度もキスをして、それ以上のこともした。
そんな記憶がよみがえってくる。
『嬉しい……こ、これからも、私としかしちゃダメです……』
はにかみながら言う、年上のさとみさん。僕は、幸せだと思った。このまま結ばれて、一生二人で仲良く暮らしていきたい。そんな風に思っていた。
すると、頬に鋭い痛みが走る。
その瞬間、僕を涙目で見つめていたさとみさんが、ぐにゃっと歪み始めた。

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