知り合いの彼女がどうしょうもない痴女で名器だった話
2017/07/14
知人に M という某有名サークルの代表がいて、ひょんなきっかけから彼と知
り合った。要は私の先輩と M の先輩が仲が良くて、事あるたびに呼び出され
奴( M )も同様なポジションだった。
基本的に呑みやイベントに誘われれば断れない性質の俺なので、ほぼ呼び出し
に関しては皆勤賞で、奴もそうだった。そうして、奴とは徐々に仲良くなって
いった。
ある時、イベントに全体的に線が細いがスタイルの良い女性が現れた。顔はそ
れほど美人ではないが、雰囲気がとても柔らかかった。
聞くと、それが M の彼女で M はベタ惚れらしいという情報を仕入れた。
M に呼ばれ、
M「よぉLOD、紹介するよ。俺の彼女の S」
俺「あ、どうも。始めまして。入り口で綺麗なんで見とれちゃったよ。M の
彼女なんだぁ」
S「始めましてぇ。M からよく話を聞いてます(微笑)」
その微笑に俺は、はっとした。
M「LOD。俺は S のこと超好きなんだけど、S がいまいちなんだよぉ。だからって、手出すなよ?」
俺「当たり前じゃーん。俺もお前の彼女に手を出すほど日照ってないよ(笑)」
S「わたし、別に M のこと嫌いじゃないよぉ。ちゃんと好きなのに信じてくれないの。LODさん。何とか言ってぇ」
俺は、別に仲良いとは言え、M に義理立てするほどのものじゃないし、惚気
話聞いてるほど、暇じゃなかったので、適当に受け答えしてそこを離れようとした。
俺「愛し合う二人を前に、俺もちょっと食傷気味だから、席外すよ(笑)」
M「変な気を使うなよー。俺とお前の仲ジャン」
しらねー。と思いつつ。俺は「あははは、それじゃーねー」と言ってその場を去った。
まぁ、適当にイベントの時間を過ごして、俺も酒が入ったため酩酊状態だった。
先輩と店を出ようとすると、ちょうど S がいた。
俺「あ、Sさん、どうもお疲れさまー。もう帰りまーす。M と帰るの?」
S「あ、お疲れ様ぁ。うん。そのつもりだったんだけど、、なんか捕まったみたいで。。。もぉ。」
俺「そうなんだぁ、何かと大変なんだよ。許してあげてね?」
S「うん。。LODさんって彼女連れてこないんですかぁ?いるんでしょ?」
俺「まぁいるけど、来たがらないんだよねぇー。まぁ良いんだけど、そっちの方が(笑)」
S「うわぁー、すごい覚めてる。。だめだよぉ。」
俺「じゃぁ、Sさんが熱くしてくれると嬉しいなぁ(笑)なんちゃってー」
S「口は上手なのね。そういえば、まだ名刺もらってなかったね。いい?」
俺「あ、失礼しました。よろしくお願いします」と俺は、名刺を差し出した。当然、携帯番号は
入っている。
S「ありがと。わたし、K県で仕事してるんだぁ。バーなんだけど。よかったら来てね」
と逆にショップカードを差し出された。見たところ普通のバーみたいだ。そうして、軽い会話を
終えると、俺は先輩に連れられ、次の店に向かった。
数日後、友人と新宿の焼き鳥屋で呑んでいると見たことのない番号から携帯がなった。
俺「もしもーし」
電話の主「もしもし?LODさんですか?」女性だった。
俺「はい。。。えと、どなた?」
電話の女性「Sです。声でわからないかなぁ。。ちょっとショック。」
俺「あーーーーー、この前はどぉもぉー。どうしたんですか?」
嬉しい偶然にちょっと、声が舞い上がった。
S「あ、今大丈夫?」
俺「もぉー全然OKです。野郎呑みしてうだうだしてただけなんでぇー」
ちょっと、ほろ酔い気味のせいか、やけに饒舌な俺。周りの友人数名は
「またかよ・・・」と苦笑気味。賑やかな席を離れて、電話の聞き取りやすい
場所へ移動。
俺「あーすみません。ちょっと飲み屋だったんで、うるさいので移動しました。えと、どうしたんですか?急に」
S「この前名刺もらったんで、ちょっと電話してみよーかなーって。思って」
俺「Mに怒られちゃいますよー。あいつ嫉妬深いし。独占欲強いし。。」
S「実はさぁー、そのMのことなんだけど。。。ちょっとねぇ。」
俺「え?あまりうまく行ってないんですか?そうは見えなかったけど。」
心の中で、ほくそ笑む俺。
S「決して最初からうまくいってないよぉ。あいつがしきりに「付き合ってくれ」って、
言うし、やさしいからつい付き合っちゃったけど。」
俺「あらぁぁ。。それは。。うーん。。。何て言ったらいいかわからないけど、
じゃぁ、、LOD相談室でも開きますか?」
S「うん!でも、彼女に悪いじゃない?」
俺「あーいいっていいって。今日はもう微妙な時間だし、いつにする?」
S「あしたかぁ、、仕事あるんだよねぇ、、今日は呑んでるんだよね?」
俺「うん。仕事って例のバー?」
S「うん。そう。終わるのって3時とか、4時とかすごい遅いの。」
俺「そっかぁー、実は呑んでるけど、今日俺もこれから仕事だから良かったら俺の仕事先くる?」
S「え?何やってるの?」
俺「実は同業なんでーす。23時からなんだけどね。朝の6時までなんです」
S「えーなんで教えてくれなかったのぉ?え、場所はどこ?」
俺「恵比寿の代官山駅に向かう途中にあるよ?」
S「あ、そうなんだぁ。ちょうど今渋谷にいるし、、、どうしよっかなあ。」
俺「あ、今俺、新宿なんだけど、22時ちょい過ぎに出るから。一緒に行く?」
S「え?いいの?友達に悪くない?というか、同伴って、そういう水商売なの?」
俺「ちっがうよぉー。普通の飲み屋。あいつらはどっち道、俺が仕事だから別れるし。全然問題ないよー」
S「えー。じゃぁ行っちゃおうかなぁ。。。。。でも行っていいの?」
俺「あーいいよいいいよ。H さん(マスター)に言えば全然OKでーす」
S「じゃぁ、どうしようか?どっかで待ち合わせる?」
俺「じゃぁ、恵比寿駅の西口でいいですかぁ?日比谷線の入り口がある方」
S「唐突にごめんなさい。じゃぁ22時ちょっと過ぎたころには待ってます」
俺「はーい。じゃぁまた後ほどー」
S「はい。それじゃ」
電話を切って友人達がいる席に戻った。友人S、友人Eがそこにはいる。
友人S「どした?LOD」
俺「あー、なんか知り合いの彼女が悩んでんだって。電話してきた」
友人S「へぇ、、つーか、何でおめーばっか女から電話くんだよ!
お前これから仕事だろ?俺らなんか、野郎同士で、これから2件目だよ」
友人E「で、どうすんの?」
俺「あーなんでも俺の仕事場にくんだって。まぁ、アポとったって感じだな」
友人S「あーったく。じゃぁ俺もお前の仕事場に行って、その女にあってやる!」
俺「マジ勘弁してよー。いいじゃん。お前らだって、どうせこれから合コンなんだから」
友人E「そんな日に仕事入れてるお前も付き合い悪いよなぁー。しかも職場アポとかとってよー」
俺「まぁまぁ、こんど誘ってよ(笑)」
と、とってもお馬鹿さんな会話をしつつ22時をそろそろまわりそうなので、店をでることになった。
実は知人Mとは友人Eと俺の共通な知人で、当然その彼女を知ってるので、
店にこられるととっても困るところだった。
幸い友人SとEは2対2の合コンで張り切っていたため、俺の電話の相手が誰か?
なんてことはまったく意に介さなかったのが、非常に幸運だった。歌舞伎町で呑んでいたため、
俺は2人とそこで別れ、俺は缶コーヒーと水を買って酔い覚ましにKOOLを吸いながら、
缶コーヒーを一気飲みし。水で体内アルコールを薄めていった。
新宿西口、小田急の1FにあるCHANELの前で電話した。もちろん相手はS。
俺「あ、Sさん?今どこですかー?」
S「あ、恵比寿です。ちょっと早く来ちゃって。。」
俺「今新宿出るので、あと15分くらいでいきまーす」
S「待ってますね」
心なしか、落ち込んでるような雰囲気な声だったが、俺は階段をおり、改札を抜けて山手線に乗り込んだ。
一応彼女にメールで仕事に行く旨とバッティングしないようどこにいるか確認した。
彼女Y「仕事がんばってね!今日は、T(彼女Yの親友)と食事して帰ります。時間あったら電話してね」
俺「終わるのはいつも通り朝までだから、休憩のときに電話します。
それじゃTさんにもよろしくー」
俺は、彼女Yが、Tと食事しているという最大の安牌を引いたので、
安心して仕事に向かった。彼女は某女子大の同年次の学生だった。
気は強いが、まぁ、憎めないところがあって、2年近く付き合っていた。
浮気は過去に容疑はかけられたが、何とか切り抜けて平和な生活を送っている。
安心していると、もう恵比寿についた。胸の高鳴りを抑えつつ、一度しか会ってないので、
どういう顔をしているかすっかり忘れてしまったが、改札を抜けると、
確かに雰囲気が他と若干異なる見覚えのある顔があった。Sだ。
俺「あーどぉもぉー。すみません。お待たせしちゃって」
S「いいの。ごめんなさい。急に変な事いっちゃって」
俺「いいのいいの。じゃあ行きましょうか」
俺達は、俺の仕事場の店まで歩いて向かった。
S「お店ってどんな感じ?バー?」
俺「有体にいうとそうですね。えーっと、カウンターに10脚、テーブルが3卓って感じの店です。
人が滅多に来ないんで、暇なんですよ。っていうとHさんに怒られちゃうんですけどね(笑)」
S「へぇーじゃぁバーテンやってるの?」
俺「バーテンっていうか、店二人しか店員いないから、酒も作るし、飯も作りますよ?」
S「へぇ、お料理もするんだぁ。。すごいねぇ。でもこうやって女の子一杯連れて来てるんでしょう?(笑)」
俺「あー無いとは言わないけど、ほとんどないですよ(笑)彼女が来たらや…