本音クラブ1/5

2017/07/09

私の経営するカフェは繁盛しているわけではないが、常連客のおかげで生活に困らない程度の収益を出している。
私も40歳代に突入し、1人でカウンターに立ちながらフロアまで賄うのは体にきつくなってきた。そんな事を考えていた時に常連客の1人で、『谷村』さんが(バイトを入れれば?)と、提案してきた。
私の店に古くから通ってくれるお客さん同士で作られた、会員5名の『本音クラブ』。谷村さんはその中の1人。
『本音クラブ』とは、私を入れて5人のメンバーからなるサークルで、社会的にカミングアウトできない性癖であったり、趣味であったりを本音で語り合おうという、趣旨のもと結成されたクラブである。
谷村さんの性癖・趣味は『盗撮』。谷村さんが撮り溜めている盗撮ビデオコレクションを私も何度か貸してもらった事がある。・・・谷村さんの盗撮ビデオを見て、背徳的な興奮をしてしまった私に、少なからず『盗撮』という性癖がある事教えてくれた人だ。
谷村さんは、(若くて可愛い女の子をアルバイトに入れて、お店に盗撮カメラを設置させてくれ)と、私に提案してきた。
最初は冗談っぽく言っていた提案が、(制服をミニスカートにすれば、色んな方法で盗撮できるし、着替えやトイレも盗撮できる)と、妄想を膨らませて本格的な話になり、(オーナーには絶対に迷惑をかけない)という谷村さんの熱意に、計画的盗撮の対象としてアルバイトを募集することにした。
求人募集を出して1週間、中々いい人材にめぐり合えずにいた頃、計画的盗撮の対象となる『美樹』ちゃんがバイト面接の電話をかけてきた。
谷村さんが出したアルバイト(計画的盗撮相手)の条件は、若くて可愛い女の子。
美樹ちゃんは16歳の高校1年生。背は150cmくらいで小柄で細身。小顔のわりに目がパッチリと大きく黒目がち、色白で淡いピンクの唇が何とも初々しく、あどけなさが残る。サラサラの髪は肩まで伸ばしてあり、アイドルのような可愛い女の子だった。明朗活発なハキハキとした受け答えに、思わず口元が緩むような可愛い笑顔。私はすぐに採用を伝え、午後4時半から午後7時半の3時間のバイトをお願いした。
谷村さんにその事を伝えると、その日の閉店後に、盗撮機材を店に持ち込んで設置を始めた。
定点カメラとして、踏み台に使う為の木箱の中に、通常の手作業で使用するカメラを仕込み、休憩室兼更衣室となる小部屋とトイレにワイヤレスのCCDカメラを仕掛けた。
そして谷村さん推薦の、白いブラウスにリボン、薄いピンク色のミニスカートのユニフォーム。下心を察知されないようによくあるタイプのユニフォームを選らんだが、スカートの裾の広がった盗撮しやすいスカートを選んだ。
美樹ちゃんの初出勤の日、谷村さんと、話しを聞きつけた、『本音クラブ』会員、徳永さんが来店していた。
徳永さんは、ロリコン美少女趣味のレイプ願望者。『本音クラブ』に入会していなければ、今頃、悲惨な罪を犯して、刑務所に入っていたかもしれない。
美樹ちゃんが来そうな時間の前に、更衣室の隠しカメラの電源を入れ、カウンターの下に置かれたテレビモニターを確認すると、誰もいない更衣室の中がいい角度でモニターに映し出された。
年甲斐もなく否が応でも高まる期待と興奮。
午後4時頃に、高校の制服姿の美樹ちゃんがやってきた。「今日からよろしくお願いします」と、恥じらいながら可愛い笑顔で挨拶する美樹ちゃんを見た、谷村さんと徳永さんが、期待に目を輝かせているのが見えた。「今日からがんばって下さい。あそこの部屋を更衣室に使って。中にユニフォームを掛けてありますから」と、初々しい美樹ちゃんに、カメラが仕掛けられた更衣室を勧めた。
美樹ちゃんが更衣室に入り、中から鍵を掛ける。谷村さんと徳永さんがカウンターに駆け寄り、テレビ兼モニターを覗き込んでくる。
モニターには美樹ちゃんの姿が映し出されていた。ビデオを録画しつつ、モニターを見つめる。「よーし、いいぞ、脱げ脱げ!脱いで見せろ!」徳永さんが小さな声で、興奮を高めるようにそう言った。
モニターの美樹ちゃんはユニフォームを少し眺めて、高校の制服を脱ぎ始めた。店内の男たちに見られているとも知らず、紺ブレザーを脱ぎ、襟元の水色のリボンを解いて、白いブラウスのボタンを外していく。
白く華奢な肌と体つき。純白の小さなカップの可愛いブラジャー姿に、遠い記憶の中の懐かしい興奮を感じた。「いいねー若い娘の肌は!乳は小さいけどな」徳永さんが言う。
ユニフォームのブラウスを羽織り、ボタンを留めていく。そして美樹ちゃんは、グレーの短めのスカートを一気に脱ぎ下ろし、純白のパンティを晒し、ユニフォームのスカートを履いて、丈の短さを少し気にしていた。
モニターを消し、谷村さんと徳永さんとニヤリと笑いあって、2人は席に戻る、と同時に、美樹ちゃんが更衣室から出てきた。「どうですか?」頬を赤らめながら恥ずかしそうに聞いてくる美樹ちゃん。「うん。よく似合ってるよ。可愛いね」私は紳士的に微笑んで美樹ちゃんに言った。美樹ちゃんは嬉しそうな笑顔を見せてカウンターの前に来た。
私は常連客の谷村さんと徳永さんを紹介して、グラスの水注ぎをお願いした。「可愛いね、いくつ?」 美樹ちゃんは、徳永さんグラスに水を注ぎながら、徳永さんに話しかけられ、笑顔で質問に答えながら愛想のいい接客をしていた。
その隙に、私はカウンターから出て、そっと壁際に置かれた木箱の中に手を入れ、ビデオカメラの録画ボタンを押した。
「いつからバイト始めたの?」谷村さんのグラスに水を注いでいた美樹ちゃんは、谷村さんに話しかけられていた。谷村さんの座っている椅子の横に、不自然な黒いかばんが置いてある、間違いなく盗撮カメラが隠されたカバン。
美樹ちゃんが水を注ぎ終え、カウンターに戻ってくる。「普段はここに立って、お客さんの様子をよく見ていてくれたらいいから」 私は美樹ちゃんを誘導して、壁際に置かれた木箱の前に立つように指示した。木箱からカモフラージュされて覗く小さなCCDレンズは、美樹ちゃんのスカートの中を向いている。
これで美樹ちゃんの接客がないときは、常に盗撮カメラが美樹ちゃんのスカートの中を撮影しているという寸法。
こうして楽しい盗撮生活が始まった。残りの『本音クラブ』のメンバーである、妄想SM愛好家の仁科さんと、無類の女子校生好き中国人の林さんも、美樹ちゃんの可愛さに、この計画的盗撮を大いに喜んでくれた。
出勤して来て、まずは着替えを盗撮、クラブのメンバーに呼ばれて、お話をしている時は、谷村さんの盗撮カメラ仕込みカバンが美樹ちゃんのスカートの中を狙い、それ以外は木箱の盗撮カメラが美樹ちゃんのスカートの中を狙う。そして最後に、着替えを盗撮して美樹ちゃんのバイトは終了する。
ただ、トイレのカメラは威力を発揮することはなかった。美樹ちゃんは気を使っているのか、バイト中トイレに行くことはなかった。
閉店後は、『本音クラブ』のメンバーで、美樹ちゃん盗撮映像の試写会を行い、あーしたらいい、こーしたらいいと、活発な意見交換が行われた。
優しくちやほやしてくれる常連客が、まさか、自分を盗撮目的の対象としているとは露にも思っていない美樹ちゃんは、(優しくて、良いおじさんばっかり、楽しい仕事です)と言い、可愛い笑顔を見せていた。
しかし、その優しい良い人の我慢は限界に来ていた。
若く可愛い女の子に対し、おじさん達は強姦魔に変貌する。
「ワシは捕まってもかまわん!美樹と姦りたい!」そう徳永さんがいきり立って熱弁した。「徳さん、皆そう思ってるって。・・・ただなぁ・・」谷村さんが徳永さんをなだめる様に言った。
閉店後、『本音クラブ』の座談会。美樹ちゃんに対する盗撮という痴漢行為は、『本音クラブ』のメンバーの妄想を膨らませ、どす黒い性欲に発展していた。

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