双子の姉と一線を超えてしまった日の話

2017/03/03

俺には2人姉がいるんだけど、
その姉ってのが双子なんだよね。
でも性格とか全然違うんだよ、やっぱ。
双子の姉の方は高校卒業したら東京の大学にパッパと出ていって、
最近じゃあまり会う事も無くなっていたんだよね。
もう一人の姉は凄く大人しくて、弱弱しいんだよ。
背は高いんだけど、なんか虚弱っぽいんだ。
だから活動も地味で、家にいる事も多いんだよね。
酒も飲めないみたいだし、夜出かける事も少ないし。
俺は彼女等の2つ年下で、地元の大学生なんだけど、
この前ビックリする出来事になったからここに書こうと思う。
夜バイトから帰って風呂入った後、
自分の部屋に行き、テレビを見ていたら
突然姉が入ってきて、スウェット貸してくれと言う。
前にも書いたが、姉たちは背が高く170センチもある。
ここまで書くと地元の人わかっちゃうかな?
俺の身長が172だから、サイズは大して変わらないんだよ。
でも驚いたのは姉が俺の部屋に来た事。
そんなに普段話す事もなくて、コミュニケーション取っていなかったから、
突然の部屋訪問と、スウェット貸してくれと言う短い会話で、
俺は戸惑ってしまい、あぁいいよと言うのが精一杯だった。
俺がスウェット出している間、姉はベッドにちょこんと座って
感心無さそうにTVを見ていた。
顔的にはかなりな線なのだが、どーも暗いと言うか、覇気が無い。
まだ20台の前半なのに落ち着きすぎていると言うか、何と言うか・・・
黙っていたかと思うと、いきなり寒いねとか言ったりする。
頭いいのに、なぜこうなのか、弟の俺でも全くわからん。
もう一人の姉はいかにも今風なんだけどね。
取り敢えずスウェット出してあげて渡したら、
もう出て行くのかと思ったら、どうやらまだいるらしい。
相変わらず感心なさげにTVを見ている。
そこで俺は聞いてみた。
姉さんどうしたの?なんかあったの?
それに対する姉の答えは曖昧で、良くわからない。
視線をあまり合わそうともしないし、
一体この人は何がしたいんだろうと思っていたら、
これまた突然、ヒロは女性と寝た事ある?なんて聞く。
え?と言ったきり俺は固まってしまった。
この時点で彼女はいなかったが、とっくに童貞は捨て、
大学生活はそれなりに満喫している。
俺が固まってしまったのは、なぜ姉が突然そんな事を言うのか、
全く理解できず、真意を掴めなかったからだ。
でも取り敢えず、うん寝た事はあるよと
正直に答えておいた。
それっきり話も弾まず、って言うか、殆ど会話せず、
2人で意味もなくTVを見ていた。
そのうち姉は自分の部屋に引き返して行ったのだが、
スウェットは俺の部屋に置いたままだった。
一体何しに来たんだろう・・・その時は不思議に思っていた。
次の日土曜の夜、驚いた事に姉がまた部屋にやって来た。
中学時代くらいから殆どと言っていいほど
まともなコミュニケーション取らなかった我々だったので、
これは驚異的な事と言うか、普通ではない事だった。
お互いの存在にあまり強い関心を持たない家族で、
おやとも大して口を聞かないし、
もう一人の姉ともそれほど密に会話した覚えもない。
でも別に嫌いと言うわけではなく、ただ関心が薄いと言う感じだ。
再び部屋にやって来た姉は、またベットにちょこんと座り、
テレビを見始める。
全く訳がわからない。
嫌と言う程でもないので、お菓子を出してやり、
ウーロン茶をグラスにいれてあげた。
ありがとうなんて言いつつ、ニコリと笑ったりする。
こうマジマジと顔を見て見ると、いい顔立ちだと思う。
我が家は母親が整った顔で、父親はごく普通の顔だ。
その母親の血を引いたのだろう、白いサッパリとした顔が魅力的だ。
もう一人の姉はけしょうが濃いから、素顔は良くわからん。
ただ、前にも書いたが2人とも背は高い。
これは父親の血を引いたらしい。
俺は特徴もない顔で、悪くも良くも無いと行った顔だ。
意味も無く、あまり会話も無いまま時間が過ぎて行き、
いつ姉さんは部屋に帰るのかなぁ、なんて思いつつ、
それでも何も言えずにいると、眠くなってきたらしく、
しきりに欠伸をしている。
今日も来ただけで帰るのかなぁ、
一体何がしたいんだろう、と不思議に思っていると、
なんと姉さんが俺のベッドに入り、
寝ようとするではないか!
俺は寝ぼけているんだと思い、声をかけた。
『姉さん、ここ俺のベッドだよ、眠いなら自分の部屋行きなよ』
そう言った俺に姉さんは答えた。
『最近良く眠れないの、だからここで寝ても良い?』と。
返答に困ったが、もう寝に入っている姉を追い出す事はできなかった。
そのまま姉をベッドに寝かせ、おれは押入れから布団を出そうとした時、
姉が言った台詞がこの後我々の関係が一変する事になる。
『何で布団なんて出すの?』そんな事を無邪気に言う姉。
『え、だって姉さんベッドで寝ているから』
『眠れないから横に寝て欲しいの』
『え、えーと、横って一緒に寝るって事?』
『うん、そうだよ』
何のためらいも無くこんな事言う姉は、
会話も無くTV見ていた時との姉とは別人の様だった。
こうして我々は時々一緒に寝るようになったのだが、
はじめ隣に姉が寝ていると言う違和感は、
日数が経つに連れ薄れて行ったのである。
そのうち姉が隣りで寝ていると言う事が、
当たり前と言うか、逆に隣で寝ていないと普通では無いと言う状況になった。
しかし、我々はただ一緒に寝ているだけで、
特に何をする訳でも、求める訳でもなかった。
姉を女として考えると言う事も無かった。
だが、やはり姉弟とは言っても男と女。
ある夜ほんの小さなキッカケで2人は一線を超えてしまうのである。
ある冬の寒い日、いつもの様に一緒に寝ていた我々は、
地震で夜中に起きてしまった。
姉ではなく、俺が地震に敏感で、パッと起きてしまうのだ。
短い時間の揺れだったんだろうが、
俺には結構長い時間に感じ、しばらく眠れずにいると、
姉が『どうしたの?』なんて言いつつ、おきてしまった。
『いや、今地震があったんだよ。
大した揺れではなかったんだけどね』
俺達はしばらく揺れていないと言う事を確認し合い、
再び眠りにつくのである。
ここで姉がちょっと信じられない事に、
俺を軽く抱きしめてくれたのだ。
とっさの事にまた固まってしまった俺だが、
前のように戸惑いはあまり無かった。
ただ抱いてくれるままに温かい姉の身体に身を任せていた。
当たり前の事だが、姉の温かさは
今まで付き合ってきた誰の温かさとも違う。
何か後ろめたいような、それでいて待ち望んでいたような、
そんな不思議な感情なのである。
説明しようにも、複雑な感情なのでどうにもならない。
とにかく俺達は身体を寄せ合う様にして寝るようになったのだ。
両親に対し、寝る階が別だったせいもあり、
特に警戒もせずに毎日姉の体温と仄かな香りを楽しむようになった。
ただ、恋愛感情とか肉体に対する欲と言うのも
あまり沸いて来ないのはやはり血の繋がりだからだろうか。
一線を超えてしまえば男と女になるのだろうが、
柔かな胸に触れても、触れるにまかせるだけであった。
姉のほうも一緒に密着して寝る以外、
それ以上の行為に及ぶ素振りもないようだった。
しかし、やはり男と女は姉弟であっても男と女らしい。
遂に一線を超えてしまう日がやって来たのだ。
雨が降って、前の道を通る車が水飛沫を上げる音がやけに聞こえる夜、
もういつもの事と言えるような位、普通の事となってしまった
姉と一緒に寝ると言う行為の中、2人は遂に結ばれてしまったのだ。
ベッドに入り、さぁ寝ようかと電気を消した後、
お互い軽く抱き合い、いつもの体勢で寝ようとした時、
どう言う訳か、姉の着ていたパジャマがめくれ上がり、
肌越しの感触しか知らなかった肌の温もりを知ってしまった。
流石の俺もこれには驚き、そしてスイッチが入ってしまった。
暗くて表情はわからなかったが、姉は無言でパジャマを直そうともしない。
お互い口を聞く事もなく、静かに行為に入って行くのである。
髪を撫で、首筋に手を滑らせ、姉の感触を確かめる。
いつもよりもシャンプーの香りが鼻に心地良く、
いつもの肌の温かさよりも体温が高く感じられた。
そして俺と姉の唇の距離が0となった。
唇は少し濡れていて、冷たい感触を俺に残し、
姉の吐息が俺を徐々にヒートアップさせて行った。
真っ暗である事は2人にとって良かったのかもしれない。
顔をしっかり見合ってしまうと、
やはりためらいが出てしまうかもしれないからだ。
唇の感触を互いに充分堪能した後、
俺は手をパジャマの中に入れ、首筋から肩、
そして豊かとはいえない胸を通過し、わき腹背中と撫でて行った。
姉は時々びくッと身体を震わせ、吐息を出す。
この吐息が妙に色っぽく、俺を興奮させるのだ。
しばらく身体のあちこちを触っていたが、
2つの胸に触った時からエンジン全開となった。
柔らかい感触を楽しみ、唇を吸い合っていると、
普段何事にも消極的な姉が豹変した。
パジャマの上下を抜き捨て、俺にも服を脱げと言う。
いつもよりも肌と肌の間に障害物が無い姉の感触は、
柔らかく温かく、そして滑らかである。
しばらく上半身を愛撫しつつ堪能した…

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