元妻は独りで…

2023/11/23

16年前、元妻の父が起こした人身事故に端を発し俺が息子を引き取り離婚した。俺が30歳、元妻27歳、息子は2歳だった。幸せな結婚生活は、お互いを愛したまま5年で終わった。

離婚後、俺は性欲処理のためにパート主婦をつまみ喰いしていた。自分より10歳以上年上の40代50代の熟れきった熟マンを楽しんでいた。

この年代の奥様方の7割は殆ど性生活がない方が多く、中には何年もほったらかしの方もいた。
俺は、そんな奥様方のクモの巣払いをしてとても喜ばれた。

離婚してから、時折エロ本を買っていた。離婚して数年後、そのエロ本に載っていたモデルの女性に釘付けになった。間違いなく別れた元妻だった。本名とは全く違う「○○○子特集!三十路を迎えて艶やかに色付く美人妻の性」と題され、かつて俺が愛した美しい身体を誌面に披露していた。

プロフィールには身長161,B88,W60,H89とあった。俺も知らなかったスペックだった。

男優に身体を弄られ、乳首や股間を舐められ、ウットリと感じ入る元妻の美しい顔が悲しかった。男優のチンポを咥え、そのチンポが妻に挿入されているかは黒く塗りつぶされていて確認できないが、演技であの表情は出せないだろうと思った。

ページをめくると麻縄を白い柔肌に食い込ませて、淫具責めに喘ぐ元妻の姿が目に入った。別れた元妻なのに激しい嫉妬が湧き出た。縛られたまま複数の男優のチンポを受け入れる元妻は、黒く塗りつぶされていたがマンコとアナル二穴にチンポを入れられているようだった。これらはビデオで発売されていたことが紹介されていた。

俺は、元妻の出演していたビデオを買い集めた。当時はまだDVDは無くVHSテープだった。雑誌に紹介されていない作品も見た。

ビデオではモザイク越しに元妻のマンコに男優のチンポが刺さっているのがわかった。男優は20代前半に見えた。

「おばさん美人なのにエッチだね。マンコ気持ちいいよ。ああー出る出る!」
「アアーン、ダメダメ、中はダメよ!ああっ…ダメだって…」
「おばさん、ごめんよ。出来ちゃったら旦那さんと離婚して、ボクと結婚してよ。」

元妻の股間を流れ出た精液は本物なのだろうか…ショックだった。
雑誌にあったSMモノは、ビデオではモザイク越しでも確実にマンコとアナルにチンポが刺さっていることが確認された。

「奥さん、どうだい?男二人にやられるのは?綺麗な顔して、ケツを掘られて惨めだねえ。ほれ、穴の中に出すぞ。ホレホレ。」
「ううっ、ううっ、うあ、うあああ、あうあうあううううう…」
「あー気持ちイイ。あー気持ちイイ。よし、出すぞ。マンコにも出すぞ。」
「いやあああ!そっちはダメ!お願い!堪忍して!あああっ…ううっ…そんな…ヒドイ…」

元妻のマンコとアナルから、中出しされた精液らしきものがドロドロ流れた。
俺は元妻をまだ愛していた。美しい身体をあんなに汚されて、排泄器官まで性欲処理に使われ、その淫らな姿を世間に晒していた。泣きたいほど悔しかった。

元妻のAVは5作品で終わった。あの雑誌の特集は、AV引退後に掲載されたもののようだった。今から12~13年前のことだった。

元妻に再会したのは一昨年の秋だった。俺が46歳、元妻43歳だったが、相変わらず若くて綺麗だった。離婚して16年ぶりだった。

「久しぶりだな。元気にしてたかい?」
「ご無沙汰していました…」

俺達はお互いがまだ好きだった。目を見てわかった。思い切って言ってみた。

「俺たち、やり直せるかな?」
「私にその資格がないわよ。」
「AVのことか?」
「観たの?」
「ああ、拝見させてもらった。悔しくて泣いたよ…」
「ばかね…私、5本も出たのよ…」
「全部見たよ。だから悔しいのさ…でも、やめたんだろう?」
「ええ、父の借金を返し終えたから…あんなことされた女でもやり直せるの?AVはやめたけど、日本中に映像が残ってるのよ。」
「それでもやっぱり、お前を抱きたいよ。」

16年ぶりの元妻の身体は、まだ十分張りがあって美しかった。マンビラを覗き込むと、

「あなたしか知らなかったのに、何人もの男性のモノを入れられて…変な玩具も入れられて、赤く腫れるほど何度も掻き回されて…ああっ…」

優しく舐めてやった。クリもだいぶ苛められたのだろう、剥けたままになっていた。俺は、変な淫具を使わず俺の身体で元妻を感じさせた。俺のクンニで身を捩り、俺のチンポを探して手が彷徨っていた。

元妻の目前にチンポを出してやった。嬉しそうに頬ずりしたあと美味しそうに咥えた。

16年ぶりに交わった。チンポに元妻の愛液が沁みるようだった。溢れる愛情が快感に変わった。

「ああっ…ああ~…あ、あ、あん、ああん…あ…」

ピストンする度ブチュブチュと愛液を噴出しながら元妻が喘いでいた。幸せそうなその顔を見ていたら、やり直せると確信できた。

「ああ…あなた…中に…中に下さい…はああ…」

俺は、元妻の膣の奥深くに愛情を込めて射精した。

数日後、一緒に夕食でもどうかと元妻の部屋に電話した。

「おかけになった電話番号は現在使われておりません…」

何度かけても同じだった。元妻は、俺の前から消えた…

元妻の消息を知ったのは1ヶ月前、昨年の12月上旬だった。一人の老婦人が俺を訪ねてきた。見覚えがあった。元妻の母だった。抱えていた小さな箱を俺に差し出した。

「お元気ですか?その節は、大変失礼しました。今日は、これをお届けしに来ました。」

箱の中には、元妻の結婚指輪、俺が送ったネックレスやペアウオッチ、そして短い手紙が入っていた。手紙には一言「16年ぶりの思い出をありがとう。」と書いてあった。

「あの子、10月13日に永眠しました。これは、生前、亡くなった後にあなたに渡して欲しいと…」

元妻は癌を患っていた。俺とやり直したくても出来ないと悟っていたのだ。俺や息子に辛い思いをさせまいと元妻は独りで旅立ったのだった。元妻が、永遠の思い出になった。
俺は、もう一度結婚指輪をするようになった…

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