最愛の嫁が性感マッサージで…1

2023/10/01

妻が他の男に迫られたらどうするだろう?

断固拒否するのだろうか。それとも、組み敷かれて身を委ねるのだろうか。
おぞましき想像だが、それが気になって仕方がない。
妻と性交渉を持ったのは結婚後だが、彼女は処女だった。

断言できるが、妻は浮気など一切していない。
つまり彼女にとって、最初で最後の男がボクなのだ。――今のところは。

今日、ボクは以前から練っていた計画を実行しようと思う。
妻が拒否するのならばそれでよし。

もし、男を受け入れるのならば……今回に限り、最後まで見届けようと決心している。
自分で仕組んでおいてなんだが、妻が他の男と交わるだなんて身を切られる思いだ。

そう、最初に断っておくが、天地天命に誓ってボクは妻を愛している。
妻は美しい女だ。

彼女とは見合い結婚だが、この縁談を持ってきた叔母には今でも感謝している。
大きな瞳に整った鼻梁。気品のある雰囲気。
ほっそりした身体に似合わず、バストは大きい。

最近、さすがに腰まわりがふっくらとしてきたが、逆にそれが、成熟した女の色気を漂わせていた。
目の前に浴衣姿の妻がいる。
そのヒップラインを眺めながら、妄想が頭を横切った。
ああ、今夜もしかしたら……。
妻の胸元がはだけ、露出する乳房。ゆっくりと開かれる両足。
その中心部にあてがわれる、男の肉棒――。

「どうかしました?真さん」
不意に声をかけられて、真は我に返った。

「あ、いや、なんでもないよ。ちょっと、優良さんに見惚れてただけ」
「まあ……そんな事言って。知りません」

優良は頬を染めながら、浴衣の襟元を正した。
その仕草がたまらない。
結婚して数年経つが、未だに優良は初々しさを失っていなかった。

「……でも、たまにはこうやって、二人で温泉旅行もいいですね」

「うん、そうだね。予約が取れてよかったよ」

二人は今、とある温泉地の旅館の一室にいた。
食事も終わった浴衣姿の二人は、テーブルを挟み、のんびりとビールを傾けている。
新品と思われる畳の匂いが心地いい。

風呂上りの優良は、ほろ酔い加減も相まって、浴衣から覗く肌を火照らせている。
同僚や知人も羨む優良の美しさに、真は心底満足していた。

「ねえ真さん。そろそろいらっしゃるんじゃないですか?」
浴衣の裾を寄せ上げながら優良がつぶやく。

「あ、本当だ。そろそろ支度しようか」

真は壁にかかった時計に目をやりながら、敷布団を部屋の中央に敷いた。
もうすぐ優良のために呼んだマッサージ師が来るのだ。
この話を持ちかけた時、優良は恥ずかしがって拒んだ。しかし、

『コリや疲れがとれるよ』『目の不自由な人だから恥ずかしくないよ』
という真の言葉にようやく頷いたのだ。
だが、これこそが仕組んだ計画だった。
地元のマッサージ師と偽っていたが、実は、東京からわざわざ呼び寄せた男なのだ。

出張性感マッサージ。
ネットで検索すれば、いくつものサイトがヒットする。
その中で、一番まともそうな所を真は選んだ。
まかり間違っても他人に知られるわけにはいかないのである。

雇ったマッサージ師とは、打ち合わせをかねて一度会っていた。
男の名は沢木と言った。歳は35才。
細面の割に身体は引き締まっていて、なかなかの男前であった。

「ええ、承知しました。では、そのように致します」

真が用件を伝えると、沢木は事も無げに承諾した。
聞けば、真のような要望を持った客は多いのだという。
不安を感じていた真は、その言葉を聞いて少なからず安心した。
――こうして、計画の準備は整ったのである。

「わたくし、沢木と申します。この度はご利用いただきありがとうございます」
沢木は部屋に入ると深々と頭を下げた。
その顔には丸型のサングラスがかけられている。
目が不自由と言う真の方便に話をあわせたのだ。

「こちらこそお世話になります」

優良は膝をつきながら深々と頭を下げた。
浴衣の胸元が左右に肌蹴け、谷間の影が濃くなる。

「それでは施術をはじめましょう。うつ伏せなられてください」

優良は緊張した面持ちで小さく頷いた。
敷布団にはパリッとした真新しい白いシーツがかけられている。
その上に優良はうつ伏せになると、腕を枕代わりにして目を閉じた。
浴衣が優良の肢体に張り付き、ボディラインを浮かび上がらせている。

セミロングの髪は綺麗に束ねられ、細いうなじが襟から覗いていた。
(止めるなら今だぞ……)
真は優良の背中を凝視した。

「失礼します」

体重をかけないように気を使いながら、沢木は優良の背中に跨った。
「それでは始めます。痛かったら遠慮なくおっしゃってください」
沢木がマッサージを開始する。

「んっ!……」

親指が肢体に食い込むと、優良は驚いて声を漏らした。
だがそれも最初だけであって、心地よい痺れが身体に浸透してくる。

「どうですか?痛いですか?」
「……いえ、大丈夫です」

優良は気持ち良さそうに目を閉じた。
それからしばらくの間、部屋は無言だった。
時折漏れる優良の声と、浴衣の衣擦れの音だけが響く。
真は優良と沢木を交互に見やった。

優良は真がいるのを忘れたかのように、自分の世界に浸っていた。
沢木は額に汗を浮かべながら、指圧作業に没頭している。
二の腕の筋肉が力を込める毎に隆起した。
思いのほか、沢木は筋肉質の身体を有している。

指圧マッサージも得意と言っていたが、なるほど、なかなか様になっている。
親指が優良の背骨にそって、徐々に下がっていった。
(い、いよいよお尻にいくのか?)
真は固唾を呑んで見守っていたが、沢木はウエストの辺りをやり終えると、すぐさま優良の足首を持った。

「くすぐったいかもしれませんよ」
最初にそう断ると、沢木は優良の足の裏を指圧し始めた。

「うんっ、んっ、んっ、くぅ……」

優良は歯を食いしばりながら眉をしかめる。だがそれは、苦痛から来るものではない。

「旦那さま、お暇ですか?」

不意に沢木が口を開いた。
真は一瞬驚いたものの、すぐに計画を思い出した。

「えー、そ、そうですね。うん、暇です」

「それでしたら、この旅館は垢すりマッサージがありますよ。この時間ならやっています」
「へ、へえ、垢すりかあ……行ってみようかな」

その言葉を聞いて、優良は驚きの眼差しを真に向けた。

「ま、真さん、行っちゃうんですか?」

「え?あ、どうしようかな……」

真はしどろもどろになってしまった。
考えてみれば、マッサージ師とはいえ、自分の妻を男と二人きりにする事自体が不自然なのだ。
その時、沢木が毅然と言い放った。

「奥さま、心外でございます」

真と優良はキョトンと沢木に視線を向けた。

「わたしは仮にもプロです。やましい事など決してございません」
「す、すみません!お気を悪くされないでください」

「いえ、差し出がましい事を申し上げてすみません」

沢木は正座をして頭を畳に擦り付けた。

「お疑いなのはごもっともですが、ご安心ください。わたしは盲いでございます。
何事もできません」

「まあそんな!疑うだなんて」

優良は布団から跳ね起きると、沢木の手を取った。

「本当にごめんなさい。そんなつもりではなかったんです。マッサージ、続けていただけますか?」
「――もちろんでございます」

沢木は表情を変える事無く頷いた。

数分後、真は部屋を後にしていた。
垢すりなど当然ウソである。
真は廊下に出ると隣の部屋に入り込んだ。
この部屋こそ、真が沢木の為に用意したモノだった。

真は部屋を素通りすると、そのままベランダに出た。
そして間仕切りを乗り越え、自分の部屋のベランダに移る。
この一連の動きに迷いはみられない。
そう、真はここから部屋の中を覗こうというのだ。

息を殺して窓に近づく。
その窓は5センチほど開けられており、カーテンを押しのけると部屋の内部が丸見えになった。
(……計画通りだ)
真は食い入るように中の様子を伺った。

「――やはり、この辺りのコリがひどいですね」
沢木は先ほどのように優良に跨り、腰の辺りを重点的に指圧していた。

「んっ、台所での立ち作業が多いので、どうしても、んんっ、腰が……」
優良は息を荒くしながら答えていた。

「それはお可哀そうに……。コリの主な原因は無理な姿勢から来る血行不良によるものなんですよ。
それではこちらを使いましょう」

沢木はバッグから一本のボトルを取り出した。
その際も、目が見えないふりは忘れない。

「……それは?」
「欧州で広く使われている香油です。日本では真正ラベンダーと呼ばれています。効用は様々です。
新しい細胞の成長を促し、肌の状態を改善。筋肉痛や頭痛を和らげて、冷え性すら治します」
「まあ、すごいんですね」

「他にも色々と効き目があるんですが……それは奥さま自身でお確かめになられればよろしいでしょう。
それでは、浴衣を脱いでいただけますか?」

「え?ぬ、脱ぐんですか?」

戸惑いを隠せない優良であったが、沢木は笑みを浮かべた。

「浴衣ごしには塗れませんよ。それにわたしはコレです」

沢木は丸サングラスをコンコンと指で叩いた。
優良はハッとした表情を浮かべる。

「いえいえ、気にはしておりません。それよりお早めに。お時間がもったいないですよ」

その言葉に促された優良は、立ち上がると帯をシュルシュルと解き始めた。
浴衣の構造は非常にシンプルだ。
極端な話、帯を取ってしまえば一枚の布キレに過ぎない。

「あ、あの、脱ぎました……」

優良は部屋の中央で下着姿になっていた。
(うっ!よりによってあの下着を!!)
真は思わず身を乗り出した。
豊満な乳房を覆うのは、薄手のレースで彩られたハーフカップブラだった。

胸元がザックリとえぐれ、油断すればトップが弾け出るほど布面積が少ない。
そして下半身を覆うショーツが更に過激であった。
タンガと呼ばれるそれは、布地と言うよりも”紐”で構成されており、
デルタ部分は辛うじて隠されているものの、尻は丸出しの状態だった。

これは以前、真がネットで購入したモノだったが、優良は恥ずかしがって身に着けてくれなかった。
それがなぜ今になって――。
疑問はすぐに氷解した。

考えてみれば、風呂上り直後からやたら浴衣の裾を気にしていた。
思うに、恥ずかしさ半分、バレない為半分だったのだろう。
そう、この下着姿は、優良が真の為に仕組んだサプライズ演出だったのだ。
(それを……ボクはここで何をやってるんだ……)

真はギリギリと歯を食いしばった。

<続く>

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