南米に行ったプータローの現地でのお仕事

2023/01/29

リョウ君は南米のある大都市に住んでいます。もちろん日本人です。

けっこう有名な日本の大学を中退後、仕事もせずブラブラしてましたが、友達から南米の生活を聞いて「面白そう」とやって来ました。

学生時代はモデルのバイトをやってて、女遊びも派手だったリョウ君。

ただ決定的に勤労意欲に欠け、まともに就職する気もなかったのです。

南米での身分は留学生。現地の学校の学籍を買ってビザを取りました。

このへんは日本やアメリカよりずっと簡単です。

周りには密入国というか、ビザが切れて不法滞在状態の人も多いけど、身分証明書がないと何かと不便なこともあるので。

もちろん幽霊学生ですから、学校には行ってません。

現地の日系人向け邦字紙に潜り込み、記者の真似ごとをしてコラムを書いたりもしますが、給料はとても安いです。

まあ、日本円で月5万円も稼いだら、十分暮らしていける国ですが。
リョウ君の主な収入源は「何でも屋」の手伝いです。

日系1世(移住者)のおじさんがやってる出張専門の店で、お客は日本人駐在員とその家族。

電話で依頼を受けたら、子守、買出し、掃除、簡単な修理や工事まで、文字通り何でも引き受けます。

この国では普通、富裕層や外国からの駐在員は家政婦やマンション管理人に雑用をお願いするのですが、道徳観が違うしトラブルも多いのです。

電気屋も工務店を直接呼ぶにも、言葉が通じないし信用できないので、わざわざ何でも屋に依頼する日本人が多いのです。

日本じゃとても信用してもらえないプータローでも、外国じゃ「日本人」ってだけで頼りにされるみたいですね。

店はもともと、おじさんが1人でやってましたが、60歳を過ぎて体も利かなくなってきたので、実際はリョウ君がほとんどの仕事を任されています。

最近は家電…特にパソコンの設定や修理を頼まれることも多くて、おじさん1人ではどうしようもなくなったという事情もあります。

実はリョウ君が店を切り盛りするようになって、売り上げは10倍以上に増えました。

機動力が大幅にアップしたからですが、リョウ君が新規分野を開拓したのも大きな原因です。

まず、駐在員の「シモの世話」です。

ご他聞に漏れず、この国に赴任した日本人も女遊びが大好き。

ネオン街にあるクラブはもちろん、サウナやマッサージ店、日本人向けのカラオケ店でも、なかば大っぴらに売春をやってます。

違法だと思うけど、摘発されたって話は聞いたことありません。

大手や老舗の日系企業は、それぞれ「御用達」の風俗店がありますが、新しく進出した企業はそうでもない。

中にはぼったくる店、マフィア(なぜか中国系が多い)とつながってる店、ろくに女の子の性病検査をしてない店も少なくないので、リョウ君が人脈を生かして企業に取り入り、駐在員に「安全な店」を紹介してあげるのです。

駐在員はだいたい1万円くらいの店(この国では高級店です)に行くことが多いですね。

隣にホステスが座ってくれるカラオケ店(もちろん、そのあと店外デートあり)や、あとで踊り子をお持ち帰りできるストリップ劇場が人気。

駐在員本人が使うほか、日本から来た本社の上司、取引先の接待用にも、その手の店を押さえておく必要があるそうです。

ちなみに、日本の大使館員だけはガードが固くて取り入ることはなかなかできません。

連中は連中で独自の遊び場を確保してて、日本から視察に来た政治家を連れて行ったりしてるそうですが、風俗店でよその企業の駐在員と出くわすことはあっても、大使館関係者を見かけることはありません。

政治家の「シモの世話」も、大使館員の大切な仕事の一つだそうです。

その手の店に行くと、マネジャーがリョウ君に何%かの紹介料をくれます。

ついでに、店の女の子をタダで抱かせてくれることもあります。

駐在員がこぎれいな個室で、若くてスタイルの良い子とエッチしてるのを待つ間、トイレ脇の小部屋で不細工な女を抱くわけですが、まあ何千円か浮くわけですから仕方ないでしょう。

そんなわけで、リョウ君が企業の支店に顔を出すと、ニヤけた駐在員が「ねえねえ、こないだ紹介してくれた店さ、今度の金曜日にも行きたいんだけど」などと言い寄ってきます。

本当にスケベだなと思います。

中には「若い男の子を抱ける店を教えて」と頼まれて、苦労して探したこともあります。

さすがに麻薬はこっちの身が危ないので、マリファナ(大麻)が吸える店は教えますが、南米で主力のコカインを扱う所は、頼まれても断ってます。

新規事業のもう一つの柱が、駐在員奥様たちの「シモの世話」です。

こっちはプロを取り次ぐわけにもいかないので、リョウ君本人が頑張ることになります。

仕事を始めたころ、経営者のおじさんから「若いころ、手伝いに行った家の奥さんに誘われて、何度かそういう関係になったことがあった」と聞かされたことがあったのですが、それを商売にしたのです。

駐在員奥様はビザの関係で、こっちで正規の仕事ができないし、そもそも仕事する必要もありません。

買い物へ行くにも日本人が行ける安全なショッピングセンターも限られてるし、好きに遊びにいけるほど語学ができる人も少ない。

子供を日本人学校に送り出したあと、暇を持て余すのです。

たいていの奥様は、日本人向けの習い事教室に通ったり、誰かの家に集まって奥様同士でお喋りしたりして時間をつぶします。

リョウ君も何度か、習い事の申し込みを代行したり、奥様たちのパーティー用に食材の買い出しを頼まれたりしました。

でも、そういうお付き合いって、女性もストレスが溜まるようです。

最初はある夏の日、某メーカー駐在員の奥様から依頼を受けたときでした。

頼まれた買い物を済ませて家に届けたら、奥様が出てきて
「暑いでしょ。何か飲んでいったら」と誘ってくれたのです。

アイスコーヒーを飲みながら、ソファに座って奥様と色々な話をしました。

ちなみに、この国には「バル」と呼ばれるコーヒースタンドはありますが、アイスコーヒーは売ってません。

最初は普通に会話してたのですが、子供の教育や奥様たちの付き合いも何かと気を使うらしく、いつの間にか愚痴を聞くはめに。

「外国で暮らす寂しさ」に話が及ぶころには、なんだか妙な雰囲気になってました。

その奥様、年は30代前半くらいで子供は小学校。

ちょっと地味な感じながら、そこそこの美人で、スタイルも保ってました。

リョウ君は話しながら奥様の隣に移動し、良い雰囲気になったところでキス。

そのまま押し倒すと、奥様は待ってましたとばかりに応じてきました。

興奮したリョウ君は奥様の服を脱がせ、美しい裸体に挑みます。

よっぽど溜まってたらしく、奥様は自分からペニスを咥えてきました。

商売女を抱くときはゴムを欠かさないリョウ君ですが、このときは思わず生で挿入しちゃいました。

セックスは2時間くらいでしたが、奥様は気が狂ったようにヨガって、10回くらいはイったようです。

リョウ君は口と膣に計4回出しました。

帰るとき、奥様は「また来てね」と、手間賃に日本円で5千円ほど上乗せしてくれました。

これに味をしめたリョウ君は、それからというもの、1人でいる奥様の家へ仕事に行くときは、色々と相談に乗ってあげることにしました。

それとなく夫婦生活のほうに話題を持っていくと、欲求不満が溜まった人は堰を切ったように話してくれます。

少しお酒を勧めながらシモに話を振ると、10人中7人は向こうから誘ってきました。

もちろん誘う雰囲気じゃない人は、無理せずそのまま帰ります。

セックスの技量には昔からちょっと自信があるリョウ君ですが、奥様たちの積極さに面食らうこともあります。

隣の部屋に赤ん坊が寝てるのに、自分でスカートを捲くり上げ、お尻を突き出して「大きいの、入れて!」と頼む人。

旦那が出張だからと、朝から晩までリョウ君を帰さずヤリまくる人。

何度目かに部屋へ行ったら、下着姿の奥様2人が目を輝かせて待っていたこともあります。

なるべくゴムを着けるようにしていますが、中で出すよう頼んでくる人もいて、そのときは要望どおりにしてあげます。

奥様の年齢は20代から40代まで様々。一度そういう関係になった人は、ほぼ全員「リピーター」になってくれます。

女の性欲に年は関係ないんだと、改めて勉強したリョウ君でした。

もっとも、リョウ君が奉仕した奥様のほとんどは、彼が旦那のシモの世話をしてあげた人ですから、それほど罪悪感も感じません。

特別サービスの料金は決めてませんが、だいたい5千円から1万円の小遣いをくれる奥様が多いそうです。

体が持たないので、1日3人までに制限してますが、それでもスケジュール調整は大変です。

小遣いの一部は「売り上げ」として店に入れますから、おじさんも喜んでいます。

日本からの留学に来た女の子や、日系人の娘さんを抱いたことも何度かありますが、連中は正直あまりお金を持ってないし、彼女気取りで付きまとわれたこともあるので、今ではなるべく手を出さないようにしてるそうです。

駐在員も奥様も、何年かしたら日本に帰るわけで、あとくされがないと割り切ってるんでしょうか。

南米に来た当時は、心のどこかで「いつかは日本に帰って…」と考えていたリョウ君ですが、今は体が続く限り南米で頑張るつもり。

永住ビザを取るために現地人と偽装結婚できないか、色々と模索しています。

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