憧れの兄と・・・1
2021/08/17
私は28歳なのですが、兄と仲良く暮らしています。
私たち兄妹は父子家庭で、母親は私が11歳のときに強盗に襲われて殺されてしまいました。
兄は当時13歳で中学1年生で何もやらず帰宅部でした。しかし、その後何を思ったのか「自分の身は自分で守りたい」と言い、柔道部に入りました。
兄はもともと負けず嫌いで地道に努力していきました・・・。
数年が経ち、私が高校に上がる頃には兄は地元では知らない人がいないぐらい強くなっていました。
そして、私は兄が好きだったので迷わずマネージャーになりました。
高校は私立だったので、結構きれいなところで練習をしてるんだなと思いました。
すると、兄は「健の保護者会、行かなくて良いの?」と言ってきました。
健は私の弟で7歳です。でも、家は父親が某会社の副社長なので暇がありません。だから、親代わりに
出ています。いつも小学校の母親たちからお若いですね。とか言われてます。(そりゃ、そうだ。)
戻りますが、私は「ううん、延期だって」と答えました。
兄の学校はできたばかりの学校だったので名すら知られていませんでした。
そこで、県の強豪を次々に破り、インターハイの切符を自分たちの手で勝ち取りました。
兄の同級生のKさん(名前は伏しときます。)と兄は万能の双璧と言われ、恐れられました。
なぜなら兄は寝技が上手く、Kさんは立技が上手くてたとえ兄を撃破しても次にはKさんが待ってるからです。
そんな先輩たちは正反対です。身長こそ同じですが(175センチ)精悍な顔立ちをしたKさんに対し、ビジュアル系な
兄さんで、笑うのが好きな兄さんに対し、冷静という言葉がぴったりのKさんだったからです。
インターハイでは兄が準々決勝戦で重量級しかいない学校に意地の三人抜きをして
強さを見せつけましたが悲劇が起きました。
それは67kgしかない兄さんの膝に相手の100kg以上の体重が掛かってきて、脱臼と骨折を引き起こしました。
兄さんは汗を流しながら悲鳴を上げてました。そこへKさんが来ました。
K「お前の借りはオレが返す。」
兄「すまない・・。」
K「いいってことよ。」
こんな短い言葉のやり取りで男の友情が分かります。
するとマネージャーとして近くにいた私に向かって、
兄「恵理にこんな格好悪いところを見られちまったな。ヘヘヘ。」
私「格好悪いとかそういう問題じゃないの!」
兄「高校最後のな・・・つ・・・・が・・・・・」
私「兄さん、何回でもチャレンジできるでしょう?大学でリベンジすればいいじゃない。」
兄「・・・(泣き声)・・・」
結局、全国でベスト16でした。大学続きの学校だったためにあまり受験のために勉強を
しなくてもいいらしく夏以降もあまり勉強していませんでした。兄は。
足も歩けるようになり2ヶ月で退院しました。その後、またプータラな生活になってました。
兄は普通の高校生に比べ、外出する回数が極端に少ないので女性に興味がないと思ってました。
夏休みがもうすぐで終わるという日に父がお前ら三人で何処か行って来いと、旅行券をくれました。
兄と弟と電車を乗り継ぎ、熱海の温泉に行きました。
弟は久しぶりに外出したらしく、はしゃいでました。そんなこんなで結局、温泉に入って寝ようとしました。
まだ兄は寝てません。今から風呂にいくらしいのでついて行っちゃいました。
すると兄は服を脱ぎ、脂肪がなく使うための筋肉が残されてる上半身を露にして下半身には立派なモノがありました。
このときに私は兄を男として意識してしまいました。あわてて部屋に戻ると、頭の中ではずっとモノを考えていて眠れませんでした。
そこで始めて兄さんを思いながらオナニーしました。(弟がおきないようにタオルを口に巻いてね。)
すると、そこへ風呂から兄さんが帰ってきました。
私は気付かずにしていて、ピチャピチャという音が変だったのか
部屋の近くにいたらしいです。そして「兄さん。兄さーん。」と
言って、イッたときにはふすまを開けて入ってきました。
私は下半身が裸ですから弁解の余地がありませんでした。
すると兄はこう話しかけました。
兄「こんな所で・・・。家でもできるでしょうが。健が起きたらどうするつもりだったの?」
私「兄さんのを見たら、急にしたくなっちゃたの。」
兄「何だって!」
私「兄さんの後について行って、脱ぐところ見てたの。」
兄「・・・・」
私「怒らないで!兄さんが私をあまり見てくれなくなったから・・・。つい・・・。」
兄「・・・・」
私「兄さんが好きなの!私だけを見て!」
兄「分かる。よく分かる。お前以外に目が行かなかったから彼女を作らなかった。」
私は兄さんがあまり女性と話さなかった理由が分かりました。
まぁ、私は顔と決めるときには決める人だったから好きだったのかな。