小6の時の体験
2019/06/22
(俺の名前をTとします。)
小6のとき、俺のクラスにNっていう女子がいた。
Nは胸がでかく、これで小学生かっていう程のでかさだった。
席は近くで、結構頭が悪いので、
授業中に「Tここ教えて」と言われる度に教えていた。
それに、Nにはよく話しかけられた。
「遊ぼう」と誘われたこともあった。断ったけど。
10月の木曜日、学校で図工の授業で風景画を描くことになったので、
その手本の写真を撮りにいくことになった。
その帰り道、なにやら男子5人と女子2人(その一人がN)が
「いっせーのーで1」とかいって親指を立てるゲームをしていた。
盗み聞きしてみると、どうやら負けたらある罰ゲームをするらしい。
どんな罰ゲームか気になりながら歩いていると、
学校に着いた。
靴箱で俺は出席番号18番の所で靴を履き替えていた。
するとNが話しかけてきた。
「Tー」といわれて俺は「何?」と言うと、
「…好きです」といきなり単刀直入で言われた。
Nはすごく恥ずかしそうだった。
なんと返事をしたらいいのかわからず、俺は「え…」と返事をしなかった。
どうやらあのゲームに負けると、好きな人にコクるという内容らしい。
あの罰ゲームはやりすぎなのではないか、しかも何で俺?
教室で俺は帰る支度をしていると、Nは俺に
「気にせんといてや?」と言ってきた。
俺は「うん…」と言った。
翌日の金曜日、俺は登校中に同じクラスの男子のSに会った。
あのグループの中の一人である。そして彼はNの事が好きである。
S 「Tってさー、モテるよな?」
俺「なんで?」
S 「だって昨日Nにコクられたやん」
俺「ただの罰ゲームやろ?全部知ってるから」
S 「いや、ガチの告白やで」
俺は、こいつ絶対嫉妬してるよ、と思った。
それからどんどん俺がNからコクられた事はクラス中に広まっていった。
〜終わり〜