妹の裸
2019/06/08
司郎は部屋でオナニーをしていた。
布団に横たわり、目を瞑ってある光景を思い出しながら一物をしごく。
(真奈美ぃっ……真奈美ぃっ……)
心の中で呼びかけているのは妹の名前だった。
数日前、偶然妹の裸を見てしまったのだ。
洗面所に入った時に、風呂上りの全く何も身につけていない状態を見てしまったのである。
それは今まで見た何よりも白く、そして美しかった。
来年中学に上がる妹。
一緒に風呂に入らなくなって何年経つのか忘れたが、その頃とは体付きが全然違っていた。
胸がプクッと膨れ、全体的に肉が付き、抱いたら凄く柔らかそうだった。
何と言っても肌の白さが美しく、長い黒髪が体にかかっているためその白さが際立っていた。
(真奈美ぃ……何て綺麗なんだ……)
妹などしょせん子供としか思っていなかった司郎にとって、その裸体の美しさは激しい衝撃だった。
グラビアで水着姿のアイドルを何度も見ていたが、妹の裸体はそんなものとは比較にならない美しさを持っていた。
しかも手に触れんばかりの身近な距離で見たのである。
それはたまらない興奮を司郎にもたらした。
思い出すだけで股間の一物がカチンカチンに硬くなり、射精したくてたまらなくなった。
(ああ……もっと見たい……)
一度目にしてしまった生の女体。
まだ幼いとはいえ、女の体には違いない。
十四歳の少年にとってはそれだけで十分だった。
(胸を揉んでみたい……)
膨れた妹の胸を掴んだらどんな感触があるのか。
その事を想像すると息が荒くなり、射精感が高まる。
手の動きが早まった。
(真奈美ぃっ……イくぞっ……イくぅっ……!)
頭の中で妹が甘えた声を上げ悶える様を想像しながら、押さえつけたティッシュに精を放つ。
ドクドクドクと激しい勢いで精液が放出されていく。
オナニーを覚えて以来、アイドルのグラビア写真で何度も射精してきたが、妹の裸をおかずにして行う行為には、それとは比較にならない快感があった。
(また……しちまった……)
終わってしまうと、妹を対象にしてオナニーしている事に嫌悪感を感じる。
始める時は興奮して気にならないが、一旦射精し冷静になると、実の妹をおかずにしている事が悲しくてたまらない。
だがそうは思っても、妹の白く柔らかそうな体を想像してしまうとすぐに肉棒が硬くなり、しごかずにはいられなくなるのだ。
(何とかしなきゃな……)
司郎は止められない自分を情けなく思いながら、空しく後始末をするのだった。
学校から帰ってくると、風呂場から音が聞こえた。
母は帰りが遅いと言っていたので、それは妹だろう。
(シャワー浴びてるのか……)
妹が裸でいる姿を想像してしまう。
肉棒が一気に硬くなった。
(だ、誰もいないんだよな……)
これはチャンスだ。
また妹の裸が見れる。
司郎の心臓は激しく脈打ち、体が微妙に震え始めた。
ゆっくりと洗面所の前まで移動すると、バレない程度にドアを開け覗き込む。
(こ、これなら見える……バッチリ見えるぞ……)
シャワーを終えた妹が出てくれば、夢にまで見た裸体がまた見れるのだ。
司郎はドキドキしながらその時を待った。
水の流れる音が止まり、風呂場のドアが開く。
(!……)
待ち焦がれた妹の裸がそこにあった。
まぶしいほどに白い肌と、つつましいが緩やかに山を描く胸の膨らみが目に映る。
(ああ……綺麗だ……何て綺麗なんだ……)
今まで自分が想像していたのよりも、断然美しい裸体だった。
妹は何も気づかずバスタオルで体を拭いている。
隠れたり現れたりする裸体がまるで誘うように見え、司郎は抑えられない自分を感じ始めた。
(さ、触りたい……舐め回したい……胸を揉みたい……)
妄想の中でさんざんしてきた行為がグルグルと頭の中を駆け巡る。
体を拭き終えた妹が下着を取った。
(お、終わり……?)
このままではもう裸が見れなくなってしまう。
それは悲しいことだ。
こんなチャンスは二度とない。
もっと自分は見たい。
(だったら……)
頭に血が上り、クラクラしてくる。
肉欲に侵された脳は冷静な判断を奪ってしまった。
妹の裸を見ることだけで頭が一杯になっていく。
ドアを勢い良く開けた。
「きゃあっ! 何やってるのよっ!」
妹が叫び声を上げ、とっさにバスタオルで体を隠す。
だが司郎はそのまま近寄るとそれを剥ぎ取ってしまった。
「お兄ちゃんちょっとやだ……止めてよね……」
妹は胸を両腕で隠すようにしながら、いつもと違う兄の様子に驚いた表情を浮かべている。
司郎は腕を掴むと、力を入れて広げようとし、妹も負けじと隠そうと逆らう。
だが中学生の兄の力にかなうはずもなく、やがて胸があらわになった。
(すげぇ……)
さきほど見た時も思ったが、さらに間近で見る妹の胸は凄まじい美しさだった。
手を伸ばしてギュッと掴む。
「あんっ……」
妹がビクッと体を震わせて、今まで聞いた事のない様な甘い声を上げた。
それに驚いて思わず手を放してしまうが、すぐにまた手を添えて今度は優しく掴んでみる。
「あんっ……」
またピクッと反応し、声を上げる。
それが面白く、また興奮を誘ったため、司郎はヤワヤワと揉み込んでいった。
(柔らかい……何て柔らかいんだ……)
手のひらから伝わってくる感触は、今までに経験した事のないたまらない快感だった。
「あっ、あんっ……ちょっと止め……はぁっ……」
妹が甘い声を上げながら、体をピクピクと震わせる。
顔も上気し、トロンとした表情を浮かべている。
小さいながらもムニュムニュといった感じで形を変える乳房は、思春期の少年にとってたまらないおもちゃだった。
快感に力が抜けたのか、妹は抵抗を止めている。
その事に気を良くした司郎は、自由になった両手でさらに揉み込んでいった。
(ああ……何て気持ちいいんだ……)
妹のつつましい膨らみを好きなように弄び、スベスベとした肌の感触に酔う。
鼻息を荒くしながら揉み続け、ついには唇を可憐な桜色の乳首に押し付けた。
「あっ、あっ、ああんっ……だめ、やっ……おにぃ、ああっ……止めて、ああんっ……」
チュパチュパと激しく吸い上げ、右の乳首を吸っては左に移動し、すぐさままた右に、といった具合に両方の乳首を忙しく吸いたてていく。
その間も乳房を揉むことをやめない。
「あっ、あっ、あんっ……あぅっ、あっ、あああんっ……」
妹の体からは力が抜け、ぐったりともたれかかってきた。
(真奈美ぃ……真奈美ぃ……気持ちいいんだな……)
司郎はバスタオルを床に敷くと、その上に妹を横たえた。
(もっと気持ち良くしてやるからな……)
自分も服を脱いで裸になると、のしかかかっていく。
生の肌で触れる妹の肉体が気持ちいい。
すべすべとした肌が擦れるだけで、今まで感じた事のない快感を送ってくる。
「おにぃ……ちゃん……止めて……お願い……」
泣きそうな表情で妹が声をかけてくる。
その事で、自分が今相手にしているのが実の妹であるのを思い出し、少し躊躇を感じたが、同時にゾクリとした興奮も覚えた。
兄として守るべき妹を襲っているという罪悪感があったものの、それを遥かに越える快感が司郎の心を支配していたのだ。
真奈美の体を存分に味わいたい、その思いで頭が一杯だったのである。
(真奈美……すまん……俺、したいんだ……どうしても……)
心の中で謝りながら、スラリとした脚を持ち上げると、太ももから脚の先まで舌を這わせていく。
「あ、いやっ……そんな、あっ、ああんっ……」
太ももに唇を押し付けると、チューっと吸い、舐め上げる。
それを左右の脚に繰り返し行い、徐々に舌を股間の中心に近づけていく。
「だ、駄目だよ、あぅっ……お兄ちゃんそこは駄目、あんっ……」
兄の舌がどこに向かっているか気づいたのだろう、妹は必死に体を後ろに動かして逃げようとする。
「あぅっ、ああっ……」
だがギュッと乳房を掴まれると、ガクっと力を抜いてその場に横たわった。
司郎は、今まで後のお楽しみとして見なかった妹の女の部分についに顔を近づけた。
よく見える様にグイと両脚を広げる。
「ああっ……見ちゃいやぁ……」
妹の弱々しい声が響く。
(こ、これが……)
初めてみる女の秘所。
数年前まではただの縦筋にしかすぎなかった妹のそこは、今や複雑な形態をなし、大人の女として成長を遂げていた。
(すげぇ……)
まるで内臓の様な印象を与えるそこは、少し気持ちの悪さを感じさせたものの、テラテラと光を放っているのに気づいた瞬間、そんな事は吹っ飛んでしまった。
(感じてる……感じてるんだ……)
妹の秘所から愛液が流れ出ているのだ。
喘ぎ声から快感を感じているのは分かっていたが、それが目に見える形として現れているのは何とも言えない感動があった。
(俺が……俺が真奈美を感じさせてるんだ……)
男として女を快感に導いている事実に心が満足感で一杯になる。
もっと感じさせ、絶頂に導きたい。
そんな思いに捉われ、司郎は舌を伸ばすと妹の秘所に口を付けた。
「ああっ、あんっ、いやぁっ……」
舐め上げた瞬間、妹が体をピクッと震わせ顔を背ける。
反応のあった事に興奮し、さらに舌を這わせていく。
「あぐっ、あっ、おにぃちゃ、ああんっ……や、止め、あぅっ……だ、駄目ぇ、はんっ……そんなとこ舐めちゃ、ああっ……駄目だよぉっ……」
ピクピクと体を震わせながら、兄の頭を押さえつけ否定の言葉を吐く。
だが頭にかかる力の方向は、離そうとするより、押し付けている様に感じられた。
(真奈美……気持ちいいんだな……)
心では否定しながらも、快感を求めてしまっている妹の行動に、司郎は思わず笑みを漏らす。
「はぅっ、はぅっ、はあぁんっ……やめ、あっ……おにぃ、ああっ……だめ、あああんっ……」
もうキチンと発音することすらできなくなるくらい、妹は快感の渦に取り込まれている。
舌を動かす司郎の目に、プクッと膨れた豆の様なものが映った。
(クリトリスか……?)
女が泣いて喜ぶというのを友人から聞いていた司郎は、そこに舌を絡ませた。
「ああっ! あっ、ああんっ……あっ、そこぉっ……いいっ、ああんっ……」
ついに妹が快感を受け入れる声を上げた。
よっぽど気持ちがいいのだろう、グイグイ頭を押してくる。
「あふっ、あっ、あんっ……いいよぉ、ああっ……こんなの凄いぃっ……あっ、お兄ちゃぁんっ……」
もう自分がどんな状況に置かれているのか分からなくなっているのだろう、妹はより快感を求めようと兄に行為を要求してくる。
無論それを司郎が喜ばないはずがない。
さらに舌の動きを早め、激しく舐め上げていった。
「あぐぅっ、あっ、あはぁっ……おにぃ、ああっ……お兄ちゃぁん……あっ、お兄ちゃんいいよぉっ……私、わたしぃ、ああっ……おかしくなっちゃうぅっ……あっ、はぁっ、ああんっ……あああああっ……!」
妹は絶叫すると体を仰け反らせ、激しく痙攣した後、全身の力を抜いて床に横たわった。
顔を上気させながら、はぁはぁと荒い息を吐いてぐったりとしている。
(すげぇ……)
初めて見た女の絶頂の様子に、司郎は驚きながらも感動を覚えていた。
何しろ妹をここまでしたのは自分なのだ。
これまで何かを成し遂げたことのない司郎にとって、それはとてつもない興奮だった。
(入れるか……)
股間の一物はすでに嫌というほど硬くなっており、先漏れの液がダラダラとたれている。
さすがに挿入まではするまいと思っていたのだが、ここまで乱れた妹のいやらしい姿を見てしまうと、途中で止めることなどできそうもない。
肉棒を軽く持つと、ゆっくりと妹の秘所に近づけていく。
「あ……」
亀頭が膣穴に触れた瞬間、妹の弱々しい声が聞こえた。
それに興奮しつつ、グイと押し込んでいく。
「いやっ……ああっ……止め、あぅっ……お兄ちゃん止めてぇっ……」
胸に妹の手が置かれ、必死に押し返そうとしてくる。
だがしょせんその程度の力では司郎を離すことはできない。
ズブズブと肉棒が奥へと入り込んで行く。
「あぐっ、痛っ、痛いぃっ……」
何かを突き破る様な感触と共に、妹が苦痛の声を上げた。
だが司郎はその様子を知る事ができなかった。
あまりの快感に意識が朦朧としていたのである。
(ああ……何て……何て気持ちいいんだぁ……)
天にも昇るとはこの事ではないのか。
頭の中が快感で占められ、何も考えられない。
妹の膣に押し込んだ肉棒から凄まじい気持ちの良さが押し寄せ、体がブルブルと震える。
「おおっ……おおぅっ……」
肉棒を包むヒダヒダが微妙に蠢き刺激を与えてきたため、情けない声を上げてしまう。
(スゲェ……スゲェよぉ……女の中ってこんなにスゲェんだぁ……)
これまでの人生で体験した事のない激しい快感に悶える。
それに肉体が反応したのか、意識しなくても腰が勝手に動き出した。
(あ、ちょっと待て……駄目だ動いたら……駄目だって……)
ただでさえ気持ちのいい部分に摩擦が加わり、射精をしてしまいそうになる。
「痛っ、痛いっ、痛いよぉっ……」
妹が苦悶の表情を浮かべているのが意識の片隅に見える。
(真奈美……ごめん……痛いのは分かるけど……やめられないんだ……お前の中……気持ち良すぎるんだよぉ……)
心の中で謝りながら、どうせ出てしまうのなら自分の意思で腰を動かして射精しようと激しく前後させ始める。
「あぐっ、痛っ、いっ、うぐっ……」
妹の苦痛の声を可哀想に思いながらも、それを与えているのが自分であるという事に、何やら快感が湧き起こってくる。
(俺が真奈美を……真奈美を支配してるんだ……)
腰を動かしながら、妹の体を自由にしている興奮を感じる。
「うぐっ、いっ、いやっ、うぅっ……」
苦痛の表情がたまらない快感となり、射精感が高まっていく。
まだ小学生であるせいか、キツイ妹の膣はギュッと肉棒を締め上げ射精を促してくる。
「うっ……もう駄目だっ……出るぞっ、真奈美ぃっ……お前の中にっ……出すぞぉっ……」
「いやっ……止めてっ……あぐっ……そ、それだけは止めてぇっ……駄目だよぉっ……」
必死な表情で妹が止めてくる。
だがそれが膣に影響を与えたのか、今まで以上に締まりが強くなった。
「うおっ……こんなのっ……止められるかぁっ……出すぞっ……俺は出すっ……」
途中で抜く、などというテクニックは中学生の司郎にはない。
というよりそういったこと自体を知らなかった。
それに、こんな気持ちのいい所から抜いて射精するなど考えられない。
最後まで入れたまま射精したかった。
それがオナニーとは比較にならない、とんでもない快感をきっと与えてくれるに違いないと思ったのだ。
射精前の最後の快感を得ようと、今まで以上に激しく腰を動かしていく。
「いっ、痛っ……あぐっ……おにぃ、うぐっ……」
痛みからか妹は背中に手を回し、ギュッとしがみついてくる。
それは苦痛の表現なのだが、まるで快感を感じている様にも見え、興奮した司郎は自分が限界に達したのを認識した。
「うぁっ、出るっ、出るっ、出るぅっ……!」
射精のトリガーを引いた瞬間、とてつもない快感が体を駆け抜け、目の前が真っ白になっていく。
ドクドクドクと妹の膣の中に己の精液が流れ込んで行くのを感じる。
体をガクガクと揺らしながら、腰を激しく小刻みに動かす。
ドビュドビュと数度に渡り射精した後、最後の放出を終えると、ゆっくり妹の上に倒れこんだ。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、ゴロリと横に転がる。
(しちまった……)
興奮が去ると、己がした事に恐怖を感じ始めた。
実の妹を強姦したのだ。
決して許されることではないだろう。
自然と体が震え始める。
恐る恐る妹を見ると、ボンヤリとした顔をしながら涙を流している。
泣き声を上げないところが余計悲しみの深さを感じさせて、司郎は妹に対する罪悪感で頭が一杯になった。
(これからどうしよう……)
ただの強姦と違い、そのままどこかに逃げるわけにはいかない。
家族相手にしてしまったのだ。
これは一生付きまとう問題だった。
(父さんと母さんに知られたら……)
父は殴るだろうか、母は泣き崩れるだろうか。
何にせよ家族が不幸になる事は確かだ。
そうなったらこのまま家にいるのに耐えられるとは思えない。
だが自分はまだ中学生。
とてもではないが自立して生活はできない。
(どうしたら……どうしたら……)
その時、それまで微動だにしなかった妹がゆっくりと起き上がった。
(そうだ……真奈美が……真奈美が黙っててくれれば……そうすれば助かる……)
今あった事を誰にも言わず、兄妹だけの秘密にしてくれればいいのだ。
「ま、真奈美……」
すがる様に妹の顔を見上げる。
「真奈美……あんな事しておいて虫が良すぎると思うが……その……今の事は誰にも言わないでくれ……お願いだ……」
起き上がると頭を下げる。
「……」
妹はボンヤリとした表情のままこちらを見つめると、何も言わずに立ち上がろうとする。
「お、おい……どうなんだ?……言わないでくれるのか……?」
慌てて妹の肩に手をかけ尋ねる。
「!……」
それを妹は荒々しく跳ね除けた。
怒りに染まっているその顔に、思わず動きを止めてしまう。
「知らない……」
それだけ言うと、裸のまま洗面所を出て行く。
呆気に取られた司郎は、そのまま腰を落とした。 あれから自分の部屋に戻った司郎は、これからどうすべきか悩んでいた。
まだ両親は家に帰っていないが、それもいつまでか分からない。
それまでに何とか妹の機嫌を取り、黙っていてもらうしかないだろう。
(やっぱり……謝るしかないよな……ひたすら……)
そう思うと立ち上がり、妹の部屋へ向かう。
時間が経った事で少しでも怒りが治まっていることを願いながらドアをノックする。
「真奈美……その、ちょっといいか……?」
「入って来ないでっ!」
すぐにキツイ口調で拒絶される。
司郎はため息を一つ付くと、ゆっくりと話し出した。
「じゃあ、このまま話すけど……お前、さっきの事、父さんたちに話すつもりか……?」
「……」
返事がない。
多分、何を言っても無視するという意思表示なのだろう。
「お前の気持ちも分かるけど……父さんたちに話したら……家族が不幸になるぞ……」
「……」
何も反応はないがそのまま続ける。
「いいか、さっきの事を父さんたちに話したら……父さんたちは凄く悲しんで、今までみたいな生活は無くなる……俺は恨まれ、悲しまれ……って俺のことはいい……だけどお前も気を使われて過ごす事になるんだ……多分ずっとそういう生活が続くと思う……」
「……」
やはり反応はない。
「そんな生活がしたいか?……嫌だろ?……お前が黙っていてくれればそれが避けられるんだよ……だからな、父さんたちには黙っててくれ……俺たちだけの秘密にして、一生誰にも言わなければ普通の家族を続けられるんだ……」
話しているうちに、自分が何やら嫌な人間に思えてうんざりしてくる。
だが実際父たちに知られれば、それが事実になる事は間違いないのだ。
「……」
妹は何も言ってこない。
どうなんだろうか。
果たして理解してくれるのか。
「分かった……」
小さな声で返事があった。
「そうか。ありがとう……」
ホッと胸を撫で下ろし、妹に礼を述べる。
「じゃ、ここ開けてくれないか。キチンと謝りたいんだ」
土下座でも何でもして誠意を見せよう。
司郎の心にはそんな気持ちが溢れていた。
部屋のドアが開く。
「入って……」
まだムスっとした表情を浮かべているが、さきほどの様な怒りは感じられない。
「謝るんなら早くしてよ……私、忙しいんだから……」
妹はこちらを見ずにキツク言い放った。
「あ、ああ……じゃあ……」
正座をすると、両手を付いて頭を深々と下げる。
「真奈美……本当にすまなかった……俺が悪かった……許してくれ……」
頭を下げたまたジッとする。
「ふんっ……そんなんで許してもらえると思わないでよね……父さんたちには言わないけど、私はお兄ちゃんを許すわけじゃないんだから……」
「じゃ、じゃあ、どうしたらいい?……何でもする……言ってくれ……」
司郎は本当に何でもするつもりだった。
父たちに知られるのも怖かったが、妹に嫌われたままというのにも耐えられなかったのである。
「ふ〜〜ん、何でもねぇ……」
妹はつまらなそうに笑うと、少し考える様にしている。
「そうだなぁ。私が頼まれたお手伝いは全部お兄ちゃんが代わりやること」
「ああ」
それくらいならお安い御用だ。
「それからそうねぇ、お兄ちゃんのお小遣い、これから全部私に頂戴」
「え?」
「あれ? 不満そうだね。何でもするんじゃないの?」
確かにそうは言った。
だが手伝いの肩代わりはともかく、小遣いの方は何か違うような気がする。
「金払えってことかよ……」
「ふふんっ……私の処女を奪ったんだからそれくらい当然でしょ。私は別にお金が欲しいわけじゃない。お兄ちゃんに苦しんでもらうのが目的なんだから」
その言葉に息を呑む。
妹は司郎を苦しめることで、恨みを晴らそうとしているのだ。
「今言ったのは取りあえずだからね。これから色々やってもらうから……私の言う事は何でも聞くの。いい?」
そう言い放つ妹の顔は、教科書で見た般若の面ソックリだった。
何のことはない、妹の怒りは治まっていなかったのだ。
「わ、分かった……」
迫力に押され、了解してしまう。
「なかなかいい態度だね。じゃあ、まずは部屋の掃除でもしてもらおうかなぁ」
「ああ……」
ゆっくり立ち上がると、司郎は掃除機を取りに部屋を出て行った。 その日以来、司郎は地獄の日々を味わっていた。
小遣いは全て取られ、部屋の掃除から今まで妹がしていた家の手伝いまでをさせられているのだ。
(まるで鬼だ……)
それは比喩ではなく、二人きりになると妹は般若の形相で司郎を責め立てる。
「ほら、お兄ちゃん、こっちが汚れてるよ。ちゃんとしてよね」
今日もいつもの様に、妹に睨まれながら部屋の掃除をさせられている。
だがいつしか司郎の中には、妹に対する恨みの思いが湧き起こっていた。
時間とは都合のいいもので、あれほどあった後悔の念もすっかり無くなっている。
妹の態度がこの様な状態でなければそれも無かったであろうが、これほどキツク扱われては、罪を償う思い以上に、恨みの念が強くなっても仕方のない事だろう。
司郎は、機会があれば復讐をしてやろうと思っていた。
「ここっ、ここだって言ってるでしょっ。まったくもうっ、トロいんだから」
呆れた様に言いながら、妹は近くによって場所を示す。
その瞬間、えも言われぬいい匂いが漂ってきた。
それは妹を抱いた時、つまり裸で抱き合い、肉棒を押し込んでいた時にさんざん嗅いだ匂いだった。
妹の体の感触が蘇り、バクバクと心臓が脈打つ。
一気に一物が硬くなった。
(真奈美の……体……)
視線を胸に向けると、以前自由に揉みしだいたつつましい膨らみがシャツを持ち上げており、スカートから伸びる脚も健康的で、どちらにもむしゃぶりつきたくなる衝動が起きる。
隠されているのが興奮を誘うのだろうか、裸の時よりも艶かしさを感じさせた。
ゴクっと唾を飲み込む。
「なにボーっとしてるのっ、早くしてよっ」
妹の言葉にカチンとくる。
(なぁに言ってやがるんだ……俺にチンポを押し込まれた時は、あんなに痛い痛いって泣いてたヤツが……)
その時の感触を思い出し、肉棒がグンと力を増す。
(それに……入れるまでは気持ち良さそうによがってた……あれだけ感じてたくせに……俺にしてもらいたがったくせに……どうして俺だけがこんな酷い目に遭わなきゃいけないんだ……?)
同じ様に気持ちの良さを感じたのに、なぜ一方的に非難されなければならないのか。
本来は強姦したのだから司郎が悪いのは当然である。
だが数日に渡る酷い扱いにより、その事は記憶から消え去ってしまっていたのだ。
今の司郎の頭には、妹に仕返しをし、兄としての威厳を取り戻すことしかなかった。
掃除機のスイッチを切ると、ゆっくりと妹の方に体を向ける。
「あれ? なに、どうしたの? まだ終わってないでしょ」
怪訝な顔でこちらを見ている。
「いや、終わりだよ……」
ボソッと呟く。
「何言ってるの、そっちがまだでしょ」
「いいや、終わりだ……」
そう言いながら妹が腰掛けているベッドに近づいていく。
「な、なに?……ちょっと、どうしたの……?」
兄の様子がおかしいのに気づいたのか、少し怯えた様にしている。
「ふふ……もうこんな事は終わりだ……お前に目上の人間に対する態度ってのを教えてやるっ……」
そう叫ぶと妹の体をベッドに押し倒す。
「きゃあっ……お兄ちゃん、いやっ……止めてぇっ」
強姦された時の記憶が蘇ったのだろう、妹は震えながら体を抱きしめる様にしてかばっている。
「今までさんざんこき使ってくれたなぁ。今度は俺がお前を使ってやるぜ」
服の上から乳房をギュッと掴む。
「あぅっ、いやぁ……止めてぇ……」
必死に胸を隠す様にうつぶせになる。
だが司郎はかまわず背後から手を回すと乳房をキツク揉んでいった。
「あぐぅっ、あっ、駄目ぇっ……お、お兄ちゃん止めてぇっ……」
さきほどまでの強圧な態度はどこへやら、妹は涙を浮かべながら必死に懇願してくる。
「はははっ……あれだけ俺を苦しめた罰だ……また俺の息子を味わってもらうぜ……」
そう言いながら、スカートを捲り上げるとパンティを引き下ろした。
「や、止めてぇっ……それだけは……お願い、謝るから……私もやりすぎたよぉ……もうあんな風にしないから、だから止めてぇ……」
妹は必死に謝ってくる。
だが司郎にとっては、言葉で何を言われようと満足することはない。
恨みの思いと肉欲が混ざり合ったこの興奮を発散させるには、妹をなぶりながら肉棒を押し込むしか方法はないのだ。
「ふふ……止めてって言うけどな……お前、ここを舐めて欲しいんだろ?……前みたいに、気持ち良くなりたいんだろ……?」
そう言いながら妹の秘所を指でさする。
「あっ……そ、そんなこと、あっ……ないよぉ、ああっ……」
否定の言葉を放ちながらも、腰をピクピク震わせ、心なしか指の動きに合わせている。
「ははっ……何だやっぱりしたいんだな……体は正直だぞぉ……」
そう言って指の動きを早める。
「あぅっ、あっ、ああっ……違うもん、あっ……私したくないよ、はぁうっ……」
だが肉体の快感を表すかの様に、秘所からはトロトロと愛液が染み出してきている。
「ふ〜〜ん、じゃあ、これは何なんだぁ? お前のここから出てくるこれはぁ……」
指についた愛液を妹の目の前に見せ付ける。
「知らないっ……知らないもんっ……」
妹は頭を激しく振って否定する。
「いつまでそんなこと言ってられるかなぁ……」
腰を持ち上げると、秘所に舌を這わす。
「あっ! ああっ、あっ、あああんっ……」
ビクンビクンと妹の体が震える。
「どうだぁ? 気持ちいいだろ? もっとしてもらいたいだろぉ?」
「気持ち良くなんかないもんっ……してもらいたくないもんっ……」
はぁはぁと息を荒くしながらも妹は否定し続ける。
「ふふんっ……じゃあ、これはどうだ?」
舌でクリトリスをつつき、柔らかく舐め上げる。
「あっ! はぅっ、あっ、ああああっ……!」
激しく体が跳ね上がる。
そのまま舌を絡ませ、吸い上げていく。
「あぅっ、あっ、はぁんっ……ああっ、あっ、やぁっ……あっ、ああっ、ああああんっ……!」
妹は体を硬直させると、ガックリと力を抜いた。
どうやらイったらしい。
(入れるか……)
司郎はズボンとパンツを下ろすと、いきり立った肉棒を持ち、徐々に妹の秘所へと近づけて行く。
ズブっといった感じで亀頭が膣穴にハマり、その瞬間えも言われぬ快感が押し寄せてきた。
ヌルヌルとして温かいそこは、まさに肉棒に最大の快感を与える場所だった。
(こ、これだよぉ……この気持ち良さ……たまらないぃ……)
そのまま誘われる様に腰を押し進める。
ズブ、ズブ、とゆっくり肉棒が膣に入っていく。
全部が収まると、まるで体全体が妹に包まれているかの様な錯覚を覚える。
(ああ……真奈美の中って温かい……)
幼い頃、母に抱かれていた時の安堵感に似た感じがあった。
「あっ、あぅっ、ああっ……はっ、はぁぅっ、あっ……」
妹は以前の様に苦痛の声は上げていない。
どちらかと言うと、先ほどと同じく快感を得ている感じだ。
膣にしても、まるで数日ぶりにやって来た兄の肉棒を歓迎しているかの様に、ヌメヌメと蠢いている。
「うぅっ、うっ……」
気持ちのいいヒダヒダが肉棒に絡みつき、奥へ奥へと誘う動きをしており、司郎は早くも射精しそうな高まりを覚えていた。
一度深呼吸をして射精感を抑えると、妹の腰に手をそえ、ゆっくりと肉棒を出し入れし始める。
「あっ、あっ、ああっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
腰の動きに合わせる様に、妹が甘い声を上げる。
(気持ちいいんだな……)
以前の様に痛がらないことにホッとしながら、さらに腰のスピードを早める。
復讐のためにしているとはいえ、妹が甘い声を上げてくれた方が自分も気持ち良くなれるのだ。
どうせならより快感を得ながら復讐をしたいではないか。
「どうだっ?……俺のチンポっ……気持ちいいかっ……?」
「あっ、そんなの、はぅっ……いいわけ、あっ……ないじゃない、ああんっ……」
甘い声を上げ、どう見ても気持ちいいとしか思えない様子で否定する。
だがそれでいい。
そうやって否定する妹をいつか屈服させ、自分とするのが気持ちいいのだと認めさせる。
そうして最終的には、妹から「もっとして」とおねだりさせるのが司郎の目的だったのだ。
「そうか……気持ち良くないか……」
ガックリとした感じを装いながら、腰の動きを止める。
「あ……」
妹が残念そうな声を上げた。
「なんだぁ? して欲しいのかぁ?」
「そ、そんな訳ないじゃない……」
表面上は否定しているが、声の動揺は隠しきれていない。
「それは残念だ……」
腰を「の」の字に動かす。
「ああっ、あっ、あああんっ……」
すぐに止める。
「したくないのか……?」
「し、したくないよ……」
はぁはぁと息を乱しながら否定する。
「ふ〜〜ん……」
また「の」の字を描く。
「あっ、ああっ、はぁんっ……」
体をピクピクと震わせている。
「……」
そのまま何も言わず、ジッとする。
焦らしてやろうと思ったのだ。
すると「どうしたのだろう?」といった感じで妹がこちらを向いた。
顔を上気させて、まるで何かを求めるかの様にせつなげに見つめてくるのがたまらない。
それに興奮した司郎は、一回だけズンっと肉棒を押し込んだ。
「あぅんっ……」
妹の顔が快感に歪む。
今まで背後からであるため見えなかったが、それはたまらない表情だった。
幼い少女が、自分の肉棒で気持ち良くなっているのだ。
まるで妹を支配している様な感覚が湧き起こり、興奮した司郎は焦らすという目的を忘れて、いきなり激しく腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、ああっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……す、凄い、あっ……凄いよぉっ……はぅっ、あっ、いやぁんっ……」
突然襲い掛かった強烈な快感に、妹は体を仰け反らせ手を付くと、四つんばいの状態になって悶えている。
司郎も一度始めてしまうと、そのたまらない快感に止める事ができず、妹を屈服させるよりも自分の快楽を求めて激しく腰を振り続けた。
「やっ、はぅっ、あっ、ああんっ……はっ、あっ、やんっ……こ、こんなのぉ、あっ……いい、はぅっ……いいよぉっ……」
妹はすでに兄の行為を否定するのを忘れたのか、頭を左右に振って髪を振り乱し、快感を受け入れる言葉を吐いている。
それに司郎が興奮しない訳がない。
さらに腰の動きが早くなっていく。
「あっ、ああっ、はぁぅっ……おにぃ、ああっ……お兄ちゃん凄いよぉっ……あぅっ、あっ、やぁんっ……」
腕を崩し、上半身で体を支えながら、腰だけを高く突き出し兄の動きに合わせる様に腰を振っている。
「やぁっ、はんっ、あっ、いやぁんっ……はぅっ、あっ、ああんっ……もっと、あっ……お兄ちゃんもっとぉっ……あぅっ、あっ、やんっ……もっとしてぇっ……あああんっ……」
妹の自分を求める言葉。
それが凄まじい快感を司郎にもたらした。
射精感が急激に高まり、最後の動きとばかりに激しく腰を動かしていく。
「ああっ、あっ、あんっ……やぁぅっ、はぁっ、ああんっ……激し、ああっ……お兄ちゃん激しいよぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……そんなにされたら、あっ……私イっちゃう、ああっ……私イっちゃうのぉっ……やんっ、あっ、ああっ……お兄ちゃぁんっ……あああああっ……!」
「うおおっ……真奈美っ、真奈美っ、真奈美ぃっ……!」
妹の絶叫に合わせて精を放つ。
凄まじい開放感と快楽が脳に襲い掛かる。
まるで連射する銃の劇鉄であるかの様に、体を激しく前後に揺らし、そのたびにドピュッ、ドピュッ、と精液が妹の膣に注がれていく。
最後の射精を終えると体の力が抜け、そのまま妹の背中に身を横たえた。
妹も膝を折り、二人は布団の上に重なる様に倒れこむ。
耳元で妹の荒い息が聞こえる。
(やっぱり……気持ちいいなぁ……)
妹を襲ってから忘れることのできなかったセックスの味。
まさか再び妹とするとは思わなかった。
(真奈美が悪いんだよ……)
興奮が冷めると、また罪悪感が押し寄せる。
(俺だって悪いと思ってたのに……あんな風にするから……)
だが今回は「自分は妹にいやがらせを受けたから仕方なくしたのだ」という逃げがあった。
(そうだよ……だからこれは正当な行為だ……俺の復讐なんだからな……)
ゆっくりと起き上がる。
(だから……もっとしていいんだ……まだ俺の怒りは治まっていないんだから……)
本当は、怒りよりも肉欲が治まっていないのだ。
グンっと力を取り戻した肉棒に励まされる様に、司郎は妹の体をあお向けにした。
妹はまだボンヤリとした表情を浮かべ、何をされているのか分からない様だ。
トロンとした目つきと、少し開いた唇から見える小さな舌がたまらない。
興奮を抑えきれずのしかかると、桜色の可憐な唇に吸い付いていく。
舌を押し込み、妹の小さな舌を見つけると絡め、吸い上げる。
すると驚いたことに妹が自ら求めてくるではないか。
「んんっ、んっ、んんっ……」
顔を左右に動かし、妹の頭を抱える様にしながらしばらくそうして唇を擦り合わせ、舌を絡めていく。
(ああ……キスって気持ちいいんだなぁ……あ、俺、これがファーストキスじゃん……真奈美としちゃったよ……)
唇と舌から押し寄せる快感に頭をボーっとさせながら、妹とキスをしているという背徳的な行為に興奮が高まる。
薄く目を開けると、上気した妹の顔が見え、その幼いながらも女を感じさせる表情に肉棒が激しくいきり立った。
唇を離し体を起こすと、両脚をガバッと開いて肉棒を押し込む。
「あぅんっ……!」
妹の体がピクンッと震える。
服を押し上げると、つつましい膨らみをあらわにし、揉みながら腰を動かし始める。
「あっ、ああっ、あああんっ……おにぃ、あっ……まだ、はぅっ……してるの? ああっ……」
ボンヤリとした声で妹が尋ねてくる。
「そうだっ……俺はっ……してるぞっ……」
腰を動かしながら答える。
「もう、ああんっ……止めてよね、はぅっ……私達は、ああっ……兄妹なんだよ、ああんっ……」
「だけどっ……お前も気持ちいいだろっ?……こんな気持ちのいいことっ……兄妹だからってっ……しないの勿体なくないかっ……?」
「私は、ああっ……別に、あっ……気持ち良くなんか、あぅっ……ない、はぁんっ……」
「嘘つけっ……こんなにっ……気持ち良さそうな声上げてっ……」
腰を強く動かす。
「やぁんっ、あっ、はふぅっ……違う、あっ……違うもん、やっ……これは、あぅっ……違うのぉっ……」
言葉で否定しても、隠しきれない快楽の声が認めてしまっている。
「まあっ……違うんでもいいさっ……俺はするからなっ……お前が嫌がろうがっ……絶対してやるっ……」
「お父さんたちに、あっ……言うよ、ああんっ……帰ってきたら、やんっ……言いつけて、あぅんっ……やるぅっ……」
「いくらでも言いつけろよっ……お前が父さんたちに言ってっ……家族が不幸になってもっ……それはお前のせいだからなっ……俺のせいじゃないっ……」
「なっ……」
妹は驚いているようだ。
それはそうだろう。
両親に知られる事を恐れていたのは司郎なのだ。
それを防ぐために妹の言う事に従っていたくらいなのだから。
だがそれは冷静な時の司郎である。
肉欲に脳を侵されている現在の司郎には、妹とセックスする事だけが大事だったのだ。
「俺はするっ……お前とするぞっ……こんな気持ちのいいことっ……止められるかぁっ……」
激しく腰を突き込む。
「あぅっ、あっ、やぁんっ……駄目、あっ……駄目だよぉっ……やんっ、あぅっ、はぁんっ……」
「お前だってっ……気持ちいいんだろっ?……俺としたいんだろっ?……もっと正直になれよっ……」
乳房をギュッと掴み、乳首をクリクリと動かす。
「いやっ……したく、ああっ……したくない、はぅっ……お兄ちゃんとなんか、はぁっ……したく、あああんっ……」
押し返す様に腕を伸ばすが、すぐに力が抜けて布団の上に落ちる。
見るからに気持ち良さそうなのだが、どうしても受け入れようとしない妹に苦笑する。
(頑固なヤツだなぁ……まあ、いいさ……嫌なら嫌で、無理やりするまでだ……)
本当は、自分を受け入れ、求めてもらいたい思いもあったが、嫌がる妹と強引にするのもそれはそれで興奮するのだ。
「ほらほらっ……これでどうだっ?……これでも気持ち良くないって言うかぁっ……?」
腰を高速に動かし、叩きつける様に肉棒を押し込む。
「やんっ、やっ、はぁんっ……こ、こんなの、ああんっ……全然、やぁんっ……気持ち良く、はふっ……ない、あああんっ……」
いつまで経っても認めようとしない妹が、司郎は何やら可愛く思えてきた。
「ははっ……真奈美ってっ……可愛いなっ……こんな可愛い妹を持ってっ……俺は幸せだっ……」
「何言って、あんっ、あぅっ、いやぁんっ……」
妹は顔を真っ赤にしながら顔を背ける。
それがますます可愛く思え、司郎はさらに激しく腰を動かしていく。
「やんっ、あっ、やぁっ……激し、あんっ……激しいよぉ、ああっ……あんっ、あんっ、あああんっ……」
快感が体を動かしたのか、いつの間にか妹の脚が腰に絡みついている。
「こんな脚絡めてっ……気持ちいいんだろっ?……どうなんだっ……?」
「ちが、やんっ……違うもん、はぅっ……これは脚が勝手に、ああんっ……お兄ちゃんが、やっ……あんまり激しくするから、ああっ……勝手にぃっ……」
そう言いながら、妹の腕が背中に回されてくる。
これも勝手に動いているのだろうか。
「ははっ……真奈美は可愛いっ……最高だっ……」
司郎の興奮は最高潮に達した。
妹は嫌がりながらも自分を求めている。
肉体が勝手にやっているのか、内心本当に求めているのかは分からないが、そんな事はどちらでも良かった。
自分は今、妹が可愛くて仕方がないのだから。
「真奈美ぃっ……真奈美ぃっ……」
妹の名前を呼びながら小さな唇に吸い付き、腰を激しく動かす。
「んっ、んんっ、んんっ……」
すると妹が司郎の体をギュッと抱き寄せ、舌を激しく吸引してきた。
心はともかく、肉体が司郎を求めているのは確かな様だ。
「んっ、んんっ……ぷはぁっ、あぅっ、あっ、やぁんっ……」
唇を離して体を起こすと、名残惜しそうにこちらを見上げる妹のせつなげな顔が見えた。
その事に興奮が高まった司郎は、最後とばかりに腰を激しく動かしていく。
「やっ、はっ、ああんっ……おにぃ、あっ……お兄ちゃん、ああっ……お兄ちゃん凄いよぉっ……やんっ、あぅっ、はぁんっ……こんな、あんっ……こんなのぉっ……あっ、あっ、ああっ……私、あんっ……もう駄目ぇ、やっ……イっちゃう、はぅっ……イっちゃうのぉ、やぁんっ……イっちゃうぅっ……あああああんっ……!」
「真奈美ぃっ……!」
兄妹の絶叫が重なる。
凄まじい勢いで精液が肉棒から膣内に注がれていく。
ガクガクと体を前後に揺り動かしながら、いつまでも続く射精の快感に浸る。
ビクビクと最後の放出を終えた肉棒を引き抜くと、司郎は妹の体に倒れこんだ。
はぁはぁと兄妹の荒い呼吸が部屋に響く。
(またしちまった……)
行為が終わると罪悪感が押し寄せる。
だがそれ以上にもっとしたいという思いも湧き起こっていた。
妹の様子を見ると、顔を上気させ、満足した様な表情をしている。
「気持ち良かったか……?」
司郎の問いに、妹はピクッと体を震わせると顔を背けた。
「いいわけないでしょっ!……無理やりしてっ……!」
以前した時は泣いていたのに、今度は平気そうな感じなのでホッとする。
やはり自分も気持ち良かったのが効いているのか、それとも慣れなのか、何にせよこの程度ならこれからし続けても大丈夫だろう。
妹が悲観的になったら辛いが、怒っているというのはある意味元気である証拠だ。
「嘘つけぇ……あんなに可愛い声あげといて、気持ち良くない訳ないだろぅ……なぁ、またしようよぉ……いいだろぉ……」
「な、何言ってるのっ……駄目に決まってるでしょっ……」
体を起こして逃げる様にする妹を抱きしめ、乳房をギュッと掴む。
「あっ……」
妹はそれだけで体を震わせている。
「ははっ……感じやすいんだな……」
「ち、違うっ……違うもんっ……」
顔を真っ赤にしながら否定している。
「まあ、いいさ……嫌がる真奈美は可愛いからな……」
そう言って乳首に吸い付くと、舌でレロレロと転がす。
「あっ、ああっ、やんっ……駄目っ、お兄ちゃ、あんっ……もう止めてぇっ……」
「なぁに言ってるんだよぉ……こんなに気持ちのいいこと、止められる訳ないだろぉ……それに真奈美の体って、凄く綺麗でたまらないんだ……俺、お前に夢中なんだよぉ……」
小さな胸の膨らみに顔を擦り付ける。
「ば、馬鹿っ……何言ってるのっ……」
妹は手で頭を離そうとする。
「いくら嫌がってもするからなぁ……これから毎日毎日……絶対してやるぅ……」
そう言いながら秘所に手を伸ばして擦り上げる。
「ああんっ……だ、駄目ぇっ……やんっ……毎日なんて駄目だよぉっ……」
司郎は、頭を仰け反らせて叫ぶ妹を抱きしめながら、再び肉棒を押し込んでいった。
たまらない快感が肉体を包む。
「あぅんっ……駄目、止めてぇっ……」
押し返そうとしてくる妹に逆らって、ピッタリと体をくっつける。
「お前だって……ホントはしたいんだろ……?」
腰を動かし始めながら耳元で囁く。
「あんっ、やっ、はぁんっ……したくないよ、やぁっ……」
首筋に舌を這わす。
「あっ、あっ、ああんっ……だ、駄目だよぉ、やっ……こんな、あんっ……こんなのぉ、やぁんっ……」
「いいじゃないかっ……俺は真奈美が大好きだぞっ……」
「あんっ、あんっ、あああんっ……私はお兄ちゃんなんか、はぅっ……大っ嫌い、ああんっ……なんだからぁっ……」
「こんなに気持ちのいいことっ……してもらってるくせにっ……何言ってるんだよっ……俺はいい兄貴だろがっ……」
腰を強く叩きつける。
「気持ち良くなんか、あふっ……気持ち良くなんかぁ、ああんっ……気持ちぃ、やんっ……気持ちいいよぉっ……」
否定しようとしてできなくなっている妹に苦笑する。
「やんっ、やっ、ひゃぁんっ……すご、あっ……凄い、あんっ……凄いよぉっ……」
妹は言葉で否定しようが、結局は自分を受け入れている。
自分と同じで肉体の快楽には逆らえないのだ。
だったらそれで構わないではないか。
これからも嫌がる妹を犯していこう。
そんな強姦の興奮が司郎を高めていった。
「あっ、あっ、ああんっ……やぅっ、やっ、やぁんっ……おにぃ、あっ……おにぃちゃ、ああっ……おにぃちゃぁんっ……」
激しく擦れ合う肉と肉が快感を呼び起こしていく。
(こんな気持ちのいいこと……止められるもんか……)
目の前で乱れる妹の姿が視覚的に刺激を与えてくる。
「あふっ、あっ、ああんっ……駄目、あんっ……駄目だよぉっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……もうイく、あっ……もうイくのぉ、ああっ……イっちゃうぅっ……ああああんっ……!」
「真奈美ぃっ……!」
妹の絶頂に合わせて精を放つ。
ドクドクドクと先を争う様に精液が放出されていくのを感じながら、司郎はたまらない快感に浸っていた。
(これから毎日できるんだ……真奈美と毎日……俺ってスゲェ幸せだぁ……)
幸福感を感じながら、射精を終えた司郎は、力を抜くと愛おしい妹の肉体に倒れこんでいくのだった。