誠一さんの奥さんが失踪時に残していった3つの携帯電話

2018/11/18

つい最近の事です。
近頃パチンコ屋でよく会う人がいます。
パチンコ屋ばかりかと思っていたら、近所のビデオ屋、本屋、又はスーパーでも会う始末。
何となしに挨拶をし、話すようになりました。
名前は兼子誠一さん、かなり大きい電気屋さんの長男です。
3人兄弟で、3人共お父さんが経営してる会社の従業員です。
しかし、誠一さんだけ仕事を休んでいるのです。
その理由は奥さんの失踪にありますが、誠一さんが話してくれるまでは謎のままでした。
誠一さんとは挨拶する様になってから少しずつ話すようになったのですが、親しく話す様になったのはつい最近で、話してみると意外に気が合って、前から親友だった様でした。僕は車が無いので、よく誠一さんには乗せもらって色々な所に連れていって貰いましたし、僕もパチンコに勝った日などは、食事に誘ったり呑みに行ったりしました。
そこでマリエラの中国人ママさんはグラマーだけど手脚が長くてモデルさんみたいとか、今は雇われママになったタイ人の順子ママはいつも髪をかき上げてスタイルもスレンダーで格好良いとか、フィリピン人のジエニファーママは小さいのにオッパイもお尻も凄い迫力だねとか、勝手に好き事を評して2人で盛り上がってました。
その日もフィリピンのお店を出て帰ろうとしたら、誠一さんが「佐々木さん、今日はうちに泊まっていきなよ」と言うので、そうさせて貰う事にしたのです。
誠一さんの家には街中から30分ぐらいの所にある住宅街で、家は大きく立派で僕の安アパートとは大違いでした。
家の中も綺麗で家具も高そうな品ばかりです。
僕が家の中をしげしげと見ていると、額に入った写真が目に止まりました。
綺麗な女の人と誠一さんです。
2人並んで楽しそうに笑っていました。
よく見ると、女性の方は薬師丸ひろ子に良く似ています「妻ですよ」後ろで誠一さんが言いました。
「奥さん、薬師丸ひろ子によく似ていますね」僕が聞くと、「えぇ、よくそう言われます。本人もよく知っているから、髪形や服装なんかも、良く似た格好にしてたんですよ」誠一さんがそう話してソファーに座りました。
「僕は佐々木さんみたいに投稿する勇気は無いから、佐々木さんに妻の失踪した真相を公表して貰おうかな」と誠一さんは言いました。
僕はこちらに投稿していた事を誠一さんに話して、実際投稿した記事を見せていたのですが、「本気ですか??」と思わず聞いてしまった程です。
「えぇ…」誠一さんはそう話して笑って僕を見ていましたが、少し真顔で「何と無く吹っ切れるキッカケが欲しいんです。私の為でもあるんです」そう言うと、誠一さんは経緯を話し始めました。
誠一さんは32歳で、結婚して5年目になります。
奥さんとは見合い結婚、誠一さんは少し身体が弱く奥さんとの性生活はあまり上手くいったとは言えない様でした。
だからか子供さんはいません。
奥さんは専業主婦でしたが、パートに出たいと言ってセブンイレブンの仕事に就いたのが1年前。
そこで知り合った短期短時間バイトの年下のイケメン青年に会ったのがどうも6ヶ月前、その頃から奥さんが急に綺麗になったそうです。
「凄く親しい友達も出来たから、仕事が楽しい」と言って、休みの日など「友達と出掛けてくる」と言って、ついぞ誠一さんと出掛けなくなったそうです。
そして2ヶ月前ぐらいから泊まりに行く様になり、1ヶ月前から家には帰らなくなったそうです。
そこまで話すと、誠一さんは3個の携帯電話を持って来ました。
スマートフォンが主流の今、ガラパゴス携帯です。
しかも3個とも奥さん名義だそうです。
誠一さんは「3個の携帯に大体の事は書いてありました」と言って、私に画面を開いて見せてくれました。
1つ目の携帯は、安達と言う名前の兄貴分みたいな男。
2つ目の携帯は、チビと言う名前の男。
3つ目の携帯は、じーと名乗る男。
どうも3人の男達は、咲子さん(奥さん)が知り合ったイケメン青年の知り合いのようです。
メールのやり取りも、始めは『貧乏な俺達に、御飯食べさせてくれたり、色々なもの買ってくれて有り難う』とかから始まっているのですが、『また会って皆んなで御礼がしたい』と言うメールの後、少し間があったのち、急に3人共馴れ馴れしいメールになっているのです『悪いね咲子さん、いつもゴチになって。修のおかげで、俺達も色々楽しませてもらって。また頼むよ咲子さん。恵まれない男達より』どうも咲子さんは、修という名前の青年と付き合ってたらしいのですが、悪い仲間がいたようで、たかられてるみたいでした。
どうやら修君は、このグループの中では1番下っ端で、結構気が弱い様です。
だからよく、『修に買いにいかせる』とか、『咲子は修にもったいない』とか、『修を愛した様に俺達も愛せる様に咲子もなるんだよ』とか、とんでもないメールのやり取りが出る様になるにつれて、文章もドンドン過激に猥雑になってきました。
例えば、『昨日の咲子は本当に可愛かった。嫌だ嫌だと言ってるのにあんなに燃えて、オマンコからあんなにラブジュースを出して。また愛し合おうね咲子』そして、遂に来る時が来たと言う感じです。
彼らは修君に用事を言いつけて家から追い出し、その間に安達とチビとジーとで咲子さんにやりたい放題してた様です。
例えば、イカせるゴッコなる遊びは、咲子さんが3人の男達から好きな様に身体を持て遊ばれます。
1人が乳房に吸い付いてオッパイを好きにしている内、もう1人はオマンコを舐めたりバイブや電マなどを使い、もう1人はディープキスをしながら刷毛などで咲子さんの身体を撫で回し、1時間内に咲子さんが逝ったら男達の勝ち。
咲子さんが男達の言いなりになって好きな様に犯されるという遊びです。
また、隠れん坊という遊びは、いつも咲さんが隠れる人1対1の勝負らしく、1人1人が代わる代わる咲子さんの相手をして咲子さんを探します。
隠れる所などないし、咲子さんはマネキン人形の様にポーズでも取って立っているしかありません。
そして、鬼に見つかっても鬼が「動いていいよ」と言うまで、咲子さんはマネキン人形みたいに動けないようで、「いやー今日の鬼ゴッコは最高だった。咲子のスカートの中に俺が入ってパンティをTバックみたいにして、ブラウス脱がせて乳首に洗濯バサミ挟んで、ケツに浣腸しようとしたらいきなり逃げようとしやがって。結局皆で押さえてお仕置き浣腸される事になったんなら、最初から大人しくしてればいいのに。ケツの穴に指で栓したら、ウンコしたいって大騒ぎしやがったから笑っちゃいましたよ」と、チビのメールにありました。
安達のメールに、『俺達はもう離れられない間柄。お前も退屈でつまらない日常から俺達が解放してやったんだからその御礼をしてもらわないとな』など、少し脅迫めいたメールのやり取りもあって、なるべく咲子さんを精神的に束縛しようとする意図が見え隠れします。
料理を作っている最中に、台所で2つ椅子を置き、そこに裸エプロンの咲子さんが和式のトイレで様を足すような格好で座り、後ろから3人が交互に咲子さんの無防備な下半身をハケやバイブ、指などでいじくって遊んだり。
極めつけは、妊娠種付けゴッコと称して咲子さんが四つん這いになり、3人の男達が精子を最後の一滴まで出し終わるまでセックスし続けると言う遊びで、咲子さんが昇天して意識が無くなってもまた起こしてセックスをし続けるという過酷な遊びです。
かなり擦れるのでしょう。
最後は赤剥れになり、咲子さんは大泣きしてる様な描写のメールもありました。
でも、最後は修君が帰って来て謝って慰めて優しく介抱して丸く収まる感じのメールもありました。
何となくですが、修君もグルの様な気がしました。
が、これも咲子さんが選んだ生き方です。
誠一さんは、「咲子が自分を忘れてくれと言いたいからきっとこの携帯を置いて行ったんだ」と言いました。
5人は何処に行ったでしょう。
いつか咲子さんは飽きられて修君達に捨てられたら、またこの家に帰って来るのでしょうか。
誠一さんは、お父さんから仕事の復帰と再婚を進められていますが、まだそれには答えていません。
あの大きな家で、奥さんが我が子の様に可愛がってた猫と今でも暮らしています。

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