戯言師N子
2018/09/11
投下
私=A子20
彼氏=Y夫24
友達=K太20
K太の彼女=N子20
ある日、大学の仲良し友達のK太に彼女ができたと聞き、私にも紹介してと言ったところ、私の彼氏のY夫と四人で会うことに。
会ってビックリ、K太の彼女は私の中学時代の同級生N子だったのだ。
当時はさほど仲良くもなかったが、お互い大人になったし和気あいあいと楽しい時間を過ごした。
そして四人でTEL番アド交換した。
それからは普通の友達のノリでN子とはメールのやりとりをする仲になった。
んじゃお言葉甘えて…
それからは普通の友達のノリでN子とはメールのやりとりをする仲になった。
ある日のこと、N子からのメール。
「KはA子が好きなんだよ…偶然Kの部屋で日記を見ちゃったの。だけどいいの。あたしちゃんと好きになってもらえるようにがんばる!」
なんじゃそりゃ、と思いながら、聞かなかったことにして忘れようと思った。
またまたある日(ここから修羅場)、Y夫から突然の呼び出し。
Yの家に行くと、
Y「おまえ、何やっちゃってんの?」
私「え?どしたの?怒ってる?」
Y「あたりまえだろーが!おまえKと浮気したべ?」
え…なんですかそれは。
あ、KがYと別れさせるため?
いや、でもKはそんなやつじゃ…
と混乱しながらも
私「Kがそう言ったの?」
Y「アホか!本人がばらすか!」
ごもっとも。気を取り直して聞くと、二人がホテルに入るところを見たってやつがいるらしい。
誰と聞いても
「んなことどーでもいーべや!しらばっくれてんじゃねーぞ!」とものすごいご立腹の様子。
本当に身に覚えもなく、むしろN子に日記のことを言われてからは、K太に思わせぶりな態度はとらないように気をつけていたくらいだ。
と、そこで私のケータイがなった。
空気読まずに先に投下。
K太からだった。
気まずい空気の中電話に出ると、これまたおかしな内容だった。
N子が泣きながらK太にこう言ったという。
「Y夫さんに無理矢理キスされておそわれた。もう私は汚れたの。だからあなたと付き合っていけない。」
さらに、傷つけたくないからA子には言わないでと言われたらしいが、耐えられず電話してしまったようだ。
私はすぐにNの嘘と気づいた。
Y夫がそんなことをするはずもないし、なによりN子は中学時代から戯言師で有名だった。
私「いや、実は今なぜか取り込み中で、Y夫の家にいるんだ。」
と言って、Yにも一通り説明してみた。
すると、ここでも新事実発覚。
私とKが浮気したというのもN子情報とのこと。
一応K太に「あんた日記書いてる?」と聞くと、
「書くわけねーべ、女じゃねんだから」
…確定だな。犯人はN子だ。
そうとわかれば、自白させるのみ。
理由も知っておきたいし。
K太案で作戦実行。ちなみにYはまだ私とK太を疑っているようだが、しぶしぶ協力してもらうことができた。
まずK太の家にN子を呼び出し、Yと私は隠れて待っていた。
N子がくると、
K「やっぱり俺、許せないよ!Y夫さんがそんなことするなんて!」
N「あたしも信じられないけど事実なの。突然腕をつかまれて、そのまま…」
K「やっぱA子に教えた方がいいと思うんだ。おまえが一人で辛い思いすることじゃないし。A子だってだまされ続けることになるなんて…」
この時のYの顔ったらすごかった。
驚きとショックと怒りと。
そんな状態でよく飛び出していかなかったと思う。
電話してて遅くなりました!
N「それはダメ!あたしA子には幸せになってほしいの!Yさんもきっと一時の迷いだったのよ!」
急に必死になるN。
K「いや、でも俺、A子には知って欲しいと思って…来てもらってるんだ」
ここで私登場。
切ない顔をしながら
「N、辛かったね。私の彼が…ごめんね」
一瞬Nの顔がひきつったように見えた。
N「A子!あたし…あたしどーしたら…!」
と泣き崩れる。
N子をなぐさめるふりをしながら、私はK太に目で合図をした。
K「あ、そーいえば、俺日記なんて書いてないから」
N子が止まったw
しばし沈黙が続く。
あえて私もK太も何も言わなかった。
そこで次はY夫登場。
Y「AとKが浮気したってのも嘘か?」
と怖いくらい静かに聞いた。
N子は、意外にもすぐにうなずいた。
N子の話を聞くと、なんでも中学のころから私に恋していたらしい。
再会して、幸せそうにしている私を見て、ぶちこわしてやりたくなったとか。
てっきり、Y夫を気に入ったから横取りするつもりなんだと思っていたが、違ったみたい。
ま、それも本当なのか嘘なのかはわからない。
が、そのN子から先日「結婚して子供が生まれました。新居に遊びにきてください」と葉書がきた。
誰が行くかw
終わりです。長くて駄文ですみませんでした。
そして、あんまおもしろくはなかったかな…
何せ5年も昔のことでして…記憶が曖昧で。
すみません。
ほんとはYが出てくる前にもっと長々と茶番があったんですが。