有名人官能小説 岩田さゆり

2018/08/26

「じゃ、留守番よろしくね。さゆり。」母が玄関のドアを開きながら言ってきた。
「は?い。」さゆりは少し不服そうに返事をした。
今日は仕事が休みなので買い物にでも出かけようと考えていた矢先に、留守番をしろと命令されたのだからつまらなくもなる。
しかも、出かける理由が近所の仲間との日帰り温泉旅行では残される身としては不服なのも当然である。
「お土産買ってくるから。それじゃ!」と言うと、母はさっさと出て行ってしまった。
「あ?あ、いいなぁ温泉。」と、ぼやきながらさゆりは玄関のドアに鍵をかけた。
それからリビングに行き、テレビのリモコンを掴んでソファに腰掛けた。
色々とチャンネルを換えてみたが、さすがに平日の午前ではさゆりにとって面白そうな番組はなかった。
「つまんないの。」と呟くと、ゴロンとソファに横になった。
今日は仕事が休みで、いい天気で、出かけるにはもってこいな日なのだが、家で留守番とはついていない。
勝手に出かけようと考えたが、何だか母に後ろめたい気がするから思い止まった。
もう一度寝ようとも考えたが、それも何だか勿体無い様な気がした。
こんな時だから家に彼氏を呼びたいのだが、肝心の彼氏は前々から友人同士で遊びに行くと言っていたから呼ぶのは気が引ける。
などと色々考えながら悶々としていたら、ソファに寝そべってから既に1時間が過ぎていた。
時計を見ると午前10時だった。
(あ?、後2時間でお昼だよ?。)と考えていたときだった。
「ピンポーン」と玄関のチャイムが鳴った。
さゆりはびっくりしてがばっとソファから起き直った。
(誰だろう?お母さんからは何も聞いてないし…。セールスとかだったらやだなぁ。)と考えながらどうしようか迷っていると、もう一度チャイムが鳴った。
「ピンポーン、ピンポーン」
(もう、2回も鳴らさないでよ。)と思いながら玄関に向かい、恐る恐るドアののぞき穴から外を見てみるとそこには従兄の悟が立っていた。
(あ、お兄ちゃん!)さゆりは訪問してきた者が知人であることに安堵すると同時に悟という話し相手ができたことに喜んだ。
さゆりは直ぐに玄関のドアを開けた。
「こんにちはお兄ちゃん。今日はどうしたの?」
「今日は学校が休みだし、散歩がてら寄ってみたんだよ。」そう言う悟は確かにジーンズにシャツというラフな格好だった。
「とか言って、ご飯食べに来たんでしょ?」さゆりはいたずらっぽく笑いながら尋ねた。
悟は岩田家のある所から2駅程行った所のアパートに住む大学生で、親戚である岩田家にはよくご飯を食べに来ていた。
歳は21で15歳のさゆりからすれば兄の様な存在だったのでさゆりは悟の事をお兄ちゃんと呼んでいた。
それはさておき、さゆりの質問は間違いではないので、「まあね。」と悟は苦笑気味に答えた。
「でも残念ね、お兄ちゃん。今日はお母さんは出かけてて夜まで帰ってこないの。だからお母さんの手料理は食べれないわよ?それでも寄ってく?」またさゆりはいたずらっぽく笑いながら尋ねた。
「そりゃ残念だ。でも、ケーキ買ってきたんだよなぁ、どうしようかなぁ?さゆりが帰れって言うなら、帰って1人食べようかなぁ?」と、悟も慣れたもので、留守番で暇であろうさゆりに揺さ振りをかける。
「もう、お兄ちゃんのいじわる。退屈でしょうがなかったんだから私の相手してよ。一緒にケーキ食べよ。さ、入って。」さゆりはなかなか家に入れてくれと言わない悟に業を煮やし、自ら家に招き入れた。
せっかくできた話し相手に逃げられては困るというのもあったが、何よりさゆり自身が久しぶりに会う従兄と遊びたかったのだ。
さゆりは悟をリビングへ通すと、そのままお湯を沸かしにキッチンへ向かった。
調度良く午前のおやつの時間だったので早速ケーキを食べる事にしたのだ。
「紅茶とコーヒー、どっちがいい?」
「ん、コーヒーお願い。」
「だめ、私は紅茶がいいの。」
「何だそりゃ。じゃ、紅茶でいいよ。」
「じゃ、紅茶ね☆」と他愛も無い会話をしながら2人でおやつの準備をして直ぐにケーキを食べ始めた。
食べながらも他愛も無い会話は続いたが、主に話し手はさゆりだった。
さゆりの話は今日留守番を言い付けられた事から自分の仕事の愚痴に及んだ。
悟も始めは真面目に聞いていたのだが、適当に相槌を打ったり頷いたりし始めた。
さすがに愚痴ばかりでうんざりしてきたのもあるが、実はそれだけではない。
さゆりは悟の正面のソファにもたれ掛かって話しているのだが、さゆりが姿勢を変える度にスカートの奥の方でピンクの下着が見え隠れしていたのだ。
始めに述べた通り、さゆりは出かけるつもりだったのだから、格好も黒い長袖のTシャツに赤と白のチェックのミニスカートというものであり、これに適当なジャケットを羽織って行くつもりだった。
さゆりはこの格好でソファに座り、姿勢を変え、時々足を組んだりするのだからミニスカートから下着がチラチラと見え隠れするのは当たり前といえよう。
また、このチラリズム全開の主があの岩田さゆりなのだから如何に相手が親戚の15歳の小娘とはいえ、いやむしろ15歳の少女だからこそ悟がそちらに気を取られてしまうのも無理はない。
だから、悟がこの後にあの様な行動に移ってしまったのも、いたし方の無い事なのかもしれない。
魔が差した、という言葉があるがこのときの悟が正にそれだったろう。
いや、むしろ悪魔が乗り移ったと言うべきかもしれない。
少なくとも、さゆりの目に移る従兄は悪魔に見えたろう。
何回目かに悟がピンクの布を目にした時、悟の中で何かが切れた。
悟は急に立ち上がるとさゆりの側に移動した。
話に夢中だったさゆりは悟の異変にまだ気が付いていなかった。
急に側に来た従兄に向かって「ねぇ、お兄ちゃん、ちゃんと聞いてる?」と不満を言ったときだった。
悟はいきなりさゆりの着ているTシャツの裾に手をかけると一気に捲り上げた。
さゆりを万歳のような格好にするとTシャツを両手首のところで丸めて手の自由を奪った。
さゆりは一瞬何が起こったのかわからずただ茫然としていたが、気付いたときには既に遅く、パンティとお揃いのピンクのブラジャーが悟の前に曝け出されていた。
「いやぁー、何するのよお兄ちゃん!ちょ、止めてよ!」さゆりは驚きと怒りとそして羞恥で顔を真っ赤にして叫んだ。
しかし、悟はさゆりの言葉が聞こえてないかのように胸へ手を伸ばすとピンクのブラジャーに手をかけて勢い良く上部へずらした。
すると、まだ小ぶりではあるが桜色の突起のついた綺麗な乳房が現れた。
「きゃあ、やめて、見ないで!」さゆりは羞恥で顔を歪めながら叫んだ。
雪のように白く瑞々しい肌も恥ずかしさのせいで朱に染まっていた。
「お兄ちゃん、何でこんな事するの?」羞恥で泣きそうになりながらも、さゆりは目の前の男を睨みつけた。
悟はイヤラシそうな笑いを浮かべると「自分の胸に聞いてみな。」とさゆりの体を嘗め回すように見ながら答えた。
それからスカートをつまんでゆっくりとたくし上げると、現れたピンクの下着を見ながら「さっきからこんなものをちらちら見せびらかしやがって、誘ってたんじゃねぇのか?」とにやにや笑いながら尋ねた。
それを聞いたさゆりは顔を怒りと羞恥で真っ赤にしながら答えた。
「誘ってるなんて、そ、そんなわけないじゃない!」
「そうか?それにしては何度も体の位置を変えたり脚を組んだりしてたよな?」
「な、さっきから何処見てたのよ!変態!さいて・・・、ヒッ」縛られている事も忘れて従兄を罵倒しだしたさゆりの前に立っていた男は少女の膨らみに手を伸ばすと荒っぽく掴み上げた。
「痛いっ!」さゆりが痛みでひるんだ隙に、悟はさゆりの背後に回った。
万歳の格好で両手の自由を奪われているさゆりは何も抵抗できない。
できる事といえば脚をばたつかせる事くらいだった。
「さて、それじゃ楽しませてもらおうかな。」悟はさゆりの両脇から左右の腕を前へ伸ばした。
「いやぁ、・・・変な事したら承知しないからっ。」さゆりは虚勢を張るがその声は震えていた。
「くくく、いつまでそんなことが言えるかな?」悟はそう言うとさゆりの胸を両の手の平で掴み上げた。
「はぅン!」少女の肉体がびくっと反る。
いやらしいゆっくりとした指遣いで、触るか触らないか程度に円を描きながら乳房へのマッサージが始まった。
「あぁ、くすぐったい・・・。いや、やめて。・・・先はだめぇ。」さゆりは激しく身をくねらせ、なんとか手の刺激から逃れようとした。
「無駄だよ。そのうち気持ちよくなってくるから、大人しくしてな。」悟は相変わらずいやらしい手つきで、小ぶりではあるが揉みがいのある乳房をしごきあげ、揉みあげ、掴んではいたぶり抜く。
「ああ、どうして私がこんなことされなきゃいけないのっ。」叫んで、身悶えしてもどうにもならない運命だった。
「く・・・ん」十分もしごきあげていると、乳首が硬くしこり、尖り始めた。
(なんで、先が痺れるみたいな・・・。あぁ)敏感になってきた桜色の先端に触れられる度に、さゆりの全身がビクッと跳ね上がる。
少女の全身は徐々に汗ばみはじめ、早くも髪の毛が何本か額に張り付いていた。
(やだ、わたしおっぱいで気持ちよくなってる・・・)さゆりは自分の体の反応に戸惑っていた。
さゆりの彼氏もさゆりとする時は乳房への愛撫も行ってくる。
だが、それもさゆりと同じ15歳の少年のものだ。
悟のように執拗でいやらしく、こんなに時間をかけて弄られることは無かった。

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