どす黒い欲情と愛する妻ゆかり[前編・第1章]

2018/03/11

これからお話するのは、何とも言えず奇妙なお話です。
いつの間にか人生の迷路に入り込んでしまった私たちの恥ずかしい話を聞いてください。
私と妻は結婚して5年になります。
私が31歳、妻は27歳ですが、大恋愛の末に結ばれて、幸せな毎日を過ごしていました。
私たちの唯一の悩みは子供ができないことだったのですが、結婚後3年目くらいまでは、「やり過ぎかな」などと言って笑い飛ばしていました。
でも、5年に入って、二人ともだんだんと心配になり、不妊治療の産婦人科に通うことになりました。
妻の友人に、同じように不妊で悩んでいた人がいて、その人に口コミで紹介してもらった病院に行きました。
その人も最後には妊娠したのですが、あまり詳しいことは教えてくれなかったそうです。
その病院は横浜市内にあって、病院というより、ひっそりとした一軒家でした。
私たちのように口コミの客が中心で、大きな宣伝はしていません。
初めて、診察を受けに行ったとき、出てきたお医者さんは、30代後半の色白の紳士で、この人なら信頼できるという感じでした。
ショックだったのは、いきなり妻が内診されたことと、私がオナニーで精液を採取するように言われたことです。
男子トイレで私がオナニーをしている間に、妻が内診を受けているかと思うと、とても辛かったのを覚えています。
もっとも、その後の私の苦しみに比べれば、全然、大したことはありませんでしたが。
数日して、検査結果を伝えたいう医師(X医師とでもしましょうか)に呼び出されて、二人で病院に行きました。
X医師は険しい顔をしながら、こう言いました。
「あなたがたご夫婦は非常に難しいケースです。まず、ご主人の精液中の精子の数が非常に少ない。また、奥様は生まれつき妊娠しにくい体質をされている。このままでは、赤ちゃんを授かるのは難しいかも知れない」
私たちはショックのあまり、その後の専門的な説明にはほとんど頭が回りませんでした。
X医師は、説明が一区切りついた後、「どうしても赤ちゃんが欲しいですか」と尋ねました。
私と妻はしばらく顔を見合わせましたが、どちらからともなく「はい」と答えていました。
X医師は、もし、そうならご主人の精液は使えないので、ドナーの精液を使うしかないと言いました。
何人かの見知らぬドナーから提供された精液を混ぜ、本当の父親が誰かは分からないようにしたうえで、妻に人工授精をするというのです。
私は、妻の体内に見知らぬ男性の精液が入るというだけで耐えられない気持ちでした。
妻も悩んだようですが、私が強くならなければならないと思い、私の方から「やってみよう」と言いました。
たとえ、父親は私でなくても、妻の子であることには違いないのですから。
そこまで悩んで始めた人工授精も、上手く行きませんでした。
何回か失敗した後、X医師は私たちを呼んでこう言いました。
「奥様にも、妊娠しにくい体質という問題がある。人工授精というやり方では難しい。そもそも精液をビーカーで混ぜたりするので、フレッシュでなくなるので、奥様が妊娠しやすかったとしても上手くいかないケースが多い」
「では、どうしたらよいのでしょうか」
「言い難いのですが。道は二つしかありません。一つは諦める。もう一つは・・・。ドナーから、直接フレッシュな精液の提供を受けることです」
直接、提供を受ける?
「つまり、優秀な精液を出せるドナーの方と、直接、セックスすることです」
私たち夫婦はハンマーで殴られたようなショックを受けました。
X医師は「大切な問題ですから、お二人でよく考えなさい」と言って私たちを帰しました。
その夜は、二人で手を取り合って泣きました。
妻は「もう、諦めます」と言います。
でも、妻がひと一倍子供を欲しがっていることを知っている私は、諦めさせることが出来ません。
そして、私は言ってしまったのです。
「一度だけ試してみよう。それで妊娠すればそれでよし。だめだったら、そのとき考えよう。一度試してみて、ふたりとも辛かったら、もうやめよう」
妻は、「ごめんね、ごめんね」と言いながら頷きました。
悪いのは、精子の薄いわたしなのに。
何日かして、お互いの気持ちを確かめった私たちは、X医師に電話をし、身を切られる思いで「一度だけ試してみたい」と言いました。
妻は最後まで躊躇っていましたが、私が一生懸命励ましました。
X医師は、「本当に良いのですね」と念を押した後、「それでは良いドナーの方を探してあげましょう」と言ってくれました。
一週間ほどして、X医師から連絡があり、夫婦で病院に来て欲しいと言われました。
「明日、ご紹介します。気持ちに揺れはありませんね」と聞かれたので、もう、すっかり覚悟を決めた私たちは、「はい」と答えました。
すると、X医師は説明したいことがあると言って、話しだしました。
「明日、ご紹介する方は、40歳で独身の人で、事業で成功している人です。独身であること、お金に余裕のあることは後でトラブルにならないために大事です。血液型はご主人と同じです。学歴も申し分なく、どこから見ても健康な方です。ルックスは、明日、ご夫婦で確認してください。でも、必ず満足される筈です」
そこまで言った後、X医師は妻の方を向いて言いました。
「もうひとつ大事なことがあります。じつは、明日は、どうしても奥様に頑張って欲しいことがあるのです」
頑張る?
「それは、言い難いことなのですが」
X医師は妻の目を覗き込みます。
「奥様には、是非、アクメを感じて欲しいのです」
アクメ?
「絶頂感。オルガスムスです」
私はショックを受けました。
私は、受精だけが目的のセックスなのだから、服を全て脱ぐ必要もないし、目隠しをしたり、カーテンで仕切ったりして顔を合わせないようにすれば良いと思っていたのです。
妻を見ると、真っ赤になって俯いています。
なぜですか?
「それは、女性がアクメに達すると、子宮が収縮してポンプのように精液を子宮の中に吸い上げるからです。これが自然の仕組みなのです。奥様は妊娠しにくい体質ですから、どうしても頑張ってアクメに達して欲しいのです」
私はめまいがしました。
それに、頑張ると言っても・・・。
「大丈夫です。明日、ご紹介する男性に全て任せれば上手く行きます。それだけのテクニックを持った方です。あとはリラックスすることですね」
テクニックという言葉を聞いて、私はぞっとしましたが、どうしようもありません。
最後にX医師は・・・。
「ご主人は心配でしょうから、最後まで奥様と一緒にいてあげてください」
妻は「あなた、お願いね」と消え入るような声で言います。
「それでは、明日の夜7時に横浜のABCホテルのロビーでお待ちしています」
X医師は、横浜でも最上級のホテルを待ち合わせ場所に指定したのでした。
翌日は土曜日でしたが、私は、妻のキスで目を覚ましました。
「あなた、本当にいいの。私、よく分からないけど、怖いの」
「大丈夫だよ。僕が最後まで一緒にいるから」
私たちは、朝から激しく交わってしまいました。
本当のことを言うと、これから妻が見知らぬ他人に抱かれるということ、そしてそれをこの目で見るということが、私を不思議な興奮に導いていたことは間違いありません。
この不思議な気持ちが、この後、私に地獄の苦しみを与えるのですが。
私たちは、朝の営みですっかり疲れてしまい、そのまま重なり合うように眠りました。
そして、ふと気づくと夕方の4時になっています。
妻は、よろよろとベッドから降りると、入念にシャワーを浴びました。
そして、見知らぬ男に抱かれるための身繕いを始めたのでした。
初めて会う男に抱かれる夜のために妻が選んだのは、薄い水色のスーツでした。
白いブラウスを着て濃紺のネッカチーフを首に巻いた姿は、あくまで清楚です。
妻の身長は160センチを少し越えたくらいですが、一見、華奢に見えるものの、フィットネスで鍛えているので、腰回りも締まっており、胸もにもそれなりのボリュームがあります。
手足はすらりと伸びていて、長い髪には緩いウェーブがかかっています。
私が車を運転してABCホテルへ向かう途中、私たちは押し黙ったままでした。
気のせいか、妻の顔は青ざめて見えました。
ホテルには約束の時間より15分ほど早く着いたのですが、X医師はすでに待っていました。
「こんばんは。もうすぐ彼は来るはずです。奥様は、気分はどうですか」
X医師が尋ねても、妻は黙って頷くばかりです。
「今夜はリラックスして、大いに楽しむくらいの気持ちでいてくださいね」
それを聞いて、私の中にはどす黒い不思議な興奮が渦巻いてきました。
今夜がどんな夜になるのか、妻が見知らぬ男に抱かれて、どんな反応をするのか。
そして、その様子を見て、私はどんな気持ちになるのか。
抑えようと思っても、私の股間のものは大きくなっていたのです。
そして、ついに彼はやってきました。
「初めまして」
にこやかに挨拶をしてきた彼は、明るい紺のジャケットを着ていて、私よりも少し背が高く、予想していた以上の好印象でした。
ビジネスで成功している人だということでしたが、よく日焼けしていて、40歳にふさわしい落ち着きと、健康なスポーツマンの両面を兼ね備えた人のようでした。
その明るい雰囲気に、妻の緊張も少し解けたようです。
まず、私たちは、X医師も一緒に4人で食事をしました。
ホテルの最上階にある和食…

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