妻が犯された原因は全て私にある
2018/03/07
大学を卒業し、某新興企業に入社した。
すぎに1ヶ月程度の期間、同期50人程の研修がはじまり、新人研修で出会ったのが、妻の若葉だ。
研修の初日、若葉が立ちあがって自己紹介をした時、俺だけでなく、他の同期もぼうっと見惚れているようだった。
気品のある顔立ちとスリムな体型の若葉は
リクルートスーツがとても良く似合っていた。
間違いなく同期1の美女だった。
すぐに争奪戦が始まり、積極的な男達が、何かと話し掛けたりしているのが目に付いたが、引っ込み思案の俺は、ただ指を咥えて見ているだけだった。
物凄い競争率だったが、同じ部署に配属されたことや、帰りの路線が同じだったこともあって
俺と若葉は、自然に親しくなった。
若葉の性格が、引っ込み思案で
大人しいタイプだったことも大きく作用していると思う。
そして、知り合って2年後、なんとか交際まで漕ぎ着け、それから1年程経ったとき、プロポーズして結婚した。
それから数年は、仕事も私生活も順風満帆で、調子に乗った俺と妻は独立して事業を始めた。
前職の会社からお願いされて
問題顧客(というか面倒な顧客)を引き受けるなどして
円満に独立したため、前職からも仕事を貰えて、事業は非常にうまくいき、従業員を15人も雇う程に成長した。
しかし、ご存知の様にリーマンショックから続く不況は、俺達の事業にも多大な影響を及ぼし
あっという間に火の車になった。
そして、昨年、とうとう前職からの受注も
打ち切られることになってしまった。
一昨年くらいから前職からの受注が
売り上げのほとんどを占めるようになっていたため、切られてしまったら、もうお終いだった。
俺は、仕方なく、かつての同期に
お願いしてみることにした。
前職に残っている同期の中には、新興会社ということもあって、若くして既に偉くなっている者もいた。
それが藤田だった。
チャラチャラしていた藤田と俺は、まったく親しくなかったが、背に腹は変えられず、頭を下げてお願いした。
この会社は、ブラック企業
想像できることではあったが、実際に我が身に起きてみると、普通に驚いた。
藤田は、条件を出してきたのだ。
そう、妻の若葉を差し出せと。
「冗談じゃない!ふざけるな」
と返答すると。
藤田は落ち着いた様子で
「お前が、特別、何かをするわけじゃないぞ。
もちろん、奥さんに、俺に抱かれるよう言い含める必要もない。
お前は何もしなくていい、ただ、家計の足しに奥さんをうちで
バイトさせるだけでいいよ。
」
と言い出した。
どんなバイトだよ?、と尋ねると。
「別に変なバイトじゃない。
実際そんなの無理だろ。
他のスタッフがやってるのと同じ、事務や雑用だ。
ただし、俺は上司として、若葉さんを口説く。
」
俺が黙っていると
「だから、差し出すって言っても、結局は、奥さん次第だ。
無理な事はしない。
それは約束する
後は、奥さんをうちで時給950円の
普通のバイトをさせるだけで、今までどおり発注してやるって言ってるんだよ
奥さんが社内にいるだけで、がんばる奴もいるからな、会社としてもそれだけの価値がある。
」
妻はちょうどパートを始めようかと言っていたし、男に口説かれる率もどこで働いても大差はないはず。
今年30歳を迎えてもまだ、美貌は衰えず
美人妻で、どこで働いても、口説かれることは
間違いないはずだ。
俺はそう考えて、この申し出を受けてしまった。
妻に話すと、妻はまったく躊躇わずに、喜んでバイトをすることを了承した。
バイトを開始したその当日から、妻が帰ってくる時間は遅かった。
前職の時も遅かったから、仕方がないことではあるが、藤田のことが気になって仕方がなかった。
1ヶ月程が過ぎた時
俺とは同じ部署に配属されたが、仲が悪かった同期の平田から突然メールが来た。
嫌な性格は健在だったようで、ひどい内容だった。
全文ではないが、だいたい以下の内容だった。
「ご馳走様でした。
若葉ちゃん頂いちゃった。
やっと念願が叶ったんだ。
たっぷり楽しませてもらったよ。
可哀想にお前なんかと結婚したから、あんな美人が俺らの言いなりだ。
馬鹿だなお前。
」
俺はすぐに
「うそつくな!」
と返信した。
そしたら、すぐに返事が来た
「本当だよ。
藤田なんか
先月から抱きまくってるぞ。
俺らは今日が初顔見世だったんだ。
若葉ちゃん泣きながら大股開き
ちょいと可哀想だったかな。
同期のアイドルがスレンダーな体で
ストリップだ、興奮したよ。
悪く思うなよ。
若葉ちゃんもお前のために
必死なんだからさ。
」
藤田に電話を掛けると、藤田は全く悪びれもせずに認めた。
俺の会社への発注を止めると脅したこと、妻に仕事でミスをさせて弱みを握ったこと
そうやって断れない様にがんじがらめにして、飲みに誘って、抱いたと。
藤田に抱かれたことを俺にバラすと脅すと、妻は何でも言うことを聞いたと。
妻に憧れてた同期や、先輩などにも散々SEXさせた、寝取られた事。
これが、つい先日の出来事。
俺は、まだ妻を問い詰めていない。
そもそもの妻が犯された原因は
全部私なのだ・・・
私の事業が成功してれば
妻を藤田の職場を紹介しなければ
いくつもの選択をミスしたのだろう
俺に妻を問い詰める権利があるのだろうか