キャンペンガールとの楽しい出来事・・1/2

2018/02/03

ごく普通のサラリーマン、42歳で独身。
こんな私があろうことか、女子大生とセックスしたときの話です。
当時、食品の輸入会社に勤務する私は、広告やウェブを担当する部署にいました。
年に数回ある展示会のうち、そこそこ大規模な展示会が近づいてきたので、上司と一緒に展示会場を見に行くことになった。
準備中のブースに到着し、同期の連中と話したり軽く手伝いをしていると、2年ほど営業の経験があることから、たくさんの取引先の人に会いました。
すると上司から「○○くんは、営業していたので知り合いが多い。開催中は会場に行きなさい」と言われ、急遽翌日から会場へ行くことに。
今の部署はあまり外出することがないので、展示会へ行けるのはとても嬉しかった。
初日は気分も高まっていることもあり早めに到着すると「おはようございま~す、今日一日よろしくお願いしま~す」と美人揃いの若い女性5、6人が私に向かって威勢よく言った。
「なんだ!! 誰だ!?」と思うと、サンプルを配るために派遣されたキャンペーンガールだ。
ちなみに私が営業の頃は、ここまで大規模なブースではなかったので、社員自らサンプルを配った。
ブースの責任者からは「○○さん、わざわざ来てもらって申し訳ない。適当に休憩したり、会場を見学してください」と言われ、展示会とは関係ない部署の私が来たことに、心底申し訳なさそうな態度だった。
開場時間が近づいてきた頃、キャンペーンガールが会社ロゴの入ったポロシャツに膝上の短いキュロット姿で現れ説明を受けている。
会場にいる同期から聞いたが、このキャンペーンガールの派遣会社には毎回頼んでいるので、優先してスタイルのいい美人を派遣してくれるようだ。
開場時間になると、来場客が入ってきた。
まだ初日なので来場客は少なく、今のうちに会場を回り楽しんだ。
しかしながら、準備中とは逆に、まったく知り合いとは会わずに暇になってしまう。
仕方なくキャンペーンガールが配るサンプル補充の手伝いをすることにしました。
カゴにサンプルを補充して手渡すと、「ありがとうございま~す♪」と可愛らしい声で言われると、会場をブラブラしているよりも、手伝いをしている方が断然楽しかった。
まだ行っていないブースを見ながら休憩所へ行くと、キャンペーンガールのYさんが一人でいた。
Yさんは胸くらいまである長い髪は、派手すぎない程度に染めてありストレート。
背は高く160センチ強で、スタイルはかなりいいが、胸は若干小振りだ。
黒谷友香さんを少し垂れ目にしたような顔立ちで、それでもYさんは女子大生の割に大人っぽく見えた。
もちろん、まさかこのYさんとセックスをするとは、この時は夢にも思っていなかった。
まったくもってYさんに対して特別な感情を持っていなかったし、私にとっては『派遣されたキャンペーンガールの一人』に過ぎない存在でした。
「お疲れ様で~す」とお互い声を掛け合い私は隣に座り、試飲でもらった南米のジュースを差し出すと「ありがとうございます」とYさんはにっこりと微笑んだ。
「おいしいかどうか分からないけど、飲んでみよう」と二人同時に飲むと、思った以上にうまかった。
さらに「これもどうぞ」と、これも同じくもらった試食だがドライフルーツを二人でつまんだ。
しばらく話していると、Yさんは私と同じ横浜に住んでいることが分かり、しかも4年住んだ街だ。
これにはお互い驚いて、さらに話が盛り上がった。
キャンペーンガールの皆さんはどうやら日給のようで、展示会期間の4日間すべて同じ人ではないが、Yさんは全日来ることも分かった。
そして展示会は最終日。
閉場時間が近づくにつれて来場客も減り片付けの準備を始め、同時にキャンペーンガールの皆さんも「4日間お疲れ様でした」とあがって行く。
すると責任者から「○○さん、4日間もわざわざありがとう。片付けは結構ですので、このままあがって構いませんよ」と、なんともうれしい言葉。
同期の連中や同業者の知り合いに顔を出し、展示会場を去った。
最寄り駅まで歩いていると、ふと前方にYさんを発見、後ろ姿でもすぐに分かった。
すぐに追いつき一緒に駅まで歩いていると、イタリアンレストランからおいしそうないい香りがした。
「うわ~ いい香りだ~ お腹空いてくるよね」と言うと、Yさんは「わたしもです~」とうなずき目を細めた。
さらに「駅周辺には飲食店たくさんありそうなので、よかったら寄ってく?」と誘うと、Yさんは「いいですね~♪」と満面の笑みで応えた。
駅に到着しよく考えるとお互い横浜なので、横浜で食事をした方が帰りが近いし落ち着けると思い伝えた。
するとYさんもこの考えに賛成し、横浜なら何度か行ったことのあるイタリアンレストランを予約して、都内から離れた。
横浜に到着後、イタリアンレストランへ直行する。
私自身イタリアン、フレンチ料理が大好きで、この店はワインの種類も豊富でお気に入りのレストランだ。
店に入るとテーブルには『予約席』が置いてあり、席に着くとYさんは「すてきなお店ですね」と喜んでいた。
Yさんは学生なので、もっぱらお酒を飲むときは“飲み会”になり、居酒屋で騒いで、カラオケでさらに騒ぐ。
いかにも学生らしい飲み方がほとんどだと言った。
まずは、あっさりと口当たりのよいイタリアの白ワイン、GAVIを飲むことにした。
Yさんはワインは飲んだことあるが、おいしいかおいしくないか分からないほど、それといった印象はないとのこと。
GAVIを一口飲むと「おいしいー!! ワインってこんなにおいしんですね!!」と大絶賛。
学生さんの好みは分からないので、これには私も嬉しく思った。
食事を楽しんでいると、GAVIが空いたのでボルドーの赤をグラスで頼んだ。
「赤はどうだろう」と思いながらYさんは一口飲んだ。
すると「このワインもすごくおいしいです♪」と気に入ったようだ。
お腹がいっぱいになりワインを飲み干すと、まだ21時を回ったところなので、山下町にあるバーに誘うと喜んでOKしてくれた。
バーは薄暗くバーテンダーがシェイカーを振り、大人な雰囲気。
私はアイリッシュウィスキーを飲み、Yさんはきれいな色のロングカクテルを飲んだ。
思えば4日間展示場で一緒なのに食事までして、名前は分かるが、年齢やYさんの大学はどこなのか、お互いのことは何一つ話していなかったことに苦笑してしまった。
Yさんは22歳で大学院生、地元は県外なので一人暮らしをしていることが分かった。
振り返ると、キャンペーンガールに対して休憩中でも「いまいくつ?」
「どこの大学?」
「彼氏はいるの?」などの質問は一切しなかったのが、反ってこれが好印象だったのかもしれない。

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