酔っ払った部下と2人きりになり不倫に踏み切った時の体験
2018/01/29
あの日は、取引先の一人と上司二名(部長と課長)と俺との四人で居酒屋で飲んでいた。
※因みに全員男。
取引先の人とは、途中でふけて別のグループに合流する事で既に示し合わせていた。
その人と俺は、別のグループの連中に連絡し、合流すべく落ち合う場所に向かった。
その場所には別の取引先の人二名と、さらに別の上司、部下三名(うち女性二名)とがおり、総勢8名でドンチャン騒ぎが始まった。
相当に酒が入っていたが、当初の取引先の人に別の予定が入ったため、その場は一旦解散となった。
その人を近くまで送って行き、帰ろうとして時計を見ると、まだ23時を少し回ったところだった。
まだ少しだけ飲み足りないと感じたので、男性部下に電話を架けてみた所、彼の家で恵舞子(仮名・女性部下のうちの一人)と飲み直しており、家に来ないかと誘ってきた。
彼の家には奥さんとまだ一才になるかならないかの赤ちゃんがいるはずなので、こんな時間に?と思ったが、大丈夫ですよと言われ、また何だか面白そうなので彼の家までタクシーを飛ばした。
近所のコンビニで安い発泡ワインを買い、彼の家のチャイムを鳴らした。
その後、彼の奥方を交え、俺がその日の当初飲んでいた二人の上司の欠席裁判が始まった。
この手の話題は往々にして盛り上がるもので、気付いた時には1時を回っていた。
いくら何でも非常識に思った俺は、恵舞子を促し部下の家を退出した。
二人ともフラフラになりながら、マンションのエントランスに降りた。
俺と恵舞子の話をしよう。
俺は妻子持ちの、ごくありふれた30台後半のオッサンのナリカケである。
私生活に不満は無いし、むしろかなり幸せな人生を送っている。
勿論、妻を愛してもいるし、多分、妻も少なくとも好きでいてくれている様だ。
恵舞子は20台後半、遠距離恋愛の彼氏がおり、またその彼氏は俺の去年までの部下だった。
彼女の外的特徴は透き通る様に白い肌と柳眉に切長ながらも妖艶な目である。
さらに、スレンダーながら(身長は161cm、体重はあっても50kg台前半)、Fカップ(アンダー不明)というスペック。
勿論、社内でも取引先でも人気があり、俺も憎からず思っていた。
更に、よく解らないが、俺が転勤してきて初めて出会った時から彼女にはタイプです、と何度か言われてきた。
単なる社交辞令と思っていたが、悪い気はしなかった。
ただ、彼氏は信頼の置ける部下であり、また公私共に世話になった事もあり、度を越した邪な感情を彼女に抱いた事は無かった。
ただ二年程前に一度だけ酔いに委せてふざけて抱き合った事があったが、それ以来、それ以上、何もなかった。
だけど、あの日あのエントランスで、その時の恵舞子の胸の感触を何故だか急に思いだし、俺は恵舞子を抱きしめてしまった。
抱き寄せた両腕に力を込めると、恵舞子も両腕で俺の首にしがみついてきた。
妻とは違う女の匂いを久しぶりに近くで感じた。
「キスしていいかな?」俺は聞いてみた。
「…したいけど、マズイです…やっぱり」恵舞子は答えた。
それはそうだなと思い、体を放してエントランスの扉を開け、マンションの外へ出た。
完全にセクハラじゃねえか…明日、どんな顔すりゃいいんだ。
「タクシー、呼ぶから」
「はい、お願いします」恵舞子はそう言って、近くのコンビニに入って行った。
恵舞子の家と俺の家は全く別の方向なので、俺はタクシーを二台手配した。
指定の場所で佇んでいると、恵舞子がコンビニから戻って俺の隣に来るなり抱きつき、そしてキスをしてきた。
一度は拒絶して頭を冷やして来たのかと思ったら、全く逆の行動…正直な所、俺は少々混乱した。
しかし、そのキスが余りにも情熱的だったせいか、頭の奥が痺れて、物凄く動物的な感性が刺激された。
また深夜とはいえ、街角のコンビニ前の交差点で唇を求め合う光景を繰り広げるのは俺にとってはとてつもなくリスキーであったが、そんな事はどうでも良い位頭の中はぶっ飛んでいた。
それ位、衝撃的なキスだった。
こんなキスを最後にしたのは、いつ以来だろうか?とふと考えたが、あまりに昔すぎて思い出せずにいた。
タクシーが来るまでの間、俺と恵舞子は何度も唇を重ね、舌を絡ませた。
まるで、十代のコドモの様に無我夢中で求め合った。
もはや、完全に前戯だった。
タクシーが一台到着した。
恵舞子を先に乗せて、俺も同乗した。
行き先は恵舞子のアパート。
頼んでいたもう一台のタクシーのキャンセルをドライバーに依頼した。
後部座席で恵舞子の肩に手を回し、髪を撫でたり、耳たぶをいじったりした。
そして、運転手にバレない様に、数回唇を重ねた。
多分、バレてただろうが。
アパートに着いた。
彼女の部屋は二階にある。
手を繋いで階段を昇り、部屋に入るなりまた激しくキスをした。
もう、俺は自分を止める事は出来なかったし、彼女も止めようとしなかった。
彼女の部屋に入るのは、勿論初めてだった。
キスをしながら、恵舞子に俺はベッドルームに導かれた。
お互いの着ているものをはぎとった後、もつれる様にしてベッドの上に倒れ、恵舞子は俺を求めたが、俺はシャワーを浴びる事を要求した。
恵舞子はテンションが下がる事を懸念したようだが、俺は恵舞子のオマンコを思い切り味わいたかったし、俺自身を味わって欲しかったので、彼女を説得して二人でシャワーを浴びることになった。
シャワーを浴びながらも、お互いの動きは止まらなかった。
ずっと唇を合わすか舌を絡ませながら、お互いの性器をボディソープで洗った。
洗い終わった後、俺は堪らず恵舞子自身を舐め始めた。
左手は恵舞子の右の乳首を親指と人差し指でつまみながら転がし、右手は指をアソコの中に出し入れしながら、舌でクリを探した。
ようやくクリを探し当て、刺激を与え始めて程なく恵舞子はイッた。
恵舞子の声はかなり大きい。
夜中に随分な近所迷惑とは思うが、仕方がない。
むしろ、そのせいで、こちらの興奮度は高まるのだから、正直、知ったこっちゃないし、ある意味、感動を覚えたのも確かだ。
体に付いた水滴を拭き取る時間も惜しむ様に、二人はベッドに転がり込んだ。
恵舞子の肌には水滴がかなり残っていたし、髪の毛も、随分濡れていた。
恵舞子の体から発せられる匂いは、さっきまで纏っていた香水の残り香だった。
もう、何に興奮しているのか、全く分からない状態に俺は陥っていた。
唇、耳、首筋、乳首へと俺の唇は移動し、両手は、恵舞子自身ともう一方の乳房とを刺激し続けた。
おもむろに恵舞子は俺の肩に手をあて、寝転ぶ様に言った。
「ケイさんはMなんですか、Sなんですか?」
俺が「ケースバイケースだよ」と答えるや否や、恵舞子は俺自身を口に含んだ。
俺のチンコはずっと戦闘状態だったが、恵舞子の唇の動きに益々その硬度が増した。
入れたいと思うや否や、恵舞子自身が俺の体にのしかかって来た。
恵舞子はゆっくりと俺の身体の上で上下し始めた。
次第にその動きは激しさを増し、恵舞子は再び昇りつめた。
俺はまだイク気配がなかったし、途中、二度程元気がなくなりそうになった。
泥酔していたせいで、やたらと、いやむしろこれまでにない位、鈍くなっていたようだ。
恵舞子は自分が昇りつめた後、再び堅さを高めるが如く俺自身を口に含んだ。
「口のなかでもいいよ」
いやいや勿体無い。
「もう少し恵舞子の中にいたいよ」
俺はそう言って、恵舞子を下にした。
俺はこの姿勢が一番好きだ。
髪を撫で、舌を絡ませ、見つめ合いながら、色んな話をした。
「ずっとケイさんの事が好きだったの。
でも、結婚してるから我慢してたの」
恵舞子は少し涙ぐみながら俺に言った。
オイオイ、マジかよ。
この期に及んで嘘はないだろうとは思ったが、やはり複雑な気分だ。
腰を動かしながら、「俺も、もう少し早く恵舞子さんに遇えていたら、今の自分じゃなかったかもしれない」と言っても、説得力ないなぁと思ったが、これは間違いなくその時の本音であって、今もそう思っている。
それから何度か恵舞子は昇りつめたが、俺はそうはならなかった。
彼氏の事は、その間お互いにずっと気にかけていた。
しかし、結局は二人とも動物状態のまま、1時30分頃からおっ始めて、気付いたら3時30分位になっていた。
こんな事はこれまで一度もなかった。
むしろ、俺は早い方だと思っていたから、未だにチンプンカンプンだ。
あたりはうすら明るくなってきていたが、とうとう俺はイケず終いだった。
その日も仕事があるし、お泊まりはいくらなんでもまずいので、心残りだったが俺は家へ帰る事にした。
帰る際に着替えようとした時、Tシャツとトランクスが行方不明となり、とうとう見つからなかった。
ズボンとYシャツはあったので裸で帰る事にはならずに済んだが、彼氏に見つかったら事だから、彼女には見付けだして処分するように頼んだ。
恵舞子の家を出る時に、また激しく唇を重ねた。
もしかすると、もう二度と出来なくなるかもしれないと思いつつ。
タクシーで自宅マンションに着くと、その建物が少しオレンジ色の朝日を浴びはじめていた。
翌日、腕時計を忘れて来た事に気付いて、仕事前に持って来て貰う様にメールで依頼した。
その腕時計をコソコソと受け取る時、彼女の普段通りの自然な様子にほっとすると同時に、ちょっぴり切なさを感じた。
もしかすると、あの時に交した「これは夢かもな」と言…