動物園の依子

2017/06/21

動物園を巡る理由 私には動物のように扱われたいという願望がありました。
ペット禁止のマンションなのに犬の首輪やエサ皿、大型のゲージまであります。幸い人を呼び入れた事が無いので「犬飼ってるの?」など言われることも無く過ごしています。私はそのゲージに入り、動物になります。 お風呂で全身を磨き上げ、お顔の手入れをしてよそ行きのお化粧。手足の爪はディオールの流行色でかわいらしく飾り、長い髪はさらりと流し、あとはスーツに身を包めばすぐ男に声をかけられそうなくらい力を入れて女を引き出します。でも身に着ける物は市販の安っぽい犬の首輪ひとつです。そうなのです。 私は人間の女ということを自覚しながら動物のように扱われるのが感じるのです。ストレスの貯まった週末など、部屋を真っ暗にして寒いゲージの中に裸で横たわり朝まで震えながらオナニーをします。夏の熱い夜も締め切った部屋で汗をだらだら流しながら狭い檻のなかで過ごします。
動物にされてしまった人間の女……そんな姿を見られたいのです。
宇宙人に誘拐されて異星の動物園に入れられた地球人の女といった妄想をして感じてしまうのです。 休みの日には動物園へ行きます。寂れたイナカの「ふれあい動物園」といったところを探して沢山行きました。
秋口にはクルマで2時間ほど掛かる山の上にある牧場へ行きました。ヤギやウシが放牧されている中、未亡人と自分で言って明るい笑いを見せる牧場主の女性と会いました。お客さんの入りそうもない売店でソフトクリームを作ってくれ、「動物ひろば」を見て回りました。
まだ30才という牧子さんは女手一つで夫の残した牧場を運営しているそうです。私より一回り大きい体格の牧子さんはそれでもまだ牧場には似つかわしくない都会の雰囲気が見て取られました。結婚3年でご主人が機械に挟まれて無くなったそうで、牧場の運営は何人かの協力者に支えられているそうです。 「こっちは山鳥とか居たんだけどねぇ、今はどこにでもいるインコとか……つまらないでしょ」
その一角で私は異常な興奮に包まれて立ち尽くしてしまいました。 そこは6つ並んだコンクリートの檻で、4つには鉄格子の上に細かい網が被せられて中には小鳥が数羽ずつ、ろくな手入れもされず、エサと抜け落ちた羽毛と糞が積もった中に居ました。私が見ているのは中の動物が死んだのか、鉄格子の向こうに動物の姿は無く、古い藁が散り散りに敷かれている檻です。奥の扉は半開きになっていて、なんとも寂しい空間になっています。私の眼を釘付けにしたのはその空間と外界を隔てる頑丈そうな鉄格子に針金でかろうじてぶら下がっているペンキの剥げかけた木のプレートでした。
上半分が割れて、読める文字は半分でしたが「…のヨリコ」と書かれています。私の名前と同じヨリコ……依子……。 溶けたソフトクリームが手に伝わり、慌ててハンカチを探していると牧子さんがすっと私の腕を引き寄せ、甲に付いたクリームを舐め取りました。
「あっ」
「ふふっ、もったいない。タオルならあるわよ。どうぞ」
真っ赤になって手を拭きながら聞きました。
「このヨリコって……」
「……かわいがっていたんだけどねぇ……」
それ以上は聞けず帰りますと告げてクルマに向かいました。
「また来てくださいな。寂しい牧場だけどねー」 妖しい牧子さんの雰囲気に、完全に火を付けられた私は夢を叶える決心がつきました。夕方に家へたどり着き、食事をしてからいつもの檻に入る儀式、体を綺麗にしました。ポーチに首輪を入れ、裸の上に直接やわらかい生地のスウエットを着て準備オーケーです。夜に出歩くときはなるべく上下ともボタンや金具の無い服、音のしない服を選びます。色は真っ黒より暗いグレーのほうが目立たないこともこれまで何度かやった野外露出でわかってきました。 牧場に着いたのは夜中の1時、手前の山道にクルマを突っ込んでエンジンを切ります。室内の電灯スイッチを全部切り、ドアを開けてもランプが点かないようにして耳を澄ませます。耳が圧迫されるような無音、なんの気配も感じません。首輪を着けて、自分の姿をバックミラーでチラリと見ます。頭の中に心臓があるようなどきどき音を抑えられぬままドアを開け、クルマからそっと降りてキーをタイヤの下に隠しました。少し肌寒い夜の空気にスウエットの下に隠された乳首が固くしこります。5分ほどの砂利道を静かに踏みながら登りました。 林がひらけた場所まで出ると、右手に牧場を管理している母屋が見え、入り口の軒先に小さく明かりが点いているだけでひっそりと寝静まっている様子。
(牧子さん、また来ちゃいました……)
「動物ひろば」まではかなり離れていてしかも牧場の裏手ですから見つかる心配はありません。
私は音を立てずに敷地の柵をくぐり、中に入りました。
この中には私と動物たちしか居ません。 目当ての一角はおぼろ月に照らされて真っ黒なシルエットになっています。ヨリコの檻には月明かりがわずかに差し込み、昼間と同じように主の居ない寂しさを感じます。裏に回って半開きの扉がちゃんと動く事を確認して服を脱ぎました。軽く畳んで地面に置きます。私は首輪だけを身につけた動物と同じ姿になりました。
心臓が口から飛び出しそうな緊張感、胃がぎゅっと締め付けられて股間に甘いうずきが暖かく拡がります。呼吸が荒くなって息の音を和らげるために口を大きく開けます。あたりの音がキーンと聞こえづらくなり、心臓の音がこだまします。そして自分に用意された檻のドアをくぐったのです。 1メートル足らずのちいさな扉は外から掛ける閂が無くなっていたため完全には閉まりませんが、なんとか扉をふさいで閉じこめられた雰囲気に酔いました。散らばっている藁を集めて座る場所を作ろうと床を探ると、鎖があります。引くと、部屋の隅に繋がっていて、鳥ではなく動物が入れられていた檻だとわかります。鎖で繋いだまま展示していたのでしよう。小さな檻のわりに太い鎖です。留め具を自分の首輪へカチャリとはめました。 四つんばいでお尻を高く上げ、呼吸するように開いたり閉じたりする濡れた花弁を檻の外に見せつけます。ひんやりとした風が膣口にあたり、無防備な内臓をさらけ出している恥ずかしさに震えました。藁に横たわり、鉄格子の向こう、昼間の動物ひろばの様子を思い浮かべて狂った雌となり、ありとあらゆる恥ずかしいポーズを取って快感を貪ります。バターを塗り広げたようになった股間は、ぬるぬると指を滑らし官能の芯を捉えられずにもどかしく腰を振ります。床を這い回り、鉄格子を掴み、惨めな展示動物のヨリコとして客から見られ嗤われている妄想をしながら大きな波を迎え、両足を突っ張らせて藁の中に倒れ込みました。 仰向けになり、荒い息をしながら余韻に浸り檻の中を見回していると、ある異物に気づきました。天井の四隅に、頑丈そうな鉄輪がぶら下がっているのです。気づいて、床の藁を退かしてみました。床にも頑丈そうな鉄の輪が??。ここにも……ここにも。
(動物が遊ぶ木とかを固定するものよね。でもこれってSMルームみたいで感じちゃう)
また気持ちが高ぶり、鉄格子にしがみついて股間を冷たい鉄柱に擦りつけました。 その時、ばん!という音と共に扉が閉まりました。私は飛び上がって硬直してしまいました。
(風?半分開いていたから閉まったのよね)
喉からせり出しそうな心臓の鼓動を抑えて扉を確認しに行きました。扉が開きません。血の気が引きましたが、ガチャガチャ揺すってみるとどうやら風で無理矢理はまってしまったのでは無く、あの無くなっていた閂がかかっているようです。
(そんな……そんな……なんでっ・どうしよう)
パニックを起こして扉の前でへたり込んでいると、鉄格子の向こうに人の気配がします。慌てて床に伏せて目をつぶりましたがその気配は鉄格子にどんどん近づいてきます。うっすらと目を開けると月明かりに照らされた全裸の牧子さんが立っていたのです。 昼間の優しそうなお姉さんは腕を組んでほどよく引き締まった裸体を惜しげもなく晒していました。その堂々とした風格に私は声も出せずうずくまったまま身動きが取れませんでした。
「やっぱり来たわね。あんたがこの檻を見る目は尋常じゃなかったわよ」
「でもどうして……」
「この牧場にはたくさんセンサーが仕掛けられているの。あなたが坂を登ってきたときから気づいていたわ」
「ごめんなさいっ、勝手に忍び込んでしまいました、許してくださいっ」
牧子さんが全裸という異常な状況も理解できず、パニックのまま床に頭をすりつけて謝りました。
「あんたを素っ裸のままここに閉じこめておいて警察を呼んでやろうかしら。そのほうが結構感じるんじゃない?」
「そんな……すみませんっお詫びなら何でもしますから、帰してください」
私はもう泣き伏せるしかありません。 「ふふふっ、あんた今、なんでもするって言ったわよね。それなら考えてやってもいいわ」
「あんたはこの檻で飼ってあげるわ。前の雌豚が居なくなって丁度空いたところだったしね。」
「あ……ああ……」
「あんたは家畜よ。今ここで誓いなさい。私のペットになるって」
私に選択の余地はありませんでした。 首輪を引かれて母屋へ連れてゆかれました。登ってきた坂を横切るとき、私は最後のチャンスと悟りました。私をつなぎ止めていたのは首輪に繋がれた鎖だけで、手も足も自由にされていたのです。夢中で鎖を思いっきり引っ張り、牧子さんの手からもぎ取ることに成功しました。私は半泣きになりながら全速力で坂を駆け降りました。車を止めた脇道に入り、愛車を認めてほっとしつつ、前輪の下に隠しておいたキーを探しました。右…

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