一度限りの過ち・・・のはずでした
2017/06/18
婚約中の一度限りの過ち・・・のはずでした。
でも、そのことから今でも夫以外の男性達との関係を続けています。
結婚前の私はある営業職をしていました。
男性ばかりの中で同じ条件で競争できることにやりがいも感じて頑張っていました。
中にはセクハラまがいの行為や、それとなく身体の代償等を求めるような顧客もありましたが、きっぱりと拒絶して女だからじゃなく自分の力でやることにプライドもありました。
ただ婚約中の彼(今の主人)は私の時間が不規則になるこの仕事を続けること望まず、結局、私は仕事より主人をとり寿退社をすることを選びました。
そんな婚約中の私にある資産家からの大口の商談が入りました。
それまでの経験で個人経営的な顧客にはあまりいいイメージはなかったのですが、獲得したらNo.1になれるかもという想い、最後だからと私が担当させてもらうことに。
顧客は今でいう『ちょい悪おやじ』という雰囲気で、やはりというか多少のセクハラも受けました。
でも仕事は仕事、最後だからと割り切って頑張っていたのに。
そんな時でした、婚約中の彼の浮気が発覚したんです。
(どうして?)
ひどいショックに落ち込みました。
「付き合いだよ」「遊びなんだから」と謝る彼をどこか許せなくて。
(もう破局?でも?もう後任の準備も進んでいるし・・・)
モヤモヤした気持ちが募るばかり・・・。
仕事の方は成約しました。
でも虚しさを感じていた私でした。
そこに顧客である尾崎社長から二人だけでの成約祝いのお食事を誘われたんです。
それまでの接待や言葉尻などからそれがどんな意味かは判っていたつもりです。
普段ならやんわりとお断わりするか上司を入れて対応するのですが、彼への腹いせだったのか、私の中のモヤモヤのせいだったのか・・・。
(これだってお付き合い、万一そうなっても一度くらいなら私だって、おあいこになるだけ。)
そう思ってしまった私は「はい」と答えていたんです。
夜、ホテルのレストランでの二人での食事。
最後に社長が「部屋を予約してるから」と。
私もそれまでに男性経験も4人あり、また彼とのセックスも遠ざかっていて多少の欲求も感じていました。
(割り切ればいいのよ)と、そんな気持ちでした。
でも・・・。
この夜の過ちがその後の、そして今の私の運命を変えてしまいました。
社長に連れられて予約してあったスイートルームに入ると、社長の雰囲気が少し変わったように感じました。
ちょっと怖い感じ。
早く済ませたいと思っていたのに、全く手を出してこない社長でした。
変わりに求められたのは1枚ずつゆっくりと服を脱いで見せる事でした。
社長はソファーに腰掛けたまま、目の前で脱ぎながらジーッと視られ続けるんです。
恥ずかしさのあまり「普通に抱いてください」と思わずお願いしましたが、「一度だけだから目に焼き付けておきたくてね。別人になったつもりでしてごらん」と言われて。
社長の言葉は丁寧だけど威圧感もありました。
それに私もまた、「なら今夜だけは・・・」と思って。
時々ポーズもとりながら言葉に従って脱いでいるうちに、いつしか身体中が火照るのを感じていました。
やがて全てを脱いで全裸を晒していた私。
立ったまま手で隠す事も許されずにゆっくりと回ってみせたり、長い時間視られて続けて、自分の身体が興奮の証を晒してしまっている事にさらに恥ずかしさが募りました。
なのに、言われるままに四つん這いになったり脚を開いたりの格好までも。
開き直り・・・だけではありませんでした。
堪らないほどの興奮を感じて溺れていたような。
羞恥のすべてを晒している私をやっと抱きしめてきた社長。
立ち上がって口唇を重ねられると自然に互いの舌を絡めあっていました。
社長の手が胸やお尻に触れるたびに息苦しいほどの快感と疼きが広がり、完全に火がついていた私。
(早く欲しい。)
そう願った瞬間、急に身体を離されてしまって。
「これを着なさい、忘れられない夜にしよう」と渡されたのはピアスとワンピース、それにパンプスまでも。
訳も判らないまま火照る全裸の身体にそれらだけを身に着けました。
「いつもと違ってやっぱりこういう格好も似合うじゃないか、勿体無い」と社長。
ワンピースといっても極端なミニなうえに深いサイドスリットまで。
上もホルターネックで背中がお尻近くまで開き、横からは乳房までも見えていました。
しかも生地が薄く白くて透けてしまいそうで、ドレッシーだけど非常に羞恥心を感じさせるデザインで・・・。
たった今、全裸を見られたばかりの社長の前なのに恥ずかしさを感じました。
ところが今度はその格好のままホテルの外に連れ出されてしまったのです。
裸の上に恥ずかしいワンピだけの姿で外に連れ出された私。
ジャケットをはおっても超ミニの下半身は晒されたままで、多くの視線を集めていました。
自分の服も下着もバックも部屋の中に残されまま、キーは社長が持ったまま先に歩いてしまうので戻ることも出来ませんでした。
歩いているだけで薄いスカートがめくれてしまうようで羞恥心で何も考えられず裾を押さえ俯きながら社長の後を追うだけで精一杯の私でした。
連れて行かれたのはカウンターにボックス席が一つだけの小さなスナック。
私達以外にはママとカウンターのお客さんが2名だけ。
みんな社長とは顔見知りのようでした。
ジャケットは脱がされたけど、薄暗い室内であることにやっと安堵を覚えていた私。
でもボックス席に座ると下半身は裸同然になり股間の繁みまでも晒してしまう格好。
カウンターからの視線を避けるように横向きに座り、手で隠すことぐらいしかできません。
社長はそんな私にお酒を作らせたりカラオケさせたりして隙を作らせます。
「どうしてこんな?」
「思い出に残るだろう、いっそ大胆に振舞ってしまったほうが楽だぞ」
羞恥心に蝕まれてもう自分がおかしくなってしまいそうになった時でした。
再び社長に抱きしめられ口唇を奪われると、さらに横から手が直接乳房に。
(こんな場所で!?ウソっ!)
だけど、他の人も騒がず普通にしてて・・・。
ただ自分に注がれる視線だけは強烈に感じられました。
一気に全身の血が沸騰したようで・・・。
キスしているほうが顔が隠れるからと、自分からも積極的に舌を絡めあうと、どんどん熱を帯びて、堪らないほど感じてました。
濃厚なキスをしながら胸を激しくまさぐられ、膝もカウンターの方を向わされていました。
官能に身を任せた方が羞恥心を忘れられたていたんだと思います。
人前にも関わらず吐息を洩らしていた私でした。
やがて「どうしたい」と聞かれ、「もうしてください」と言葉にしていた。
でもその場でワンピを脱がそうとする社長に、慌てて「ここじゃなくて別の場所で二人だけで」とお願いすると「その代わりに・・・」と耳元に囁かれました。
首を振っても許してもらえなかった。
わずかに残ってた理性を押し殺して、キスと胸の愛撫からの快感だけを意識するつもりで、少しずつ脚を開いて、ゆっくりと手を伸ばして自分の性器を弄って見せました。
ホテルに戻った後は夢中で激しく求め合いました。
頭を空っぽにし感じるままに快感のままに。
言われるままどんなに恥ずかしい事も格好もして、恥ずかしい言葉も何度も言わされて痺れていた。
初めて連続してイク感覚や、まさしく壊れて死んでしまうかのような絶頂を知りました。
最初は口から、最後には夢中なまま初めて身体の奥深くで直に精液を浴びていました。
その夜は全裸で抱かれたまま朝を迎えていました。
目覚めると身体中に昨夜の激しい情交の痕が。
しちゃった、好きでもないのに・・・割り切りなのに・・・中に・・・。
罪悪感、後悔、そして不安。
一刻も早く部屋を出たくて急いで身支度すると、部屋を出る直前に再び抱きしめられてキス。
段々と激しくなり舌を絡めあうとまた身体に火がついてくる・・・。
(もうだめなのに・・・。)
すると身体の奥から流れ出してきて・・・。
(あぁ・・うそっ・・・。)
身体の芯まで汚れた気分。
一度限りのあやまち??
この先の事を思うと不安がよぎりました。
社長との夜を過ごしてからも彼との婚約は継続しました。
本当なら今度は私が謝り、許してもらわなければいけないのに、やっぱり言えませんでした。
罪悪感を感じながら彼にも抱かれました。
数日たってもあの夜の残影が身体に甦り、体内に社長の精が残っている気がして。
次の生理までは・・・と考えていたけど、彼の求めに拒絶したらいけない気がして。
コンドームをつける彼に胸の中で、「ごめんなさい」と。
ただ彼に抱かれてもあの夜が脳裏に浮かんでしまい、消えることはありませんでした。
イク瞬間はあの夜のことを思い出してグングン昂ぶってイってしまうんです。
そんな私に彼は、「感度上がったね」と喜んで。
本当は自分では抑えてたつもりだったのに。
社長とは仕事上で顔を合わせることも残っていました。
二人きりにならないように配慮し、平静を装っていたけど、密かに身体に興奮が生じてしまうのを感じていました。
ある日社長が会社を訪ねてきた時のこと。
上司の挨拶がすみ、詳細な段の部分に入ると社長は「お忙しいでしょうからいいですよ」と上司を退室させ、応接室で二人きりになってしまって。
社長はあの夜の時の雰囲気に変わり、立ち上がると近づきながら「あの夜でまた女の自…