お兄ちゃん・・・スキ☆

2017/01/18

いままで、ずっとROMだけでしたが,神が多くいらっしゃるので,カミングアウトしたくなりました。現在,妹と同棲しています。
自分が高校二年,妹が高校一年の時のことです。ちなみに妹とは同じ高校です。 妹がある日突然相談があると自分の部屋に来たのです。
どうやら,妹は告白されたらしく,自分に相談に来たらしいのです。ちなみにそのとき,妹に対しては妹としてしか見ていませんでした。だから自分としては,「別にその人が好きじゃないなら断れば良いんじゃないか?」としか言えませんでした。
そのとき妹は,『うんそうだよね……。』と言ったきりでした。

その後妹は断ったらしく,その話は終わったと思っていたのですが再び妹が相談に来ました。
『断ったんだけどしつこいの。どうすれば良いんだろう?』「断ったのにか……,まいったなそりゃ。」と自分にしてもとても気になりました。
「そいつに会わせてくれ。俺が何とかしよう。」『……どうするの?』「話をつけてやるよ。」『だめだって,また喧嘩になるじゃない。』以前喧嘩で大変なことになったので妹も止めてきました。
確かに自分としてもそういう経験があるのでそれはやめることにしました。その後,相手は諦めたらしく妹も相談には来なくなりました。自分もほっとしていたのですが,なんだかもやもやしたものが自分の中にあるような気がしていました。それが何なのかその時はわからなかったのですが,何日か後に嫉妬だとわかりました。それと同時に戦慄しました。(え?つまりどういう事?)(妹のことが好きだって事?)(そんなバカな……)と必死に自分を落ち着かせていたのですが,その後妹のことを変に意識するようになりました。
その後再び,妹が相談に来ました。『……またあの人なの……』と聞いて,ぷつんときました。「……わかった。そいつ,明日の放課後屋上に呼び出しな。」『……どうするの?』「きっちり話をつけるから。」『け,喧嘩はダメだよ!』「それはそいつの態度次第。人様の妹にしつこく言い寄るのがどういうことか,教えてやるだけだ。」と言うと妹は黙ってしまいました。

次の日の放課後,屋上にいました。
どうやって,相手を納得させるか,じゃなければぼこぼこかと考えていると妹が来ました。
「相手は?」『……来ないよ。』「は?どうして?逃げたのか?」と聞くと妹は黙ってしまいました。
ここまで来てなんだかおかしいと感じました。
何がおかしいのかはわかりませんでしたが,漠然としないものを感じていました。
『……嘘なの。』「……え?」『だから,告白されたって言うのは嘘なの!』
「ど,どういうことだよ,それって?嘘っていったい?」『兄さんを試していたの。こういう相談をすればどうするのかと思って。』「な……」びっくりしました。
なぜそんなことをしたのか。
「何でそんなことを?俺は本気で心配したんだぞ?」『・・・・・・・・・・・・』妹は黙っていましたが,ゆっくり言いました。
『……兄さんのことが好きだから……。』「え?い,今なんて?」『だから兄さんのことが好きなの!』と言うが早いか,妹は校舎のほうに逃げていきました。
かくいう自分はさっきの『だから兄さんのことが好きなの。』と言う言葉が頭に響いた状態でしばらくボ?としてました。

やっと我に返って家に帰ると,母から『麗奈(妹の仮名)の様子が変なのよ』と言われたので,さっきのことを思い出しながら,「わかった,麗奈の部屋に言ってみる」と言って妹の部屋に行きました。
中では,妹が机に突っ伏していました。
「おい,麗奈?」『変でしょ?妹が兄のことを好きになるなんて。』「いや,それは……。それに勘違いかもしれないぜ?お前は自分の気持ちに勘違いしているだけかも…」『違うの!』と,突然大きな声で言われおどろきました。
『ホントに,本当に兄さんのことが好きなの,私は。』と言われ,何も言えなくなりました。

『兄さん,兄さんは私のことどう思っているの?』「お、俺は……」自分は本当のことを言うか迷っていました。
正直にこの気持ちを伝えたいと思う一方,相手は妹だという倫理観が頭の中をめぐっていました。
『……やっぱり変かな,こんなの?』と言われたとき,自分の中で,(やはり正直に言おう。
倫理観なんかくそっくらえだ。
)と結論が出ました。
「俺も麗奈のことが好きだ。」『ほ…本当?』「ああ,やっぱり自分の気持ちに嘘がつけない。俺はお前が妹としてじゃなく一人の女として好きだ。」と今から考えればこっぱずかしい事を言いました。
『う,嬉しい!』と妹が抱きついてきました。
ここから妹との関係は始まりました。

妹とそういう関係になってから,何日かは妹と何の進展もありませんでした。
しかし土日に母親が単身赴任中の父親のところに行くことになったのです。
母親がいなくなると、急に今妹と二人きりなんだと意識し始めてしまいました。
妹を見ると向こうも同じようでした。

そして夕食を食べた後,何を話すという事も無く自分も妹も部屋に戻ってしまいました。
部屋で,何もすることが無かったので漫画を読んでいると,『兄さん,入って良い?』と妹が来ました。
「いいよ。」『じゃあお邪魔します。』と妹が入ってきて,自分が寝転んでいたベッドに座ってきました。
「どうした?」『いや,なんか兄さんと話したくなって。』「そうか,俺も何か話したくなってたんだ。」と妹と雑談することにしました。

しばらく雑談していると妹はこう切り出しました。
『ねえ,兄さんは私のこと本当に好きなの?』「?ああそうだけど、どうした?」『だってあの日から何も無いじゃない。何も変わってないじゃない!』「!」『私,考えちゃうの。ホントは兄さん私の事好きじゃないんじゃないかって。無理してるんじゃないかって。だから!』と妹は泣き出してしまいました。
俺は妹の肩を抱いて…………気付いたら妹とキスしていました。

1分もしていなかったと思います。
だけど自分にとっては長い時間に感じました。
「好きだよ,俺は。でも無理やりはよくないと思ったんだ。」『……なら,して。』何をしてほしいのか自分にはわかっていました。
だから、どきどきしながら、「じゃあ先に風呂に入ってきなよ。」と言うと『一緒に入って。』「え?」『だから,一緒に入って。』「……ああわかった。」と二人で風呂に入ることになりました。

風呂に入っている間,俺も妹も何も話しませんでした。
どきどきしているせいか俺は妹の裸をまともに見れませんでした。
そして風呂から出た後,俺も妹もパジャマに着替えて,俺の部屋のベッドに座っていました。
「……いいのか?」『うん,初めてが兄さんなら。』「え?初めて?」『う,うん。そうだけど,やっぱ変かな?』「い、いや俺も初めてだから大丈夫。」「そう,よかった,初体験同士で。」と妹は恥ずかしげに笑いました。
かくいう俺はどきどきして,から笑いしか出来ませんでした。
そして妹はパジャマを脱いで横たわりました。

妹が自分からパジャマを脱いだ時びっくりしました。
「な,何脱いでるの。」『え?するんじゃないの?』「い,いやするにはするけど,俺が脱がすもんでしょ。」『え?そうなの?私は自分からって聞いたけど。』「……誰から聞いたの?」『友達から。』「……あのさ,この前嘘をついたじゃんか。あれお前が考えたのか?」『いや,友達だけど。友達に相談して。』「……その友達知ってるの?俺たちの関係」『うん,……あ,大丈夫だよ,親友だから。誰にも言わないって。』俺は頭が痛くなってきました。

頭を抱えている俺に対し,妹は言いました。
『どうしたの?』「いいか,自分からパジャマをぬぐって言うのは冗談だ。その友達の。」そこまで言ってようやく妹は真っ赤になって脱いだパジャマを抱えてうつむいてしまいました。

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