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叔父と関係を持ったと…叔母に思い込まれて

2017/01/01

私は、叔母が好きではなかった。私の母親の姉とは思えない程の、強欲で心の貧しい女性だった。母親も、自分自身の姉ながら、褒められたものじゃない…と言っていた。 その叔母からは、お正月のお年玉、入学祝い等その類のものは貰った事がない。でも、私の母親は、そんな叔母達夫婦に色々と世話を焼き、贈り物も欠かさない。イヤだった、そんな叔母の家に行く事さえも。 ある時、叔母の子供が私の家に来て、部屋の中で転んだ。「大丈夫」「うん。」私がケガを心配すると、叔母が怒鳴り出した。「ちょっと 下手に触らないでよ ばい菌でも付いたら大変だから。」本当に、イヤな叔母だった。「まったく、こんな所、…

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傷つける指

2017/01/01

朝、学校に出かける私の歩調は軽快だった。ざわめいた教室に入れば、友達の笑顔に囲まれる…。さて、中学校は公立 それとも私立先生は、両親達ともよく話し合って…と念を押す。「あっ、あなたは、よくお父さんと話し合ってね…。」先生は、家庭の事情を察する。私の席、教室の片隅。背の高い掃除道具があって、今にも倒れそうな程。ここで、私は家に戻ってからの事を考えてる。中学校の事、そして…。机に広げられた教科書、真っ白なノート。私は、ノートの上に左手を広げた。ポケットに忍ばせていたカッターを取り出す…。センチ程銀の刃をスライドさせて、薬指に当てた。「痛っ…」でも、声を殺す。教室の片…

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