拉致された少年1

2021/05/27

十数年前で中学1年だったころ、北国の田舎町に住んでいた。
10月の終わりごろの夕暮れだった。
友達と遊んだ帰り道で、急な土砂降りの雨になって、濡れながら歩いていたら、通りかかった車に乗せられた。
田舎の町では、ほとんどの人が顔見知りだったが、運転していたのは、知らないおじさんだった。
若い人だったかも知れないが、子供の目にはおじさんに見えた。
声をかけられ、警戒心の薄い町の子だった僕は、送ってあげると言われ、すぐに乗り込んだ。
しかし車は町の外れにある林の中へと入り、奥まった場所にある空き地に着いた。
そこは廃車が多く置いてある場所で、人気のまったくない寂しい所だった。
車はさらに廃車と廃車の間に空いた場所に止まった。
「すごい雨だね」というと、濡れた髪と服をタオルで拭いてくれた。
おじさんは、僕の下半身にタオルを何度も押し当てた。
そして、なぜかズボンのボタンに手をかけ脱がそうとした。
僕が嫌がると、ちゃんと拭かないと風邪引くからと言った。
仕方なしにズボンを脱がされると、太ももをタオルで拭きながら手で撫でた。
「透き通った白い肌だ。女の子より肌理が細かいんじゃないかな」と言った。
パンツの上からチンコのあたりに、軽く手をあてて「少し濡れてるね」といい、「おチンチンは大丈夫だった?」って聞かれた。
意味が分からなかった。

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