小学校からの知り合い

2019/12/03

暇だから書く
俺が高校の時の話だ、彼女の名はN子にしとく俺とN子は小学校からの知り合いで、何度か同じクラスになったので友達とは
言わないまでも会ったら話す程度の知り合い位の関係だった
ところが高校に上がってから通学する時同じバスに乗るようになり、俺もN子も大人しいほうで友達が少なくて
そのバスに他に知り合いがのってないこともあって喋る頻度が一気に上がった
高一の時は別クラスだったのが高二になった時に同じクラスになって
しかも席も近くなり、高校上がってからの1年半位で一気に距離が縮まった。
高校にあがってもN子は他の派手な女と違って髪とか染めてなくて、胸も大してでかくない
地味な感じの子だったんだけど、足が綺麗だった、たまにスカートからのぞく白いふとももにいつも目が行ってた。地味な子でも、それだけ長く知り合いとして付き合ってると、自然と俺はN子のことを
異性として意識して見るようになってしまって、いつか告白しようとチャンスをうかがってた
そのチャンスは修学旅行にやってきた、旅行中に船で食事をとる機会があったんだけど、乗り物に弱かったらしい
N子は酔ってしまいつらそうだった、俺はN子をデッキで風にあたると楽になるかも、と外へと連れ出し
デッキで二人並んでずっとお喋りしていた。話しているうちに回復したのか元気になったN子を見て
今しかないと決断、告白して見事OKをもらったそれからは週末の休みにデートしたり、一緒に勉強したり、俺にとって初彼女なのもあって結構幸せな日々を過ごしてた
転機は高三になった時、受験だからって理由でN子の親が家庭教師をN子につけた、そいつがA男
最初はなんとも思ってなかった、家庭教師つけられて遊ぶ時間減っちゃうかもねー、受験だし仕方ないかー、と二人して苦笑してた程度だ
6月を過ぎたあたりからだったと思う、N子の反応がなんかよそよそしいというか、俺を避けるようになってきたのを感じ始めた
家庭教師がこないはずの日に遊びに誘っても断られる、一緒に帰ろうとしてもさっさと帰ってていつの間にか教室にはいない、電話しても素っ気無い
そんな日ずっと続いたけど、能天気な俺はN子を全く疑ってなかった、受験でぴりぴりしてるんだろう、むしろ俺ももっと緊張感持たなきゃ
と反省したくらいだ、今思い出してもバカだと思うN子とギクシャクしたまま夏休みに入る、高校最後の夏休みだ、
受験で忙しいのはわかってるがやっぱりちょっとくらいN子と遊びたかった俺は
毎回のように断られるからいっそいきなり遊びに行ってしまえ、とアホな事を考え
アポ無しで彼女の家に凸することにした、手ぶらでいくのもなんなのでコンビニで買い物をした。
N子はハーゲンダッツが好きだったんだ、よく買っておごってあげてた
だけどN子のアパートまでたどり着くと、普段は空いてるN子家の駐車スペースに車が停まっている
N子の父親の車ではない、この車を見た時、初めてすごい不安感に襲われた彼女の部屋はアパートの通路に面している、昼間なのでカーテンは開いていて、レースカーテン(っていうのか?)
の隙間から部屋の中を覗くことができたので、俺はN子の家のインターフォンを鳴らさず、そっと窓から部屋の中を覗き込んだ
N子が見知らぬ男に肩を抱かれてもたれかかっていたうそだろ、という信じたくない気持ちとやっぱりか、って諦めの気持ちとで頭が混乱して
怒りとかより体から力が抜けて、その場にへたりこみそうになった俺は何もできずに眺めていたN子は髪を撫でられるだけで嬉しそうに笑い、キスをねだるように顔を近づけて、何度も男とキスを交わしていた
会話はぼそぼそと聞こえるだけで内容は全く把握できないし、角度の関係で男の顔は見えなかった
そうしているうちにN子は男の足元にしゃがみこんで、ベッドに腰掛けたままの男の股間をまさぐって
男のち○ぽを取り出した、男のものは俺よりでかかったけど、でかさよりも勃起の角度に驚いた
下腹にくっつきそうな位ビンビン、俺のはたっても地面と水平にすらならない位ふにゃっとしてるから
すごい敗北感があったN子はそのち○ぽにキスしたり手でしごいたり、必死で尽くしてた、N子にしゃぶらせながら
上から頭を撫でてる男の偉そうな態度は、ぶん殴りたくなるほど殺意がわいた
しばらくそうしていた後、N子は男の上にまたがって外から覗いてる俺にも聞こえるくらい
大きな声で好き、好き、と甘えた声と表情で、男に媚びて必死で腰を振り始めた
そこまで見ててもう耐え切れず、N子の喘ぎ声を聞きたくなくて、走ってアパートから逃げ出したそれから一切連絡はしなかった、N子からも連絡はなく、2学期が始まる直前になって
N子から大事な話があるからと呼び出された指定されたファミレスにいくと、N子の隣に男が座ってた、アパートでは顔ははっきり見れなかったが
背格好とか雰囲気から、間違いないと思った、A男ですと自己紹介されここで初めて顔を見た、悔しいけど俺よりイケメンだ
席につくなりしばらく連絡しなくてごめん、好きな人ができた、と頭を下げるN子
隣で勝ち誇ったような顔で優しくN子の肩を抱くA男、反吐が出そうだった
今更何を言ってる、浮気してたのはわかってんだ、と怒鳴りつけると
A男がわかってるなら身を引け、もうN子の彼氏は俺だから、と馬鹿にしたように鼻で笑い
こそこそ探ってたのか最低だ、と逆ギレをかますN子、もともと口下手な俺はうまく言い返すことができず
とにかく、バカだのボケだの怒鳴りまくって二人を置いてファミレスから出て行くしかできなかった
他人がみたら間違いなく俺のほうがDQNだそれからは勉強一筋、頑張るつもりだったが、N子という大きなモチベーションを失い
特に夢もなかった俺は受験勉強に身が入らず、Fランの底辺の大学に進学
N子とは冷戦状態のような互いに全く干渉し合わないままで卒業を迎えた、周囲の女子生徒から聞いた話では
「家庭教師をしてくれてた年上彼氏のA男と同じ大学に行くためN子は必死で勉強、見事合格した」そうだ
卒業式で印象的だったのは、N子の「じゃあ、ばいばい」と普通の友達に話しかけるようにかけられた別れの言葉
冷戦とか勝手に思ってたのは俺だけで、彼女にとっては俺は既に無意味な存在で
過去の人で、とにかくどうでもいい存在なんだと、その時はっきり思い知らされた大学では彼女もできず、サークルもはいらず、ゼミでできた数人の友達と適当に遊んで過ごしているうちに4年になり
就職活動がうまくいかなくて、内定がないまま卒業実家暮らしだがさすがにニートはまずいとバイトをしながら、就職活動するフリをし
たまに昔の友達と遊んで適当に過ごしていたら、N子とA男が結婚するという話が友達から流れてきた
真偽を確かめたいがいまさら連絡する気にもなれず、俺はフリーターのままだらだら過ごしてる、終わり.

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