図書館で出会った男の子と神社で激しく求め合った
2018/10/01
アラフォーの平凡な主婦です。
主人には絶対言えない秘密があります。
と言っても不倫や浮気じゃなくて、私の“初めて”の話。
オバさんの初体験なんて興味ないと仰る方は、遠慮なく次の話へ進んでください。
私は小さい頃から大人しいと言うか、地味で暗い子でした。
モテないくせに自意識過剰なのか、男の子に話しかけられると身構えるタイプ。
友達に彼氏ができたとか、初体験を済ませたとか聞くと、内心羨ましいなと思いながら、私には縁のない世界と考えてました。
高校2年の夏休みのことです。
私は文化部所属で、休み中は基本的に暇。
かと言って、毎日遊び歩くほど交友関係が派手でもありません。
そろそろ受験のことも考えなさいよ、と親はプレッシャーをかけてきます。
そんなこんなあって、休みの日中は近所の図書館で過ごすようになりました。
幸い本は好きでしたから、勉強道具を抱えて涼しい図書館の隅に陣取り、勉強に飽きたら本を読んで、また思い出したように参考書を開くことの繰り返し。
うーん、確かに暗い子ですね。
図書館に通い始めて3日目くらいでした。
借りてた小説2~3冊をカウンターで返却してたら、隣にいた男の子が、「あっ、その本、あなたが借りてたんですね」と話し掛けてきました。
初めて見る子です。
たぶん私と同年代。
その子、同じ本を読もうと思ったら貸し出し中で、カウンターで返却予定日を聞こうとしてたようです。
「へえ、◯◯さんの本、お好きなんですか?」
私は何の気なしに聞いてみました。
その作家、父の趣味で私も読み始めたんですが、どっちかと言うと中高年に愛読者が多いイメージ。
自分を棚に上げて何ですけど、高校生が読むなんて珍しいな、と思ったんです。
「母が好きなんです。オバさん向けと思ってたけど、意外と面白いですよね」
「あっ、やっぱりそう思います?」
後から考えると、この時点でもう普通じゃなかったんですよね。
いくら好きな作家が同じだからって、初対面の男の子と気安く話すなんて、人見知りするいつもの私じゃ考えられないことです。
ところが、その日の私は違いました。
自分でも驚くくらい自然な会話。
彼の方も違和感を覚えなかったらしく、閲覧室脇の喫茶コーナーに移動して、ひとしきりその作家の話で盛り上がりました。
男の子は『慎一郎』と名乗りました。
私と同じ高校2年生。
東京に住んでて、夏休みを利用して祖父母宅に遊びに来たそうです。
「この図書館、よく来るの?」
「あ、うん。だいたい毎日・・・」
「じゃあ、また会えるかもね」
慎一郎君の優しい笑顔に、私は思わず真っ赤になってしまいました。
帰宅してからも、ずっと慎一郎君のことが頭から離れませんでした。
食事中もボーッとして、母に、「ボケるには早いわよ」と笑われたり。
慎一郎君は、別に人目を引くようなハンサムじゃありません。
むしろ見た目は地味で、今の感覚ならフツメンと分類されるんでしょう。
好きだった俳優に似てるわけでもないんですが、何と言ったらいいのか、ずっと昔から知ってるような不思議な親近感を覚えました。
私が小さい頃に憧れた従兄のカズキさんに少し似てたせいかもしれません。
従兄は私より8歳上ですが、20代半ばで落ち着いてしまった当時の彼でなく、小学生だった私が思いを寄せた高校時代のカズキさん、という感じです。
翌日、開館時刻を待ちかねるように、私は勉強道具を抱え図書館に行きました。
当時の私は普段からノーメークでしたが、お気に入りのワンピースを着て、髪もいつもより念入りにセット。
自分でおかしくなるほど気合いが入ってます。
朝一番の図書館なんて、いるのはお年寄りと受験生ばかり。
誰かが閲覧室に入ってくるたび、ハッとして入り口を見る自分が滑稽でした。
「また会ったね」
慎一郎君が来たのはお昼前。
彼の顔を見た瞬間、心臓がドキドキして頬がカーッと熱くなるのが分かりました。
前日と同様、閲覧室で並んで読書してから喫茶コーナーで少しお喋り。
「お腹空いたね」という彼の提案で、近くの喫茶店でランチを取りました。
同年代の男性と2人で食事なんて初めて。
舞い上がって味も覚えてません。
食事後、慎一郎君が、「街を見たいな」と言い出して2人で市内を散策。
地方の小都市で有名な観光地もありませんが、川沿いの遊歩道は綺麗です。
誰かの歌じゃありませんが、「これはデートなの?」と自分に問いかけながら、まるで雲の上を歩くようなフワフワした気分でしたね。
日が傾いた頃、自宅近くまで送ってもらい、近所の公園のベンチに並んで腰掛けて、色んな話をしました。
テンションが高かったせいでしょう。
自分でも驚くほど饒舌でした。
慎一郎君は穏やかな笑顔で、私のとりとめない話を聞いてくれます。
今にして思うと、普段大人しいんだから、もう少しおしとやかに振る舞えば、と恥ずかしくなりますが、彼ならどんな話も受け止めてくれそうに思えました。
「じゃあ僕、そろそろ帰るよ」
彼がこう言った時は、真剣に(もうちょっと一緒にいて!)と思いました。
私の泣きそうな表情がおかしかったのか、慎一郎君はニコッと微笑むと、私の肩に手を置きます。
笑顔が近づいてきました。
(えっ・・・?)
ちょっと遅めのファーストキスでした。
心の準備が出来てなかったのもあって頭の中はプチパニック。
唇を重ねたのは10秒かそこらだと思いますが、私は完全に魂を抜かれたように、しばらく呆然とその場に立ち尽くしてました。
慎一郎君の「じゃあ、また明日。図書館でね」という声が、いつまでもいつまでも耳の中に残ってました。
出会ってたった2日で、私は完全に“恋の病”を患いました。
それまでも気になる男の子はいましたが、今回はもう次元が違うって感じです。
寝ても覚めても慎一郎君の笑顔を思い浮かべ、柔らかな唇の感触を思い出してはお風呂でも机の前でも独りニヤニヤ。
完全に変な女だったと思います。
そして翌日、やっぱり開館時刻から図書館で慎一郎君を待ちました。
彼が来たのは前日と同様、お昼頃です。
近くのファストフードで昼食を取り、前の日とは違う方面を散策。
2人並んで歩きながらずっと手を繋いでくれて、私はもう地上3センチくらいを漂ってる気分でした。
この日、帰りに寄ったのはうちの近所にある小さな神社。
もう随分前から神職は不在で、私が幼い頃から遊び場にしてた所です。
無人の社務所には1ヶ所だけ鍵のかからない窓があって、奥は物置のような部屋。
忍び込んだのは5年ぶりくらいでしたが、私にとっては秘密の隠れ家でした。
畳敷きの小汚い部屋に、お祭りの時に使う神具の類が置いてあります。
幼い頃は親に怒られると、ここに隠れてほとぼりが冷めるのを待ったものでした。
もっとも、暗くなると気味悪くて、怒られるの覚悟で家に戻ってましたけど。
「へえ、こんな場所があるんだ」
慎一郎君は珍しそうに神具や部屋の隅にある小さなお神輿を見て回ります。
閉ざされた空間に彼と2人きり。
その事実だけで私の胸は高鳴りました。
緊張を見透かしたように、慎一郎君は私の隣に来ると、そっと肩を抱きました。
前の日よりも熱いキス。
口の中に舌が侵入してきます。
慎一郎君は硬直する私の体を抱き、優しく畳の上に横たえました。
あとはなすがまま。
下着を脱がされ股間を弄られた時は、自分でもびっくりするくらい濡れてました。
慎一郎君は、私の体を知り尽くしたかのような巧みな指使い。
自分で慰めるのとは比べものにならない快感に、私は何度も絶頂に達しました。
「大好き・・・だよ」
囁くような声と同時に侵入してきた彼のモノは、熱くて硬くて大きかったです。
初体験を済ませた友達から、「鉄の棒か何か突っ込まれる感じ」と聞いてましたが、下半身全体が裂けるというか、壊れてしまうような錯覚を覚えました。
もちろん痛かったし、少しですが出血もしました。
でも、それ以上の幸福感に満たされてましたね。
陳腐な表現ですが『愛する人と一つになれた悦び』というやつです。
私が初めてと知って気を遣ったのか、慎一郎君はそれほど動きません。
強く抱き締め、耳元で「大丈夫だよ」と何度も囁いてくれて、最後の方になって慣らすようにゆっくり出し入れした感じでした。
私の方は痛みと緊張と幸福で頭が一杯。
いつ彼が終わったかも覚えてません。
終わってから、彼が血の滲んだ私の股間をティッシュで優しく拭き、いつまでも強く強く抱き締めてくれたのは強く記憶に残ってます。
それからというものデートの帰りは毎回、神社に立ち寄るようになりました。
もちろんセックスが目的。
今も信じられませんが、いつも誘うのは私の方です。
2回目の時はまだ鈍痛が残りましたが、それでも気持ち良さが勝りました。
3回目になるともう完全に快楽の虜。
初体験が遅かったせいか、それまでの鬱憤を晴らすかのように、ひたすらのめり込んだ感じです。
初めてだし比較もできないんですが、慎一郎君は・・・凄かったです。
まるでずっと前から私の体を熟知してるように、着実にポイントを刺激。
毎回、指先と口で何度も何度も絶頂に導かれました。
本当に上手でした。
そして、子宮の奥深くまで貫くかれるような強烈な挿入。
初めはゆっくり、やがて徐々に激しさを増して、途中でグラインドさせるように動かしたり。