親友の義姉

2018/07/03

僕には運命共同体と言える親友がいる。
ただ、友情には色々な関係がると思うが、僕等の場合は少し公にする事ができない「真友達」だ。
「真友達」と出会ったのは、僕がバイトをしていたスーパーだった。
バイト仲間で、当時そんなに親しくなかったカズが、日用雑貨の商品棚を隠れる様にして見ている風景を見つけ、「何やってんの?」と声をかけた所から始まる。
カズは僕を見て人差し指を口の前で立てて「しーっ、静かに!」と言い、小声で日用雑貨が置かれている商品棚を指差した。
そっと覗くと、OLっぽい女の人がノートをぱらぱらめくりながら商品を物色している、そのOLの後ろに30代後半くらいの鬱蒼とした感じの男がチラチラとOLの様子を伺っていた。
『あいつ、盗撮する気だ!』僕はその光景ですぐにピンと来た。
同士は同士を見分けるとでもいうのか、僕は盗撮・痴漢・レイプなど、女に屈辱や恥辱を味合わせる事に興奮する性癖を持っていた。
男は音もなくスッとOLの背後に忍び寄り、腰を少し屈め、ジャケットのポケットからデジカメを出してOLの足と足の間にデジカメを忍ばせた。
OLは男の動向に全く気が付いていない。
自分のスカートの中が撮影されているのも気付かず商品を物色するのに夢中の様子で、男は何回かOLのスカートの中を撮影した。
僕はその光景に滅茶苦茶興奮してしまったが、この性癖を他人に知られる訳にはいかないので、「盗撮だ。どうする、捕まえるか?」と、カズに呟く様に言った。
カズは、僕の質問に答えず、「なぁ、あの女、自分の知らない内に撮られたパンチラ映像で、知らない奴にオナニーされるんだぜ!こういうのなんか興奮しない?」と、逆に僕に聞いてきた。
「・・・まあな。」と、自分の心情を押し殺して素っ気無く答えると、カズは「俺、あーいうのメッチャ興奮するんだよな!」と、熱くそして堂々と僕に自分の性癖を語ってくれた。
『コイツ、僕と同じ趣味なのか?』と心の中で思いつつ、白状するように「僕も、結構好きなんだよな・・。」と、呟いた。
僕を見るカズの目が輝いたように見えた。
「アイツ、見張ろうぜ。」カズが言って、僕も「ああ。」と答え、盗撮魔を追った。
シャンプーを選んでいた若妻っぽい女の盗撮に見事成功、お菓子コーナーの女子高校生2人組みは、撮りやすそうな短いスカートの制服ではあったが、撮るチャンスを見出せず断念、次に生鮮食品をゆっくり見て歩いていたタイトスカートの女を狙って後を付けていたが、女が長い時間立ち止まらなかった為、これも断念。
男は色々な女を物色し何人かに狙いをつけてはいたが、中々慎重で行動に出なかった。
男は店内をグルッと2周して目ぼしい獲物がいないと思ったのか、何も買わずに盗撮だけして店を出て行った。
「すごいもの見たなぁ。」と、カズと言い合い、悶々としたままバイトの時間を過ごし、バイト帰りは同じ趣味を持つカズと盗撮や痴漢などの性犯罪について語りながら帰った。
その事をきっかけに僕とカズは親交を深めていった。
この期間、僕もカズもお互いが本当に信頼できる同士なのか確かめ合っていた。
そんな時、例の盗撮男がまた店に来たのを見つけた。
僕とカズは男の動向をこっそりと見ながら無意味に店内を1周する男の行動に、「また盗撮しに来たな。」と確信を持ち、熱い期待と興奮を込めて男を見守った。
しかし男は何度となく盗撮を試みるも上手くいかず、盗撮魔よりも僕達の方が、「女どもめ!警戒せずにしっかり撮らせてやれ!」等とイライラを募らせていた。
「そうだ・・・。」カズがポツリと呟き、盗撮魔の為にある作戦を僕に授ける。
「それ上手くいったらすごい興奮するな!」と、僕はカズの作戦に乗った。
カズが事務所に行き連れて来たのは、正社員の高木さん。
高木さんは棚卸の時以外は滅多に店内に姿を見せないが、25歳でスタイルも良く、制服姿が中々色っぽい。
そして制服のスカートが膝上のスカートなのでいかにも盗撮魔が狙いたくなる様な女に間違いなかった。
僕はカズと高木さんが来る前に日用雑貨の商品のクリップと、画鋲のケースを開封して商品棚に散乱させ、誰かの悪戯に見せかけておいた。
カズが高木さんに商品棚を見せながら、「ほら、酷いでしょ・・・何個か無くなってるかもしれないから・・・」と言って高木さんに商品チェックと、散乱したクリップと画鋲を片付けて貰うように仕向けていった。
「ホント・・・酷い事する人がいるわねぇ・・・。」と、高木さんは呆れ顔でクリップと画鋲の棚を覗き込みながら整理し始めた。
僕とカズはその場所から離れ盗撮魔の動向をチェックした。
盗撮魔は狭い店内を回りながら獲物を探し、ついに高木さんを捕捉した。
「よし!来たーっ!」僕らの興奮が高まる。
盗撮魔は音もなく作業中の高木さんに近づいている。
「いいね!狙ってるねっ!」カズの実況中継が雰囲気を盛り上げる。
盗撮は周りを見回し、人気がない事を確認すると、スッと高木さんの背後に忍び寄りジャケットから例のデジカメを取り出して高木さんのスカートの中にデジカメを忍ばせた。
「よっしゃ!高木さん撮られたっ!」知人が知らない男に盗撮という痴漢行為をされている光景は何ともいえず興奮した。
「あーあ、高木さん可哀想に・・・俺らに騙されてパンティー撮られちゃってるよ。」と、カズがニヤニヤしながら言った。
盗撮魔は隙だらけの高木さんをたっぷりと盗撮し、高木さんの全身と顔を撮影して去っていった。
『高木さん今日どんなパンティーはいているんだろう・・・アイツ、どんな映像を見てるのかな・・』僕はその事ばかり考えて勃起したチンポが中々冷静にならなかった。
バイトの帰り、僕とカズの猥談は異様な盛り上がりを見せ、「今日、俺んち来ない?すごいビデオ見せてやるよ。」と、カズに誘われた。
「どんなビデオ?盗撮モノ?痴漢モノ?レイプ?」僕が意気揚々に聞くと、「まぁ、見たらわかるよ!だけど、絶対に秘密なっ!」と、カズがニヤリと笑って言った。
カズの家は歴史を感じさせる大きな一軒家だった。
「ただいま。」とカズの声に、家中から「お帰りなさい。」と言う若い女の人の声が聞こえた。
その声の主が玄関にやって来て、「あらっ、お友達ですか?」とカズに聞く。
「うん、友達のヒロ。この人は兄貴のお嫁さんの奈緒子さん。」と、僕を紹介して、声の主を紹介してくれた。
「こんにちわ。」とやわらかい笑顔の奈緒子さんは誰もが振り返りそうなスラリとした和風美人。
僕は照れながら「こんにちわっ・・」と、奈緒子さんに挨拶した。
カズの部屋に入るなり、「きれいな人だな・・」と僕が言うと、「いい女だろ、優しくて綺麗で申し分ない義姉さんだよ。」と、自慢げにカズが言った。

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