妻の裏切りと告白[第6話(終)]

2018/03/01

身体を許してから3回目のデートの時も、店が終わってから男に送ってもらい車の中でキス。
僕が目撃したあの夜だ!
翌日は子供たちと遊びに行く約束をしていたため、そのまま家に帰るつもりだったようだが、男の「車の中で少しだけ一緒に」という言葉でカーセックスをするかも・・・と感じ、一旦家に帰ってシャワーを浴びた。
男の好みの服に着替え、車で近くの暗がりへ・・・。
男に愛撫され身体が熱くなり、そして初めて男のモノを咥えようとした時に僕からの電話で水を差されてしまった。
その時はビックリしたのと同時に“邪魔された”という残念な気持ちが少しあったそうだ。
家に帰って僕に事の真相を問い詰められていた時も、身体の火照りは収まっていなかったらしい。
僕が前戯もなしに挿入した時、すんなりと受け入れたのはそのせいだったのか・・・。
僕の目の前で男の携帯に「家庭があるので、これ以上の関係は続けられない」旨の電話を入れたが、僕がシャワーをしている間に仕事用の携帯から男に「さっきはごめんね・・・少し我慢して」と電話をしたそうだ。
男は「大丈夫。かえってスリルがあって余計燃えるよ」と答えたそうだ。
そのとき妻は、既に私の知っている妻では無くなっていたのだろう・・・。
僕が単身赴任している間「週に3日くらい友達の経営するレストランの手伝いをしている」と言っていたが、実は僕が帰省する第2週の週末だけ店を休んで幸せな妻を演じ、他の週は水商売をそのまま続けていたのはなぜだろう?
何がキッカケで妻は変わったのか?
妻はどのように変わってしまったのか?
妻が話す言葉の裏側にある真実を僕は知らなければいけないと感じた。
妻は細かい描写の告白をとても嫌がったが、僕が「離婚だ!子供たちともお別れだ!」と脅しをかけて、事細かな質問にも正直に答えるよう強制すると(子供たちと離れたくない一心からか)僕の質問に素直に答え始めた。
「感じたのか?」等の質問をするとコクッと頷く妻を見ると、今まで知らなかった妻の本性が少しずつ見えてきた気がした。
男は私よりも7歳年上で、身長181cm、色黒のいい男。
妻と13歳の女の子がいるそうだ。
家は横浜にあるが、仕事で遅くなった時の寝泊り用に会社の近くに1LDKのマンションを所有している。
付き合い始めて3ヶ月位経った頃、妻は男のマンションに行った。
白で統一された室内は綺麗に手入れされており、あまり生活感を感じないリゾートマンションのようだったそうだ。
妻はこんなセカンドハウスが欲しいと思ったらしい。
リビングでワインを飲みながらしばらく談笑。
それからベッドルームに行くと、そこには3台のビデオカメラが用意してあった。
3台ともベッドに向けて三脚で固定されており、それぞれAVケーブルで3台のテレビモニターに繋がっていた。
妻はこれが何を意味するのかを察し、身体の芯が「ッ・・・」と熱くなったそうだ。
男は妻をバスルームに案内し「シャワーを浴びなさい」と命じた。
妻がシャワーを浴びバスローブを羽織ってリビングへ行くと、男は「服を身に着けてベッドで待ってて」と言い、シャワーを浴びに行った。
その日は膝上20cm位の黒いレザーのタイトスカートにサテン地のブラウス、下着は白。
靴も5cm程のヒールのパンプスと指定された。
まるで秘書のような『いでたち』だ。
この男にはSEXごとにテーマがあるようだ。
シャワーを浴びた男はビデオカメラとテレビのスイッチを入れた。
3台のテレビモニターが一斉にベッドの上を映し出す。
男は妻をベッドに座らせ、優しくキスを始めた。
ブラウスの上から胸を揉み、光沢のあるストッキングに包まれた太腿を撫でる。
ビデオ撮影されながらの愛撫に妻は異常な興奮を感じ、すぐに濡れてしまったらしい。
男は服を着たままの妻を立たせるとストッキングの股間の部分を破り、パンティーを横にずらし、妻の左太腿を抱えると向かい合って立ったまま挿入。
妻は足が長いため僕にはなかなか出来ない体位だが、男は大柄なためスムーズに挿入されたそうだ。
チークダンスを踊るように静かに抱き合いながら腰を突き出し、妻もその動きに合わせて腰を振った。
やがて男は妻をベッドに寝かせるとブラウスのボタンを外し、ブラを上に押し上げ、露わになった胸を円を描くように揉みながら乳首を吸う。
破れたストッキングを剥ぎ取り、スカートを捲り上げ、パンティー越しにクリトリスを刺激する。
妻はうっとりと目を閉じていたが、男が突然「目を開けて」と言った。
目を開けた妻の視線の先には、ライトを浴びて輝きを増したサテンの下着や脱がされかけのブラウスを身に纏い、虚ろな目で男に抱きかかえられた妻が映し出されていた。
そんな自分の姿に妻は「いやらしい・・・」と感じたそうだ。
頃合いを見て、男は妻が纏っているものを全て取り去った。
そして妻の足を大きく広げて、そのまま動きを止めた。
恐らく妻のあそこを視姦していたのだろう。
妻は「とても恥ずかしかった・・・」そうだ。
それから指を入れてGスポットと呼ばれる部分を刺激する。
妻は思わず「アぁぁ~」と声を出してしまったそうだ。
妻が陶酔の世界に身を委ねていると、突然アナルに冷たい感覚を覚えた。
男がアナルにローションを塗ったのだ。
そして遠くで「ジーッ」という音が聞こえてきた。
わずかな不安が頭をよぎった瞬間、何かがアナルに侵入してきた。
軽い痛みを伴って、それは奥へと突き進む。
そしてアナルの奥でバイブレーターがくねくねと動き始めると「気を失う程の興奮に襲われた」と言う。
僕は気が強い妻の性格を『サド』だと思っていたが、実は『マゾ』だったことにやっと気づいたのだった。
そんな妻の様子を見ながら、男は妻に挿入した。
『2点同時征服』という訳だ。
僕も妻と結婚する前、“やるだけの女”と付き合った時にアナルを経験していた。
あそことアナルは薄い皮1枚?で仕切られており、入れている時にアナルに指を入れると指の感触がアレに伝わってきて興奮が倍増される。
「ゆっくりと腰を送っていた」と言う妻の言葉からも判るように、男も興奮が倍増していたに違いない。
ただでさえ締まりのいい妻のあそこにバイブの振動が加わっているのだ。
ピストンのスピードを上げれば、すぐにフィニッシュしてしまっただろう。
興奮が倍増するのは女も同じようで、妻も何度となくいってしまったそうだ。
やがて男は妻の身体からアレを引き抜くと妻の口に押し込み、そのまま口の中に欲望の塊を流し込んだ。
初めてのフェラが口内発射だったという訳だ。
男の「飲め!」の一言で妻は男の精液を飲み込んだ。
その時、男の精液がとても愛おしく、とても美味しいと思ったそうだ。
僕も何度か妻の口の中に出した事があるが、いつも嫌がっている様子なので「ごめん・・・すぐにうがいをして!」と言ってしまう。
本当は「おラッ!飲めよ」と言いたいのだが、言える訳がないと思っていた。
でも、それは僕の勘違いで、妻は喜んでいたのかも知れない・・・。
男は交際を始めてから、わずかな時間で妻の本質を見抜いていたのだ。
そして、そんな男に妻が惹かれていったのも無理はない・・・と僕は思った。

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