(続)仮名・はなださんのアパートで…

2017/06/30

「私、ずっと!!はなださんのことが好きでした!!」
私は、はなださんに告白をした。はなださんは、身動き一つしない。私は、背中をクンクンしながら待っていた。
「俺もくどうのことが!!」と言って、ガバァッと来てくれるのを待っていた。「俺もくどう、好きだよ」
と、突然返事が聞こえた。
「本当ですかー!?」
私は思わず、大喜びで聞き返した。
「本当だよ」
と言われて私は、
「きゃー、両思いですね!じゃあ、さっそく!」
と言って、はなださんのジャージを脱がせる。
…はずだった。「え!?さっそくって、何?ちょっ、冷蔵庫にしまうの途中だよ」
「あっ、そうですね」
私は惜しみつつも背中から離れて、はなださんの横で、冷蔵庫にしまう動作を見つめていた。
はなださんの好きなウインナーも運ばれて、冷蔵庫に並べられた。
そして、作業は終了した。冷蔵庫の扉をパタッと閉めたあと、はなださんが私を見つめてきた。
突然見つめられて私は、驚いて動けなくなった。
「終わったよ」
「そーですね…」
「あれ?さっきの勢いはどうしちゃったの?」
「どーしちゃったんでしょう…」
なぜか、見つめられると緊張してしまうようだ。「くどう、男として俺が好きってこと、だよね?」
「そーです!好きでしかたないですよ」
「そうなの?嬉しいなあ。俺もくどう、大好きだよ」
「え!?大好き?まさか、幻聴じゃないですよね!?」
「ははは。なんだよ、それ。本物だよ」
私は驚いていた。
私とはなださんが、まさかのミラクルなロマンス展開になって、驚いていた。すると突然、はなださんがガバァッと来た。
「きゃ」
私は、またも、驚いた。
「夢みたいです」
「夢じゃないよ」
「本物に?夢じゃないですよね…」
と言って私は、はなださんのチンチンを握った…。
「ええっ!?」
「きゃっ。ごめんなさい」
はなださんが驚いたみたいで、私も驚いた。
「いや、いいけど…、びっくりした…」
「ははは…」
私はなんとなく笑っておいた。
そして、はなださんの胸をクンクンと嗅いでいた。もう少しつづく

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