後輩の女子社員がノーガードに・・1/2
2017/03/09
東京出身でいきなり地方支社に配属された。
この土地に来てから彼女無し。
K:26歳、同じ課の一期後輩。
転勤して来て一年。
東京出身で、俺とアパートも同じ、転勤で彼女をなくした。
常時べったりツルみはしないが、社内では公言しにくい所へ一緒に遊びに行く仲間。
社員寮ではないので近所に会社関係者はいない。
ユカ:22歳、Kと同期入社。
地元出身の子。
十人ほどの女子社員の中で一番のルックス。
営業二課のT主任が結婚休暇を取ると聞いた時、そのお相手は当然業務課のユカだとばかり思いました。
上手く隠しているつもりだったのでしょうが、よほど鈍い者以外は二人の関係に気付いていました。
なにしろ、同じ日に有給を取ったり、T主任の一泊出張時にユカが休んだり、もちろん二人が一緒のところを直接目撃した奴もいました。
不倫でもなければ社内恋愛が禁止されているわけでもない。
別段支障もない筈なのに、妙にコソコソすることで、周囲からは反感を持たれていました。
ついにその二人が結婚か、という俺の想像は大ハズレでした。
主任の結婚相手は会社とは無関係な女だというのです。
遊び人には見えない人でしたが、上手く二股を掛けながら社内にグチャグチャを持ち込ませずに別れたとは大したものです。
一方のユカは、いい笑い者です。
ユカは女子社員の中で一番のルックスでしたので、告ってフラれた男もいまして(俺はそこまで熱を上げてはいませんでしたが)、こうなると可愛さ余って憎さ百倍とばかりに冷酷に笑えたりするのでしょう。
ユカもやはり居づらいのか退職することになりました。
ユカの退職まであと数日というある夕方のことでした。
珍しく俺とKが二人で営業回りをし会社に戻る駅の改札で、退社して来たユカと顔が合いました。
その頃は通勤さえも他の子と一緒になるのを避けて最後に会社を出ていたようです。
Kはごく普通に彼女を飲みに誘いました。
「ここの支社の同期って俺たちだけじゃん。俺が転勤して来た時、うちの課の歓迎会にユカちゃんも出てくれたし、これから軽く送別会やろうよ。Fさんもいいでしょ?」
「えっ?ああ、そうだな。ユカちゃんにはうちの課の飲み会にもずいぶん付き合ってもらったもんな。三人で行こうか」乗り気そうではないものの、拒絶もしないユカを二人で口説き落として改札口でUターン。
会社には連絡を入れ、直帰の許可を貰って遊びモードに突入です。
飲むのも食うのも喋るのもローペースだったユカも次第に調子が出てきました。
俺たちも会社関係の話題を不自然ではなくスルーし、彼女を盛り立てました。
元々酒の席では飲んで陽気になる子でしたから、最近のフラストレーションの反動も現れたのでしょう。
アルコールで顔を真っ赤にしながら年上の俺たちにカラミます。
社内では、~~さんと呼んでいる俺たちも~~チャン扱いでした。
かと思えば泣きそうになったり、ケタケタ笑ったり。
よほど抑えていたものがあったのでしょう。
軽い送別会の筈があっという間に三軒目のカラオケ屋、そこでもユカは歌いまくり、合間に居眠りです。
もう0時も近く、明日も出勤ですからそろそろ引き上げようか、と打合わせる俺たちに「まだ遊ぼうよ。同期と一期先輩と一緒なんて最初で最後だもん」と駄々をこねます。
店を出てからも、帰らないと頑張る酔っ払いを放り出すわけにはいきません。
○○区△△のあたりという程度にしか彼女の家を知らない俺たちとしては、強引に自宅前までタクシーで乗り付けることも出来ません。
「ほらー、どうした飲もうぜFチャンKチャン」と一人で盛り上がるユカは、「あ、二人で同じとこに住んでるんだよね?よーし、家庭訪問しよ~。そこで飲も。招待しなさいよ」と言い出しました。
二人で相談します。
しばらくすれば酔いも醒めて帰る気になるだろうから、それから送って行こう。
最悪帰らないことになるなら、どっちかが部屋を明け渡してもう一方の所に避難して寝れば誤解されることもないだろう、と。
(この相談中、もしかして・・という邪念があったのかどうかは実はよく覚えていません。Kの本音も果たしてどうだったのか)大した距離ではありませんがタクシーを拾い、やがて俺たちのアパートに到着。
口は回るものの足元が覚束ないユカを左右から支えて二階のKの部屋に向かいます。
三階の俺の所まで引っ張り上げるのは大変だから、と主張して押し切りました。
「汚れてますよ」とKは言いますが、常時大爆発の俺の部屋と汚れレベルが格段に違うことはよく知っていましたから。
きちんと片付いているKの部屋に入りテーブルの所にユカを座らせると、ユカは珍しそうに部屋を見回していました。
「さすがKチャン、綺麗にしてるね。いい旦那さんになれるよ。Fチャンの部屋にもあとで招待してよ」
「ダメダメ。俺ん家は入ると遭難しちゃうんだよ。俺でも危ないんだから」
「あー、女隠してるな。検査だ検査!」
「ゴメン、これしかなかった」何本かの缶ビールを持ってKが台所から戻って来ました。
「いいよ、それで。乾杯しよ、乾杯」と浮かれるユカ。
「俺の所にも何本かあるよ。もうそれほど飲めやしないだろうけど取って来るから、やってろよ」そう言い置いて俺は三階に上がりました。
自室に戻ったついでに暑苦しいスーツを寝間着兼用のスウェットに着替え、ビールとジュース、水のペットボトルを抱えて再びKの部屋へ。
そこで目に飛び込んで来た光景は座ったまま抱き合いキスしているKとユカの姿でした。
ヤベエ、と方向転換しようとする俺に気付いたユカは、「おかえりー、遅いぞ。Fチャンも早くこっちおいで」とあくまでもご陽気に手招きします。
Kはちょっとバツの悪そうな顔でしたが「遅いっすよ。裏切って寝ちゃったんじゃないかって思ったよ」と俺を呼びます。
「なんだよ、邪魔したみたいだな。俺は消えるわ。野暮なの嫌い」
「違う違う。今のはねえ、今日のお礼のチュー。ホント、楽しかったもん。Fチャンにもしてあげるよ。ほら、おいでおいで」
「ユカちゃん、こんなに酒癖悪かったのか?キス魔かよ」
「そうじゃないよー。送別会してくれた二人にお礼の気持ちだよー。やっぱり持つべきものは同期だよね」
「俺、同期じゃないんですけど・・」
「あ、ひがんでる。じゃ、センパイにお礼しまーす」
「へいへい、そりゃ有難う」テーブルの上に持参の酒を置く俺に向けてユカは唇を尖らせて突き出して来ます。
そこへ一瞬だけチュッとしてユカの隣に座りましたが、「こらあ、受け取る気持ちがこもってなーい」とNGを出されました。
「すみません。それじゃ気持ちを込めていただきます」改めて長目に唇を押し付けました。
ユカを真ん中に挟んで座った三人。
ビールをチビチビ舐めながら、やれお礼だお返しだお祝いだ香典だと意味不明の名目を付けて、ユカは上半身を左右交互にひねって俺やKとキスを繰り返しました。
それが次第にディープさを増します。
お互いに首に腕を回し、舌をねっとり絡めたり唾液が行き来きしたり。
エロエロな空気が漂い始め、キスしていない方はユカの足や尻を撫で回します。
ユカの赤らんだ顔はアルコールのせいだけではないようでした。
目も眠気以外のものでトロンとしています。
口元からは切な気な喘ぎが上がります。
ブレーキは徐々に緩み、いつのまにか俺たちの手は遠慮なくスカートの中に差し込まれていました。
ユカもそれを拒否しません。
俺とKの手は時にはぶつかり時には譲り合いながらパンストに包まれた内腿をなぞりながら這い上がり、突き当たりに到達しました。
パンストの弾力に阻まれながらもそこを撫でます。
ユカは尻をモジモジと動かしていましたが、それは愛撫を避ける為というよりむしろ的確に刺激されていないことへの焦れだったのかもしれません。
もちろんもっと過激に攻めたい俺たちも焦れていましたけれど。
邪魔な物を早く取り払いたい俺たちでしたが、連携実績のない四本の腕ではその作業が効率的には進みません。
Kとディープキス中のユカの耳元へ俺は囁きかけました。
「苦しい?脱いじゃおうよ。ユカちゃんのもっと可愛い姿を見せてよ」反対側からKもすかさず援護射撃。
「恥ずかしがらなくてもいいよ。俺たちで気持ち良くさせてあげるよ」二人とも客に対してこれほど熱心な営業トークを展開したことは無かったのではないでしょうか?その甲斐あってか彼女は自分の手でホックやファスナーを外し、スカートを脱ごうと腰を浮かせます。