俺は妹の人生初ちんこ[前編]

2018/02/16

珍しく憂鬱そうな顔をした妹が、リビングでぼーっと天井を見ていた。
妹は19歳、介護系の専門学校に今年から通い始めている。
どちらかいえば考えるより行動が先の妹が、考え込んでいるなんてかなり奇妙だ。
「どうかした?」
後ろから、ちょっと声を掛けてみる。
「あっ、兄ちゃん・・・」
妹は困ったなぁって顔をしていたけど、悲しげとかじゃない表情。
どうやら失恋したとか、そんな風ではない。
安心して、相談に乗ってあげられそうだ。
妹はちょっと一息あけて、こう言った。
「明日さぁ、ちんこ触んなきゃいけないんだよ・・・」
「はぁ?なんだそれ?」
ちんこって、あーた。
「明日、介護実習でさぁ。老人介護の施設行くんよ。一日、担当したご老人の介護するんだけどさ、下の世話するジャン。そうなるとさぁ、人生初ちんこ触るわけなんですよ」
なるほど。
ん?人生初ちんこですか?
彼いたじゃん、高校生の時さ。
そんなことを思いながらも、さすがに人生初ちんこに関しては突っ込んで聞くわけにも行くまいと思いつつ・・・。
「でもな、介護ってのはさ、そういうもんだろ。それを分かってて、その道に進んだわけだろ」
我ながら、馬鹿みたいに正論を言ってみる。
「そんなことは、分かってるよ。うん。介護ってのは、大変で、辛いから、こうやって事業になって、大きなお金が動いて、人が必要とされてるってのは。だから、のほほんとしてる私でも、しっかり稼げるかと思ったんだけどね」
うっ、俺よりちゃんと考えてやがる・・・。
ちなみに俺はアルバイトしていた本屋を、大学卒業後、スライドして社員に。
給料は・・・実家暮らしでよかったと思う程度。
「じゃあ、なに悩んでるんだよ?」
「悩んでないよ。ただ、悲しいのよ。なんで人生初ちんこが、ご老人のちんこなのかしら」
「誰のかわかんない、ちんこよりはいいだろ」
妹は唇を尖らせて「なんで私が、誰のちんこか分かんない、ちんこ触んなきゃいけないのよ」と、呟いている。
ちょっと頭が痛くなった。
「あのなぁ。お前も女なんだから、ちんこ、ちんこ連発すんなよ」
「じゃあ・・・おちんちん?」
「それもなぁ・・・」
なにを思ったのか、妹はいきなり立ち上がり「ペェニースッ!」と変なドイツ語風発音で叫んだ。
「ちょっと、お前っ」
「ペェニースッ!ペェニースッ!ペェニースッ!」
俺のつぼに入った。
腹が痛い・・・。
妹は調子に乗って「ダズ、イッヒ、ペッ、ペッ、ペェニースッ!」とか、ワケわかんなくなっている。
ちょっと喘息の発作が出そうなくらい笑った。
ひとしきり笑った後、リビングのソファーに二人並んでのんびりと話し始めた。
高校の時の彼に関しては、妹から話してくれた。
「なんか、まだ早い、まだ早いって感じで、キスして、手を握って満足してたんだよね。ん、向こうは満足してなかったかも。なんか、恥ずいね、こんな話。だから、人生初ちんこはご老人のちんこなのよ」
なんだかなぁ。
「ペェニースッ」と言ってみる。
「ペェニースッ」と言って返してきた。
そんなこんな話していて、俺はちょっとソファーから立ち上がった。
「兄ちゃん、どこ行くの?」
「ん、ちょっと」
妹はニヤリ、と笑った。
ニヤリって文字が浮かんでそうなくらいニヤリと、笑った。
「トイレ行くんでしょ?」
・・・そんな話になったら嫌だなぁと、薄々思っていた。
「だったら、どうだって言うんだ?」
「私の人生初ちんこにしようかと・・・」
急に心臓がバクバクした。
自分でもビックリするくらい、ドキドキした。
すんなり、気の利いたギャグで返せれば良かったんだけど、妹の「人生初ちんこにしようかと・・・」にすごくグッときていた。
思えば、この時、人生で初めて妹を異性として意識したのかもしれない。
「馬鹿を言うなよ。大体、あれだ、うちのトイレは二人では入れませんよ!?」
「トイレが二人で入れないのが問題ですか?」
「なんか、期待してませんか?」
妹はニヤリと笑ったまま、いや、心なしか顔が赤くなっていた。
妹はちょっと考えて、思いついたことを次々口にする。
「どうする?お風呂なら大丈夫かな?」
「なにが大丈夫なんだよ!俺の気持ちも考えろよ!」
「あのねぇ、介護ってのはそういうもんじゃないでしょ。介護する側も、恥ずかしいとか、汚いとか、そんなの思わないの!だって、そんなこと思ったら、安心して介護を受けられないでしょ!」
なんか、急にテンション上がり気味じゃないですか?
「それにね、おじいちゃんとかでも、ちんこ触ると大きくしちゃう人とかいるんだって。でも、それはしょうがない事らしいの」
なんとなく頷いて、「男って、おしっこ我慢してると立ちやすくなるんだよ」と、へんな予防線を張った。
妹は眼が笑ったまま、真剣な表情を作ろうとしている。
「兄ちゃん、もし兄ちゃんが両足折ったりして入院したらさ、きっと私が付き添いに行くと思うんだよね。そん時ちんこ触るか、今触るかの違いジャン」
「両足折ったりしませんから」
「じゃあ、両足折られるのと、ちんこ触られるのどっちがいいのよ!」
なんですか、その究極の選択は?
「・・・ちんこ触られるほう」
「ほら見ろ!さっさとお風呂場行くよ!」
本当のこと言うと、ちょっと触らせてみようとか、この時点で俺も考えていたと思う。
この1年くらい彼女もいないし、風俗も行かないので、なんか悶々としていたのも事実。
しかし、妹相手に「ちんこ触らせてみよう」とかって、思いついたこともなかった。
というか、普通考えませんよ、現実世界では。
でも、正直、おしっこするのを見られるのはキツイ。
「なあ、その、触るだけならトイレ行った後でよくないか?」
妹は首を振る。
「だめだよ、それじゃ意味無くちんこ触るみたいジャン。明日の練習を兼ねたほうが、いいでしょ。いいのよ。うん」
変な納得の仕方をしている。
俺の気持ちの整理も、その変な方法論で解決してください・・・。
なんか夢見心地というか、頭の回転が止まったまま妹と一緒に脱衣所に入った。
妹は俺の顔をジーっと見ながら「ここで下だけ脱いじゃおうか?」と言った。
「えっと、あれだ、湯船にして流しちゃおう。全部脱がなくてもできるからさ」
いきなり下を脱ぐほど、決意ができていませんよ。
「そっか、立ったまま出来るんだよね。便利だよね。うん」
便利だと思ったことは今までなかったなぁ。
二人で浴室に入る。
「さて・・」
妹はちょっと緊張の面持ち。
「それでは、介護を始めます」
手術をするわけじゃないんだから・・・。
正直、勃起したらどうしようと思ってたが、とてつもない緊張感から、そんな心配は無用だった。
それより、思った以上に小さくなってる・・・。
えーい、こうなったら思い切るしかない。
思い切って、ジーンズの前を開け、パンツと一緒に下ろしてみた。
ちらっと妹を見ると、じーっとちんこを見ている。
むぅ、はじめましてこんにちは。
何を思ったか、“がっ!”と、ちんこを掴んだ!
「・・・」
「・・・」
「思ったより小さいね」
正直な意見が、人を傷つけることもあります・・。
妹は、ちんこから目を離さない。
何を考えているんだろう・・・。
一呼吸おいて、冷静に考えてみると、妹に、風呂場でむき出しのちんこを握られているのがすごく馬鹿馬鹿しくなった。
ちょっと、開き直りも入ったのかもしれない。
妹がちんこを握っている感覚が、だんだん身にしみてくる。
「人生初ちんこなわけですが、感想は?」
「あーっ、えーっと。変な感じ。面白い触り心地」
そう言って、にぎっ、にぎっと手を動かす。
うひーっ!それヤバイです!
「ちょっと、まて、動かすな。動かさないで。動かさないでください」
「ふむ。でもあれよ、大きくなっても冷静に対処するのが介護だから」
そう言って、にぎっ、にぎっと強く握る、弱く握るを繰り返す。
なんか話が変わってませんか?
いったい、何がしたいのですか?
大きくなるのが見たいのですか?
こうなったら、大きくなったちんこを見せてやろうじゃないですか。
というか、刺激に負けて、勝手に大きくなってきました。
まあ、にぎっにぎっと、強く、弱くを繰り返してるだけなので六分咲き程度ですか。
通常時、ちょっと皮カムリ気味なんですが、完全に頭部分が覗いてきた。
妹は、頭部分が覗いてきたのに反応して、鼻を膨らませた。
「兄ちゃん、おしっこ出そう?」
妹は正面から、俺のを握っているのでこのままおしっこすると、確実に浴びてしまう。
「いや、そりゃ、トイレ行こうと思ってたから、出そうと言うか、えーっと」
正直、出ない。
この六分咲き勃起状態ではなかなか出そうでも出ないでしょう。
妹は、ちんこを握り直しながら、俺の背後に回った。
背後に回るときに、にぎっ、にぎにぎっ、握ってる感じで、今までの強く、弱くの握り直しではない新たな感覚で、ちんこが八部咲き程度に成長しましたよ。
妹は背後に回ると、俺の右の脇の下から顔を出してちんこを確認している。
右手で根元を握り、左手で、ちんこの頭をきゅっと包んだ。
「これなら、おしっこしても飛び散らないよね」
頭部分を包んだ左手を、きゅっと動かした。
満開勃起。
ちんこがビクン!と動いたのを、確かに妹も両手で感じていた。
脇の下から出した顔を、俺のほうに向けた。
妹は目を大きく見開い…

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